国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

FF II アーカイブ

2007年3月24日

新しい4人組です

私はまたしてもFF初心者であることを露呈してしまったのでした。そう、ファミコン版は知りませんが、GBA版のこのFF1では、全滅すると最後にセーブしたところからストーリーが再開されるという「死」という概念に即したインターフェイスを取っていたのでした。決して「おお、エフエフよ死んでしまうとは情けない。」なんて王様が声をかけてはくれないのです。そんなドラクエのぬるま湯(?)に浸かっていた私には、この死んだらデータは救出できないという冷たい仕打ちに耐えることができず、FF1を捨てて、ついにFF2に乗り出したのでした。

思い出しちゃうんですよ、かつてパソコンのOSがMS-DOSだったりWindows3.1だったりした頃のことを。貧弱な環境でこれらのOSの上で文書を作成したり、絵を描いたり、プログラムを組んだりしていたわけですが、昔のパソコンってのは、突然止まるのが当たり前だったんですね。いや、マシン環境のメンテナンスが不十分だったり、無茶な量の計算をさせたりするのが悪かったというのもあるのですがね。今のWindows Vistaからは考えられないような挙動をとることが多々あったのです。気がつけばブルーバックなスクリーンになってたり、気がつけば画面が意味不明な英数字で埋め尽くされたり、そりゃもうひどいもんでした。だから、作業中のファイルは突然死するのが当たり前だったのです。今はWordで文書を書くと作業中に勝手にバックアップをとってくれたりしますが、昔のパソコンではリソース的にそんな親切さは受け入れられなかったのですね。10時間かけてレンダリングしていた3DCGが残り数十ラインの描画を残したところでPCが固まったら、もう10時間かけてやり直すしかなかったのですよ。一日かけて作った私の大作が、こまめに保存をしていなかったがために突然全喪失・・・なんてことは多々あったのです。まぁ、もう一日かけて作り直すと、もっといい物ができたりもしましたが、それとこれとはまた別問題ですよ。死んだらデータが全て失われるというのは非常に効率が悪いのです。

ファミコン版のドラクエ3の「ぼうけんの書」がよく消えるというのは、よく知られていたと思います。大体、私の友達はサマンオサのボストロールを退治するあたりで被害にあってましたね。今でも友達との間で語り継がれています。それこそ、「そして伝説へ・・・」といった感じで。でも、ドラクエには、私らは愛を持ってましたから、最初からやり直せたんです。もう、ぼうけんの書は消えるものとして、覚悟の上でやってました。復活の呪文だって写し間違えれば同じでしたが、やはり、粘り強くプレイできました。

でも、FFに新規参入したての私には、まだそこまでFFへの愛が育っていないのです。せいぜいガーランドを倒すところまでの旅でしたが、消えてしまった時間が取り戻せないのは耐え難いことなのです。っていうか、ソウル・オブ・カオスに臨むはずだった前の4人もできることなら返して欲しいです。
とまぁ、そんな感じで、FF1のことは暇なときにレベルを上げて話を進めて、「ソウル・オブ・カオス」に挑むその日までは、この場では特に触れないことにしました。でも、実際あんまり暇じゃないので、随分先のことになりそうです。あぁ、セーラ姫の救出も今度は3度目ですね。どんだけ深まっちゃうんだろ、戦士・エフエフの愛。

FF2ロゴ真っ白な画面に黒いタイトル文字というところはFF1と一緒ですが、タイトルの背後の人物のイメージが青から赤に変化しました。はてさて、これはどなたでしょう。おそらくはまだみぬ主人公なんでしょうが、顔が上向きのため、鼻の穴のみえる少し恥ずかしい構図になっています。きっとi-Podか何かで音楽に耽っているところなんでしょう。自分の世界に陶酔しやすい激情的な性格をしているのかもしれませんね。そうでなければ、なかなかこのアングルで一番目立つタイトルバックには出られないでしょう。注目すべきは横に伸びた兜の装飾です。これは自分のパーティーをも傷つける諸刃の剣に違いありません。自分の「かっこよさ」のためならば、他人のことなど気遣わない「自己中」な主人公像を早くも見出してしまったようです。

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2007年3月25日

A国がB国に侵略されました

実はいまだにドラクエモンスターズJOKERをプレイしていたりします。情けない話、ゲームで遊ぶ時間を作れないという状況に置かれていたのでした。いや、現在進行形でまだそんな状態なんですが、やっとアロマ会長への挑戦権をゲットしたところです。一度、挑みにいったらボコボコにされて負けましたけどね。モンスター図鑑も順調に揃ってきてますが、レティス(とJOKER)・レオパルド・カンダタ・トロデは諦めてしまうかもしれません。いつかWiFi通信の方で配布してくれる日を信じてます。そしてドラゴンクエストソードを買うべく密かに準備中です。電機屋にいくたびにWiiが売っていないかチェックしてますよ。(まだ持っていないのでした。)本当はWiiスポーツでダイエットに挑戦したり、ゼルダの伝説の最新作をプレイしたり、ヌンチャクをハックしたり、やりたいことはいっぱいあるのですが、ドラクエモンスターズJOKERどまりな自分です。FF攻略もなかなか進まない状態です。

物語のスタートは平和の終わりFF2のはじまりはドラクエ2のSFC版のようでした。ムーンブルク王国に攻め込むハーゴン軍によって、王宮が蹂躙されるシーンが描かれます。物語のスタートはやはり問題提起から始まるのが常ですよ。起承転結の「」ですね。まずプレーヤーに何をしなくちゃいけないかというクリア条件を提示し、そのために最初にできることを探してもらうことからゲームは始まるのです。で、大きな国が敵対国に侵略されるところからFF2が始まったのでした。国の名前は忘れました。いや、この後、ツナミのごとく横文字の固有名詞が登場したせいで、誰が誰でどこがどこなのか正確に把握できない状態だったのです。

プロローグが長くなりましたとにかく、この王宮に敵兵が攻め込んできたっていうのはよくわかりました。どうしてこの敵国と関係が悪化したのかはわかりませんが、おそらくは近代以前の「領地争い」がこの戦争の根っこにあるのでしょう。逆に今回攻め込まれた王国側も相手国の領土を奪うためにちょっかいを出していたことでしょう。どっちが正義でどっちが悪であるかなんて誰にもわかりません。プレーヤーとしては、とりあえず攻め込まれている側の王国にいくらか同情の念が起こります。で、過去の経験(ドラクエ2)から、主人公は攻め込まれている側の人間なんだろうなというのはわかります。となると、きっと敵は邪悪な力を使っているという設定なんでしょう。そうでなければ主人公が反撃する大義名分が立ちませんから。信長の野望と違って、領土争いに加担しようとする主人公にプレーヤーが感情移入するにはそれなりの理由が必要です。相手は悪いやつだし、こっちは被害者だから、この関係性を正そうよ。それがこのゲームの内容ということになります。実際に相手が邪悪であるかどうかは、この場合関係ありません。大量殺戮兵器が隠されていようといまいと、指導者がそれっぽい証拠をちらつかせて民衆を扇動すれば戦争してもいいという前例も現実にあるんですから。戦後の後処理を失敗すると民主党に突き上げを食らって大変そうです。

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2007年3月26日

惨劇、再び

何でか助かった主人公・フリオニール前回、黒騎士に強襲されて瀕死の状態に陥っていたフリオニールは、ヒルダとミンウという謎の二人に拾われて、体の回復に努めていました。目を覚ましたフリオニールは、まだ状況がつかめていないようです。命があっただけめっけもんでしたね。生きていれば、何でもできるんですから。死んでしまった仲間3人の分も精一杯生き抜いていこうと誓うのでした。

マリアはフリオニール・ラブなのか?と、思っていたらさっそく「ガイ」と「マリア」と再会します。仲間が全員気を失うシーンで、なぜか最後に目を覚ますのは主人公というパターンが多いのですが、レオンハルトには勝ったようです。さて、レオンハルトはどこでしょう?フリオニールの無事にホッとしているマリアに聞いてみましょう。

マリア「兄さんだけみつからなかったの。」

おぉう、マリアとレオンハルトはそういえば実の兄妹という設定でしたっけ。よくよく考えると最初に名前をつけた4人の関係性について、少しも考えてきませんでした。察するにマリアとレオンハルトはお互いに大事にしあう仲のよい兄妹っぽい印象です。いや、粗暴なレオンハルトの行いにマリアが「すいません、すいません、兄がすいません」とフォローに奔走するというタイプの兄妹な可能性もあります。となると、レオンハルトは宇宙探ry)。
ガイは何だか言語能力に乏しいらしく、しゃべりが片言っぽいです。それすなわち「カタカナ語族」ってことです。FF1でいえば、「ロボ」などがそれにあたります。ここからわかることは、おそらく当初はレオンハルト抜きの3人編成で旅をすることになり、男子二人と女子一人というバランスのよくない編成の中で三角関係を抑止すべく、ガイはしゃべり方が変な人外の者っぽい設定にされているのだということです。えぇ、ガイがちょっといい男風だったら、マリアを巡ってフリオニールVSガイという構図がどうしても生まれてしまうんですね。ですから、ガイのビジュアルは人畜無害な感じに抑えられているのです。ジャイアンはガキ大将であって、彼のしずかちゃんへの気持ちはほとんど描かないよというスタイルと一緒です。ガイはガイで何か目的を持って行動するときがくるのでしょう。今は人畜無害を装っていても、いざというとき熱いパトスで神話になる日が待ち遠しいです。もちろんレオンハルトはマリアの実兄ですから、恋敵にはなりえません。まぁ、レオンハルトが死ぬときは間違いなく「妹を・・・マリアを頼むぞ、フリオニール!(ガクリッ)」となるわけです。

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2007年4月26日

リブート

長らく更新をしないでおりましたが、FF2のプレイ日記を再開させていただきます。いや、スケジュールを全く考慮せずにもらえる仕事を全部引き受けていたら、ゲームに費やす時間どころか寝る暇もないといった過酷な状況に追いやられていまして、現時点でなんとか仕事のゴールがみえてきたのでプレイ再開とあいなりました。間があいてしまったのでこれまでの経緯を振り返りつつ、勘を取り戻していきたいと思います。

まずドラクエモンスターズJOKERについてですが、(おい)無事にアロマGPで優勝を果たし、現在隠しボスのエスタークそっちのけでモンスター図鑑を埋める作業中です。デオドラン島でレベルを上げては配合材料のモンスターを狩りに行くといった行動パターンを繰り返しています。メタル系の獲得がちょっとネックになっているといった感じかな。

次にWiiの話ですが、ドラクエソードの発売日が決定したというのにまだWii本体は持っていません。最近品薄が解消されてきたとのことなので、そろそろ本気で獲得にいきたいところですが、色違いWiiの発表の可能性が私の購入意欲を挫いている感じです。白も結構よさそうだったんですけどねぇ。赤が出たらいいなと。

FF1(アドバンス版)はセーブデータが消えた後も新メンバーのニューゲームで密かに進められています。ソウル・オブ・カオスに入る頃までこのネタはお預けです。ちなみに神秘の鍵をゲットしてそこいらの扉や宝箱を開けて回っている段階です。新メンバーのモンク・セイケンと赤魔術士・キンハーに関しては、不満点がなきにしもあらずです。特にモンクの守備力が悲しすぎます。打たれ弱いナイーブな彼はさっさとクラスチェンジさせたいところです。モンクの上級職はスーパーモンクらしいので、是非とも髪を逆立てて金色に染めて欲しいです。「クリリンのことかーーーーーっ!!!」

さて、最後になりましたが本題のFF2の話に入りましょう。前回、調子に乗ったナルシスト・フリオニールは仲間の制止も聞かずに、ノーセーブ状態で蛮勇の勇者。しまいには全滅して、私を唖然とさせてくれたのでした。彼との長い付き合いを予測させる一幕でした。

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2007年5月3日

育て方~教育論~

FF2というやつはきっとRPGにおける「育て」要素について非常に前向きに検討した作品だったのだと思う。ドラクエモンスターズシリーズやポケモンのような「育て」要素をストーリー以上に全面に押し出すタイトルも後年出てきますが、何かを成長させる楽しみというのはそれ単体でも十分に魅力的なことなのでしょう。それが一連のストーリーの中である役割を持ったキャラクターを対象としたものであれば、なおさら育てがいがあるというものです。ドラクエにしろFFにしろ、世界を救っちゃうような若者を自分の手で育てるのですから、プレイヤーへのプレッシャーはそれはもう多大なものです。

ただし、「育て」要素に力を注げば注ぐほど、ゲームのキャラクターは客体化が進行してしまうというデメリットもあるかと思います。本来RPGは読んで字のごとく、役割を演じるゲームですから、ストーリーラインにそって自ら主人公キャラになりきってプレイするものなのです。つまり、敵の攻撃を受けたら自分も血を流さないといけないのです。しかし、「育て」ゲーにおいては、例え主人公であろうとも、自分の教育方針に従う一生徒です。自分は先生の視点に立って、生徒たちを強大なモンスターの元に送り込まなければなりません。必然的に主人公キャラとプレイヤーの乖離が進み、一体感は失われます。カオスを倒したのは自分ではなく、教え子ですので、「よくやったな」と誉められる側から誉める側に回らなければならないのです。ポケモンやドラクエモンスターズにおけるサトシ君やテリーはその点、マスターという位置づけで見事にプレーヤーとシンクロできてますね。ただし、やはりバトルシーンにおいては、自分が戦っている感じはしないですね。

その点を踏まえてFF2はプレイしなきゃならないような、そんな熟練度システムというものがあるらしいのですよ。

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2007年5月3日

育て方~教育論~その2

チューターのじいさん達さて、装備品の次は熟練度の話です。白魔導士のミンウさんに「お前達には運命的なものを感じる。まずはフィンに乗り込むのだ。(魔物でいっぱいだけどね。)」とそそのかされたフリオニールでしたが、ヒルダ王女の謁見室内にいたおじいさんに「お前ごときのヒヨッコがフィンに乗り込もうなんておこがましいわい。せいぜい北のガテアで精一杯じゃよ。外にもモンスターはおるしな。外に出る前にお前らが寝てた魔法陣の間にいけば、いろいろ教えてもらえるじゃよ。この小童がっ!」と親切に教えてもらいましたので、さっそく黒騎士の傷を癒してもらっていた魔法陣の描いてある部屋に戻ってみました。っていうか、このおじいさん、ひょっとするとドラクエ4のきこりバリのツンデレかもしれません。口は悪いけど、いろいろ教えてくれてありがとう。

そして、例によってチューターのじいさん達、総勢10名からこのゲームのシステムの説明を受けました。主に「熟練度システム」についての話です。話を要約すると以下の通りです。

1.どの武器を装備しようが何の魔法を覚えようが自由。
2.その代わり武器の種類や各魔法に熟練度が設定される。
3.使えば使うほど熟練度が上がる。
4.熟練度が上がると武器や魔法の効力がアップする。

これはすなわち、ジョブの概念を通り越して、プレーヤーが独自にキャラクターの特徴づけを行えるというものです。マリアを戦士っぽく育てようが、ガイを魔道士にしようが個人の責任でお願いしますという放任ぶりですよ。やりこみ好きにはたまらないカスタマイズ性ですけど、ライトユーザーを置いてけぼりにしかねない危険性も孕んでいるかと思います。FF2にして既に突き放されそうになっているプレーヤーがここに一人。

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2007年5月5日

地理整理

フリオニールは未だに反乱軍のアジトから一歩も出ていない状況であります。全滅を恐れるあまりついつい臆病になってしまい引きこもり状態なわけです。入念に情報とアイテムを整備した後、やっと3人の出発の日が訪れるという寸法です。

さて、外に旅立つ前に整理しておきたいのは、現状での旅の目的と達成のための手段の確認です。白魔道士・ミンウの助言にもあった通り、ここは生まれ育ったフィン王国に戻ってマリアの兄にして親友であったレオンハルトを捜索するというのが当座の目標でしょう。血気盛んなフリオニールとしては、ヒルダ王女の役に立つべく反乱軍の一員として黒騎士の首の一つも取りたいところですが、荷が重いと入隊も許されず、ツンデレじいさんには「お前たちにフィンにたどり着けるものかっ!(無理しないで。)せいぜい進めてもガテアの町どまりじゃろうて。(そこで平和に暮らしなさい。)」と言われる始末。ですが、若輩の3人組がフィン潜入に成功し、レオンハルトを見つけだし、手みやげに敵軍の機密情報の一つでも聞き出してくれば、ヒルダ王女のフリオニールを見る目も変わるかもしれません。

さて、この反乱軍のアジトで次回装備を揃えるとして、次の目的地はツンデレじいさんのいうガテアの町だと思われます。他に住人の話からは東にパルムという港町があるという情報を得ています。プラボカのようにやんちゃな海賊がでてくるんじゃないかとドキドキしますね。しかし、そこにたどり着くには大きな湖を越えねばならず、「カヌー」でもなきゃ行けないよと教えられました。懐かしの乗り物です。クレセントレイクでもらったあいつですね。シリーズ通して登場するおなじみの乗り物になりうるのか楽しみです。私の嫌いな「飛空艇」もひょっとしたらまた・・・。着陸性能のアップを切に望みます。

ちなみに反乱軍のアジトがあるのは「アルテア」という町だそうです。名前の由来に月の女神と関係あるのかは謎です。以上、周辺マップ情報でした。

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2007年5月18日

アルテアの人々

さて、反乱軍の本拠地「アルテア」の中を散策してみますと、早速おもしろキャラが登場しました。FF1のときも様々な脇キャラクターが自分の妄想をかきたててくれましたが、FF2でも同様に楽しませていただけそうです。アルテアの3傑をご紹介いたしましょう。

怪盗・ポール様こちらは世界一の盗賊といってはばからないポール様です。顔写真付きですので、きっと重要キャラなのでしょう。臨時で戦闘パーティーに加わってくれる可能性も捨てきれません。職業は「シーフ」ということになります。自分を「ポール様」といってはばからない点や、「盗めないものはない」という断言ぶりから、この人もなかなかのうぬぼれぶりです。フリオニールとのキャラかぶりが心配されますが、顔はフリオニールよりも随分と誠実そうです。それもそのはず、さっそく合言葉の「のばら」を投げかけてみると、実は義賊であり、反乱軍やフィンの民からは何も盗まないという話をしてくれました。ちなみに「のばら」は反乱軍の中の合言葉です。どうもこの言葉を投げかけると、反乱軍に関連する人はペラペラと情報をくれるということらしいです。そんな大事な合言葉を今後フリオニールはいろんな人に投げかけていくわけですが、いつか合言葉の漏洩問題でお縄につきそうな予感がします。「のばら」の使い方にはWinny以上にご用心です。
ポール様の盗みのテクのほどはまだはかりしれませんが、今後何かのアイテムを帝国軍から盗むというイベントのフラグが立ったと考えてよいでしょう。機密文書であるとか、秘密兵器であるとか、神秘の力を秘めたなんとかとか、とにかくいろいろ盗みましょう。ぬすっと斬りあたりを覚えていてくれると、レアアイテムの拾得率が上がるので助かります。

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2007年5月19日

ヒッキーからの卒業

最近、ファイナルファンタジータクティクスのCMをよくみかけるのですが、なんだかカッコいいアニメがついてるっぽいですね。私はタクティクスを前半半分ぐらいはプレイしたことがあったのですが、なぜかクリアしていないままなんですね。弟が友達に貸してしまったとかそんな理由でしょうか。ラムダとかいうのが主人公の名前だったかと思いますが、正確に思い出せません。で、幼馴染が行方不明になるとかならないとかそんな記憶があります。ん?それなんてレオンハルト?
なんか音楽性の違いを理由にラムダとレオンハルト(仮)は反目したようなしないような。あれ、身分の差があったんだっけか?で、何かの戦闘で生き別れたのだったかな?黒騎士にやられたに違いありませんよ。
もう随分と昔の話なので、ほぼ忘れてしまっていますが、黒魔術師と弓部隊が遠隔攻撃してくることにイライラしていた記憶だけはあります。よし、マリアは弓の熟練度を上げよう。(教育方針決定の瞬間)

さて、長期間に渡って、反乱軍のアジト・アルテアの町でヌクヌクと養われていたひきこもり少年・少女のフリオニール一行ですが、さすがにネタもないので、外出することにしました。そのために、武器・防具・魔法をそろえます。

魔法ショップ魔法ショップでは「ファイア」だの「サンダー」だの「ケアル」だのFF1でいうところのLV1魔法が売られていました。FF2からは白でも黒でも魔法はみんな平等に使い放題ですから、誰に何を教えても自由なわけですが、とりあえずガイには魔法使いの系譜を感じませんので、一切の魔法を覚えさせない方向でいきたいと思います。カタカナ語族の彼ですから、日常会話が既に魔法の言葉っぽいのです。
マリアは後方支援に回す予定なのでケアルは必須ですね。そして、勇者っぽくフリオニールには雷系呪文を覚えていっていただきましょう。ビアンカ先生に倣って、マリアにはメラやギラ・・・もといファイア系も覚えさせたいと思ってますが、今はお金がないので後回しです。

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2007年5月24日

何ということもない村

ガテアの村
フリオニールはヒルダ王女の鼻をあかして、反乱軍の一員足りうることを証明し、あわよくばどこかに落ち延びて生き残っているかもしれない幼なじみのレオンハルトを探し出すべく、故郷のフィン王国への旅路に出たのでした。その途中、ガテアの村という小規模な集落にたどり着きました。

ところで、よくあるRPGゲームではキャラクターの操作画面が主にフィールドと建物内と戦闘画面とにわかれますが、そのうちフィールド画面についてプレイヤーとしてどんなことを考えながら野を越え山を越えていけばいいと思いますか?私はあの広大な世界地図の中に集落が10~30個しかないという状況に一時期どう解釈するべきか頭を悩ませていたことがあります。他にもっと悩むべき大事なことが自分の人生にもあるだろうに、我ながらアホだなぁと思いつつ、よりドラクエを楽しむために一見矛盾しているように思える事象についても、勝手に自分の解釈を加えて楽しんでいたのでした。そんな私の出した結論とは、以下のようなものです。

本当は行く先々に宿場町的な集落はあるけれど、さしたるイベントがあるわけでもないのでフィールド上では表示を省略されている。

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2007年5月25日

進駐軍無頼

ガテアの村の北の湖のむこうには、パラメキア軍に制圧されたフィン王国があるという・・・そんな話をききつけて、さっそくフィン王国にむかうフリオニール一行。直線距離ではガテアの村から近いのですが、湖を迂回しないといけないので、遠回りで面倒くさいです。しかし、ラダトームから竜王の城までの道のりを考えれば文句もいえません。

フィン王国湖の西を湖岸をそって歩いていくと、背の高い建物が見えてきました。間違いなくフィン王国でしょう。なかなか立派な建物ですが、今はパラメキアの魔の手に落ちている状態です。はてさて、一体全体どうやって進入しましょうか。なんでも城下の裏手には、パラメキアの侵攻から逃げ遅れたパブのマスターが敵軍相手に商売をやっているらしいです。中に入って彼とコンタクトを取るのがセオリーでしょう。しかし、もしも彼がそれほど愛国心のないマスターだったら、逆に敵軍に通報されてフリオニールが御用になってしまうかもしれません。自分の店を守るためであれば、客は誰であろうといい・・・これは商売人としては正しいあり方なのかもしれません。でも、今は同胞のフリオニールの味方になってくれることを望みます。

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2007年5月26日

全滅癖

どうもいかんなぁ。FF2を始めてからなんだかとっても全滅です。全滅すると費やした時間が一気に無駄になるので、疲労感だけがのしかかってきます。せめてゴールドを半分奪うぐらいで勘弁して欲しいのですが、ヒルダ王女が「おお、フリオニールよ、しんでしまうとはなさけない」なんて発破をかけてくれることはありません。渋々、同じ経路を辿ってフィンに再び向かいます。

・・・といった感じに私が普通の行動をとると思ったら大間違いですよ、ザーボンさん。同じことは二度したくない畑の自分ですから、すぐさま湖沿いにフィンに向かうなんてことは選択肢にありません。というわけでフリオニール一行は、ガテア西の橋を渡ると北にあるフィンをないがしろにし、南の方向へ進みだしました。まだ見ぬ土地でちょっと強い敵と戦ってパーティーを強化したり、まだ見ぬ町で強力な武器を購入したりすれば、あるいはキャプテンにだって勝てるかもしれませんからね。アルテアで聞き出した情報にはこちらの地方について一切言及がありませんでしたが、好奇心の赴くまま知らないフィールドを探検してみることにしました。まぁ、陸続きだし、突然敵が強くなりすぎることはないもんね。

