国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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今後のこと

ゴードン注意報ついに憎きパラメキア皇帝を地獄へ送り返したフリオニールたちは、ヒルダ王女の待つフィン王国へ帰ってきました。これでフィン王国の平和も維持されることでしょう。ただ、パラメキアの今後やゴードンの動向など気がかりな点はいくつかあります。そこら辺の処理は、誰がどのように遂行して行くのか・・・まぁ、フリオニールも国民の一人として王女には積極的に力を貸していきたいと思います。

カシュオーンも再興させるんだ!?フリオニールの功績に対して、この場にいる全ての人たちが賞賛の眼差しをおくってきます。それはゴードンも例外ではありませんでした。彼の話を聞くに、カシュオーンはフィンと力を合わせて再興を試みるとのこと。どうやら、フィンの養子になるという話はフリオニールの単なる杞憂だったようです。カシュオーンの領民もしばらくすればまた元の故郷に戻ってくることでしょうし、王様こそちょっと頼りないですが、まぁ、ゴードンにも成長がみられたことだし・・・多分、大丈夫です。

一時も忘れるなところでバフスクって領土的にどこの支配下にあるんでしょうかね。位置的にカシュオーンかなと勝手に思っていたのですが、パラメキアに占領されていたのでよくわかりません。戦争の終結とともにバフスクもカシュオーンの管轄に戻るのかと思いますが、フィンの領土が竜巻で随分と荒らされたのに比べてバフスクは思いのほか無傷です。大戦艦の建造を手伝わされていたということに対しての責任をバフスク市民にはちょっと感じてもらいたいところです。ゴードンにはバフスクの管理を徹底させ、フィンの復興を手伝ってもらいましょう。
あと、「ウジウジといじけ虫だった自分をここまでにしてくれたのは、考えてみれば君たちだったな。」という発言がゴードンから聞かれましたが、「考えてみれば」は余計です。常日頃、フリオニールへの感謝は忘れるでない、とゴードンにはしっかり教え込んでおくことにしましょう。

天国のお兄さんそして、不意に話がゴードンの兄・スコットのことに及びます。あの人の良さそうなスコットなら、草葉の陰から現世に残された弟や婚約者の成功を祈っていてくれることでしょう。合掌(なーむー)。多分、新生カシュオーンが誕生した後、国民の間で次の言葉が流行語になるはずです。「スコットが生きていれば。」
そういえば、スコットを失くしたことで、フィン王国的にもヒルダ王女の結婚相手の座が空白になってしまいました。王様も怪我が悪化して亡くなってしまいましたので、実質女王のヒルダ王女とフィンの幹部とで、後継問題は考えていかなければなりません。ミンウさんが生きていれば、ちょっと面白いことになった気もしますけどね。白魔導師だったミンウさんですが、彼からはちょっと貴族の余裕がうかがえなかったでしょうか。有力貴族の跡取り息子であれば、王女の結婚相手としても問題はないはず。まぁ、今となっては無駄な話ですけどね。フリオニールの立候補というのも当初は考えていたのですが、やっぱりヒルダ王女を見るたびにちらつきますからね、ラミアクィーンの顔が。トラウマが払拭されない限り無理っぽいです。で、ゴードンが最有力候補になるわけですが、実際そうなってしまったらなんだか残念な気持ちになるのは私だけでしょうか。ヒルダ王女みたいないい女には、いい男を傍にやりたいもんです。

物騒な発言続いてシナリオ中、何度となくフリオニールを救ってくれた天才怪盗・ポールさんからも一言いただきました。実は「のばら」の名の元に盗みを働く義賊だった彼ですが、パラメキアも倒され、狙う標的もいなくなったので、今度はフリオニールをターゲットにすると大胆な告白をいただきました。ものすごい飛躍ブリですが、多分、フリオニールの活躍をみていてなんかいろいろテンションが上がってしまったのだと思われます。ポールさんの親友(多分)にしてあの偏屈っぽいシドさんが、大事な飛空艇を預けてしまうほどの男ですからね、フリオニールは。今後、ポールさんに付狙われる生活が始まるかと思うと、フリオニールにしてみれば正直憂鬱です。一体、フリオニールの何を盗むつもりなのでしょうか。あやつは盗んでいきました、フリオニールのハートをです!

海賊は続けるんだ!?ポールの後は、女だてらに海賊のボスを務めていた経歴を持つレイラさんが、反乱軍の活動も完全に終わったフリオニールを海賊に勧誘してきました。っていうか、一度改心して海賊を辞めたと思っていたのですが、この人今後とも海賊としてやって行く気満々な様子です。まぁ、海賊は立派な職業ですからね。船乗りと盗賊をマスターしないとなれない上級職なわけですから、ポールさんよりもスキルは高いのかもしれません。ただ、フリオニールは国内唯一の飛空艇持ちなわけでして、海賊するくらいなら空賊を気取るって話です。マンマユート!