と、しばらく南征するとみたことのないモンスターを発見しました。強さが未知数なのでこちらも本気の攻勢をかけていきます。といっても、前衛二人の通常攻撃+マリアのファイアなんですけどね。このときマリアのファイアは習熟度とやらの関係でレベルが2だったようです。すなわち、そんじょそこらのファイアじゃないってことでしょう。
次の瞬間未知の敵の攻撃によってフリオニールが瀕死の状態になります。えっ、またかよ、このナルシスト弱いな、と誰かが呟いたとか呟かなかったとか。いくらなんでも、ちょっとシナリオからコースを外しただけで、この敵のステータスの上昇ぶりはずるくないですか?なんて文句をいっても、こちらの物理攻撃はほとんど効果がありません。ファイアLV2がなんとか40程度のダメージを与えます。マリア次第ではこの敵を攻略できるのかもしれません。次のターンでは、フリオニールにサンダー、マリアにファイアといった作戦でアタックです。魔法未修得のガイは、あたらない攻撃でもしていてもらいましょう。すると次のターンで未知の敵はフリオニールにとどめをさしてきました。こうなるとさすがに分が悪そうです。ガイに魔法を覚えさせないというプレイ方針はひょっとしたら、ものすごく効率の悪いことだったのかもしれません。物理攻撃の通じない相手になす術のないデクノボウに成り下がります。ひょっとしたらもう一回マリアがファイアを唱えれば勝てるかもしれないという希望的観測に基づいて、フリオニールたちはまた全滅しました

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2007年5月27日

素敵な男性・スコット

度重なる全滅のすえ、フリオニール一向は考えをあらたに再度占領下のフィン王国に乗り込みました。とにかく、「腫れ物に触るな」の一言につきますね。こうもりが飛んでいてもどうせ「キィ・・・キィ・・・」としか鳴かないのですから律儀に話して周る必要はないのです。触らぬ神に祟り無し。コウモリと油断して話しかけたら、「ぼくは悪いバンパイアだよ。」って命を奪われる危険性がFF2にはあるのです。

パブのマスター城下町に巣食うキャプテンたちの隙をついて、一向は城壁の外にあるパブへの潜入に成功します。が、店内もキャプテンだらけ・・・もう入店した時点で不用意にヤクザの事務所に足を踏み入れた気分です。まぁ、話しかけさえしなければ害のない連中とはわかっていますが、変な雰囲気です。キャプテンに囲まれたらもちろん全滅ですからね一応セーブしてみたりして、おそるおそるカウンター裏のマスターに話しかけます。するとどうもマスターはフリオニールをパラメキア側の人間と勘違いしたらしく、客相手のトークを開始します。なので耳元でこっそり「のばら」と言ってやりました。

すると突然、神妙な面持ちになったマスターが、「今自分がいる壁のむこうに怪我人を匿っているから、そいつをよろしく頼むな。俺はもうこんな店うんざりだから逃げるわ。後はよろしく!」と言い放って、店からダッシュで出て行きました。なんかもう、ものすごい展開についていけませんが、とりあえずこのパブはもうフリオニールのものらしいです。ここで営業を続けるのもまた一興かもしれません。兵隊相手で気を使いますが、収入に困ることはなさそうです。それであるならば、もうちょっと店の内装を自分好みに変えたいなぁ。まぁ、今いる客が帰るまで改装作業はできませんので、とりあえず匿われている怪我人の様子をみてきましょう。回復したら下男として使ってやってもいいかもしれません。マスターの後の壁にむかってフリオニールを前進させると確かに隠し扉がありそのむこうの階段をおりていくと、ベッドに横たわる人物がいました。

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2007年7月6日

新メンバー追加

はい、また更新が滞っていました。何をしていたかってもちろんドラゴンクエストモンスターズJOKERなわけです。もうモンスター図鑑コンプリートとか年齢的にきつくなってきましたね。グランスライムを作る下準備にむやみやたらにメタルスライムを狩ったり、「クロアのメタキン」なる専門用語も覚えたり、地味に大変でしたよ。後半はもう本当に惰性だけで、何の楽しみもなく配合材料を狩ってはみわくのメタルエリアでレベルを上げていました。やっぱり周りに対戦して遊んでくれる人がいないと駄目ですね。モチベーションが上がりませんから。とにかく自力で揃えられるモンスターは全部コンプしたので、ついにJOKER卒業を果たしました。ワインレッドの竜神王を拝んでさよならです。スライムマデュラとか欲しい人はあげますよ。(笑)で、ドラクエソードも発売目前となりましたが、Wiiをまだ買えていないので、FF2に着手する絶好のチャンスが訪れたという次第です。

軽く内容を忘れかけましたが、前回スコットのことで盛り上がったのでした。
男らしい散り際をみせてくれたスコットの意を汲むべく、フリオニールはすぐさまアルテアに戻って託された伝言を伝えて周ります。フリオニールは心を打たれたのです。そして思ったのです。自分も死ぬときはあんなこと言おうと。死ぬ間際にスコットはフリオニールに「リング」を渡していきました。何のリングかわかりませんが、中つ国を支配する力はなさそうです。パーティーにデブのホビットもいませんしね。デクノボウ・ガイはいますが。ひょっとしたら、ヒルダ王女に渡すはずだったエンゲージリングかもしれません。そんなもの託されてもちょっと重過ぎます

ゴードン覚醒!?まずは町の外にいるカシュオーン王子ゴードンからです。いつまでたってもクヨクヨしているゴードンに、埒が明かないのでチラッと「リング」を見せてみました。すると、状況を飲み込んだのかゴードンはメソメソをやめ、スコットからの伝言を食い入るように聞き始めました。

ゴードン「そうか、兄はそんなことを・・・」

まだちょっと弱気な感じですが、少し考えるところがあったようです。少なくともゴードンがスコットを見殺しにした、というのは間違いですからね。正確には見半殺しにしたというところでしょう。大差ないかもしれませんが、ゴードンにはもうちょっと自信を持ってもらい、兄の弔いの一助となってほしいです。(すなわちパトロンになってください。)カシュオーンの国力も相当弱まっていることでしょうが、王族のカリスマ性が維持されていたのであれば、彼の号令で反パラメキアに力を貸す人も多く出てくることでしょう。いっそ代わりにフィンに攻め込んでキャプテンどもを亡き者にしてきて欲しいです。そしてスコット兄ちゃんの遺体を故郷に持ち帰ってあげて欲しいです。

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2007年7月7日

ミンウさんの性別すらわからない

さて、現在の状況をまとめてみましょう。まず、ヒルダ王女に側近の白魔道士ミンウをつけてもらったフリオニール一向にくだされた新たな勅命は「サラマンドのヨーゼフからミスリルを受け取ること」です。何も持たざる若者だったフリオニールですが、ヒルダ王女から密命がくだされるまで出世したのです。これもひとえにカシュオーン王子・スコット様のおかげです。スコットから受け取った「リング」をみつめるヒルダ王女は、いつもと違う雰囲気をかもし出していましたからね。(想像)多分、「俺が倒れたときにこのリングを託したやつの後見を頼む」なんて約束が恋する二人の間で取り交わされていたに違いありませんよ。本来なら弟のゴードンに渡されるところであっただろうに・・・へっぴり腰のゴードンはまだヒルダ王女に反乱軍への参加の申し入れもできてないみたいです。そんなチキン野郎(臆病者)を尻目にフリオニールはどんどん出世の道を突き進むのでした。おそらくFF2のメインテーマは「自惚れフリオニール出世街道驀進伝説」だと思われます。

で、次の指令について検討してみると、キーワードは「ミスリル」のようです。ミスリルといえばFF1でも出てきたなかなかよさげな金属のことです。正直FF1のときは期待はずれも甚だしかったミスリル装備ではありますが、FF2では国家を揺るがす優れた物質なんだそうです。だってあの黒騎士は全身ミスリル装備なんですもの。衝撃の事実ですよね。黒騎士といえばゲームのオープニングで主人公4人組を完膚なきまでに叩きのめした騎馬兵のやつらですよ。非武装町民時代のフリオニールがミスリル様に勝てるわけありませんがな。そんな力の差が国家レベルでも開いてしまって、ミスリルのないフィン王国はパラメキアに防戦一方とのこと。逆にいうとミスリルさえあればフィン王国復権の芽も出るということです。

ところで「天は赤い河のほとり」という漫画をご存知でしょうか。篠原千絵先生の少女漫画なんですが、あらすじは現代の女の子がタイムスリップして古代オリエントの国ヒッタイトにいってしまうというものでして、古代文明の社会描写がなかなか興味深いのです。で、この漫画の中でヒッタイトが「鉄の製法」を手に入れるというシーンがあり、これがその後のヒッタイトの繁栄に欠かせない存在となるんですね。そして少女漫画らしく主人公を奪い合う二人の軍人の力の差となっても現れるのです。一方は鉄剣、一方は混ざり物の銅剣ですよ。剣での勝負は明白なのです。

これを我が身に置き換えますと、「ミスリルを制するものは世界を制する」ということになるのです。欲しいものを手に入れたきゃ、ミスリル装備は必定なのです。フィン王国の覇権を広げ、国内での地位を高める。フリオニールのそんな野望にもミスリルは必携のアイテムとなるでしょう。

ステータスじゃあ、ミスリルの重要性をかみ締めたところで出発となります。サラマンドに行くには途中船に乗らなくてはいけないらしく、港町パルムを経由していくことになります。しかし、そんなパルムにいくには途中の湖を「カヌー」で横断しなくてはなりません。しかし、心配は無用です。新メンバーのミンウ先生がマイカヌーを持っていらっしゃるそうですので、そちらをお借りできるそうです。さすがミンウ先生。フリオニールの命の恩人でもありますから、敬称は外せません。

カヌーを漕ぎますFF1のときも思いましたが、カヌーは持ち運べるアイテムなので、船のように外洋に出るたびに停泊位置に戻る必要がないのがいいですね。ドラクエ4で砂漠を渡るのに馬車が必須でしたが、例えるならあんな感じのアイテムですかね。しかし、カヌーの動力は人力ですので、長く乗っていると体力の低下が懸念されます。あとパーティーの意気が合わないと前後のパドルがぶつかったりして、うまく前に漕ぎ進めなかったりして。えぇ、東京ディズニーランドのビーバーブラザーズカヌー探検でもよくみられる光景です。
それにしても、フィンに忍び込むときにカヌーがあればもっと楽だったのにな・・・。わざわざ湖を迂回した労力が惜しいです。

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2007年7月9日

航路をゆく

パルムの町からポフト港までの乗船賃は一人8ギル、四人で32ギルとなります。あぁ、この交通費は経費で落としてもらえるのでしょうか。一応、反乱軍の尖兵となったフリオニールですので、こういった諸経費は反乱軍の資産でまかなっていただきたいところです。しかも、お供につけられたミンウの分もフリオニール持ちで当然みたいな流れになってますしね。この先宿賃や武器防具の調達費用など全て帳簿につけておいて、任務から帰ったあかつきには、ヒルダ王女にしっかり請求しておかないといけません。できれば、領収書を切って欲しいのですが、・・・駄目ですよね。仮にも反乱軍です。行動の痕跡が残るようなヘマは許されません。でも、ミンウの食費とか結構嵩むんですよね。むしろミンウが全部払ってくれればいいのに。当然とばかりにフリオニールたちに支払わせてます。用心棒気取りかよ、ぺっ。(ミンウは命の恩人です。)

まぁ、あまりけちくさいことを言っていると、フリオニールのキャラクター的にも沽券にかかわりますからね。うぬぼれ屋は表向きは優雅にしていなくてはいけません。例え中身が守銭奴であっても。本当は出世のことばかり頭にあるガツガツしたやつなんですけどね。表面だけは調子がいいことをいうやつなんですよ、フリオニールは。内心、「お前、マリア。そこはお前が突っ込むとこだろ!ミンウ様おアシが足りませんのでどうか・・・とか言えよ、もう、気がきかねーな。」ぐらい思ってますけどね。

港町に酔っ払いはつきものとりあえず、町に入ってすぐ船に乗るのも何なので、パルムの町を少し観光することにしました。そしたら、さすが港町。ゴロツキでいっぱいです。水兵とも海賊ともつかない海の男たちが、瞳の憂い気なマリアを誘ってきます。お酌の一つもしてほしいとの申し出ですが、頼りになる兄・レオンハルトの庇護の下で、男性への免疫が育つことのなかったマリアは過剰に拒否反応を示します。そんな反応したら逆にチンピラは喜ぶなんてことも知らないマリア。適当にあしらっておけばいいものを、生娘パワーを発揮します。まだまだ人生の春真っ最中の少女マリア(年齢不詳)。

その他、見知らぬ女性がフリオニールに向かって突然「あたいと一緒に暮らさないかい?」と言い寄ってくるなど、なかなかにカオスな町であることがわかりました。港町とはいえ武器屋、防具屋の品揃えは悪く、通商よりも漁獲や定期船での収入で成り立っているといった町のようです。まぁ、ようするにフリオニールたちにとってはどうでもいい町です。さしたるイベントもなさそうなので、32ギル支払って一路ポフトに向かいます。

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2007年7月12日

雪山のヨーゼフ

今日はドラゴンクエストソードの発売日ですね。Wiiが欲しい、Wiiが欲しい、とうわごとのように呟いていた私ですが、先日、ヨドバシカメラAkibaにて無事に購入ができました。13%のポイント付きでちょっぴりお得感もあります。
本当は田舎に帰ればすぐに手に入るものなんですが、ヨドバシカメラのゴールドポイントをWiiのために積み立てるという意味不明な行動をとっていたため、今さら他所で買うなんてことはのっぴきならない状況だったのです。
都内のポイントがつくような大手電気店では、転売目的の方がたくさんいらっしゃるそうで、すぐに品切れてしまうのだそうです。なので、仕事が割りと手すきなときに2ちゃんねるの「Wii販売状況」スレなるものに一日へばりついて、発売状況をこまめにチェックし、入荷情報が入るとともに着の身着のままダッシュで買いにいったという涙ぐましい努力の結果やっとこさ手に入れたという次第です。
Wii本体購入用にレジが準備され、整理券まで配っていたけど、私が到着した頃には、まだ人気がなく、余裕で買えました。まだいっぱい残っているようだったなぁ。っていうか、あまりに人気がないので、Wii購入列の存在すら気付かなくて、一般会計列に並んで時間をロスしたことは内緒です。

さぁ、こいドラクエソード・・・といいたいところですが、Wiiスポーツでテニスに夢中になりすぎて、ひじを故障しかけている私は、大人しくDSでFF2をプレイするのでした。

バンパイアに過剰反応さて、前回ポフトの港町で、シドという男に初めて対面したフリオニールですが、飛空艇へのはやる気持ちを抑えて、ヒルダ王女の命において北のサラマンドへミスリルを探しにいくのでした。北に向かう途中、「バンパイア」に出会ったので、変にテンションが上がってしまいましたが、名前をよくみたら、「バンパイアソーン」でした。てっきり、土のカオス・リッチ様の手先のあいつかと思ったもので、取り乱してしまいましたよ。変な植物的な姿になっていたので、随分と降格したものだと不憫に思っていたら、「ソーン」ってなんだよ。私とバンパイアとの思い出を汚しやがって。

thorn
1.(植物の)とげ、針。(動物の)とげ状のもの。

雪景色サラマンド気を取り直して北上を続けると、気候が一気に寒々しくなってきました。亜寒帯な感じの雪景色な集落が山のふもとに見えてきました。北は寒い・・・日本のRPGの基本ですね。もちろんここがサラマンドでした。雪山でヨーゼフに会いにいくフリオニールたち・・・ん?ヨーゼフってまさかセントバーナードじゃないでしょうね。そして周りにはハイジやらオンジやらクララやらペーターやらが自然いっぱいな環境ですごしている予感がします。ヨーゼフと意思疎通できるのかどうか、少し心配になってきました。

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2007年7月13日

滝の上流の鉱山

千切れ飛ぶスライム、息絶えるオーク。ドラクエソード面白いですね。キャラクターもペラペーラとよくしゃべり、感情移入の度合いも高まります。何より、自分でモンスターを切り刻んでいる感覚が、戦闘民族の本能を揺さぶり起こします。目指せ、スーパーサイヤ人。アルソード王国という国が舞台なんですが、そこの王子様「ディーン」が今、一番のお気に入りです。身分を振りかざすでもなく、柔和な態度で接してくる彼ですが、母親である女王のこととなると冷静ではいられないというマザコン兄ちゃんです。
そんなディーンの母親が奇しくも「ヒルダ女王」というんだそうです。おもわず「のばら」って叫んでしまいそうになりましたよ。ヒルダ王女はフィン王国復興後、その名をアルソードに変えて、王座についたんでしょう。そんなFFからドラクエへの脳内バトンタッチ設定をこしらえつつ、Wiiリモコンを振り回しています。楽しいな。

滝の裏に洞窟なしさてさて、サラマンドについたもののヨーゼフ(非セントバーナード)の信頼を得られずに、ミスリルを入手できていないフリオニールたち4人は、仕方がないので、ミスリルの採掘場であるセミテの滝というところに向かうことにしました。あんな変な顔の男の言いなりになるのも癪に障りますが、ヒルダ王女の頼みですので、すごすごと手ぶらで帰るわけにもいきますまい。一向はサラマンドを南進し、セミテの滝に辿りつきました。そしてカヌーにのっておもむろに滝つぼにぶつかっていきましたが、あえなく撃沈です。どうも採掘場は滝の裏側にあるわけではないようです。ついつい滝と聞くと裏側に回りこもうとする習性がしみついてしまっているようです。オチェアーノの剣あたりが隠されている気がしてついね。

セミテの滝の洞窟滝の西から遠回りして、滝の上流にやってくると、どうやら目当ての採掘場っぽい横穴が開いています。ミスリルが採れるというこの鉱山。ここでパラメキア帝国軍に強制労働を課せられているサラマンドの住民たちを解放してあげねばなりますまい。

鍾乳洞的な雰囲気中に入ると鍾乳洞のような冷たくてじっとりとした雰囲気です。この壁の土にもミスリル成分が含まれているのかもしれません。ミスリルって・・・青っぽいのかな?たいまつに火が煌々と灯っていますので、とりあえず十分な酸素はあるみたいです。嫌ですよ、なんか変なガスが噴出してきたりしないでしょうね。アッテムトみたいに住民がバタバタ息絶えていくようでは困ります。こんな閉所でガス攻めにあったら全滅は必至です。(セーブしおこう。)まぁ、そんなガスも気球に乗るのに必須なんですからね。ツボから無限にあふれだすガスが同様に飛空艇を浮かべる技術にも応用されているかもしれません。東京電力がオール電化を打ち出してきてますが、ガス陣営も負けてはいられません。ガスで飛びましょう。

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2007年7月16日

Lonely Hearts Club Band♪

先日、「レイトン教授と不思議な町」というNintendo DSのソフトをプレイしました。「頭の体操」の著者・多湖輝が監修をしているゲームです。発売から5ヶ月ぐらい経ってしまいましたが、ずっと気になっていたゲームなんですよね。パズルを解いてストーリーを進めていくという変わったタイプのゲームなんですけど、まさに自分のツボをついてくる構成でしたので、寝食を忘れて2日でクリアしましたよ。やりすぎですよね。開発がレベルファイブなところもドラクエファンとしては見逃せませんよ。私はドラクエ8の開発画面のリークを初めてジャンプで見たときに、本当にこれが動くのだろうかとすごい不思議な感覚に陥ったのですが、見事に動いてましたもの。ドラクエ9にもひそかに期待しているのです。少なくともドラクエモンスターズJOKERは、いくつか操作性の悪さや動作のもたつきが気になる点が見受けられましたが、レベルファイブならきっとDSでもやってくれると根拠もなく信じているのでした。いや、レイトンはDSでもすばらしかったので、信じるに値する材料が一つはありますです。

国家の礎を奪い合うRPGにも謎とき要素があるものもありますが、よりストーリーに密接した謎になりますので、解く方にも緊張感がみなぎります。さて、前回盗賊・ポールさんの出し抜きによって急遽、セミテの滝のミスリル採鉱責任者と対峙しなくてはならなくなったのです。しかし、ミスリルは国家の覇権に関わる重要な要素です。ミスリルがあるかないかで、戦争の勝敗にも影響があるのですから、守る方もそれは必死なはずです。おそらくものすごい達人がミスリルの守護者として据えられているに違いありません。

軍曹さ~ん彼の名は「サージェント」。日本語に訳すと「軍曹」なんて呼ばれたりします。こんな話確か前にもありましたよね。そう「キャプテン」相手にフィン王国内で全滅したときでした。確かCaptainは「大尉」ぐらいの階級でした。ってことは「サージェント」(軍曹)は階級的にはいくつか下ってことになりますね。これすなわち、即全滅という惨事は免れそうだってことです。大体、現代日本において「軍曹」っていったら、いの一番に思い浮かぶのが「ケロロ軍曹」なわけですよ。地球を侵略しにきた宇宙人ながら、まったりと日本の日向家に居候している体色が緑色の生命体です。そんなガンプラ大好きな階級程度であれば、フリオニールでも勝利できるかもしれません。むしろ怖いのは夏美殿でありますよ。ゲッゲ~ロ~。

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2007年8月10日

お絵かきコーナー

今日は最近のお絵描きの成果物を発表したいと思います。私の持ってるPHSにタッチパッドがついているんですが、せっかくなのでお絵描きソフトをインストールして、PHSの液晶からFF2のキャラクターを描いてみたのでした。まぁ、何の資料もなしに自分のイメージだけで描いたので、実物とはまるで違うこと請け合いです。さらにタッチペンで絵を描くのに中々苦戦させられました。いろいろ試行錯誤しながら、できたのが以下の通りです。

フリオニール
私の中のフリオニールのイメージはこんな感じの華美な装飾に無駄に彩られてニヤケタ面をした男子です。いつまでも自分に酔いしれていてほしいですね。

マリア
続いて、マリアです。これといって特徴を見出せなかったのか、心なしか小さめに地味目に描かれています。これが私の正直な心象なのでしょう。フリオニールにしろ、マリアにしろ眉毛はちょっと下がり気味で陰気なイメージが共通してあります。彼女の今後の活躍に期待です。もっとヒステリックな一面を引き出せていけたらいいなと思います。

ガイ
人畜無害のガイは、もう単なるおっさんですね。もうちょっとフランケンシュタインみたいな彫りの深さを表現したかったのですが、不気味な魅力よりも純朴なおっさんくささの方が現時点でのイメージは強いのでしょう。カタカナ語族でめったにしゃべらない彼は、今後大事な局面で重い一言を放つ可能性が秘められています。まだ、イメージは発展途上です。

ゴードン
主人公3人に続いて、ゴードンを載せてみました。実は、一番最初に描いたのがゴードンだったりしますが、それだけ自分の中で軟弱なキャラクターとして固まっていて描き易かったのでしょう。兄スコットを見殺した罪悪感から、反乱軍参加への勇気がわかない状態の彼も、シナリオ的には心境が変化する時期が訪れることでしょう。でも、今のイジイジしたキャラクターもなかなか面白くて好きです。

シド
最後に、最近のプレイで出会ったばかりのシドを描いてみました。作中のイラストでは異様に目つきが悪かったので、その印象だけで自分流に書きなおしてみました。キングダムハーツのときはもっとおっちゃんのイメージが強かったんですけどね。FF2の段階では相当若いんでしょうか。

以上、気まぐれに描いた5人でした。MovableTypeがメジャーバージョンアップして4になり、画像管理機能がついたようなので、もっと気楽に画像をアップロードできるようになるといいな・・・と思ってましたが、意外と手間取りますね。このブログ用になんか便利なプラグインを書いてみようかな。

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2007年8月15日

ヨーゼフの罠

前回、見事パラメキア帝国からミスリルの採掘現場であるセミテの滝付近を奪還したフリオニールたちは、いち早くヒルダ王女へとこの成果を報告する必要があるのですが、なんとなくサラマンドのヨーゼフの家によっていくことにしました。いや、別に娘を救出した見返りを求めてとかそういうわけじゃないんですけどね。でも、もらえるインセンティブについては貪欲にもらっていきたい感じではあります。

お礼はポールにどうぞというわけで、ヨーゼフの家にたどり着くと、やっぱりまだいました、ヨーゼフを愛する女。家の前でコソコソと怪しいストーカーです。あの変な顔の親父を好いているというだけで十分変なのですが、「私がいたら邪魔になる」とか一人妄想に突っ走っているあたりが相当気味が悪いです。ってか、ヨーゼフって娘がいるじゃないですか。天才泥棒ポールさんがミスリル鉱から救い出したネリーという女の子が、ヨーゼフの人質として成り立っていたのは、ひとえに実の娘だったからなのではないでしょうか。これすなわちヨーゼフは妻帯者である可能性が高いはずです。だというのに、この女は・・・恐ろしい限りです。いつかヨーゼフを後から鋭利な刃物で突き刺しそうで怖いです。「私はこんなに愛しているのに・・・」とか突然勝手な言い分をブチ撒けられそうです。

さっさと中に入るとその娘のネリーがフリオニールに向かって感謝の言葉を簡潔に述べます。うん、まぁ、あの場の守護者・サージェントを助けたのはフリオニールたちですが、直接気味を救い出したのは泥棒・ポールさんですからね。お礼を言うなら彼にどうぞ。いや、ひょっとしたらこの子、既にポールさんに何かしらの感情を抱いている可能性も考えられます。

フリオニール「ポールのやつ!まんまと盗んでいきおった。」
ネリー「まって、あの方は何も盗んでいませんわ!」
フリオニール「いいえ、ヤツは大事なものを盗んでいきました。」
ネリー「それは・・・?」
フリオニール「あなたのハートです。」

そんなカリオストロごっこがしたい年頃なはずです。その後県警のパトカーに乗り込めれば完璧なんですが、あきらめて親父のヨーゼフの方と話をつけましょう。

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2007年8月16日

初飛空!

お盆前のジャンプ誌上にて、ドラクエの天空シリーズがNintendo DSでリメイクされるとの報道がありました。ドラクエ6のリメイクを待ち続けていた自分としては、諸手を挙げて歓迎ムードですが、既に4,5はリメイク済みなので、順番的には6を優先して開発して欲しかったなぁというのが正直なところです。ミレーユとかハッサンとかもう長いこと目にしていない気がします。すぎやまこういち先生がいつだったかのコンサート公演でドラクエ6を演るのは11年ぶりだ、とか何とか言ってたそうですよ。どんだけ長いこと放置されているんだ、ドラクエ6。

ドラクエつながりでドラゴンクエストソードの進捗にもちょこっと触れておきましょう。あのゲームはRPGというわけではないので、サクサクと進んでずっと前に魔王ジェイムは打破しております。声が山寺宏一さんでしたので、ディズニーのいろんなキャラクターを思い浮かべながら、ひたすら攻撃を受け流して、叩き続けました。今はもうやりこみの段階に入って、暇を見て手をつけてますが、これもどこまでやり込むか線引きが難しいところです。新しい剣を入手すると必殺技を1つ覚えるのですが、必殺技のコンプあたりが目標になるといったところかなぁ。

シドの飛空船さて、前回うまいことヨーゼフを手なずけたフリオニールたちは、奪還したミスリルをヒルダ王女に献上すべく旅路を急ぎます。急ぐとなれば、アレを使わざるをえません。FF界のハイヤーこと「シドの飛空艇」です。いやー、それなりに料金がかかるのでここぞという時に使用が限られる乗り物です。そして今こそその時です。
酒場のテーブルに座るシドはいつものように、「乗りたきゃ後の男に金を払いな。」とそっけない態度。飛空艇を使った運搬業はこの人の独占状態なのでしょうか。客に対する態度がえらく高慢です。でも、ついに念願のお空の旅が実現するのです。FF2が始まって以来、ずっと気になっていましたが、なんかフィールド上を縦横無尽に飛空艇が飛び回っているのです。目の前を飛び回るハエのように時にはうざったく感じていましたが、今はそのハエに乗船するところです。ヒルダ王女の待つアルテアまで700だか800だかギルを支払うことになりましたが、時間はお金で買えません。前回の遅れ(ヨーゼフの雪上船を探す徒労)を取り戻すためにも、フリオニールは持ち金の数割を支払います。
そして、外に乗り付けてある飛空艇に乗り込むと、すぐさま飛空艇は離陸し、フィールドが斜めに傾きちょっとした立体感が演出されます。そして、あっという間にアルテア到着です。障害のない空の旅はやはり速いもんです。旅の情緒を微塵にも感じさせないスピード感。鉄道オタクとは相容れない感覚でしょう。いや、鉄ちゃんにもスピードオタはいるか。

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2007年9月6日

大戦艦完成まであと・・・

関東地方は台風が接近中で、おそらく近所の鉄道路線は運転を休止しているんじゃないかと思います。ほら、そんなことを言っている間に雨がザンザと降り出してきましたよ。何が心配って今日の晩御飯ですね。食料の備蓄を怠ると台風の中、家に取り残され飢餓に苦しむという恐ろしい罠が待っているんですよね。最寄のコンビニまで家から100mぐらいだと思いますが、それでも台風中は外に出たくないってのが人情でして、危険を冒して食料をとるか、安全なまま飢えていくか、きっと究極の選択が迫られることになるのでしょう。って雨風の弱い今のうちに買出しにいけよって書きながら思いました。でも、面倒くさいから嫌なんです。危険が目の前に現れないと、体が積極的な活動をしないのです。男子たるもの夏休みの宿題は8月の最終日にやってこそなのです。

そんなぐうたら人間のFFプレイ記録です。そういえば、ドラクエ9の発売が延期されましたね。誰も最初に発表された発売日に出るとは思っていないところがドラクエの偉大なところですね。堀井先生のこだわりがそうさせたのか、あるいは、Nintendo的にせかされて今年中なんて言っちゃったか、どちらにしてもドラクエ9はDSで発売というところは変わらないようですので安心です。
それと前後して冨樫先生のHUNTER×HUNTER連載再開のニュースが流れたことにあまり深い意味はないんですよね。

ステータスそれでは、ミスリルをヒルダ王女の元へ持ち帰って、ミスリル装備品を鍛冶職人・トブールに作ってもらったところから再開します。レベルの概念のないこのゲームにおいて、自分のステータスを見ても漠然とした感想しか持てませんが、黒騎士に殺されかけたあの日と比べたら格段に強くなっているはずです・・・強くなってるよね?なんかマリアのステータスがいまだに二桁のままな点が少し気になるところではあります。ずっと後衛に据えていたため上がりにくいパラメータというのができてしまっているようです。まぁ、いいか。女子は後から援護してくれてさえいればいいんです。旧世代的な考え方かもしれませんが、まだまだグゥの拳が物を言う時代ですからね、ゲームでは。強い男が女子を守ってやらにゃあならないんです。その後、アリーナが会心の一撃を連発する度に男の居所はなくなっていくんですけどね。

変な建造物ミスリルをゲットして、いくらか帝国軍の動きに牽制を加えることができたかと思いますが、次なる大問題が浮上してきますので、フリオニールたちに休み暇はありません。いつか誰かから「バフスクで大戦艦を建造中」なんて話を聞いたことがありましたが、いよいよそのあっという間に戦力地図を塗り替えかねない大戦艦が完成間近ということらしいのです。たった一つの兵器ではありますが、空を飛ぶその火力の塊にフィン王国としては反抗の余地がありません。だって、攻撃が届かないですもの。地上何フィートぐらいを飛行するのかわかりませんが、上から降り注ぐ爆弾的な何かをバットで打ち返すわけにもいかず、広範囲の攻撃を魔法で防御するわけにもいきません。ロングボウで長距離攻撃をしかけても上に向けて放った矢は、きっと自分にめがけてまっさかさまに落ちてきます。もう、大戦艦が少しでも浮上した瞬間に負けが決定すると、そのくらいのつもりでいても大げさではないかもしれません。
そんな爆撃を未然に阻止すべく、再度フリオニールたちはアルテアを北上し、バフスクを目指します。パルムからポフトへ定期船で渡ろうと思いましたが、ここで思わぬ落とし穴。ミスリルをもって凱旋帰国をする際に調子にのって飛空艇をレンタルしてしまったため、定期船がポフトに置きっぱなしになっているのでした。いや、定期船っていうくらいなんだから、定期的に巡航して、いつでも二港を行き来できるようになっててしかるべきだと思うんですが、どうもこの定期船フリオニールの船賃で全ての航行を賄っているようであります。アルテアが攻められて以降、この定期船を使用して商売をするなんて人もトンといなくなってしまったのでしょう。軍事的な物資の運輸にはパラメキア帝国の海軍あたりが出張ってるため、乗客からの収益のみが定期船の存在を成立させているというわけです。お互い懐事情は寂しいもんです。仕方がないので、地図を見ながら歩いてポフトに向かいます。いや、歩いていけるんだったら、定期船いらないかもなってちょっと思っちゃいました。・・・で、ポフトを目指して歩いてたつもりなんですが、着いた所はなんかあやしげな建造物がある横に洞窟がポカンと空いた盆地でした。どうやって、この山岳を抜けてあそこに辿りつけばいいのかと思っていたら、そのすぐ下に町がありました。

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2007年9月7日

兄さんなの!?

前回、バフスクの町に到着してボーゲン伯爵の傲岸不遜な態度に辟易としたフリオニールたちですが、気を取り直して反乱軍に味方する内通者探しを再開します。なんとしてでも裏山の窪地で建造中の大戦艦の完成を阻止しなくてはなりません。あとどれだけの時間が残されているのでしょうか。

内通者発見狭い町ですので、すぐにそれらしき不審な人物を発見します。もちろん普通に話しかけてはだめです。秘密の暗号、森へのパスポート「のばら」の合言葉で背後にヒルダ様の影をちらつかせます。すると、現在の状況を簡潔に述べて内通者は去っていってしまいました。幹部生候補の「ダークナイト」が仕切っていた時には、こんな不審な内通ぶりはすぐに看破されてしまったらしいですが、今はボーゲン伯爵の無能ぶりのおかげですぐに大戦艦の建造現場への通路まで障害なく進めるようです。

地下から潜入ミッションさすがパラメキアの国家機密だけあって、大戦艦建造現場までは地下通路を通らないとならないようです。しっかりとモンスターも出てくるので、その警備も万端です。バフスクの町民もこの地下道を通って、建造現場で働かされているのでしょう。そんな万全なセキュリティが構築された建造現場ですが、はたして資材の運搬はどうしていたのでしょう。狭い地下通路を通って、荷物を小分けにして何回も運ばされていたバフスクの住民のことを考えると少し不憫であります。大規模な工事にはそれなりにスペースが必要になりますが、なんでよりによって山岳部の盆地で作業を始めてしまったのやら。効率よりも機密性を重視してしまったということでしょうか。まぁ、完成した大戦艦を万が一乗っ取られでもしたら、一気に形成が逆転してしまいますから、慎重にことを運ぶに越したことはないのかもしれません。でも、「大」戦艦の支柱のような巨大な資材が、このクネクネと曲がりくねった地下通路を通り抜けることができるのでしょうか・・・。うん、きっと全部現場で賄ってたんだな。木材は近隣の山から切り出してきて、鉄材は原材料だけ運んで現場で鋳造です。

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2007年9月8日

これって戦争なのよね

ヘリコプターの原理で飛びますはてさて、どうしたもんでしょうか。レオンハルトの影を掴みかけたと思ったら、突然、大戦艦の発進準備が整って、全てが急展開してしまったフリオニール一行です。やっとの思いでたどり着いた大戦艦の建造現場では、その雄々しい姿の大戦艦がまさに飛び立つところでした。大戦艦の上にはたくさんのプロペラが取り付けられており、どうやらヘリコプターと同じ原理で飛ぶようです。ライト兄弟が飛行機で初飛行に成功してから、数十年後にヘリコプターが完成することを考えると、FF2の世界の科学技術もなかなか進んでいるようであります。一方で剣と魔法が、もう一方で機械文明が活躍する不思議な世界観であります。鳥を見て、飛行機を思いつくというのはすごく自然な流れのような気もしますが、ヘリコプターの元ネタってなんでしょうね。何気にレオナルド・ダ・ヴィンチがあの時代にヘリコプターの構想図を描いていたらしいですが、その発想にいたった過程がピンとこないんですよね。回転して揚力を得るって自然現象であるんでしょうか。竹とんぼとかブーメランの延長線上にある発明というとこまでは分かるんですけどね・・・。

つうこうしょう発見もうそんな話でお茶を濁すしかないですね。だって、もう最終兵器は飛び去ってしまったんですもの。試運転がてらちょっとドライブして戻ってきてくれればいいのですが、ひょっとしたら、速攻でアルテアを攻略しているかもしれません。帰る場所があるのかどうかする不安定なフリオニールたち。ヒルダ王女、どうかご無事で!と祈るしかありません。途方にくれながら、地下通路からバフスクに戻りますが、途中レオンハルトとおぼしきダークナイトと出会ったあたりで、変な方向からボーゲン伯爵が走ってやってきたのを思い出し、そちらの方向に進んでみます。すると大戦艦への「つうこうしょう」が無防備にも置きっ放しになっていました。レオンハルトの粋なはからいだったらいいのですが、きっとボーゲンのドジでしょう。あいつ自身は大戦艦にしっかり乗り込んだ様子ですから、誰か一人乗り遅れたヤツがいるのかもしれません。今さら通行証を手に入れたところで、大戦艦が戻ってきてくれるわけもなく、反乱軍駆逐作戦は開始されているのかもしれませんが、一応この通行証は懐にしまっておきましょう。

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2007年9月10日

反乱軍崩壊

ポフトの町、パルムの町とアルテアに向かう途中の拠点は全てパラメキアの大戦艦の手によってことごとく滅ぼされていました。この分ではアルテアもひょっとすると・・・いやな想像がよぎります。これまでパラメキアの進行を何故か阻んでこれたポフト~アルテア地域ですが、大戦艦の威力の前にはなす術がないのでしょう。ミスリル奪還でにわかに活況を呈してきた時期だっただけに、今回の惨状がフィンの反乱軍サイドに与えた精神的な打撃も大きかったでしょう。フリオニールはヒルダ王女の無事を確認するべく、アルテアへと歩を進めます。

ツンデレじいさんの辛辣アルテアにつくと、やはり大きな被害を受けたらしく、町の外に人の姿がありません。しかし、反乱軍の本営に入ると、たくさんの人が生き残っている様子。不謹慎ではありますが、少しホッとしました。アルテアでは多くの人と出会っていますから、ここの人たちが無事でいてくれると気持ちが少し救われます。さっそくヒルダ王女の待つ王座の間に足を運びますが、やはり周囲の様子は大戦艦への恐怖心でいっぱいな様子です。そんな中、フリオニールを待ち受けていたのが例のツンデレじいさんです。「お前らみたいな若造に、大事を成し遂げられるもんか、ペッ!」といった感じでフリオニールの若さを侮っていたおじいさんです。ミスリル奪還成功の際には、ぐうの音もでないほどフリオニールの活躍をみせつけてやれたのですが、今度のミッション失敗を機に一気呵成にダメだししてきやがりました。内心、フリオニールを心配していることはちゃんとわかっていますが、「荷が重すぎた」なんてズバリ言われると少し腹が立ちます。しかし、言い返せるような好材料が今のフリオニールにはありませんので、ここはグッとガマンの子です。じいさんの言葉になぶられるだけなぶられて、みじめなフリオニールはヒルダ王女の前へ進みます。

ミンウさんに見切られた!?ヒルダ王女への報告を済ませると、現在の反乱軍の状況を王女自ら知らせてくれました。やはり被害は甚大で、しかも王様まで負傷されてしまったとのこと。元々あの王様はフィン王国から逃げ出してきた時点で怪我人で、実質何の役にも立っていませんでしたから、フィン奪還計画にあたって特段の支障はないように思われますが、そこは一国の王です。ベッドで臥せっていて、命の心配まででてきたとなると国民の指揮は下がります。この王国ももう終わりだ・・・、パラメキアに寝返ろう。なんて考える輩も出てくるに違いありません。
すると、フリオニールの脇から監督役のミンウ様が現れておっしゃいました。

ミンウ「私は王と負傷兵の回復に努めるため、本営に残ります。」

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2007年9月10日

スコットとゴードンの故郷

前回、ミンウ先輩に見捨てられ、元の幼馴染3人組のパーティーに戻ってしまったフリオニールたちは、失敗を償うべく次のミッションに向かいます。って、でも次のミッションってなんだろうか?大戦艦の攻撃で反乱軍サイドもバタバタとあわただしく、ヒルダ王女ももうフリオニールに構ってはくれません。とりあえず、アルテアのいろんな人に話しかけるも、やはり爆撃のトラウマから弱気なコメントばかりが聞かれます。ミンウマジックによって、怪我があっという間に回復したというフィンの国王のお話もついでにうかがってみましょう。

国王「大戦艦なんてものがあるなんて、わし、知らなんだ。心配をかけまいとだまっていてくれたんじゃな。」

なかなか危機感のない発言です。一国の王がこの調子ですから、とっとと世代交代していただかないとフィンは間違いなく滅びます。そこで惜しまれるのがスコットの存在です。カシュオーンの王子・スコットとヒルダ王女の結婚が実現していれば、この壊滅的な危機からも立ち直れるような気がします。そのくらいスコットは男前の死に様をみせてくれましたもんね。ヒルダ王女の未来のために「愛している」の言葉を伝えることを拒んだ男です。そんなスコットのことに思いを馳せているうちに、自分が何かを忘れていることに気が付くのは、まだ先の話です。

とにかく、フリオニールは目先の目標を見失っている状況です。ずっと先には大戦艦の鎮圧という大目標があるのですが、そのためには何をしなければいけないのか、まだ道筋が見えていない状況です。ルプガナやポルトガで船を手に入れた後のような広大な自由さが逆にフリオニールを迷わせます。とりあえず、現状で地図を眺めながらいけるところにはいっておくというのが、こんなときの鉄則と思い立ち、3人はアルテアの町をでます。

湖上の城・カシュオーンしかし、実際のところ自由に歩きまわれる範囲は随分と限られていました。いや、陸地はつながっているのですが、敵が強すぎて入れない場所がたくさんあったのです。何度か全滅しながら、やっとたどり着いたのが、バフスクの南だか東だかに進んだところのカシュオーンです。そう、スコットとゴードンの生まれ故郷のあの国は湖と山岳に囲まれて、なかなか守りの堅牢そうな場所に存在していました。しかし、ここも既にパラメキアの攻略にあって、スコットは瀕死のままフィン王国に辿りつきそこで死亡、ゴードンは戦う兄を尻目に敗走しうまく逃げのびたのです。ん?そういえば大戦艦爆撃にあったアルテアにゴードンの姿がなかったような・・・あいつ反乱軍に加わる勇気もなくてオロオロしてるだけのチキンでしたが、どうも大戦艦の存在に気付きどこかにトンズラしたようです。うーん、兄と比べるのは気が引けますが、なんともはや。スコットの死亡で実質的にカシュオーン家は断絶ということでよろしいでしょうか。ある意味、究極のチキンとしてゴードンのキャラクターは深みを増し、おもしろいことになってきてはいます。きっとそのうちまたひょっこりと現れるでしょう。そのときはダイの大冒険におけるポップばりの成長が望まれますね。いや、ポップといえば、メドローアとともに伝説的な成長を遂げたキャラクターであります。あれを描ききったダイの大冒険は名作と言わざるを得ません。ひょっとしたら、ゴードンの成長いかんで、このFF2もものすごく面白いゲームに認定されるのかもしれません。

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2007年10月9日

故国が遠い

ステータス前回、チョコボさんのいたずらによってミシディアとかいうとんでもない異国の地へ放り出されたフリオニール一行は、なんとしてでもレベルの釣り合わないモンスターから逃げおおせて故国・フィンの地へと帰らなくてはならなくなっていました。だってセーブしちゃったんだものしょうがないじゃない。チョコボできた道を歩いて帰らなければならないのですが、行きはよいよい、帰りは怖い。怖いながらもとおりゃんせ、とおりゃんせ♪

とりあえず、マップを眺めてみましょう。普通に気付かなかった機能なのですが、「トクレセンタボービ」の魔法はFF2でも継続して使えるのでした。するとカシュオーンからチョコボに乗ってきたコース以外にもミシディアからフィンへ帰るコースがあるようなのです。もちろん選ぶのは最短コースです。地図上でかろうじて陸続きになっているっぽい北西に針路を定め、フリオニールたちは出発します。外の敵が強いのですから、それなりに対策は必要でしょうが、こちらには「セーブ」という必殺技があるのです。過去にあれほど私を苦しめたFFの「セーブ」しないと全部やり直しという方針ですが、裏を返すとどこでもセーブができるということなのです。モンスターに出会ったら逃げればいいのです。逃げるのに失敗したらもちろん撲殺されて終わりですが、それでも最後にセーブしたところに戻るだけの話です。逃げに成功してしまえばその分前進できるってわけです。それどころかこまめにセーブを続けていけば、敵に遭遇せずにフィンまで帰ることだってできそうです。要するに一歩進むたびにセーブすれば、次の一歩で敵が出てもリセットすればいいだけのことです。この完璧な作戦にフリオニールもしたり顔です。マリアとガイからも賞賛の拍手が聞こえてきます。

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2007年10月13日

「ただいま」の重さ

眼前に人参を吊るされて、走りに走った馬のフリオニールは、ゴール直前で人参を川の向こうに投げ捨てられてしまいました。泳げないので渋々元のミシディアに戻ります。途中マリアのMPがいよいよなくなってしまい、半死半生の状態であったのはいうまでもありません。もういっそミシディアに骨を埋めようかな。そんなことすら思いましたよ。でも、何だかんだの強行軍の結果、フリオニールたちは成長しました。HPは外の強い敵に叩かれても一撃では死なないこともある・・・程度に成長しました。マリアのファイアはワンランク攻撃力を上げ、フリオニールのサンダーやガイのブリザドも気休め程度に効果を発揮しだしました。何よりも大きかったのが、呪文は単体攻撃以外に全体攻撃にも使えるということを学んだ点です。呪文対象を選ぶカーソルが出たときに十字キーの上を押すと、あら不思議、敵全員にカーソルが点滅するじゃないですか。きっと取扱説明書を穴が開くほど読んでいれば知っていて当然のことなんでしょうが、私の取扱説明書には穴が開いていないので仕方のないことなのです。FFについては素人のくせに「なせばなる」の精神を貫いてきたせいで、無駄な苦労が多くなってます。

さらにお金も結構たまったので、遠慮なくミシディアの高い武器を買いました。シナリオに忠実に進めたいというのが本心なのですが、ミシディアから抜け出せないことには先に進めないので、強い武器の先行買いを行ってしまいました。DQ4の第3章で客が破邪の剣を売りに来るまでアルバイトにいそしむトルネコと同じ行為です。
でも、大丈夫。間の抜けた私ですから、結局マリアに「こおりの弓」を買い与えた瞬間に所持金がなくなりました。マリアはミシディア脱出にあたって今後とも「ファイア」で突き進むという役割があるにもかかわらず、武器を買い与えてしまったのでした。

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2007年10月15日

キーワード:太陽の炎

そもそもどうしてこのような事態に陥ったのか。カシュオーン南のチョコボの森からフラフラとミシディアに到着した挙句、帰ってくるのに何時間もの時間を費やすことになった一連の失敗劇を振り返るフリオニールたちは、一つの「やりのこし」に気が付きました。それはポフトの町のシドにまつわることでした。思い起こすとこのFF2には「おぼえる」というコマンドが存在し、キーワードはその都度覚えておかなければいけないのでした。アドベンチャーゲームであれば勝手に覚えてくれそうなものですが、FF2にあってはそんな甘えは許されません。自発性を尊重するこのゲームでは、「のばら」を初め、きっと重要な単語は自ら脳裏に刻み込まなければいけないのです。そう、私はうっかりシドの発する「太陽の炎」という単語を聞き逃していたのでした。同時並行で「逆転裁判3」をプレイしていたせいでしょうか。成歩堂弁護士であれば、「太陽の炎・・・?あやしいなぁ。ここはもっとゆさぶってみるか?」なんて気の利いた一言を提示してくれそうなもんですが、FF2のフリオニールのパーティーには真宵ちゃんもはみちゃんもいません。マリアとガイがフリオニールの後でボーっと突っ立っていただけです。どうせマリアのやつは「お兄ちゃん」(レオンハルト)のこと以外は耳に入ってこないんですよ、このブラコンめ。ガイにいたっては人造人間16号ばりにおしゃべりが苦手なヤツですから、内心「太陽の炎って大事なことじゃないかな。フリオニールおぼえておかなくていいのかな。」ぐらい思っていたけど、「ウッ、アッ・・・・。」なんて言い出せずにいたに違いありません。この役立たずな二人をまとめあげなくてはいけないリーダーたるフリオニールが、一番ダメな気もしますが、ともかく「太陽の炎」を中心に話は展開し始めるのでした。

太陽の炎のことをkwskそもそも太陽の炎というのは、全ての「飛空艇」の動力源であり、あの大戦艦だってその力がなければただの箱です。そして、そのありかがカシュオーン城だったのです。そう、かつて湖の脇にたたずむ無防備なカシュオーン城に潜入した際にその炎が燃えさかる様をフリオニールたちは目撃しております。目撃はしたもののイベントが発生しなかったので、何となく南のチョコボの森から気まぐれな冒険が始まってしまったのです。悔やまれる過去の過ち。フリオニールが太陽の炎を扱うにはまだ時期尚早だったのでした。そんな太陽の炎について、方々詳しく聞き込み調査を開始しました。まずはヒルダ姫から。今さらですが、太陽の炎がカシュオーン家に伝わるすごい何かであることを教えてもらいました。きっとヒルダ姫はスコットさんからいろいろ聞いていたんだね。あんまりスコットさんのことを思い出させてしまうのも申し訳ないので、続きは病床の王様に聞いてみましょう。

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2007年10月16日

わしの雪上船

前回、「太陽の炎」から「エギルのたいまつ」→「女神のベル」と今後必要なものがガンガンつながっていったのですが、最終的にどこにつながったかというのあの変な顔の男・ヨーゼフです。雪国サラマンドの顔役とも言えるこの男は、前にミスリル銀の生産権限をパラメキアから奪うというミッションの際に知り合っていますが、娘のネリーがボーゲン伯爵に誘拐されていたという事情から一切、セミテの滝での攻防戦に参加してくれませんでした。娘大事さにヒルダ王女の命に背いたわけですが、結果的には天下の大泥棒・ポール様の活躍も手伝って、娘もミスリルも両方せしめることに成功しました。まぁ、ヨーゼフにしてみれば辛い立場だったことでしょうけど、期待していた応援が彼から受けられなかったために、フリオニールはしなくてもいい苦労をすることになったのでした。そうでもないか。そんな思い出の地・サラマンドに再び出向きましょう。

まさかのヨーゼフ参戦さて、ヨーゼフといえば家の外で出待ちするストーカーがいることがとても印象深いですね。子持ちの変な顔の男に恋をするなんて、よっぽど変わった恋愛観がこの女性ストーカーを占めているか、あるいは、変な顔をカバーしてあまりある魅力がヨーゼフにあるかどっちかです。まぁ、誰しも一度はアルプスの山小屋でヨーゼフに体を埋めたい欲求にかられたことはあるでしょうからね。口笛はなぜ、遠くまで聞こえるのか♪あの雲はなぜ私を待っているのか♪そのブランコはどこから紐が伸びているのか。北国や高山地域のような寒い場所には、人類の理解をはるかに超えた事象があるということで、女性ストーカーの謎も合わせてお蔵入りさせておこうと思います。
で、ヨーゼフときたらかつての非礼を素直に詫びて、フリオニールたちに何でも協力する気満々なようです。雪原を進むために必要な「雪上船」も貸し出しOKとのことなので、ありがたくお借りいたしましょう。そしたら、なんかヨーゼフのヤツ、ついてくる気満々です。いつの間にかパーティーの4人目にあの変な顔が挿入されてしまっているではないですか。お前、戦えるのかよ・・・。女性ストーカーの不審な目を避けつつヨーゼフを加えた一向は、雪上船が隠してあるというセミテの滝の洞窟に向かいます。

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2007年10月17日

ガイ、特殊能力発動!