対マリア戦レイラさんには、とある事件がきっかけで頭が上がらないフリオニールですが、海賊の件はとりあえず諦めてもらいましょう。いつか就職先に困るようなことになったら再び訪れるかもしれませんけど。
鈍いフリオニールはレイラさんの真意に気付いていないようですが、もちろんこのお誘いはレイラさんからのプロポーズです。ポールさんに続いて、レイラさんからも熱烈な愛情表現を頂いて、フリオニールのモテ期もここに極まった感じですが、ポールのときと違ってレイラさんは女性ですから、ここで一気に空気が不穏なものに変わります。そう、マリアが恨みがましい視線をレイラさんに投げかけ始めたのです。血のつながらないお兄ちゃん的存在という少女漫画(や妹萌え漫画)的関係がフリオニールとマリアの間には築かれていますから、マリアの成長と共に当然のごとく恋愛対象としてフリオニールが意識されていたのです。思えば、レイラさんの海賊船に騙されて乗ったときのマリアも面白くなさそうな顔をしていましたっけ。ここで一気に女同士の熾烈なフリオニール争奪戦の火蓋が切られます。ただ、大人な分レイラさんはいくらか余裕そうです。

さて、いい機会なのでFF2の女性論について議論を展開していきたいと思います。FF1と比較してFF2では随分と女性キャラクターが増えたのが印象的です。思い出してみるとFF1の女性といえば、コーネリアのセーラ姫が一人勝ち状態でした。大臣お気に入りの踊り子や樽で作った潜水艇をくれた人魚か何かの霊みたいなサブキャラも出てきましたが、名前のある女性キャラクターはセーラさんただ一人です。そして役割もいかにもな感じのお姫様で、自分を守ってくれるナイトを待っているというキャラクターでした。シナリオ的にはリュートを渡すのが彼女の最大の存在意義でしたが、自分的にはセーラ姫(ひいてはコーネリア王家)のために冒険をしているという大事な動機にもなってくれていました。ただ、ひたすら受身なポジションでしたので、FF2の女性たちとは一線を画しています。いうならば、少年漫画によく見受けられるヒロイン像という感じ。
あっ、ここまで書き進めて一つ重要な見落としに気がつきました。もう一人名前のある女性キャラクターがいましたっけ・・・魔女のマトーヤさんです。まぁ、個性的なキャラクターでしたが、ここでは割愛させてもらいます。
で、FF2の女性陣はどうだったかといいますと、まず、主要パーティーの一人にして幼馴染のマリア、王の変わりに反乱軍を率いる心優しき王女ヒルダ、海賊の女頭目の姉御肌・レイラさん、竜騎士を夫に持ちけなげに一人息子を守るエリナさん、パパ大好き・ネリーと一気にバリエーションが増えています。そして、守られるだけだった女性像を壊し、積極的に打って出るタイプの女性が出現しました。これはFF2発売当時のバブル経済における女性の社会進出と何気にリンクしていそうです。
最近のジャンプの漫画は女性作家が増えたことも受けてこれよりもさらに女性について掘り下げた描写が増えましたが、ドラゴンボール以前のジャンプにはそんな女子は皆無であったことはご存知でしょうか。少年漫画に出てくる女の子はみんなセーラ姫やローラ姫のごとく、ナイトに守られる存在でしかありませんでした。人間関係の構図的には非常にわかりやすいのですが、単調といえば単調です。どれだけブルマの登場が衝撃的であったか、古い順にジャンプの漫画を読んでみるとわかるかもしれません。同時期にウィングマンやきまぐれオレンジロードもありましたので、それらも参考になるかと思います。

天国のヨーゼフまぁ、マリアに関してはまだ昔の少年漫画然とした引っ込み思案さを残していますが、それでも戦闘に参加するぐらいですから随分と違います。これは年齢的に成熟していないことも関係しているかもしれませんね。もう一人年端のいかない娘役にヨーゼフの娘・ネリーがいましたが、なんとこの場に当人が参上していました。ただ、父親の死を悔やむだけだった女の子が、戦争の終結と共に第一歩踏み出したようでよかったですね。多分、優しいヒルダ王女の口利きだと思いますが、王宮での下働きを許されたとのこと。ひょっとしたら、あのストーカーおばさんとうまくいかなくて一刻も早く独立したかったのかもしれませんが、とにかく彼女の門出を祝ってあげましょう。天国にいるヨーゼフもこれで安心です。・・・と思いきや・・・

ヨーゼフの亡霊この写真は心霊写真です。娘の門出を祝いに化けて出てしまった変な顔の霊が映っています。ヨーゼフは娘が心配で成仏できないでいるのでしょう。この子が嫁ぐまではいたるところでヨーゼフと再会できそうな予感がします。