さて、思わぬ珍客・ヨーゼフさんを引き連れてフリオニール一向は雪原の洞窟を目指します。女神のベルがその洞窟にあると雪原マニアのヨーゼフが言っているので、間違いないでしょう。彼は自分の秘密基地に雪上を滑走する船なんて隠しているチョイ悪親父です。

なんと帆船ですしかし、驚くべきことに、前回手に入れた雪上船は帆船でした。帆船というからには動力は「風」です。凹凸のない雪の上なら・・・多分、これで移動できるのでしょう。ブリザードにでもなったら、帆に雪が積もって破れちゃうんじゃないかとも思いますが、現在は快晴なのでOKみたいです。他の移動手段はありません。なにせ人の足では雪原に踏み込むこともままならないらしいですからね。ものすごく深いんでしょうね、積雪が。でも、普通にスキーが欲しい今日この頃です。それかスノーモービルとまでは言いませんが、何かエンジンで駆動するのがいいなぁ。風任せで呑気に雪上の洞窟に向かっている場合でもないでしょうに。動力といえば、太陽の炎なんかが適任ですよ。その熱量で除雪しながら進んでくれそうなイメージです。いや、太陽の炎があったら飛空艇で飛んでいけばいいのか。

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2007年10月18日

鍛冶屋のスミスに見せたい

ジャイアントビーバーとの邂逅によって、動物語スキルを身につけたガイ一向は、ついに雪原の洞窟の目的である女神のベルの間近までやってきました。ビーバーはネズミ目ビーバー科の動物だそうですので、ネズミに近い動物あたりならコミュニケーションがとれる可能性が高そうです。ぼくらのクラブのリーダーなあの有名なネズミさんとも楽しく遊べそうです。この戦争が終わった暁にはみんなでディズニーランドでも行こうか。なんてフリオニールが言い出す始末です。眼前の敵にもっと集中して欲しいです。

背中が特に固そうそう、ヨーゼフさんがいうには、女神のベルはアダマンタイマイという生物に守られているのだそうです。貴重なアイテムを守っているぐらいだから悪い生物ではないのかもしれませんが、カシュオーン家の人間が一人もいないので、きっとむこうは敵意むき出しなはずです。ちなみに「タイマイ」というのは長粒種の米ではなく、海ガメの一種だそうです。ウリゴメではありません。そして、間違いなくあの伝説の鉱物「アダマンタイト」にちなんだ命名でしょう。従ってやつの攻撃力あるいは防御力は計り知れないほど高いものなんでしょう。まさかこんなところでエクスカリバーの片鱗をみることになるとは思いませんでした。すごい低い確率でエクスカリバーをドロップしないか心配でもあります。

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2007年10月19日

ヨーゼフとボーゲンの因縁

女神のベルを手に入れて目的を果たしたフリオニールたちの前に、ボーゲンが立ちはだかるも速攻で帰りうちにしたのですが、このおっさん、一体なんのつもりだったんでしょう。この手のキャラはそもそも自身の能力は低いけど権力を笠に下々をたきつけ、手柄だけをせしめるというタイプです。それが単身でフリオニールの前に立ちはだかり、あっという間に倒されるなんて合点がいきません。ひょっとしたら、周りを囲む部下すらも調達できないほど信頼がなくなってしまったのでしょうか。フィンを裏切った男の末路は、部下に見捨てられるという悲しいものとなったようです。

ボーゲンからのプレゼントそんなボーゲンさんから粋なはからいが飛び出しました。彼からの最後のプレゼントがいただけるのだそうです。ん?今までプレゼントなんてもらったことはなかったはずですが。これ、すなわちプレゼントというのは皮肉ですね。最後の妨害工作が発動する模様です。

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2007年10月30日

ヨーゼフの死を乗り越えて

サラマンドぶらり一人旅大事な仲間・ヨーゼフに命を救われたフリオニールたちは、サラマンドの一角でうらぶれていました。いままで散々に面白い顔、変な顔と罵倒してきた分、気まずさも一入です。「お父さんはもう帰ってこないのね。」ヨーゼフの娘・ネリーの言葉がフリオニールに突き刺さります。先の大戦艦破壊工作失敗によって多くの人を死なせてしまい、ツンデレじいさんに「ほれみたことか」と叱られたばかりではないですか。だというのに、またしても失敗を重ねてしまいました。自分が成長しているんだかダメになっているんだか、わからなくなってきてしまったフリオニールの懊悩は計り知れません。決して、フリオニールに致命的な落ち度があったわけではないとは思うのですが、シナリオはフリオニールを谷底まで突き落とすのでした。

ステータスだとしたら、もうこれ以上の下降はないですよね。ヨーゼフの死がことによってはフリオニールの落胆人生の転機になりうるかもしれません。そもそも女神のベルは無事に奪取したわけですし、ミッション的にはコンプリートなわけで、出世街道には何ら影響はありません。ヒルダ王女の命でミスリル銀の調査を行っていた男、その名はヨーゼフ。彼の死を無駄にしないためにフリオニールにできることは偉くなって上にいくことです。軍人ですから。甲子園一回戦で敗退した優勝候補チームが相手校に対して、「お前ら、絶対優勝しろよ。俺らが弱いと思われるやんけ。」と照れながらエールを送る感じで、ヨーゼフはフリオニールを送り出してくれたと考えることにしましょう。すっかり成長した3人のステータスは写真の通り。

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2007年11月1日

ゴードンはここにいる

アルミ缶入りのポーション
この間コンビニで「ポーション」を買ってみました。ポーションといえば「やくそう」と並ぶ回復アイテムの定番ですね。ドラクエ派の私は、以前売られていたおまけつきのポーションには見向きもしなかったのですが、今こうしてファイナルファンタジーをプレイしている都合上、ちょっと手を出してみることにしました。今回のポーションはアルミ缶タイプなんですね。FF中ではポーションがどんな容器に入っているのかわかりませんが、時代背景からしてアルミの精錬技術があったかどうかは定かではありません。確か原料のボーキサイトからアルミを作るのには大量な電力が必要になったかと思います。1円玉を作るのに1円以上かかっていることを理科の先生かこち亀の両さんあたりが教えてくれたのを覚えています。今のところ「サンダー」は唱えられる人は見たことがありますが、発電施設はみたことがないので、きっとポーションはアルミ缶に入っていないことでしょう。飛空艇だって「太陽の炎」とかいう意味不明なエネルギーで飛んでいるのだから、電力はないですよね。高級鉱物のミスリル銀あたりで容器を作れば、プレミアがついてもっと高く売れるかもしれません。「ポーション」と「ハイポーション」では容器に差をつけないと消費者は買わない、といった物販特有の問題も道具屋さんは考えているかもしれません。容器がよければ、プラシーボ効果で薬効も増すというものです。
今回買ったポーションの缶にはFF7クライシスコアのキャラクターが印刷されていました。FF7はまだずっと先のお話ですが、キングダムハーツでキャラクターだけは先行して知っています。が、自分が適当に手に取った缶に描かれたキャラクターは・・・わからねぇ。「ZACK FAIR」とキャラクターの右脇に書かれているのでこれが名前だと思いますが、一体どんな性格で、シナリオ中どんな役割を持っているのか、さっぱりわかりません。黒い髪をサイドに分けて額を出しています。年のころは15,6歳くらいでしょうか。魔法使いというよりは剣士といった身なりです。まぁ、きっとちょっぴり暗い過去を背負った少年で、主人公に反目しつつも旅の過程で友情を深めていくとかそんなキャラクターでしょう。

そんなポーションですが、コップに注いでみるとオロナミンCを薄めたような黄色い液体でした。そして、炭酸飲料でした!炭酸飲料の歴史についてあまり詳しくはないのですが、今の日本では自動販売機でコーラやサイダーといった炭酸飲料が気軽に売られています。しかし、はたして、FFの世界ではどうだったのでしょう。ヨーロッパでは、レストランなんかでミネラルウォーターを注文すると炭酸水が出てきたりするそうですが、これはワインと同様に水がその土地の地質にちなんでいるからだそうです。ですから、きっとヨーロッパの人は昔から炭酸水を飲むことに抵抗はなかったのでしょう。日本でも最近ガス入りのミネラルウォーターが売られていますが、私なんかはなかなか受け付けなかったですね。
で、ドラクエやFFのようにヨーロッパの騎士物語をベースに作られた作品であれば、炭酸交じりのポーションというのもありうるのかな、と想像してみました。
ちなみに味の方も砂糖水で薄めたオロナミンCといった感じでした。とても飲みやすかったですよ。以前、売られていたポーションは「回復アイテムではない」といった評価が飛び交うほどおいしくなかったと聞かされていたので、これは意外でした。
さて、ポーションを飲んで、HPが回復したところで、冒険を続けます。

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2007年11月2日

カシュオーンはモンスターが守る

アダマンタイマイが普通に登場ついにあのへたれゴードンにパーティ入りを許してしまったフリオニールたちは、エギルのたいまつを入手すべく、カシュオーン城の内部を侵攻していきます。城の中はどういうわけかモンスターでいっぱいです。どうもカシュオーン王家にはモンスターに何かを守らせるという風習が根強く残っているようです。ちなみにここに入ってくるときに使用した女神のベルも「アダマンタイマイ」とかいう亀のモンスターに守られていましたっけ・・・と歩いていたら、その亀が普通にフィールドモンスターとして登場しました。仮にも雪原の洞窟のボス敵な位置づけだったのに、早くもフィールドモンスターに格下げですか。正直、HPが多くて、さらに固い敵なので倒すのに他のモンスターより時間がかかるのが厄介です。そんなモンスターと頻繁に出くわすのは正直きついです。というか、面倒くさいです。とりあえず、ガンガン魔法で倒していきますが、マリアのMPに若干不安を感じます。

宝箱トラップ発動さらに宝箱にもモンスターが潜みはじめるという嫌がらせまで始まります。容赦ないな、カシュオーン王家。どんだけモンスター頼みの防衛ポリシーなんでしょう。宝箱はフィールドのオアシスなんですから、開けるたびに敵が飛び出してくるんじゃたまったもんじゃありません。

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2007年11月3日

UFOキャッチャーのアームの性能

無事にエギルのたいまつをゲットしたフリオニール一行はあしでまといのゴードン王子の目を覚まして、太陽の炎を目指します。面倒くさいのでテレポで城の外へ行き、あらためてカシュオーン城1Fの広間に入ります。そういえば、まだ飛空艇でのお出迎えはきていないようですね。ヒルダ王女が太陽の炎をゲットした頃にむかえにいきますと約束してくれましたが、ちょっと遅れているのかもしれません。何かあったのでしょうか。

たいまつに着火!それではパーティーを代表してフリオニールがエギルのたいまつに太陽の炎を着火します。うーん、気分はオリンピック。次の聖火台に向けて走り出す気満々です。この炎そもそも何のために必要だったかというと、

・大戦艦は要するに飛空艇の親玉みたいなもの
・飛空艇は太陽の炎を動力に動いている
・太陽の炎のコントロールは結構繊細
・大戦艦に太陽の炎を追加投入すれば暴発は避けられない

という筋書きによるものでしたね。ということは次の聖火台は大戦艦のエネルギー炉ということになります。そこにたいまつごと炎を投げ込んでやれば、フィンとパラメキアの戦力差は一気に縮まります。ん?聖火リレーは陸を走ればできますが、飛んでいる大戦艦には一体どうやって近づけばよいのやら。うーん、乗組員の食料補給に降りたところを叩くという感じでしょうか?だったらバフスクあたりを張っておけばいいのだろうか?

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2007年11月5日

王女の誘拐という王道

飛空艇を追いかける大戦艦、その大戦艦を追いかけるチョコボ。という図式でフリオニールは現在、この世界の二大飛空艇のチェイスの顛末をおってチョコボの背にまたがっている状況です。はたしてシドの飛空艇はうまくパラメキアの追跡をまくことができたのでしょうか?とりあえず一行はシドの本拠地ポフトへと向かいます。

あのアームに捕まるとはポフトにつくやすぐに衝撃の事実が発覚します。どうやら飛空艇はあの変なアームに捕まってしまった模様です。あんなアームでもキャッチャーの達人の手にかかれば、ぬいぐるみの2個取り、3個取りはお手の物なんでしょうか。しかも、中にはヒルダ王女が乗り込んでいたとのこと。ちょっと待ってください。一国の王女がなんでフリオニールのお迎えに飛空艇に乗り込んでいるんですか。お母さんですか?傘を忘れて息子に雨の中傘を届けるお母さんですか、あなたは?このヒルダ王女は、アルテアにいたときから思っていたのですが、相当民衆に愛されているようです。離婚した後のダイアナ妃と張るぐらいの人気を国民から得ているものと思われます。そんな彼女の人気はやはり気さくに一兵卒のフリオニールをお迎えにいっちゃうところだったりするのかもしれません。しかし、今のフィンは彼女でもっているようなものですから、そんな気安い行動が命取りになります。パラメキアにしてみれば王女さえ叩いてしまえば、反乱軍の指揮も落ち、抵抗勢力が一掃されるってなもんです。だというのに、ヒルダ王女の無茶な行動にはびっくりです。よくミンウに止められなかったもんです。フリオニールにしてみれば、恐縮至りです。ただ、その結果、パラメキアに王女と飛空艇が一度に奪われてしまったことになります。戦況は九分九厘パラメキア優位といった感じでしょう。ここで戦略的にはすぐにヒルダ王女は殺されるでしょうか?それとも、ヒルダ王女は活かされて何らかの交渉に人質として使われるでしょうか。

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2007年11月7日

切り込み隊長

国の中核・ヒルダ王女がパラメキア帝国の手に落ちるというびっくり仰天ニュースをきき、改めて自分の反乱軍内での立ち居地をわきまえたフリオニール一行は、ヒルダ王女の安否を確かめるべくアルテアで情報収集をはじめます。どうも大戦艦のやつは飛空艇を奪取した後、資材を補給すべく一度基地へと帰還したようです。そして、その基地はフィンからはるか北西にあるとのこと・・・まだ未踏の土地ですね。

今なら倒せるかもアルテアからガテアを中継して、フィンを超えて捕らわれのヒルダ王女を救出すべく一行は北西へと進んでいきます。今はパラメキアの手に落ちたフィン王国を通りすぎると、かつて潜入した際にキャプテンにボコボコにされたときの記憶が甦ります・・・甦ったので仕方ありません。なんかひょっとしたら今ならキャプテンに勝てるんじゃないか?なんて思っちゃうじゃないですか。それなりにパワーアップしたフリオニールはかつての雪辱にフィン王国内に再度入り込み、キャプテンとおぼしき人影にさっそく話しかけます。やはり、先頭の火蓋が切って開けられ、キャプテンと対峙することになります。ちなみにこの段階でゴードンには新しい武器を買い与えてあります。確か初期装備が槍系だったので、ミスリルスピアを買ってあげたかと思います。そしたら、この王子意外と戦力になるんでやんの。敵によってはフリオニールよりも使えたりして・・・。でも、ゴードンを持ち上げるのは癪なので、この件についてはあまり触れないようにしていきます。

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2007年11月8日

ピンチをチャンスに変える男

キャプテンかよっ!辺境の基地で物資を補給中の大戦艦に颯爽と殴り込みをかけるフリオニールたち。今は何の迷いもありません。王女を見つけて救い出す、それだけです。ってかそれ以外のことを考えていたら、周りは敵だらけですのであっという間にボコられて終わりです。見張りのいる入り口に正面からつっこんでいくと、やはりそう簡単には通してもらえませんでした。なんと見張りは「キャプテン」です。このキャプテンには過去に辛酸を舐めさせられた経緯がありますが、そんなトラウマチックな出来事も、たまたま通りがかったフィン王国で既に払拭ずみなのでした。キャプテンに何らおそれる点なしです。むしろ、おうごんシリーズの装備品を剥ぎ取るチャンスぐらいに思っています。

牢の中に王女とシド悠然と大戦艦の中を進んでいくと、牢の中に捕えられたヒルダ王女とシドの姿が!ご無事でなによりです。正直、ヒルダ王女の存否はフィンの今後に直結しています。もしもパラメキアがヒルダ王女を真っ先に殺害するという選択をしていたら、あの腰抜けの王様を見る限り、フィンはお家断絶でしょう。王家という背景を失っては反乱軍からのばらの紋章が剥ぎ取られ、人を集めるのも難しくなります。本当に生きていてくれてよかったです。そして、わざわざフリオニールのために危険を顧みずお迎えにいただき、本当に光栄です。ありがとうございます。結果的に迎えにきたのはフリオニールになってしまいましたが、王女の顔を再びみることができてフリオニールの闘志は燃え上がります。

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2007年12月29日

戦艦は沈んでなんぼ

さて、前回更新から随分と日が経ってしまっていました。その間、たくさん仕事が入ってしまいてんてこ舞いな状況だったことを言い訳として記させていただきます。大戦艦攻略のいいところでプレイを止めてしまったため、プレイを再開するためのテンションを上げるのに相当苦労しました。だって、フィン王国の存亡がかかった場面ですからね。生半可な覚悟じゃ臨めないってものです。仕事で疲れた体では、そんな修羅場に乗り込んでしまおうものなら、キャプテンたちに囲まれてボコボコにされておしまいです。
なので、「ドラクエ4」とか、「レイトン教授と悪魔の箱」とか、「Wii Fit」とかやってました。「逆転裁判4」も脇に転がってましたっけ。

ステータス画面でも、年末が近づくにつれ、焦りが生じてきます。いつまでもフリオニールを大戦艦に閉じ込めておいてはなるまいと。初日の出ぐらい外で拝ませてあげたいものです。そんなわけで、大戦艦からヒルダ王女とシドを救出し、エンジンに太陽の炎を投げ込みにいくフリオニールの再始動です。ステータス画面では全員「くらやみ」状態になってます。カシュオーン城で「めぐすり」の大事さに気付いて以来、大量購入したものの、敵があんまりブラインを多用してくるので、少し節約しようと思い立った結果、このように目の眩んだまま前進しているのでした。そんなひどい状況でよく戦えるもんだと感心してしまいます。(ひどいな)案外、善戦しているのでハンディとして丁度よいのかもしれません。

ダークナイトに怒られたでも、戦っていると宿屋や回復ポイントが恋しくなってくるものです。魔法しか効かない敵もいますから、MPが切れたらそこで試合終了のホイッスルが鳴ってしまうのです。よくよく考えると全滅したらゲームオーバーなこのゲームにおいて、MPが切れた状態でセーブしたら、そのセーブデータで何度再開しても全滅は必至なわけで、一からゲームをやり直す破目になるんじゃなかろうか。一瞬最悪のシナリオが垣間見えてしまいましたが、今のところ戦力に余裕があるので、気にしないでおきましょう。
「おお、フリオニールよ。死んでしまうとは情けない・・・」と王様がいってくれないゲームなので、宿屋に泊まりに帰れないかなぁと、試しに大戦艦の入り口に戻ってみたら、案の定通行禁止でしたよ。シビアな設定です。しかも、フリオニールの前に立ちふさがったのが「ダークナイト」さんじゃないですか。相変わらず、兜の下はレオンハルトそのものですが、鈍感な妹と親友二人はそのことに全く気付いていません。
どうもダークナイトは、こちらを艦内の兵士と勘違いしているのか、「うろうろしていないで、逃げ出したヒルダ王女を探せ」と命令してきます。鈍感さはお互い様でしたね。この大戦艦に侵入する際に特に変装して忍び込んだわけではないのに、誤認されてしまうフリオニール。ってか、こっちは顔丸出しなんだから、気づけよレオンハルト。はっ、やはり例によって記憶喪失な展開が待ち受けているのでしょうか?ベタですが、記憶を失わない限り祖国を攻撃してきた帝国側につく理由ができないですからね。スパイという線もありますが、それにしては町を焼きすぎでしょう。
ここで何も知らないゴードンが「敵の司令官だ!攻略しよう!」ってならないところがミソですね。チキンをひきずっているので、無難にやり過ごすというのが彼の流儀です。

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2007年12月30日

ある王様の死

昨日予定していた年末の大掃除がキャンセルとなりました。年内にやり遂げたいことをリストアップし、各項目に優先度をつけた結果、大掃除は来年に持ち越される項目になったのでした。それにしても、なぜか優先度の高い項目に「マンガを読む」というものが含まれていました。12月後半に出たマンガをガーッと買ってきて、つつがなく読み終えましたよ。今日は「PAPUWA」と「カミヨミ」と「おやすみプンプン」と「新ブラックジャックによろしく」と「新吼えろペン」と「ゴールデン・デイズ」と「高校デビュー」ですね。少年漫画、少女漫画、青年漫画となかなか多岐に渡ってますね。自分はホント何をしたいんだろうか。最初の2冊は柴田亜美先生の作品です。自分の中ではいつまで経っても、ドラクエ3の勇者が柴田先生のドラクエ4コマのイメージで定着しています。アニマルゾンビとか武闘家くんとか「ひゅるりら~」とか古きよき思い出です。ドラクエは私が小学生ぐらいのときから、当時のエニックス出版から4コマ漫画集がたくさん出てましたね。ドラクエのメインキャラクターはベースに鳥山先生の絵がしっかりあるので、いろんな作家さんが独自に崩して自由に描いていたのを覚えています。誰が描いてもライアンはライアンだとわかるし、女戦士は女戦士でした。はたして、誰もが自由に描いてフリオニールはフリオニールたりうるでしょうか。フリオニールのビジュアル的な核が自分の中でイマイチ定まっていないのです。
そういえば、今週号のジャンプ(合併号)になんとそのフリオニールが掲載されていたのでした。「ディシディア ファイナルファンタジー」とかいうPSP向けの新しいゲームの紹介がカラーで載っていたのですが、そのゲームに登場するのだそうです。20周年でお祭り状態なファイナルファンタジーの記念碑的なゲームなのでしょう。活況ですね。最近はDS版のFF4のテレビCMもよくみかけます。
それは置いておいて、ジャンプに載っていたフリオニールがやはり自分の中のヤツとちょっとかけ離れていたんですね。隣に載っていたスコール・レオンハートとかいうまだ知らない若造と比べて明らかに貫禄があるのですよ、あのフリオニールが。お前、ちょっとジャンプを意識しすぎてかっこつけすぎだろ、と心の中でツッコミをいれつつ、そんな焼き直し版のフリオニールの装束を観察していますと、鎧とかは特別に特徴的な部分はないのですね。一番目立つのは右手に持っている赤い剣なのですが、これは私がまだ知らない武器なのかもしれません。とにかく青っぽい色調の中であの赤い剣が目立ってました。で、背中に弓を背負っているのはFF2ならではなのかもしれません。剣でも弓でもなんでも装備できるのはFF2の特徴です。熟練度システムには今でも若干、戸惑っています。あとはやっぱり頭部ですね。兜ではなくて、金属製の冠上の防具からきれいな布が何枚か色違いで頭を覆うように出てます。そして、珠がたくさんじゃらじゃらくっついていて、頭部だけ軽くジプシー調なのです。まぁ、フィンを追われてジプシーな生活といえなくもないですが、防御力的には明らかにイマイチです。ただ、防御力よりもファッションをとるというのは、自分内フリオニール基準を満たしていてOKです。あとは、よくみるとこいつロンゲです。うしろで髪の毛を細く結って垂れ流しています。ドラクエ界隈で男子のロンゲ主人公は、ドラクエ5のまもの使いの彼がそうでしたが、ボリューミーな髪がバサバサで線の細そうな彼に幾分ワイルドさを付け加えていました。フリオニールのそれは完全に自分を飾る装飾品としてきれいに束ねられて、美しい流線を描いています。以上のことから、フリオニールの外見的特長は主に頭頂部のおしゃれ感に収束するという結論が導き出されました。「フリオニール=おしゃれ頭」という公式を今後プレイする上で忘れないようにしようと思います。

使用後前フリが長くなりましたが、前回、大戦艦の動力炉に太陽の炎を投げ入れて、憎き破壊兵器の損壊を成し遂げたフリオニールたちは、ヒルダ王女を乗せた飛空艇で一路アルテアに帰ることにします。反乱軍やアルテアの民は一同、ヒルダ王女の無事を祈っております。この人を欠いてはもちろんパラメキアへの抵抗はなりたちません。ほんとうに無事でなによりでした。もしも大戦艦の指揮官がダークナイトではなくて、欲深いボーゲン伯爵であったら、とても紳士的とは思えないような行為でヒルダ王女を苦しめたことでしょう。

シドの船で退避爆発する大戦艦をあとにシドの舵で飛空艇はスイスイと空を進みます。大戦艦のない今、鳥を除けばこの広い空を飛べるのはシド一人となります。今回の一件もありますし、シドとは今後ともうまくつきあっていく必要がありますね。もっと大型の飛空艇であれば、パラメキアに仕返しの爆撃も可能なのかもわかりません。ただ、人道的な観点からはたして爆撃に爆撃で返すのはいかがなものかと、実際にアルテアやガテアの惨状を目の当たりにしたフリオニールは考えなければなりません。シドは純粋に空を飛びたいだけかもしれませんが、それが大量殺戮兵器となりうるという点についても今後考えていかないといけませんね。

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2008年1月1日

あたいあたい詐欺

あけましておめでとうございます。結局、FF2のクリアは2008年に持ち越されてしまうという情けない事態になってしまいました。が、まぁ、いいじゃないですか、ドラクエ9だって間に合わなかったことだし。全ての締め切りは「ドラクエ派だから」の一言で破ってもいいのです。・・・よくないですね、だめですね、すいません。ドラクエをはじめ、よく発売日が延期されるときに「よりよい作品にするために」とか「クオリティアップのために」とか、そんな言葉が言い訳がましく使われますが、実際問題どこらへんがどのように改善されているのか説明されたのを聞いたことがありません。
「ぶっちゃけスケジュールの見通しが甘かったんでしょ」といつも内心思ってますが、自分も人のことは言えないので、口をつぐんでおきましょう。何を作るにもおおまかに出来上がってくると90%できた気分になるんですよね。でも、細かい設定とかディテールへのこだわりとか、瑣末な部分が実は一番時間がかかるんですよね。納期までの時間の90%を使ってほぼ出来上がってきたな、なんてうかれていると、最後の仕上げには実はもう90%分の時間が必要だったりして。

クリエーター「すいません、やっぱ間に合いません。」
プロジェクトマネージャー「えっ、昨日まで余裕で笑ってたじゃん。」
クリエーター「やっぱり、よりよいものをユーザーに提供するには、もう少し時間が・・・。」

ユーザーのためなら仕方がないですよね。

さて、前回、フィン王国の王様が天に召されて、父親の死を受けて王女までもが部屋にこもってしまうというお家の一大事が発生しました。パラメキアの戦力を着実に奪ってきてはいるものの、こちらはこちらで屋台骨から揺らぎ始めているという事態です。結局、戦争なんてお互いに傷つけあうだけで何も生み出したりはしないんだねと、平和主義者っぽくきれいごとで濁しておきたいところですが、フリオニールはあまりにも当事者すぎるので、国境を越えるスナフキンにはなれません。とにかく、パラメキアは悪いやつで、フィンは犠牲者。この図式を頭に刻み込んで反乱軍を引っ張っていかねばならないのです。

お前がしきるのか・・・さて、そんな反乱軍を新たに指揮することになったのが、あのへたれ王族・ゴードンなわけですが、王様亡き後の凍りついた現場をちゃっかり仕切りだしました。よもやお前に仕切られる日が来るとは夢にも思いませんでしたが、フリオニールと行動を共にしたことが、彼の中でよい変革を生んだのかもしれません。残念なことに平民出身のフリオニールよりも、カシュオーン王家の血をひくこの男の言葉の方が、うまく王制が機能しているフィンでは民衆受けがいいのです。目指すはゴードン傀儡政権です。影でゴードンを操ることができれば、フリオニールの権力も光源氏の君ばりにかがやかしくおんなりけむ。
反乱軍のことはとりあえずゴードンに預けるとして、パラメキアとのガチンコ勝負においてこちらの優位性を築いておかねばなりません。それが王様の遺言にあった「アルテマの本」と「ディストの竜騎士」にあるようなのです。前者はミンウさんの担当だし、さっぱりわからないのでフリオニールの手に余ります。であれば、持たざる者・フリオニールとしては足で武功を稼ぎましょう。さっそくディストに行くための情報収集に入ります。

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2008年1月3日

正体はお見通し

前回、スケバン系海賊のレイラさんのお誘いで無事にディストまで船で連れて行ってもらえることになったフリオニールは、さっそく彼女の船に乗船して飛竜を探しに出発するのでした。それにしてもこの若さで船を持っているなんてすごいですね、レイラさん。ひょっとして名家のご令嬢とか?お父さんの名前はトルネコとかいいませんよね。まぁ、お金持ちの家の子だって、忙しい両親にかまってもらいたくて不良になってしまうことはありますよ。「あたい」という一人称には、彼女の孤独な寂しさが詰まっているのです。使用人に囲まれていてもむなしいばかりで、家族の愛が欲しい年頃なのです。

マリアさん、正解。(10ポイント)船は一路、ディストに向かってパルムからに進み、途中で南進しはじめました。海図を確認したわけではありませんが、きっとこっちがディストへの近道なんでしょう。ディストは雪原の東ですので、本当はパルムの北東に位置するのですが、レイラさん(女船乗り)の勘が安全な航路を選んでくれているのでしょう。
船が陸から遠く離れ、見渡す限り青い海が広がると、にわかに船内の雰囲気に変化が現れます。突然、屈強な肉体の船員がフリオニールたちを取り囲みます。その数8人。そして、ディストへの水先案内を買ってでてくれたレイラさんがしたり顔で近寄ってきます。なんと自称・女船乗りのレイラさんの正体は女海賊でした。しかも頭目です。女だてらに海賊をしきる肝っ玉お姐さんだったのです。「だからいったじゃない。」とマリア怒り心頭です。あからさまに怪しいレイラさんの誘いに、彼女はずっと猜疑の目を向けていたのでした。

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2008年1月5日

生き残りの飛竜

田村由美先生の「BASARA」という漫画がありまして、そこに「茶々」という女性の海賊の頭領が出てくるんですね。気性の荒い海賊どもをまとめあげるぐらいですから、なかなか気丈な性格のキャラクターなのです。最近文庫版で読んだばかりなので、レイラさんにはそんなキャラクターを重ねてみてしまっています。面倒見が良くて、頼られたがりで、惚れた男を大事にするというなかなか組織作りには必要なキャラクターですよ。もしもレイラさんに能力があれば、FF2の世界の海賊を一まとめにして強大な海軍に育て上げてくれたりするかもしれません。そんな可能性を夢見つつ、フリオニールは新たにパーティーに加わったレイラさんとディストに向かいます。王様の遺言どおり、竜騎士と飛竜を探すのです。

変な島の洞窟しかし、初めて自由に航海できる移動手段を手に入れたフリオニールは、なんだか気分が昂揚してしまい海図をみつめて、広い海の中にぽつんとマークされている地点が気になってしまいます。ドラクエなんかですと、船を手に入れるイベントを超えると突然行動範囲が広がり、初心者はどこに進んでいいかわからなくなったりするようですが、逆にいうとどこにいくのも自由なわけでして、ついつい本筋からそれた方向に舵を切ってしまうこともあるわけです。そんなドラクエ派がプレーヤーですから、孤島に何かあるとなれば、ちょっと背伸びしてみたくなるってもんです。小さなメダルの一枚や二枚探すつもりでちょっくら足を伸ばしてみました。
・・・行った先には洞窟がありまして、敵がやや強くて・・・先に進めませんでした。大人しくディストに向かいやがれ、ということでしょう。

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2008年1月6日

竜の託卵

ステータス前回、飛竜に話しかけたら何だか怒られたフリオニールたちは、飛竜語を話すことができるようになるという「ペンダント」を求めて飛竜の洞窟へと向かいます。動物と会話できるというのが唯一の自慢だったガイが何だか落ち込んでいて手に負えません。最後の一匹になってしまい飛竜の気も昂ぶっていたのかもしれません。だから、ガイは悪くないよ。

飛竜の洞窟入り口飛竜の洞窟はディストの城の北西の山岳地帯にありました。飛竜っていう種族が元々は山岳地帯の出身なのかもしれませんね。竜の生態って何だか謎めいた感じです。世界中でいろんな竜の伝承が残っていますが、翼があったり、恐竜みたいだったり、蛇みたいだったり、火を吹いたり、ボールを七つ集めると登場したりとわりとバラエティに富んだ内容になっています。私が知る限り「爬虫類っぽい」ぐらいの共通点しか思いつきません。そんなイメージの核になる部分がない不安定な仮想の生物のミステリアスなところがクリエーターの想像力を刺激するんでしょうね。ドラゴンクエストは、もろに「ドラゴン」をその名に冠して、一応ドラゴンにまつわるエピソードがシリーズを通して登場しますが、FF2でもやはりドラゴン要素は欠かせないようです。FF1のバハムートからFFでは竜には翼があるというイメージで統一されていくのでしょうかね。で、穴を掘って住まうという感じなのかも。火を吹いて岩盤を削ってるシーンとかあったらかっこよさそうですね。

飛竜の洞窟内部飛竜の洞窟の中は、薄暗く物静かな感じです。どのくらい深い階層構造なのかもわからないので、とりあえず慎重に中を進んでいきます。もちろん敵もでます。敵が出るってことは、パラメキア的にもこの洞窟で何かを探しているのかもしれません。意外とペンダントが超重要アイテムだったりして。

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2008年1月7日

男の子だもの

卵次第生き残った最後の飛竜が残した卵を無事に孵すべく命の泉に投入したフリオニールたちは、経過報告のためディストに戻ってきました。竜騎士の奥さんから飛竜の最期を知らされ、分かってはいたことですが、この遠征がすぐには意味をもたなかったことことに脱力します。もちろん、奥さんの言うとおり「卵」という最後の希望を泉の中で眠らせることにはつながりましたので、全てが無駄だったわけではありません。気丈な奥さんは、息子さんとともにこのディストの城に残って暮らすそうです。そして、飛竜の卵を見守ってくれるとのこと。このディストにきて二組の親子との出会いがありましたが、お互いがお互いを思いあう気持ちをまざまざとみせつけれらました。金髪の息子も母親を助け、一緒に卵を守ってくれることでしょう。そして、卵が孵化したあかつきには、次世代の抵抗勢力として育ってくれることでしょう。
もしもフリオニールの本当の母親がいたら、やはりフリオニールを助けてくれたのでしょうか。フリオニールの生い立ちがはっきりしませんが、捨てられた子なのか、やむなくマリアの家に預けられたのか、現状で知る術はありません。ただ、ディストの城にきてよかったとフリオニールは思ったのでした。

様子のおかしいヒルダ王女特に手柄もなく、手ぶらでアルテアに戻ってきたフリオニールたちが、いつものように反乱軍やアルテアの避難民の集まる広間にくると、話題はヒルダ王女のことで持ちきりのようです。王様の死後、気持ちを塞いでいたヒルダ王女の様子がいよいよおかしくなってきたのだそうです。黒騎士に敗れて瀕死の状態だったフリオニールたち3人を拾ってくれたときの威厳あふれる在りし日の姿は思い出すべくもなく、寝室に閉じこもったまま不気味な笑みを湛えているという・・・気丈なようでいて、中身は女の子ってことか。しかし、反乱軍の中枢をまとめあげるという重職は彼女にしか担えません。カシュオーン王子・ゴードンが現在反乱軍の指揮をとっていますが、それを面白く思わない連中がいないとも限りません。フリオニールに何ができるわけでもありませんが、王女の寝室へ向かってみましょう。
寝室では「フフッ」と相変わらず不敵な笑みこぼす王女が待っていました。ちなみにまだ正規に王座を継いだわけではなさそうなので、ヒルダ王女と呼ばせていただいておりますが、元老院的な機関とか有力な貴族の集団があれば、一早く王位を継承させたいところでしょう。宙ぶらりんな王座は国の不和につながりますからね。世継ぎの王子がいない以上、フィンの王位は多分ヒルダ王女に委ねられ、戴冠式を経てヒルダ女王が誕生という感じかな。ヒルダ女王は子を生して血を次代に繋げなければなりませんから、反乱軍に残っている国の有力者の家系か、まぁ、問題がなければカシュオーン王家の血を継ぐゴードンと結婚となりますね。もともとゴードンの兄スコットとヒルダ王女は懇意の仲で、二人の結婚について両王家の中でも合意はあったようですから、二つの国がくっつく下地はできていたと思います。ただ、カシュオーンは殲滅されているので、今の力関係ではフィンが間違いなく上段に位置することになります。早くもゴードンは尻に敷かれる図式が見えてきました。まぁ、あんまりフィンに優位にことを運ぶと元々カシュオーン領に済んでいた人の反感を買うことになりそうですが、そこら辺をうまく調整する力はヒルダ王女にはあるんじゃないかなと思います。

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2008年1月8日

豪華賞品

前回、冒険ロマンRPGの主人公、「勇者」としてはありえない失態をおかしてしまったフリオニールは、恥辱にまぎれながらもその原因となったモンスターに攻撃を開始したのでした。この「ラミアクィーン」というモンスターの名前をみてちょっとひっかかったのですが、ドラクエシリーズに「ラーミア」という乗り物、もとい聖なる神鳥がいまして、ひょっとしたら「ラミア」という単語には元ネタがあるんじゃないかと調べてみると、予想通りWikipedia先生に回答が掲載されていました。「ラミア」には地方によっていろいろな伝承が残っているようですが、FF2の「ラミアクィーン」から鑑みるに、ギリシア神話に登場する元・リビアの女王というのがイメージとして近そうです。ゼウスに見初められて、ヘラの怒りを買うというギリシャ神話の定番コースで実子を殺されて以降、下半身を蛇の姿に変え、他所の母親を羨んで子供を食い殺す化け物になったのだとか。今回はフリオニールがその犠牲になりそうだったわけですが、人に化けてベッドに誘い込むなんてなかなかいかがわしいモンスターです。ドラクエのラーミアの方とは名前以外にあまり関連が見出せませんでした。異世界ではレティスだし、ラーミアはどっちかっていうと不死鳥のフェニックスが背景にありそうです。

恥ずかしすぎる完璧に騙されたという怒りも手伝って、無事に偽のヒルダ王女を倒したものの、穴があったら入りたい心境のフリオニール。仲間との会話もなんだかギクシャクしています。変に仲間が気を使ってくれるのが逆に気まずいんですよね。頼むから何かしゃべってくれ、マリア
いの一番に飛び込んできたレイラはどうやら、王女の寝室での一連の事件をこっそり見ていたらしく、おかげでフリオニールの危機は回避できましたが・・・一応確認してしまうフリオニールがまた恥ずかしいです。「レイラ・・・ずっと見ていたのか・・・?」

姐さんに握られた弱みそういえば、この姐さんも一度はフリオニールを騙そうとした経緯がありましたっけ。「女は怖いんだ」という姐さんの台詞は説得力がありすぎます。なんかもう、下手するとこのパーティーの主導権がレイラ姐さんに握られてしまったかもしれません。ごろつきを纏め上げただけあって、神経の使いどころを心得てそうな姐さんはリーダーにピッタリです。フリオニールに本当に必要なのはこんな女性なんじゃないかとすら思います。カカア天下、万歳。尻に敷かれるこの安心感。

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2008年1月10日

優先度「ミンウ>ヒルダ」

ゴードンを加えたステータス救出したはずのヒルダ王女が実はニセ者で、本物はパラメキア支配下の闘技場で優勝賞品として出品されていると報告を受け、仲間に反乱軍総司令官・ゴードンを加えていざ出陣中のフリオニールですが、よくよく考えると姫が賞品って明らかに罠だよね。だって、ヒルダ王女を欲しがるマッチョ(闘技会参加者)ってどんなマッチョさ。そんじょそこらの美人とか、金品や地位が賞品であれば、マッチョ的にも参加しやすいですが、王家の要人、それも次期後継者なんて、貰い受けるにはちょっと重すぎるって話です。マッチョですから、政治には疎いんです。ヒルダ王女を使って民衆をどうこうするなんて頭はないのです。
ですから、ヒルダ王女を狙って一番にやってくるのは必然的に反乱軍のメンバーということになりますね。とすれば、フリオニールたちは餌に釣られてノコノコとやってきたおバカさんということになってしまいます。ここで優勝しても、本当にすんなりヒルダ王女を渡してくれるとは到底思えません。
が、アルテアでの聞き込みによれば、闘技会には皇帝自ら出席して観戦を楽しむという話もありました。これもガセネタを流して反乱軍を誘い込む罠かもしれませんが、過去の闘技会においてパラメキア皇帝が必ず出席していたのであれば、ヒルダ王女が景品の回だけ出席しないのはあまりにも不自然で、反乱軍をひっかける擬餌としては不完全な気もします。どこまで相手が考えているか探りようがありませんが、皇帝は万全を期しつつも闘技会の観戦に出席しうると思います。
闘技場の地下には牢屋があるという噂も聞きましたので、最悪そこに潜入してヒルダ王女だけ救出して帰ってくればよい話です。むこうのし向けてきた趣向にわざわざ乗ってやることもないのです。ただ、皇帝が闘技場に姿を現すのであれば、打倒するチャンスも少なからず生まれるかもしれません。魁!男塾で塾生が藤堂兵衛を打倒したときのように、賞品授与のときが一番パラメキア皇帝に近づくチャンスです。その瞬間のために闘技会に参加するという選択もフィンの将来的にはありです。

気になった三日月島さて、ヒルダ王女の一大事の最中大変申し訳ございませんが、フリオニールはここで一つのことを思い出します?「あれ?ミンウはどこ?」もしも闘技場でパラメキア皇帝と最終決戦が始まるとなった場合、究極の魔法「アルテマ」の本の封印を解きにいったまま戻らないミンウのことが気になります。やっぱりラスボス攻略に「アルテマ」は必須なんじゃないかと思うわけです。でも、町民の話ではミンウさんは、魔法都市・ミシディアに向かったまま帰らないのだそうです。さっさと闘技場にいくのが本筋なのかもしれませんが、そこでパラメキア皇帝を倒して、ゲームがエンディングを迎えてしまっては、究極魔法「アルテマ」を知らないままFF2を終えてしまうことになってしまいかねません。そしたら、FF好きな人との会話で話題がアルテマに及んだ場合、私は空返事をしながら会話を聞き流さなければならないじゃないですか。今後アルテマに関して、白熱した議論に参戦したければ、ここでミンウを追ってアルテマの本をゲットしなくてはいけないんじゃないかという強迫観念におそわれ、ヒルダ王女救出は一時取りやめて、ミシディアの方へ寄ってみることにしました。途中三日月のようなブーメラン型の島に囲まれた小島に塔っぽい建築物が立っていたので立ち寄ってみましたが、中に侵入することも適いませんでした。なんだろ、この建物。自分の中ではもうエンディングが差し迫っているというのに、まだこんな建物に因んだイベントが残っているのでしょうか。FF2のボリュームがどれほどのものなのか、いまだに掴めません。元々ファミコンの作品だったとはいえ、ドラクエ3も4もROMの容量が増やされ、結構なボリュームになってましたもんね。そのくらい覚悟しておいた方がいいのかな。だとしたら、闘技場じゃパラメキア皇帝は倒せないか。せいぜい、レオンハルトについてのシナリオが進行するぐらいかも。

塔は封印されている?まぁ、今後の展開を予想する前に手を動かしましょう。フリオニールは勝手知ったるミシディアに再度訪れました。過去に「チョコボの罠」によって巻き起こされた悲しい出来事がありまして、ミシディア地方に長期間軟禁されるという経験がフリオニールにはあったのです。あのときは、この地方の敵が強くて強くて泣きそうでしたが、今はさすがに相手になれてます。そうそう、そのときに買った「氷の弓」はいまだにマリアの主装備として重宝していますよ。しばらくマリアがパーティーで一番強いというゲームバランスが崩れた状況が続いたもんです。
そんなミシディアでミンウさんの話を聞いてみると、さきほど入れなかった塔に究極魔法の封印を解きにいったままなんだそうです。でも、塔自体は封印されていて入れないのではないのでしょうか?なんかミンウさんだけ特別な方法で侵入できたってことかな?ミンウさんとは過去にパーティーを組んでいたので、白魔術のものすごい使い手として、そして、出世の大先輩としてフリオニールも尊敬していましたが、やはり一歩先を行ってますね。とにかくフリオニールが塔に入る方法を見つけ出さないとミンウさんには追いつけません。行ったまま帰ってこないというのですから、中で何かトラブルに巻き込まれている可能性もあるので、早く助けにいってあげたいところです。

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2008年1月14日

スポーツの起源

前回、ひょんなことからミシディアに寄り道してしまったフリオニールは、遅れを取り戻すべくヒルダ王女が賞品になっている闘技会へ出場するため、カシュオーンの南の砂漠方面に向かいます。一体全体どんな気の迷いでミシディアにいってしまったのでしょう。思い起こせばアルテアはヒルダ王女を心配する声でいっぱいでした。だのに、そんな中一人だけまだ帰らないミンウを心配する人がいたのです、たしか。それを聞いたフリオニールが究極魔法の存在を思い出して、ついつい気になっちゃったのです。結果、ドッペルゲンガーという存在に通せんぼされて、がっかりしながら帰ってきたのでした。
ドッペルゲンガーって最初にその存在を私が知ったのは、多分、クロノトリガーをプレイしたときだったと思います。お祭りで盛り上がっている冒頭のシーンで、出店の一つにドッペルゲンガーが出店している店があったのです。そこのミニゲームに勝つとペットとかペットの餌とかどっぺる君人形とかが貰えるんですよ。
当時は、やはりドッペルゲンガーの意味をイマイチ理解できず、分身的な何かぐらいに思っていて、友達に相談したりもしましたが、正解には辿りつかなかったですね。後で何かの本にドッペルゲンガーについての記述がたまたま載っているのを見て、「見たら死ぬ自分じゃない自分」という認識を得たのだと思います。まだ、フリオニールは生きていますが、ドッペルゲンガーをみてしまったので死期が近いのかもしれません。これからパラメキア皇帝のところに行こうというのに、なんとも縁起の悪いものをみてしまったそうです。

闘技場発見アルテアから船でずっと東に進むと、カシュオーンの南に位置する砂漠が見えてきました。以前、チョコボに乗って通ったことがあったと思いますが、そのときは確か山岳部に城のようなものがそびえていて、近づこうにも近づけずそのままミシディアに歩を進めてしまったのでした。(よもやそれがチョコボの罠だとは・・・。)で、その城の麓に闘技場とおぼしき円形の建物がみえてきました。前に通ったときにこんな施設あったかなぁ?

コロシアムっぽさ中に入ると、入り口の先にスペインの闘牛場のように決戦場となる砂地が見えてきました。あぁ、ここで屈強な男子が腕力を競っているわけですね。そして優勝者には射手座の黄金聖衣が与えられるということですね。グラード財団のコロッセオのようなエキシビジョン用の巨大スクリーンは設置されていないようですが、白銀聖闘士に壊されてしまったのかな。
ところで気になることに、闘技会だというのに観客が一人もいらっしゃらない様子です。草野球の試合だってもうちょっとギャラリーが入ってるってもんです。このフリオニールの美技が炸裂する試合だというのにA席もS席もガラガラです。チケットが売れなかったのかな・・・。観客動員数と打率が比例する男・フリオニールとしてはイマイチ盛り上がりません。

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2008年1月21日

本当の天才

最近、気になっている単語がありまして、「トゥットゥルー」というやつなんですが、解説するとするならば、「しょこたん」こと中川翔子さんがブログで使用する「しょこたん語」の一つで、何か発見やいいことがあったときにでてくる言葉なんだそうです。自分の中でのしょこたんは、深夜番組「考えるひとコマ」でダウンタウンと強烈な4コマ漫画を描いていたことから始まりました。楳図かずお先生を彷彿とさせるホラータッチの絵を楽しげに描く女の子はなかなかインパクトがありましたが、まさか数年でここまで露出が増えることになるとは夢にも思いませんでした。
そして、衝撃の週刊少年ジャンプデビュー。私の時代はさくまあきらさん率いるジャンプ放送局のメンバーに途中参加した横山智佐さんが紅一点でがんばってましたが、それに類するポジションを獲得したのでした。この頃から徐々に「しょこたん」が気になる存在になってきたのです。
王様のブランチでもチラチラと見かけたり、ブログの女王の座を真鍋かをりから奪い去ったり、その快進撃は留まるところを知らず、昨年末の紅白出場でおそらくお茶の間での認知度も相当高まったことでしょう。
しかし、昨年の彼女の功績の中で最も自分内評価が高かったのは「ロマンチックあげるよ」のカバーを発表したことでしょう。「ロマンチックあげるよ」・・・名曲です。アニメ・ドラゴンボールの初代エンディング曲で、オープニングの影山ヒロノブさんの熱い歌声とは対照的に、橋本潮さんが思春期の少年を煽るような歌詞を素敵に歌い上げてくれたもんです。内容がブルマを連想させるようでもあり、見事に作品の最後を飾ってくれていました。当時、お子様過ぎた自分は、ブルマの存在意義もわからず、悟空ばかりを追いかけていましたが、いつの頃からか「ロマンチックあげるよ」にあわせてブルマが作品・ドラゴンボールの中で回転子としていかに重要であったのか思い知るのでした。すごいよ、鳥山先生。すごいよ、鳥嶋編集。
そんな名曲を再び世の中に引っ張り出してきた「しょこたん」先生を草葉の陰から見守るように応援しているのですが、そんな私よりもしょこたん好きな人から「トゥットゥルーって何?」とある日突然聞かれたのでした。「君が知らないものを私が知るわけがない」と回答すると、「でも、ドラゴンクエストが関係しているらしいよ」と切り返されました。ドラクエのことなったら放っておくわけにはいきません。しょこたん先生はドラクエ好きとしても有名らしく、ますますもって感心しきりといったところなんですが、はてさて、ドラクエのフレーズで「トゥットゥルー」なんて単語はあっただろうか。と、調べてみるとレベルアップの効果音が元ネタになっているとかなんとか。「テテテテッテーテッテー♪」というのが擬音語に書き下したときの脳内SEなんですが、どこを切っても「トゥットゥルー」にはなりません。むしろ、最近のドラクエは音源がよくなったので、よりトランペットっぽく「ファファファファッファーファッファー♪」ってなもんです。「トゥットゥルー」ってなんなんだよ!?強引に合わせてみると「(トゥルルトゥットゥー)トゥットゥルー♪」という感じかな?なんて思っていたわけです。やはり活字で音声を表現するのには限界があるのでしょうか。いつかしょこたんがテレビで「トゥットゥルー」と発話してくれるのを楽しみにしましょう。
とかなんとか一度は鞘に収めた問題だったのですが、FF2をプレイしている途中、ふとこの刀が抜かれました。戦闘終了時のファンファーレ・・・「タタタタータータータッタター♪」を聞いた瞬間に、脳内で別の楽器で同じフレーズを演奏しはじめる自分がいました。「(トゥトゥトゥトゥートゥールー)トゥットゥルー♪」・・・内心ガッツポーズです。これだ、これに違いありません。しょこたんはFFもお好きなようですので、これは有力な元ネタ候補といえるのではないでしょうか。
で、最近何かのCMのラストでしょこたん先生が「トゥットゥルー」とおっしゃっているのを初めて聞きました。・・・FFのファンファーレよりずっとアップテンポでした。

捕らわれのフリオニールさて、ドッペルゲンガーをみたせいか不運なことにパラメキア皇帝の見え透いた罠に引っかかって、ダークナイト・レオンハルトに捕縛されたフリオニールは、地下の牢獄に連行され幽閉されてしまうのでした。「ここから出せっ!」なんて牢屋に入れられたら誰しもが一回は言ってしまう台詞を吐いてみたりしましたが、もちろん看守は知らんぷりです。分かっていても言ってしまう、そんな台詞ってありますよね。それにしても、こんなところに入れておいて一体全体フリオニールをどうするつもりなんでしょう。エースの首でも晒して反乱軍の士気を下げるつもりなんでしょうか。効果絶大ですね。今やナポレオン・ボナパルトばりの活躍でツンデレじいさんに認められるまでに至ったフリオニールですから、アルテアで待っている仲間達の間でも相当の人気度です。あいつがいたら何とかしてくれる・・・そんな気にさせてくれる男さ。という少年漫画の主人公の王道をフリオニールは今まさに走っているのです。だというのにこの体たらく。正直、ガイの腕力ならこんな牢の鉄格子もブッチーンとやってくださるんじゃないかと思うんですが、きっと物理的な力ではなんともしがたいマジカルな作用が働いているのでしょう。困ったもんです。

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2008年1月25日

キャンプファイヤー燃やすのさ♪

ステータス画面前回、ヒルダ王女を無事に皇帝の下から救出したゴードンは、一足先にフィン王国奪還の旗を掲げたのでした。これが「反旗を翻す」ってやつですね。さぁ、やれ、ゴードン。フィン王国はヒルダ王女ごと君の手中に収めるのだっ!って、待てーいっ!主人公・フリオニールを放置し、勝手にシナリオを進行させようとするゴードンの野望を阻止せねば・・・フリオニールの天下取りが為されません。闘技場でヤツの尻をぬぐっている間に、着々と事態は進展しておりました。ゴードンはいつの間にかアルテアの反乱軍をひきつれて遠征に出てしまったとのこと。

キャンプファイヤー♪もぬけの空となったアルテアでは、兵士が一人、事の顛末を伝えるために残っていてくれました。彼がいなかったら、突然消えたアルテア市民と反乱軍にびっくりした状態で第二章・おてんば姫の冒険が終わっていたことでしょう。世に名高いサントハイムの神隠しです。
彼はゴードン派閥が幅を利かせている現在の反乱軍においても比較的フリオニール寄りの人材なのでしょう。まぁ、目が利く人であれば、ゴードンとフリオニールのどちらが真に反乱軍に貢献しているかは自明の理でしょう。ただ、人は既存の権力に弱いもので、王族という家柄になびいていってしまうものです。そんな中、一人伝令役を買ってでてくれた彼はひょっとしたら出世は下手かもしれません。フリオニールに構っている暇があったら、ゴードンに取り巻いていた方が将来につながったことでしょうに。だが、忘れません。フリオニールがいつかフィンの政権を奪取した暁には、彼の出世は保障されています。そういった意味で彼は賢いのです。あぁ、ちなみにツンデレじいさんは相当高いポストが用意されています。でも、そんな縁故人事を一喝して戒めてくれることをツンデレじいさんには求めてしまいます。
ともかく、彼がいうには反乱軍はフィン城の近くにキャンプを張って、攻略の作戦を練っているのだそうです。アルテアの様子からするに、もう拠点としてのアルテアは捨てて、背水の陣を敷いていると考えてよさそうです。フィン奪還の最終対決が目前に迫っているということです。ここで負けたら、反乱軍を立て直すのは難いんじゃないでしょうか。意外とのんきにキャンプファイヤーとか焚いて、ギターでもつまびいているかもしれませんけど。

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2008年1月27日

悲願達成

反乱軍のキャンプに合流し、リーダー格のゴードンに「主力を張れ」と命令されたフリオニールたちは、ヒルダ王女を取り戻して士気の上がっている反乱軍の勢いにまかせてフィンの城に巣くうパラメキア軍の一掃作戦をついに決行することになりました。元々はヒルダ王女の父親である国王の所有にかかっていた城ですが、魔物の力を借りたパラメキア皇帝によって占拠されていたのです。ここまでくるのに多くの艱難辛苦を乗り越えてきましたっけねぇ。失ったものも多かったですが、城を取り戻せばやっとパラメキアと対等になります。反乱軍も解散し、正規軍として改めてパラメキアに睨みを利かせることになります。城を取り戻した後のことは、まだ何も知らされていませんが、パラメキアとの戦争状態はやはり継続することになるのでしょう。あちらが講和を求めてくることもありえないわけではないと思いますが、こちらの被害は甚大です。賠償条件をあちらが飲めるかどうかもわかりません。
私も日本で生まれて日本で育ったものですから、戦争をむやみやたらと推し進めることは好きじゃありません。平和主義もそんなに悪いことじゃないと思います。じゃあ、パラメキアを許せるのかと聞かれると辛いところですね。スコットやヨーゼフといった漢たちのこと思い出すと、あまりにも無念です。しかし、ここでそれを持ち出すと今後の平和についての話も平行線のまま終わってしまうのです。あぁ、和平交渉って難しいですね。お互いの妥協点を探りつつ、少しでも有利にことを終えたいなんて、人間は欲張りなもんです。フリオニールもフィン王国復興となれば、そのポジションも英雄としてそこそこのところまで保障されていると思います。ですから、こういった政治の話にも少し意見がいえるぐらいにならないといけませんね。
じゃあ、パラメキアは潰す方向でっ!

フィンの城さて、キャンプからカヌーで湖を渡って北上するとフィンの城がみえてきます。作戦では、反乱軍の兵士が雑魚を抑えている間に敵の司令官をフリオニールが叩くということになっています。しかし、フリオニールたちはフィンの城下町にはこっそり潜入したことはありますが、城に入るのは実は初めてです。確かオープニングのときに王様との謁見の部屋に黒騎士がズカズカと入り込んできて、城を攻め落とされるというシーンがあったと思います。そのとき以来の城の内部です。青くてきれいなお城です。

レイラさん参戦入城後、すぐに司令官がいると思われる上層階に一気に攻め込もうと階段を探します。どうやら、司令官のいる王座の間までは入り口からまっすぐ一直線なようです。それは黒騎士も攻め入るのが楽だったでしょう。建築物としての城の美しさは備えていても、要塞としての軍事機能的な面でこの城は落第点です。おそらく、パラメキアが攻め入るまでのフィンは長い間平和な時間が流れていたのでしょう。平和は文化を育みましたが、徐々に国民から危機意識を奪っていったのでした。反乱軍となって初めて国防の大事さが身にしみたことでしょう。今、日本も丁度そんな感じです。ボーっと平和に暮らすのは理想ですが、ボーっとしてたら誘拐されたなんてことになったら大変です。
すると階段を駆け上ろうとするフリオニールに待ったがかかります。声の主はレイラさんです。例によって一人称「あたい」で助力を申し出てくれました。パーティーは四人編成となって敵の司令官を目指します。

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2008年1月28日

行方しれずの財宝

ミンウさんは覚えがいいついに念願のフィン城奪還を成し遂げたヒルダ王女率いる反乱軍。その立役者はもちろん変態司令官・ゴートスを倒したフリオニールたちです。しかし、元の玉座に着いたヒルダ王女の口から出たのは別の男の名前でした。ミンウさん、そう究極魔法アルテマの本を探しにさすらいの旅に出たまま一向に帰ってくる気配のないあの人です。一時はフリオニールたちも彼の捜索に踏み切ったものですが、フリオニールにはまだ入れないミシディアの塔にいったという情報を最後に彼の消息をトレースすることは適いませんでした。
ミンウさんはいつもヒルダ王女の傍に仕えていて、特別に覚えがいいのでしょう。そんな彼のことが気になるとはなんとも部下思い。いつかは自分もミンウさんのポジションに立ってヒルダ王女に心配してもらいたいもんです。いや、太陽の炎入手のミッションのときに既に相当心配してもらってたんでしたっけね、そういえば。その結果、ヒルダ姫は飛空艇ごとさらわれたんでした。むしろ部下思いもほどほどに、と進言した方がいいのかも。あんまりミンウが帰らないとそのうち、レイラさんの代わりに四人目としてパーティー入りを志願しそうな勢いですよ。まぁ、国民的にはそんな指導者はウェルカムなんですけどね。無茶なさるなよ。

魔力には魔力ヒルダ王女からはミシディアのことも少し教えてもらいました。パラメキア皇帝の魔力には、やはりミシディアの民の魔法力を借りて対抗するしかあるまいということらしいです。この世界の中での魔力とか魔法力とかについて、まだ漠然としたイメージしか掴めていませんが、町の中に魔法の本を売っている店が普通にあるあたり、結構社会に溶け込んだ存在だと思うんですよ、魔法。でも、魔法には魔法のエキスパートがいて、庶民とはレベルが格段に離れているわけです。パソコンが一般家庭に普及したけど、多くの人はインターネットの利用ぐらいしかできないのと同じ状況なわけです。プログラマとか専門的に勉強した人じゃないとパソコンを芯から使いこなせないのと同じ感じで、魔法も魔道士じゃないとせいぜい「ファイア」と「ケアル」が使える程度なんじゃないでしょうか。そういえば、スーパーハッカーを「ウィザード」なんて呼んだりしますよね。現代の魔法使い・プログラマ。でも、日本国内での社会的地位はイマイチ低空飛行です。
そうなると、ミシディアの魔道士集団は、IT企業のSEとかPGとかそんな立場に例えられそうです。そして、パラメキア皇帝は一人でものすごいプログラムを作ってしまったハッカーという感じでしょうか。ウィルス(ゴブリン)とかスパイウェア(キャプテン)とかを駆使して世界を混乱させるマッドな方のハッカーですよ。そんなハッカーが一国家の長に収まっているのだからなかなか興味深いです。アメリカの大統領選挙戦で「初の女性大統領」だとか「初の黒人大統領」だとか騒がれてますが、まだ「ハッカー大統領」はみかけません。もしもそんなことになったら、国防省のコンピュータに不正アクセスを試みようものなら返り討ちにあうこと間違いなし。情報操作で戦争特需を生み出したり、敵国のコンピュータを外から有利に操作したりとやりたい放題です。

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2008年2月2日

エクメトテロエスと唱えよ!

高校時代、科学の先生に面白い方がいらっしゃいました。重要な単語や公式は呪文のように繰り返し詠唱させて覚えさせてくれました。molは「質量/分子量」であることはおそらく死ぬまで忘れないと思います。あの先生であれば、私に「エクメトテロエス」を覚えさせることはたやすかったでしょう。「ギガジャスティス」と文字数は一緒でも、いまだに覚えられない単語、それが「エクメトテロエス」。

人任せ前回、そんな難解な呪文を「おぼえる」機能でかろうじて暗記したフリオニールたちですが、呪文の使いどころである隠し扉の場所を知っている人が誰もいないという事態に遭遇してしまいました。死んだフィン国王あたりなら死っていそうなものなんですが、何か遺書めいたものでも残してないのでしょうか。
とりあえず期待せずにゴードンに尋ねてみたら「ポールならあるいは」とたらい回しにされる始末。やはり頼りにならない男です。

アルテマって何?仕方がないからヒルダ王女に粘着質に聞き込み調査を行います。どんな些細なことでもいいから教えてもらおうと粘りますが、引き出せた情報は昔々の神話のようなお話です。はるか昔に地獄から魔物が大量に出現し・・・という子供を怖がらせるようなよくある前振りが始まりましたよ。まぁ、結末はヒーローが現れてめでたしめでたし、とっぴんぱらりのぷうって相場が決まっているのです。
しかし、この世界の外を徘徊しているモンスターは地獄から地上に出てきたのですね。確か、パラメキア皇帝が呼び寄せて操っているのだとかなんとか。パラメキア皇帝はすごい魔力の持ち主ですが、魔力を駆使すると魔物を地獄から召喚できるのですね。ドラクエではあまりなじみのない「召喚」ですが、FFではこの召喚が大事であると聞き及んでおりますよ。FFが3DCGを駆使するようになると、この召喚という仕組みが画面効果を見せ付けるのに効果的だったようで、一匹なにかを召喚するのに数分間にも及ぶムービーが生成されるなんて話も昔聞きました。ちなみに自分はキングダムハーツでディズニーキャラクターみたさに召喚は体験済みです。スティッチとかチキンリトルとかチョコチョコとソラの周りを動き回ってかわいいのですが、正直イマイチその効果を把握できていませんでした。やっぱりドラゴラムで自ら姿を変えるという流儀の方が自分にはしっくりきます。
今後とも召喚についてはいろいろ考えることになるのでしょう。ところでドラクエ8で笛を吹いてスカウトしたモンスターチームを呼ぶのは召喚なんでしょうか?

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2008年2月3日

オープンセサミ!

誰の台詞?ポールさんの助言で大広間(玉座の間)の右上隅にフィン城の隠し扉があることを知ったフリオニールは、ヒルダ王女とゴードンの前を素通りして目当ての場所に向かいました。指定の場所を調べてみると「そこには何もありません」という音声案内があり、明らかに怪しい雰囲気です。隠し扉のくせにわりと自己主張が激しい扉です。こんなにあからさまだったのに、ヒルダ王女はここで長年暮らしてきてちっとも隠し扉の存在には気がつかなかったというのでしょうか。だとすれば、ヒルダ王女には「天然」属性をつけなくてはなりません。壁から「そこには何もありません」と聞こえたら、すっかりそれを信じ込んでしまったのですから。

アバカム的なものかそんな音声案内に対して「たずねる」コマンドで例の呪文を唱えます。「エクメトテロエス」・・・ついにこの呪文を何も参照せずに書けるようになりました。ブログで反復して書き込んでいると、結構いろいろ覚えられるもんですね。
その長ったらしい呪文に呼応するように壁に穴が空きました。隠し扉です。いやはやフィンの城下町のはずれのバーにもこんな隠し通路がありましたよね。ひょっとして、フィンの風習で各家には最低一つはこんな隠し扉が存在しているのかもしれません。敵襲があった際には防空壕のような役割を果たし、通常時も家宝を隠し、なかなかのお役立ち風土です。昔から攻め込まれやすい土地柄だったのかもしれませんね。南の湖もカヌーで楽々攻略されちゃったのでしょう。あんまり敵の略奪が日常的だったので、隠し扉を有効活用してきましたが、それが功を奏して今のような巨大な王国にまで成長したとかしないとか。

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2008年2月4日

3度目のミシディア

次は黒い仮面白い仮面を入手し、3度目のミシディア入りとなったフリオニールたちは自分が何をするべきかもう完璧に把握しています。黒い仮面を手に入れて、クリスタルロッドを手に入れて、ミシディアの塔でミンウさんとアルテマの本を手に入れればミッション完了です。黒い仮面は海の真ん中にある小さな小さな島にいけばあるそうです。その島も既に以前入島済みなので、何ら臆するところはありません。これだけやることがはっきりしていると「ルーラ」がないのがしんどいです。

南の小さな小さな島地図を確認しながら南方の小さな島にたどりつきました。気候はわりと温暖です。カメハメハ大王とかいそうな南国のリゾート・・・そんな設定でいきましょう。島には大きな岩山がそびえています。多分、島全体が岩山の一部なんでしょう。海底の火山帯が近いのかもしれませんね。この島自体が噴火しないかちょっぴり不安です。

洞窟内に植物中に入ると普通の洞窟なんですが、奥に進むとちょっと変わった光景が目に入ってきました。洞窟の中なのに植物が繁茂しているのです。しかもそこには先住民の方たちが。いや、殖民しにきたわけではないですが。洞窟の中には光が届くはずがないので、植物が栄えるこの場所は外ということになりそうです。洞窟の中で立体感覚が薄れてしまったのかもしれませんが、地下に潜った先にこんな集落があるというのも面白い話です。洞窟が山を貫いていて、抜けた先にちょっとした盆地があったのでした。

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2008年2月8日

全知全能図書館

ミシディアの洞窟にいこうついに対となる白い仮面と黒い仮面の両方を手に入れたフリオニールは、一度ミシディアに戻ってきていました。行く手を阻むドッペルゲンガー対策をまとめるためです。二つの仮面を手に入れるとミシディアの洞窟の先に進めるというのはわかったのですが、具体的にどうすればドッペルゲンガーをどかすことができるのかがわからなかったのです。ミシディアの魔道士連中に話を聞いても、仮面を揃えること以上の情報が得られないので埒があきませんが、思い起こせばこの魔法都市には大きな大きな図書館があるのでした。うちの近所にも大きい図書館がありますが、普段から利用しないとその存在はついつい忘れてしまうものですよ。・・・現住所に引っ越してきてからまだ一度も利用してないや。

図書館でお勉強(アルテマの本)図書館では「たずねる」コマンドでいろんな事象について直接回答をいただけるのでした。これは魔法で本棚が応えてくれるのか、それともフリオニールが手動で調べているのかは定かではありません。ミシディアらしくしゃべる本棚というのがあってもかわいらしいと思います。
アルテマの本について尋ねてみると前にヒルダ王女から聞いたような逸話がひきだされました。やはり、地獄の魔王の宮殿パンデモニウムとともに魔物が地上にあふれかえったときに窮地を救ったのがこの呪文だったそうです。しかし、ミシディアの民はその呪文の威力が世界の均衡を破ることを恐れて封印してしまったのだそうです。なかなかの賢人ぶりじゃないですか、ミシディア人のみなさん。核廃絶が叫ばれて久しい現代にあってもまだまだ核兵器はなくなりませんし、それどころか近所の国が新たに作り出そうとしてる始末です。あろうことか、じゃあうちも作った方がいいんじゃないかなんて言い出す人も国内に出てきてしまいました。そりゃ、小学生の頃の用に盲目的に平和主義を信奉するわけにもいかないでしょうが、核兵器を所持するデメリットがどれだけデカいかよく考えて発言してくださいよ。古のミシディアの人はそこら辺を考えた結果、アルテマの本を厳重に封印したのでした。おかげでミンウさんは行方不明になるし、フリオニールは仮面探しに奔走する破目になりましたが、苦労すればするほど、アルテマの破壊力に現実味がましてきます。

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2008年2月9日

心を半分捨てた

動けないドッペルミシディアの洞窟のドッペルゲンガーはどうなっているでしょう。国会図書館規模の蔵書を誇るミシディアの図書館で調べたとおり、クリスタルロッドをまつる女神像に白い仮面をかけたフリオニールは、本当にドッペルゲンガーが動きを止めたか確認しに出発しました。止まっているはずなのです、フリオニールに良心があればの話ですが。
洞窟の中でドッペルゲンガーの待つ場所まで進んでいくと、見事にドッペルゲンガーは一時停止ボタンを押されたように身体の躍動を停止していました。私は最近Wii Fitでバランス年齢を毎日測っているのですが、意外と体を静止させたままでいるって難しいものなんですね。インナーマッスルを鍛えるように体重計の板に毎日怒られていますよ。ですから、これだけ完璧に止まっているドッペルゲンガーを見るに、バッチリ女神像の白い仮面が睨みをきかせてくれているのだと思います。それか、ものすごい筋力で姿勢をキープして、フリオニールをからかっているかのどっちかです。

良心あったんだ話しかけてみると、やはりフリオニールの良き心が悪しき心を抑えつけているという解釈で正しそうです。本当によかったです、フリオニールが悪い子じゃなくて。おそらくボーゲン伯爵ぐらいになると、良心があまりにも小さすぎて、ドッペルゲンガーの動きを封じるのは無理だったでしょう。ってか、どっちも心が腐りすぎていて、どっちが本物かわからないかもしれません。シナリオの後半で、「わはは、貴様が倒したと思っていたのはワシのドッペルゲンガーにすぎんよ。」とかいいながら、ボーゲン伯爵が再登場したら、私の笑いのツボをつきまくりなんですがね。

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2008年2月9日

ピノキオは腹の中

渦巻きグルグルミシディアの塔に向かう途中、鳴門海峡よろしくな巨大な渦巻きに巻き込まれ、船の操舵に余談を許さない状況になっているフリオニールたちは、徐々に渦の中心部に船体ごと向かっていき、ついには渦の目に吸い込まれてしまいました。FF2 これにて完!長い間のご愛読ありがとうございました。

生物の中っぽい目が覚めるとそこは、粘膜質の肉壁の中でした。話に聞く天国とも地獄とも様相が異なるので、どうやら死なずに済んだ模様です。レイラさん率いる海賊から強奪した・・・もとい平和的に譲り受けた船はさすがに大破してしまいましたが、みんなが無事なら船はまた造ればいいさ。というわけで、鯨に飲まれたピノキオ状態のフリオニールは、とりあえずゼペットおじいさんを探しに鯨の体内を探検します。もちろん脱出の際には潮と一緒に吹かれる予定です。

フリオニール:ここはどこだ?

私は誰だ?と続かなくて助かりました。フリオニールはまだ自分の立ち位置が理解できていないようです。まぁ、海で溺れて目を覚ましたら巨大生物の中なんていう展開は、ベタなものですが、いざ自分の身に降りかかってみると「えぇえーーっ!?」とマスオさん風に驚いてしまうような出来事です。

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2008年2月10日

死亡遊戯

口にはさまった虫・ラウンドウォーム竜騎士・リチャードを仲間に加え、リバイアサンの腹の中から脱出するべくフリオニールは脱出経路を探ります。リチャードがいうことには既に脱出用の船が用意されているのだそうですが、周囲にいる魔物が強くて船に手が出せないのだそうです。とにかく、リチャードについていくと芋虫のような青い魔物がウゴウゴとうごめき、その横になんだか帆船っぽいものがみえます・・・。まさかあの帆船で海上に出るつもりですかいっ!?リチャードさんは平然と頷いていますが、海中からあれで脱出しても、あらためて沈没するわけで、ブクブク溺死してしまうだけだと思います。再度、リチャードの方を振り向いても、やはり平然と笑みをたたえています。この男、竜騎士だけにかなりパワフルではありそうですが、頭の方はやや弱いのかもしれません。それとも竜騎士に秘められた不思議な力でなんとかしてくれるのでしょうか。半信半疑のまま、とりあえずは当面の敵である青い芋虫を叩き潰します。

むしろギョウチュウそういえば周囲を見渡すと牙のようなものがたくさん並んでいました。とするとここはリバイアサンの口にあたる部分なのでしょう。生物の体内から出る方法には二つありまして、一つが口なら一つは肛門ということになります。これが鯨であれば頭頂部の鼻孔から潮と一緒に吹いてもらえ、絵的にもホンワカするのですが、リバイアサンは国家権力の象徴みたいなやつですから、グリーンピースに守られている鯨とは性質を異にします。人間の尊厳を保つためには、できる限り肛門からの脱出は遠慮したいところだったので一安心です。ただ・・・あの青い芋虫(ラウンドウォームとかいうやつ)をみているとここは肛門かもしれないと少し不安になります。「出席番号18番・リバイアサン君は放課後、職員室にくるように」と先生にホームルームで告げられて、職員室にいってみればギョウチュウ検査にひっかかった旨宣告され、ふとしたことからそれがクラスメートにばれて、翌日からあだ名がギョウチュウになりました。その日を境にギョウチュウくだしに効力のあるクリスタルロッドを飲み込む生活が始まったと、そういう可能性も捨てきれません。いまだかつて肛門に歯がある生物はみたことないですが、リバイアサンなんていう不思議生物においてはそんな常識は通用しないかもしれません。ここは彼のためにもギョウチュウを退治してやることにしましょう。
ラウンドウォームはリチャードの言うほど強いわけではありませんでした。大げさだな、リチャード。竜騎士様ともあろうお方がこれしきのギョウチュウで大騒ぎしすぎです。虫をくだしたフリオニールたちは、その先にある帆船に乗り込みました。丁度いいタイミングでリバイアサンが海上で口か肛門のどちらかを開けたので、無事に海上に脱出することができたようです。他にもリバイアサンの体内には人が生息していたわけですが、そいつらのことはいいのでしょうか。まぁ、偶然リバイアサンが海上に出てたので脱出できましたが、実際には海底に潜っている期間の方が圧倒的に長いのだと思います。腹の奥でのうのうと暮らしている人たちを待って、この機会を逃すと次に出られるチャンスがいつになるかわかったもんじゃありません。あの人たちのことは今後「海底都市・リバイアサンの住民」とでも呼びましょう。見捨てたんじゃありません。彼らの都市での営みを壊さなかっただけなのです。

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2008年2月16日

自己犠牲の星

4人目はケアルギガースか?サンダーギガースをくだした後、昇り階段を上がるとなんだか壁の色が白っぽい感じです。これはまさかのケアルギガースの前兆かと身構えてしまいます。正直体力的にいっぱいいっぱいのフリオニールはミンウさんをおいかけてミシディアの塔を攻略途中です。3体の魔法ギガースをくだしたものの、ケアルで回復するギガースの影におびえているところなのでした。

竜騎士ならなんとかしてくれでも、出てきたのはホワイトドラゴンでした。宝箱から出てくるモンスターだったと思います。ホワイトドラゴンといえば遊☆戯☆王なわけですが、残念ながらこのホワイトドラゴンの目は蒼くはありませんでした。こちらとしても手持ちのカードがありませんので、デュエルがはじまらなくてホッとしました。
ところで、うちの新メンバー・リチャードさんなんですが、彼のジョブ(?)が竜騎士なんですよね。それはもう竜とか龍とかドラゴンとかには精通した職業のはずなので、こんなメラニン色素の薄そうなドラゴンなんていさめて帰すくらいのことができてもよさそうなものです。

リチャード:いや、俺は飛竜専門なんだよ。
マリア:あら、でも背中に羽根があるみたい。
フリオニール:あれ、飛竜じゃね?飛竜系じゃね?

期待の眼差しにリチャードが下を向いて固まってしまったので、仕方なく腕力でフリオニールがホワイトドラゴンをだまらせました。竜騎士という名前にいくらか疑問符がつく一件でした。「竜(のごとき強さの)騎士」でも「竜(を自在に操る)騎士」でもなく、「竜(がいないと一人じゃ何もできない)騎士」ということなのかもしれません。亡きフィン国王が望んだ戦力は「飛竜:竜騎士=9:1」って感じだったのでしょうか。

右から二番目・・・ではないか先に進むとまたしても複数のドアが待ち受けていました。右から二番目の法則を信じて突き進んだら、外してしまいました。そういうときもありますよね。
ところでこんなにきれいにドアが並んでいる光景って実は意外と日常の中にありませんか?例えば人が集まるデパートの中や遊園地に映画館、一般企業の職場にも・・・そう、この写真からトイレが連想されるのは自然の流れといえるのではないでしょうか。一つくらい使用中で鍵がかかっていてもよさそうなもんです。困っている人には上からペーパーを投げ込んであげるくらいの度量はフリオニールにもあります。
いや、何の話でしたっけ。そうそうドアが並んでいる光景って少しシュールな感じがするんですよ。ドアって空間と空間の継ぎ目を弁のように塞いでいるものなんですよ。でもって空間っていうのは3次元的な広がりのことなんですよ。こんなにドアが複数近接しているのに、一番右のドアはある広がりにつながっていて、でも、隣のドアは別の広がりにつながっているという感じが少し面白い気がしませんか。いや、しないならいいです。
現実にはこんなにドアが近接している状況って狭いトイレの個室へのドアぐらいなものだと思うんですが、ゲームの中だと普通にドアを一マス間隔に並べることもしてしまうわけです。もちろん、空間を抽象化してるからこそできる技なわけなんですが、最近のゲームだともっと具体的に3DCGで空間を建設するので、こういうシュールな感覚はなくなっていると思います。リアリスティックな描画も映画みたいにきれいで、最新技術の結晶的なところが好きなんですが、昔のRPGの地面のチップを一マスずつ敷き詰めていくような表現でも人間の脳は柔軟に受け止めることができるのだよなぁと・・・いや、なんの話だっけ。
まぁ、とにかく昔のゲームにもその当時はリアルを感じていたのですが、今のゲームのリアルさとは質が違うなぁ、なんてとりとめもないことを考えだしてしまったのでした。

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2008年2月17日

台風注意報

HPも2000台命の恩人・ミンウ先輩を失ったフリオニールの手の中には、アルテマの本が握り締められていました。表紙とかちょっぴり涙に濡れています。偉大な人を亡くしてしまいましたが、いつまでもクヨクヨしているわけにはいきません。ことの顛末を全てヒルダ王女に報告するのもまた任務です。きっと、なくだろうな、ヒルダ王女。臣下思いの強い人ですから、表面上は気丈にふるまっていてもくわえタバコが逆さまになっちゃうに決まっています、リサリサ先生。
さて、このアルテマの本を取得する長い旅路の中で、フリオニールとガイのHPが2000を超えました。おめでとう、パチパチ。ドラクエ派の自分としてみたら、HPが999を越えた時点でもうものすごいことなんですけどね。それにしても、HPって何を数値化したものなんでしょうね。ヒューレットパッカードでも、ホームページでもなく、たしか「ヒットポイント」を略した言葉だったと思いますが、直訳すると「打撃点数」なので、「打撃点数が2000を超えた、ばんざーい。」なんて訳すと攻撃力が上がった気持ちになってしまいます。おそらくは「死ぬまでの打撃の許容点数」という意味なのだと思います。従って、「打たれ強さ」という項目名なんかがふさわしいと思うのです。昔のフリオニールはゴブリンに10回グーでパンチされたら死んじゃうような打たれ弱いボクサーでした。今はもう100回グーパンチされても余裕です。防御力の成長を抜きにしてもです。
それじゃ現実的に打たれ強さって何なんでしょう。どうやって鍛えるのでしょう。例えば、公園で小さい子供がはしゃいでいたとします。この子供はふとしたことでバランスを崩してよく転びます。そしてビービー泣きじゃくりだします。心が折れたのでしょう。そのときのこの子のHPを10だとしましょう。この子は毎日のように公園にきて遊んでいますから、毎日のようにバランスを崩して転びます。その度にビービー泣いていたわけですが、ある日、突然転んでも平然と立ち上がり親の顔をみて笑みすら浮かべる日がやってきます。このとき彼はレベルアップしたのです。熟練度が上がったといってもいいでしょう。そして、最大HPが13ぐらいになっているはずです。
もう転んでも泣かなくなった彼ですが、ある日余所見をしていて電柱に激突してしまいます。でも、泣きません。HP13は電柱にぶつかっても泣かない程度の能力があります。ただ、電柱にぶつかった直後、頭がクラクラしてフラフラしていると、バランスを崩して公園に行く途中で転んでしまうのです。そのとき彼はついに泣き出します。電柱の件でHPが5に下がっていたからです。
こんな感じで打たれ強さを数値化して加算減算できるようにしたわけですね。もちろん防御力も成長とともに上がっていきますから、徐々に子供は転ばなくなります。なお、大人になってから転ぶと気恥ずかしさから「痛恨の一撃」を食らうこともあります。

ガテアに入れないHP2000を超えたフリオニールは、それでもミンウさんの喪失には堪えがたい痛みを感じていました。HPとは別のメンタルな数値は激減です。ミシディアの塔をあとにして、ヒルダ王女の元に帰る途中でもボーっとしていました。ボーっとしすぎて、かつての反乱軍のアジト・アルテアに間違って帰ってきてしまいました。うっかりしてましたが、既にフィンの城は敵の手中から奪還してありますので、ヒルダ王女もフィンの城にいるのでした。習慣って怖いですね。引っ越してもついつい前の家に帰ってしまうという。でも、なぜかアルテアに入れませんでした。どうも反乱軍がアジトを引き払って以降この町は捨てられたようなのです。大戦艦の爆撃を受けて壊滅しかけていたからなんでしょうか。いつか復興して人が住めるようにしたいですね。
で、そのまま北上してフィンに向かう途中ガテアの宿にでも寄ってみようと思ったところ、なんとガテアにも入れませんでした。そうか、ここも大戦艦の爪あとがひどかったですからね。生き残った人々はみんなフィンの城にでも非難しているのかもしれません。

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2008年2月22日

翼の生えたエンジェル

最近、「ディエンビエンフー」という漫画を読みました。ディエンビエンフーというのは、ベトナムの町の名前で、第一次インドシナ戦争を集結させた場所としても世界史の教科書に出てくる地名だと思います。その漫画では、ディエンビエンフーの戦い以降に南北に分断したベトナムのアメリカを交えての内戦が舞台となっています。私は世代的にベトナム戦争を知らないのですが、なんとなくひどい戦争だったというイメージを持ってました。アメリカ兵を苦しめたというブービートラップが少年漫画なんかにもよく登場しますから、その印象が強いのかもしれません。で、ディエンビエンフーの戦い以前からベトナムを率いていた将軍に「ヴォー・グエン・ザップ」という人がいるんですね。世界史の授業中は名前だけ覚えさせられましたが、ベトナム史ではかなり重要人物のようです。そんな彼の名前を漫画で久しぶりに見た瞬間に何かが自分の中でつながりました。

ボーゲン伯爵」の名前の由来?

自分は、「ボーゲン=暴言」というくだらないネーミングだと勘違いしていましたが、ひょっとしたらベトナムを再統一するのに一役買っているような偉大な人物の名前をいただいていたのかもしれません。なんともはや、あのボーゲン伯爵にはもったいないような。政治家としても軍人としても足元にも及びません。まぁ、最後の最後でブービートラップでヨーゼフの命を奪っていったあたりが、「ボーゲン」姓の意地の見せ所だったのかもしれません。(ボーゲンって姓でいいのだろうか・・・)

ダメだ壊滅してるさて、突然の竜巻の発生にフィン領土が騒然とする中、フリオニールが竜巻消失大作戦の中心人物を買ってでることになってしまいました。もう、フィンの城のすぐ後にまで竜巻が迫っていますので、一刻の猶予もならない状況です。それと同時にあの竜巻の中心には、なんとパラメキアの皇帝が隠れていて、直接竜巻を制御しているのだそうです。これまでやってきた通り、ピンチをチャンスに変えてしまえば、皇帝の首をとることも可能です。とにかく、今は竜巻の中に入る手段を手に入れましょう。
というわけでやってきたのがポフトの町です。もちろんシドの飛空艇が目当てですよ。だって、地上から竜巻に巻き上げられて内部に潜入するなんて、人間には到底不可能ですからね。狙うなら空から。竜巻や台風は目から侵入するのが一般常識です。東京ディズニーシーのアトラクションにもストームライダーという飛行機の乗り物がありまして、キャプテン・デービスの無茶な運転に身を任せて、台風を内側から爆風で消し去るというこれまたとんでもないミッションに参加できるのです。フリオニール内のイメージではそんな感じでかっこよくパラメキア皇帝ごと爆風で全てを無に返すつもりなのでした。
ところがどっこい、ポフトの町に着いてみてびっくり、ここも竜巻によって町・・・というか山のような残骸しか残っていない状況で、中に入ることもできません。飛空艇は一応あるようなんですが、シドが見当たらないためどうすることもできません。無許諾で借りる(窃盗)という行為がこの場合、罪になるのか、ならないのか。緊急事態ですから、裁判で争う余地はあるんじゃないかと思いますよ。ちゃんと日本の刑法にだって「緊急避難」の条項が設けられているじゃないですか。大きな価値を守るためなら、小さな価値を侵害しても罪にならないのです。もしも竜巻で飛空艇が破損してもちゃんと後で弁済しますから、ここは勝手に乗り込んでしまいましょう。もちろん費用の請求先はフィン王国あてでお願いします。

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2008年2月25日

皇帝、お命頂戴

こちら台風中央部こちら台風の中心部でございます。すごい風です。きゃっ、木々や建物が揺れ、物が飛び交っています。危険ですからお家からはでないでくださいね。
誰もが一度はやってみたい台風中継ごっこをしつつ、新宿駅南口からフリオニールが竜巻突入の一部始終をお届けいたします。前回、卵から孵化したばかりの飛竜の背中に乗ってさっそく竜巻を外側から中心部に向かって突き進んでいる最中です。生まれたての割りになかなか頑丈なやつです。でも、まだそんなに高く飛べないので竜巻の上空から安全に目の中に降りていくことはできませんでした。しばらく吹きすさぶ風をすり抜けていくと、徐々に風の弱い中心部がみえてきました。そしてそこには巨大な建造物が隠されていました。ペンダントが光輝くあたりから微妙に気にはなっていましたが、これは間違いなく天空の城ラピュタそのものです。ロボット兵が平和に庭園の手入れをしていたりするに違いありません。しかし、その中心部にあるのは巨大な飛行石ではありません。ムスカ大佐・・・もといパラメキア皇帝その人なのです。その巨大な魔力でこの建造物の周りに竜巻をまとってアルテア・ガテア・パラム・ポフトを蹂躙していったのです。もう、この人だけいれば大戦艦なんてなくても十分パラメキアは揺るがなかったんじゃないかと思わざるをえません。

竜巻に巻き込まれた家屋ではなさそう見上げると塔のように高い建物がこっちを見下してきます。滅びの呪文・バルスの準備はよろしいでしょうか。このラピュタを瓦解させるにはそんな魔法が必要なんです。はっ、ってことはアルテマの本はバルスの本みたいなもんなんですかね。もう、この勝負もらったようなもんですね。

今度はグリーンさっさとラピュタチックな建物に侵入して進んでいくと、グリーンドラゴンというモンスターに遭遇しました。以前ホワイトドラゴンなんてのを倒しましたが、なんともストレートなネーミングです。緑だからグリーンドラゴンなんて。その方法論でいくと、スライムベスはレッドスライム、タホドラキーはグリーンドラキーとなってしまいなんとも味気ないですね。
ところで、幼い頃まんが日本むかし話を見ていたせいか、オープニングの竜の子太郎を乗せた龍のカラーリングが緑だったので、龍は緑というイメージを強く持っています。ドラゴンボールの神龍も緑だし、ドラクエのドラゴンも緑です。なので、グリーンドラゴンという呼び方にちょっぴり違和感。「ドラゴン」と呼べばいいじゃないですか。まぁ、ドラクエにも「グリーンドラゴン」ってモンスターいるんですけどね。色を名前につけるのはそんなにおかしくないのか。いなばの白ウサギみたいなものですかね。

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2008年2月26日

お兄ちゃん独走

照れますなフィンの宿敵パラメキアの皇帝を叩きのめし、竜巻による災害を未然に阻止したフリオニールは、ヒーローとしてフィン王国に凱旋帰国しました。エジプトから戻ったナポレオン将軍のごとく国民総出で出迎えてくれること間違いなしです。若き英雄・フリオニールここにあり。歓喜に沸く民衆が竜巻から帰ってくるフリオニールを取り囲み賞賛の声を届ける・・・といったシーンは全てカットされましたが、きっとそんな感じだったはずです。多分。
帰ってきたフリオニールにまず最初に労いの言葉をかけてくれたのはもちろんヒルダ王女でした。

そして伝説へ・・・フリオニールたちの勇気は永遠にフィンで語り継がれることが決定し、伝説の人物の内定をいただいた状態になりました。まだフリオニールは健在ですので、現状で「生きた伝説」ということになります。そしてフリオニールの子孫たちはロトの勇者として後年この大地がまた悪に侵食されたときには、再び立ちあがり脅威を滅する存在となるのでした。いやー、この話がドラクエ1,2につながっていくなんてびっくりな話です。ドラクエ3のときは「そして伝説へ・・・」というサブタイトルの意味が最後のエンディングで明かされて鳥肌がたったもんです。FF2はサブタイトルが特にないようなので、フリオニール伝説がどのような意味を持っているのかまだわかりません。後続のシリーズで語り継がれているといいですね。それが適わなくても私の中で彼の伝説は語り継がれるでしょう。王女の寝室での出来事などはそれはもうすごい武勇伝です。オリエンタルラジオばりです。

英雄のお披露目さて、城下ではやはりフリオニール祭りが開催されているらしく、たくさんの人がフリオニールを拝み奉りに城に集まっているのだそうです。一度でいいからやってみたいですよね。城のテラスから城下の広場に集結した民衆に向かって「皇族のようにお手振り」とか「アジテーション演説」とか。それでフリオニールの挙動一つ一つにワーっと歓喜の声が響き渡るのです。腕を振り上げれば民衆が鼓舞し、口を開けば民衆が涙するのです。英雄の醍醐味なのです。

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2008年3月6日

ドレミファソラシド

本当の兄弟のように育ったレオンハルトが、あろうことか敵側国家の新皇帝の座につき、随分と差をつけられてしまったフリオニールは、兄の反逆ともとれる行為に自ら説得を試みることを志願したマリアとともにパラメキア帝国の本拠地に乗り込むことになりました。ヒルダ王女の言うことにゃ、そのパラメキア城は四方を山で囲まれた要塞で、とても人の足で踏み入ることはできないだろうということ。しかし、あの竜巻ですら乗り越えた飛竜がこちらにはついていますから、十分に勝算はあります。ドラクエ5で石化したビアンカを救いにマスタードラゴンの背中に乗って大神殿に向かったあのときの昂揚感がよみがえってきます。

ほんとすげーなところがどっこいものすごい人がいたもので、なんと難攻不落のパラメキアの城への侵入に成功した人がいるんだそうです。レイラ姐さんの話によると、我らがよく知る人物が昔、山登りに挑戦したのだとかなんとか。どこかのアルピニストのようにそこに山があれば登らざるを得ない性分なんでしょう。天下の大怪盗・ポールさんこそ、今回のレオンハルト懐柔ミッションの鍵を握る人物なのでした。もちろんポールさんの侵入の動機は「盗み」です。何も警備の厳重な場所にお宝を求めなくても、適当な民家で失敬しとけば安全なのでしょうが、ポールさんほどになるときっと「お宝」なんか二の次で、あのパラメキア城に侵入して無事に帰ってきたという名誉の方が大事なんでしょうよ。凡人には天才の考えることはわかりませんね。もちろん天才的なテクニックで無事生還を果たしたポールさんは、この偉業を誰かに話さずにはいられません。元海賊という肩書きを持つレイラさんに自分の武勇伝を語りに語ったそうです。人の自慢話なんて退屈でしょうがないのに、話している方は当時の心境を思い出しちゃったりしてテンションが上がりっぱなしなので自然と長話になってしまいます。レイラさんもうんざりした様子です。
それにしてもいつの間にポールとレイラさんは、そんな世間話をするほど仲良くなったのでしょう。思い出してみるとポールさんと接点があったセミテの洞窟や闘技場の地下にいたときには、4人目のメンバーがミンウさんやゴードンだったじゃないですか。なのでフリオニールの目の届いていた範囲で二人に接点はありません。ということは、フリオニールと会う以前から二人に交流があったか、あるいは、フリオニールがリバイアサンに飲み込まれている間に二人はフィンで一緒にお茶をするような関係になったということになりそうです。前者はやはりお尋ね者同士、一般人にはわからないようなネットワークがあったのかもしれませんね。でも、後者も捨てがたい仮説です。フリオニールの居ぬ間に、ちょっといい女のレイラさんにちょっかいを出してきたポールさんというのもありえます。ただ、自慢話はよくなかったですね。レイラさん、脈はなさそうな感じです。

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2008年3月21日

アルテマを背負いし者

ステータス画面わりと本気で昨年末にはこのゲームをクリアするつもりでいたのですが、気がつけばもう三月も後半戦となってしまいました。なんでしょう、このボリューム感。FF2一本でまさかこんなにも遊べるとは。パラメキア皇帝を攻略した後もシナリオは止まることなく回転していきます。既に随分前にFF3を買ってあるというのに、パッケージも破けない状況です。
さて、前回シドの遺言で飛空艇の所有権をゲットしたフリオニールは、天才盗賊のポールさんの「自慢」を根拠に、岸壁にそびえ立つパラメキア城に空から侵入するというプランが作成されたのでした。エレベーターアクション(ファミコンのゲーム)よろしく、飛空艇からパラメキア城の屋上にロープをひっかけて、ピュルルーとつたって降りる寸法です。

一冊だけの消費アイテムただ、パラメキア侵入前にやっておかなければいけないことが二つほどあります。まず一つは、「アルテマ」のことです。ミンウさんの犠牲によってもたらされた究極の魔法は本に記されたまま依然としてアイテム欄にしまわれていました。先のパラメキア皇帝戦でも結局存在が忘れ去られたまま使用されることがなかったので、ミンウさんもさぞかし無念だったでしょう。これからレオンハルト率いるパラメキア軍相手に本当に必要になるのかわかりませんが、これ以上放置しておくのももったいないので、覚悟を決めて誰かに覚えさせることにしようと思います。せっかくFF2をプレイしたのに、「いや~アルテマの本って最後まで使わないまま忘れてましたよ。」なんて本物のFF好きの人に言った日には、その場がブリザド状態になってしまい、二度と口をきいてもらえなくなるかもしれませんしね。ドラクエで「いや~パルプンテって結局一度も使いませんでしたよ。」なんて言われたら、私も内心その人の評価を下げざるをえませんから。全部の効果が出るまで繰り返し唱えろなんて無茶なことはいいませんから、とりあえず暇なときに唱えてください、パルプンテ。あなたの心にパルプンテ。ハーゴン戦で「とてつもなくおそろしいもの」を呼び出してしまい、ハーゴンが逃げ出してしまったことを今でも鮮明に覚えています。

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2008年3月22日

レオンハルト列伝

上空からパラメキア潜入マリアをアルテミストに、リチャードを一児の父候補にジョブチェンジしたフリオニールたち一行は再び飛空艇に乗り込んで空からパラメキア城潜入を試みます。なんかガイについてはこれといった変化がないのが寂しいところです。ストーリー的に誰と絡むでもなく、なんとなく幼馴染というだけでついて来てもらっているガイですが、彼にとってのこのFF2という物語はなんなのでしょう?下手をするとジャイアントビーバーと会話したあたりがこの男のピークだったのかもしれません。存在感が薄まってきている昨今、彼の活躍に期待したいです。
ところで、飛空艇でどうやってパラメキア城に乗り込むのか最初はわかりませんでしたよ。そのまま突入してもマップが切り替わる気配がなく、かといって着地しようとしても駐車禁止で追い払われるし。数分あれこれ試して諦めて帰ろうとさえ思いましたが、何のことはなく、着地ポイントの範囲が狭いというだけでした。お城の一番高い塔あたりに降りればよさそうです。(多分)

将軍様パラメキア城の中では、さすがに「ジェネラル」といった将軍職が控えておりました。ワンピースでいったら「赤イヌ」「青キジ」「黄ザル」ぐらいの役職じゃないでしょうか。いや~、そう考えるとおそろしいですね。そんな強敵どもをフリオニールはなぎ倒しているわけですから、その成長振りは目を見張るものです。

にっくき宿敵・黒騎士それどころではありません。この城にはにっくき仇敵「くろきし」までもがいやがったのです。思い起こせばフィンがパラメキアの手に落ちたあの日、レオンハルトを含めた幼馴染4人組は黒騎士の執拗な追跡を振り切ることができず、4人組の騎士団に反撃もできずに殺されかけたのです。数奇なものでその中の一人が今はパラメキアの皇帝に即位して黒騎士を自由に操っているというのです。ここはもう、黒騎士を倒しながら「目を覚ませ、レオンハルトゥ!」と叫ばずにはおられません。できることならレオンハルトの横で黒騎士を叩き潰してやりたかったってなもんです。レオンハルトが本来いるべき位置には、国に帰りを待っている女と子供をもつリチャードのおっさんがおさまっていて、年齢的にちょっぴりチグハグです。かつてまだヒヨッコだったフリオニールが今の状況を見たらどう思うでしょうか。まさかレオンハルトが黒騎士の背後に立ちはだかるなんて。
ところで、黒騎士って一番最初に会ったときのインパクトが強すぎて本当に勝てるのか心配です。かすり傷一つ負わすこともできないまま無残に散りましたからね。ミンウさんに拾ってもらわなければ、本当に死んでいたに違いないですよ。そんなトラウマを背負って今まで戦ってきましたが、今ここで黒騎士を倒すことができれば、過去のしがらみからも解放されそうな気もします。
で、ちょっと強かったですけど、普通に倒せました。ある意味、パラメキア皇帝以上の宿敵といってもいい黒騎士をついに討ち取りました。「青キジ」を倒せた実力は紛れもない本物でした。

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2008年3月23日

最初で最後の4人

ここは俺に任せて先に行けの構図突然のパラメキア皇帝の復活とともにフリオニールたちとレオンハルトに地獄の鬼火のような青白い炎が迫ってきて、おそらく絶体絶命のピンチに陥っているという状況下になってしまいました。地獄の炎ですから、それはもう熱いに決まっています。多分触ったら溶けて死にます。でも、ドット絵だと残念ながらその緊迫感は伝わってきませんでした。ともするとムーンブルクの王様のように話しかけたりもできそうな鬼火です。
さて、そんな中、竜騎士・リチャード飛竜を呼び出します。「お前達は飛竜に乗って逃げろ!」とのこと。どうもこの場でパラメキア皇帝を再度倒すという選択肢は与えられない模様。それが一番手っ取り早そうなんですけどね。おそらく、レオンハルトとフリオニールの喧嘩っぷりをみていたリチャードが、今のままでは地獄でパワーアップした皇帝には勝ち目がないと踏んだのでしょうね。心配かけてすいません。そして、リチャードのおじさん一人で皇帝に立ち向かうつもりらしいです。

生きて帰るってエリナさんに言ったのにってそんな無茶な。そりゃあ、将来的にレオンハルトが4人目としてパーティーに入るためには、リチャードの居場所がなくなってしまうことは必定ですが、だからといって一人で皇帝を相手にするなんて無謀にもほどがあるってもんです。ゴードンやレイラさんのように円満に席を譲ってくれればそれでいいって話ですよ。そもそも飛竜に乗ってこその竜騎士ですから、飛竜をフリオニールたちに渡してしまったら、リチャードの機動力なんて鼻くそみたいなものかもしれないじゃないですか。かつて竜騎士の力を皇帝が恐れたなんて話もありましたが、飛竜から降りた竜騎士、いや単なる騎士はパラメキア兵の猛攻にすら屈してしまっています。どうして、そんな・・・

リチャード:最後の竜騎士・・・・。リチャード・ハイウィンドが相手だ!

そう、これは残された竜騎士の意地でした。リチャードにとっては、パラメキアの皇帝ほど憎い存在はないわけですよ。だって、同僚を全員惨殺されてますから。目の前にそんなやつがいるのに、逃げ出すわけにはいかんのです。男の子ですから。自分が生きるとか、死ぬとかは関係なく、自分のアイデンティティにかけて倒さなければならないのです。エリナさんとカインに必ず帰ってくるなんて約束をしてしまいましたが、それを反故にしてでもパラメキア皇帝は竜騎士として倒さなければならない相手なのです。
まぁ、カイン君がいるので竜騎士の血統は必ずしも絶えるわけではなさそうですが、竜騎士族の培ってきた妙技や伝統なんかは、実質伝えきれていない面も多いでしょうから、「最後の竜騎士」という言葉を使ってしまったことには、あまり深くつっこまないでおきましょう。
ところで、リチャードの姓が「ハイウィンド」っていうらしいですけど、この単語が結構気になったんですよね。で、思い出したんですが、キングダムハーツの各世界を航行するグミシップっていう乗り物に「ハイウィンド」っていう名前がついていたんですよね。リチャードと何らかの関係があるのだとしたら、ちょっと面白いなぁ。

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2008年3月24日

翡翠の回廊

ヒルダ王女に報告リチャードがその身を挺して新生パラメキア皇帝の魔力から脱出させてくれたおかげで、飛竜の背に乗ってフリオニール・マリア・ガイ・レオンハルトの4人はフィン王国へ戻ってくることができました。リチャードが皇帝に挑んでいった背中だけが網膜に焼き付いています。彼が生存している可能性ってどんなものなんでしょうか。一応、最後の竜騎士の意地を見せて見事皇帝を打ち倒してくれるなんてこともないわけではないと思いますが、この流れでリチャードにそんなおいしいところが回ってくるとは思えないので、まぁ、傷の一つも負わせてくれているというのが妥当な線でしょうか。勝つのは無理でもせめて生きていてほしいです。ディストの親子のためにも。闘技場の地下にでも幽閉されているのであれば、ポールさんと一緒に助けに行く手立てもあるのですが。
そんなわけで尋常ならざる様子で飛竜から降りてきた4人をみたヒルダ王女から状況説明を求められます。なんといってもレオンハルトを説得しにいくと出て行ったら、本当にレオンハルトを連れて来ちゃったわけですから、フィンのトップとしては何らかの判断を下さないわけにはいきません。レオンハルトはフィンの法律上では極刑を免れないようなことをやっているわけで、どんなにフリオニールの功績を盾にかばったとしても恩赦は考えにくいところです。

みんな死んでしまった・・・そんな中、フリオニールは言葉を選びながらことの次第を慎重に報告します。まず、皇帝が甦ったというインパクトのある話題からいきなりぶつけられたのでヒルダ王女も卒倒寸前。大戦艦で爆撃されたり、竜巻で町を潰されたり、皇帝にはいくつものトラウマを生みつけられてますから、せっかく取り戻したフィンの城をまた失ってしまうんじゃないかなんてことすら脳裏によぎります。スコットや父親(国王)もあの皇帝の政権下で失いました。ヨーゼフ・ミンウ・シドといった国を支える人材だってたくさんあの皇帝には奪われました。その皇帝が復活したというのです。
続いて、マリアがリチャードの死を報告します。最後の竜騎士は国王の遺言にもあった通り、皇帝打倒の切り札でしたからヒルダ王女はダブルショック。この発言には自分もびっくりです。リチャードの死亡があっさりと告げられてしまいました。自分の中では生存に一縷の希望を残していたのに・・・ミンウさんが死んだときにも、シドが死んだときにも、これ以上の犠牲者は出すまいと考えていたフリオニールとしては、逆に命を救われてしまうという失態です。レオンハルトがいなければ飛竜の定員的にリチャードを殺されずに済んだかも・・・なんてことも考えてしまいそうです。いや、まぁ、リチャードは竜騎士の名誉のために戦って散ることを自分で選んだわけですが、レオンハルトがあの場にいたのといないのとではまた判断が違ったかもしれません。
マリアも「こんなのもうたくさん」と、犠牲者たちを思い忍んでいます。

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2008年3月27日

エクスカリバー再登場

幻の城・パンデモニウム旧友レオンハルトを新たに配下に加えて、フリオニールはパンデモニウムへの通り道・ジェイドを目指すことになります。パンデモニウムが地獄から生えているせいで、地上からのアクセスが不能だということなのです。バスでも出てれば楽チンなんですが、行政の怠慢でしょうか。そういえば、最近近所のバス会社がやっとPASMOを導入したので、バス用の小銭を用意する必要がなくなったのがちょっとした喜びをもたらしてくれました。ただ、目的地に応じて料金が変わるので、PASMOをかざす前に運転手に目的地を申告しなくてはならない一手間をいまだにひきずっています。・・・さて、遠回りですが、そのジェイドを探しに行くとしましょう。

泣く未亡人と、その前にリチャードの件を報告していくべきでしょう。相手はディストで彼の帰りを待ち続けているエリナさんと息子のカイン君です。本来ならリチャードが二人の未来を築き上げていってあげなければならないところですが、約束だけを置き去りにしてリチャードは竜騎士の名誉のために皇帝に特攻してしまいました。エリナさんに宿るはずだった笑顔は、現実には涙で濡れてしまったのです。エリナさんも竜騎士の妻ですから、男の訃報を人伝えに聞くなんてシチュエーションも想定の範囲内だったとは思います。でも、頭では分かっていても、感情ってやつは御しがたいものでして、両手で顔を覆いながら、カイン君の前ですが、泣くのを止められない様子です。

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2008年3月28日

地獄へと続く道

モンスターの出口閻魔大王に木戸銭を払い、三途の川で渡し賃を払いついに地獄への入り口・ジェイドに侵入したフリオニール。目指すは皇帝の新たな居城・パンデモニウムです。ミシディアの東端の泉がまさか地獄につながっていて、そこからモンスターがわんさかと湧いて出ていたとは、世の中まだまだ不思議なことはいっぱいあるものです。原因がわかっているのであれば、そこを塞いでしまえばモンスターの地上への侵入も食い止められそうな気もしないでもないですが、まぁ、きっと辺鄙な土地なので大人数を送り込んで掘削・埋立事業を行うのも難しかったのでしょう。ってか、パラメキアの猛攻によってそれどころではなかったわけですからね。

XBOX持ってないこの地下世界はどうやらマイクロソフトのXboxとつながっているらしく、ブルードラゴンなんていうモンスターが登場しました。私はまだプレイしたことがないので、少年ジャンプのラルΩグラド程度の知識しかないのですが、きっと、この青白いドラゴンが「カゲ」なわけでフリオニールの影から出したり引っ込めたりできるようになるというわけですね。でも、うまく手なずけることができずに思い余って殺してしまいました。残念。フラムブルー(青い炎)は発動せず。

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2008年3月29日

風雲!地獄城

パンデモニウム入口ジェイドを突破したフリオニールたちはついにパンデモニウムという地獄の城の中に到達しました。エンディングまでおそらく後少しというところでしょう。ここら辺で少しFF2の締めにあたって気になる点を整理しておきましょう。私が一番きがかりなのは、なんといってもレオンハルトのことです。主人公の幼馴染にしてフィンの若者だった彼が、今でこそ一緒になって皇帝を討伐しようと冒険しているわけですが、ちょっと前までフィンの国民を苦しめるパラメキアの尖兵・ダークナイトでした。しかも、パラメキアの新皇帝を名乗ってフィンを再度陥落させようとした張本人でもあります。たまたま皇帝が地獄から甦って、その座を剥奪されましたが、彼の中ではいまだに野心が炎をあげて燃えさかっています。この力に取り付かれたあわれな男をマリアと二人がかりでなんとかパーティーに加えたものの、パラメキア皇帝をいざ討ち取った後の彼の処遇はどうなってしまうのでしょうか。自分がヒルダ王女の立場であったら、フリオニールへの義理と国家の主としての責任の板ばさみにかなり苦悩しそうですけどね。やはり市民の目もあるので国外追放は免れないでしょうか。しかも超危険人物ですから、他所で悪巧みをしないように監視役もつけたいところです。いやいや、それはなんかピントがズレている対策な気もするな。いっそ、フリオニールに押し付けて勝手にやってもらうのが楽な気もします。国民がレオンハルトバッシングに出たときもフリオニールに汚名をかぶってもらえれば、ヒルダ政権は揺らがずにすむかなぁ。いや、あの心優しきヒルダ様の仰りようではないですな。レオンハルトには名前を捨ててもらって、別人として新たにフィンに招き入れるというのがいいかもしれません。国民を欺くことになってしまいますが、バレなければいいのです。しかし、ゴードン派(国家の反対勢力)がこれを黙認するとも思えません。政治家に必要なのはバランス感覚だなんていいますが、繊細な問題になるとバランス判定がシビアすぎて難しいですね。Wii Fitで鍛えられればいいのですが。

あとは戦後処理として、大戦艦の建造を手伝わされていたバフスクの市民はどういった扱いが望ましいのでしょうか。サラマンドだってミスリルの採掘をパラメキアに無理やり手伝わされていたという過去があります。さらにはガテア・アルテア・ポフト・パラムの復興という課題も残されています。そこらへんもやはりヒルダ王女任せになってしまうのでしょうか。パラメキアに対してどこまで戦争の賠償を要求できるのかも謎です。そもそも皇帝を倒した後、パラメキアは国としての体勢をどこまで維持できているのでしょうか。モンスターを兵隊に仕立て上げていたような国でしたが、はたして人口はどの程度のものなのでしょう。まさか国民はダークナイトとボーゲン将軍だけだったなんてこともないと思いますが、ダークナイトが簡単にトップに君臨できてしまったような側面もあることから、皇帝のワンマン政権の弊害なのか権力機関にいくつも穴が空いていそうな雰囲気はあります。

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2008年4月5日

U.B.O.A.

地獄の支配者地獄の城・パンデモニウムを駆け巡ること数十分、ついに最終目的であるパラメキア皇帝の目の前にフリオニールは辿りつきました。前回対峙したときも思いましたが、竜巻の中で一度倒したときとは随分とお変わりになられて、異形のものへとおなりあそばされたパラメキア皇帝です。死んでも強大な魔力によって地獄を牛耳ってしまったというツワモノ相手にどのように対抗しましょうか。やはり、ここはアルテマの効果に期待したいところです。だって、これまであまりにも使い勝手が悪かったんですもの。せめてラスボスぐらいには、異様な破壊力を発揮してくれてもよさそうなものです。もしもこの戦闘でアルテマが使えな・・・いや、不毛な話はやめましょう。ミンウさんが犬死したみたいな文脈にしたくはありません。

ラスボス戦鋭利な氷の塊を背景にしょって、最後の敵「こうてい」が向かってきます。さすが、ラスボスともなるとグラフィックがでかいです。地獄に落ちる前の皇帝はまだ人間っぽい姿をしていましたが、今は大豪院邪鬼レベルのサイズになりました。これは魔界の飯がうまかったに違いありません。左手に装備している鎌は死神を連想させますがいかんせんサイズが体にあっていません。成長期の小学生のように去年の服がもう着れない状態なのです。地獄に落ちる前は鎌をもつ姿も様になっていたでしょうに。生前の面影を唯一残しているのはマントです。たなびくマントは髪の毛と同化してモジャモジャしています。正直、ラスボスにしてはかっこ悪い部類に入るでしょう。ガーランドことFF1のボス・カオスも自分的にはイマイチな感じでしたが、この皇帝もどっこいどっこいな感じです。カオスが光り輝くような金色のボディだったので、イメージがかぶらないように暗くて鈍い感じの配色にしたんでしょうか。まぁ、地獄の支配者ですからね。カラーリングにも気を使います。
で、戦闘に入ったらさっそくアルテミスト・マリアによるアルテマ連続攻撃作戦が開始されました。フリオニールがエクスカリバーで叩くよりも、レオンハルトがポイズンアックス二刀流で叩くよりも、確かにアルテマは皇帝のHPを削ってくれます・・・が、あまりにも貧弱。ちまちまとアルテマで削った分はすぐにレオンハルトへの皇帝の物理攻撃の副作用で回復されてしまいます。エナジードレインとでもいうのでしょうか。とにかく、レオンハルトは防御力が弱いらしく、殴られると下手すれば即死して、しかも与えられたダメージの半分ぐらい皇帝を回復させてしまうというダメダメぶりです。それでもなんとかフリオニールが体勢を立て直し、その度にレオンハルトのHPが皇帝に吸われ、エンドレスバトル状態に。レオンハルトさん(赤)のHPが、正解した皇帝さん(緑)の元へ!ハンターチャンス!あまりのレオンハルトのヘタレぶりに、「まさかいまだに皇帝と根っこでつながっていて、HPを譲り渡しているんじゃないか!?」なんて疑念まで湧き起こりました。結果、フリオニールは、レオンハルトにレイズをかけるのをやめました。埒が開きませんから。そして、マリアはアルテマを打ち続けるも、ついにエーテルが切れ、ガイが倒れ、フリオニールの膝が地について、パーティーは久しぶりに全滅しました。

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2008年4月7日

今後のこと

ゴードン注意報ついに憎きパラメキア皇帝を地獄へ送り返したフリオニールたちは、ヒルダ王女の待つフィン王国へ帰ってきました。これでフィン王国の平和も維持されることでしょう。ただ、パラメキアの今後やゴードンの動向など気がかりな点はいくつかあります。そこら辺の処理は、誰がどのように遂行して行くのか・・・まぁ、フリオニールも国民の一人として王女には積極的に力を貸していきたいと思います。

カシュオーンも再興させるんだ!?フリオニールの功績に対して、この場にいる全ての人たちが賞賛の眼差しをおくってきます。それはゴードンも例外ではありませんでした。彼の話を聞くに、カシュオーンはフィンと力を合わせて再興を試みるとのこと。どうやら、フィンの養子になるという話はフリオニールの単なる杞憂だったようです。カシュオーンの領民もしばらくすればまた元の故郷に戻ってくることでしょうし、王様こそちょっと頼りないですが、まぁ、ゴードンにも成長がみられたことだし・・・多分、大丈夫です。

一時も忘れるなところでバフスクって領土的にどこの支配下にあるんでしょうかね。位置的にカシュオーンかなと勝手に思っていたのですが、パラメキアに占領されていたのでよくわかりません。戦争の終結とともにバフスクもカシュオーンの管轄に戻るのかと思いますが、フィンの領土が竜巻で随分と荒らされたのに比べてバフスクは思いのほか無傷です。大戦艦の建造を手伝わされていたということに対しての責任をバフスク市民にはちょっと感じてもらいたいところです。ゴードンにはバフスクの管理を徹底させ、フィンの復興を手伝ってもらいましょう。
あと、「ウジウジといじけ虫だった自分をここまでにしてくれたのは、考えてみれば君たちだったな。」という発言がゴードンから聞かれましたが、「考えてみれば」は余計です。常日頃、フリオニールへの感謝は忘れるでない、とゴードンにはしっかり教え込んでおくことにしましょう。

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2008年4月7日

居場所

物騒な盗賊と海賊をまずフィン城に集まった人々から一言ずつコメントを頂いていたフリオニールですが、一通り参列者もしゃべりきったようで締めの一言をヒルダ王女から賜る段になりました。王女は戦争で荒廃した国土を再興するため尽力するとおっしゃっておいでです。そうですね。こういった時代でも人々はたくましく生きていけるものだと思います。ただ、貧困や物資の不足からの犯罪率の上昇、短期的な金融政策によるインフレーションなど様々な危機的状況が今後とも起こることでしょう。まず、防犯のために近くにいる盗賊と海賊を逮捕してはいかがでしょうか?なんかバリバリ活動する旨、宣言してましたし。取り締まるべきところでしょう。
ヒルダ王女はそれだけ言い残して、この場を去っていきました。・・・レオンハルトはお咎めなしという寛大な処置のようです。よかったね、お兄ちゃん。それにしても、フリオニールたちにできることもいくらかあると思うのですよ、戦後の復興に。でも、特にヒルダ王女から何も頼まれなかったのは少し寂しかったかも。それとも何かフリオニールたちには別のやるべきことがあるというのでしょうか。

ガイはよくつきあってくれたギャラリーの後は、主要メンバーの挨拶です。まずはMr.独活の大木・ガイからです。彼は長い戦いが終わったことを端的に述べてくれました。シナリオに大きく絡むことのなかったこの地味なキャラクターではありましたが、彼がいてくれるだけで、心のどこかで安心感があったと思います。穏やかな性格ですから、時に暴走するフリオニールを腕力で制止してくれるようなこともあったかもしれません。また、動物語に堪能というすばらしい能力もジャイアントビーバーとの遭遇で役立ちました。せめてチョコボと会話してくれればもっと彼の見せ場もあったのかもしれませんが、そういった描写はありませんでした。あぁ、チョコボの背中に乗せてもらう交渉をガイが行っていたという設定はどうでしょうか?そう、ガイのおかげでチョコボに乗って、敵にも出会わず優雅にミシディアに行ってしまったこともありましたね。あのときは何度FF2を放り投げようと思ったことか。でも、何とか今こうしてエンディングを迎えられています。私も長文を書くのが苦手なわけではないのですが、さすがにこれ以上ガイの話で盛り上がる方法が見つからないので、この辺で打ち切りたいと思います。

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2008年4月14日

リバース!リボーン!

フリオニールたちの戦いが終わり、戦争が生み出した様々な別れをかみ締めながらエンディングが始まりました。一切コントロールのきかないこのエンディングという手法を始めてゲームに取り入れたのはどのゲームなんでしょうね。昔のゲームはとにかく終わりがなくって、際限なく同じ面を難易度や色を変えて繰り返すものが多かったですからね。終端をつけるというのは画期的だったのかもしれません。(知らないけど)RPGのエンディングは、映画の影響が強いと思います。シナリオがある娯楽である以上、ヤマがあってオチをつけなきゃいけないわけですが、オチがついたあとの余韻をうまく演出するのにエンディングシーンはかかせない存在になっているわけです。で、スタッフロールなんかをみながら、内容を振り返ったりするのが通常の楽しみ方だと思います。マニアックな人はひたすらスタッフロールから知ってる名前を探してキャッキャッ騒いでたりしますけどね。ちょっと凝ったエンディングシーンなんかがついてると、その遊び心への評価が映画全体への好感度にも寄与するってもんです。ちょっと古いですけど、「レミーのおいしいレストラン」のエンディングとか好きでした。あと最近見たのだと「魔法にかけられて」のニョキニョキするやつとかも見てて感心したのを覚えています。さてFF2はどうでしょう。

ジェイドにくさいものは封印テロップのバックにあるのはどうもジェイドの入り口のようですね。パンデモニウムにしろ、パラメキア皇帝の遺骸にしろ、モンスターもひっくるめて地獄のものは地獄に戻っていったとのことです。ジェイドの入り口は、逆に言えば地上への入り口ですから、地獄からの脱出というイメージをもたせているのかもしれません。他にジェイドに封印しておくべき忘れ物はなかったか心配です。アルテマとかもう用無しなので一緒に封印してもよかったかも。

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