さて、装備品の次は熟練度の話です。白魔導士のミンウさんに「お前達には運命的なものを感じる。まずはフィンに乗り込むのだ。（魔物でいっぱいだけどね。）」とそそのかされたフリオニールでしたが、ヒルダ王女の謁見室内にいたおじいさんに「お前ごときのヒヨッコがフィンに乗り込もうなんておこがましいわい。せいぜい北のガテアで精一杯じゃよ。外にもモンスターはおるしな。外に出る前にお前らが寝てた魔法陣の間にいけば、いろいろ教えてもらえるじゃよ。この小童がっ！」と親切に教えてもらいましたので、さっそく黒騎士の傷を癒してもらっていた魔法陣の描いてある部屋に戻ってみました。っていうか、このおじいさん、ひょっとするとドラクエ4のきこりバリのツンデレかもしれません。口は悪いけど、いろいろ教えてくれてありがとう。
そして、例によってチューターのじいさん達、総勢10名からこのゲームのシステムの説明を受けました。主に「熟練度システム」についての話です。話を要約すると以下の通りです。
1.どの武器を装備しようが何の魔法を覚えようが自由。
2.その代わり武器の種類や各魔法に熟練度が設定される。
3.使えば使うほど熟練度が上がる。
4.熟練度が上がると武器や魔法の効力がアップする。
これはすなわち、ジョブの概念を通り越して、プレーヤーが独自にキャラクターの特徴づけを行えるというものです。マリアを戦士っぽく育てようが、ガイを魔道士にしようが個人の責任でお願いしますという放任ぶりですよ。やりこみ好きにはたまらないカスタマイズ性ですけど、ライトユーザーを置いてけぼりにしかねない危険性も孕んでいるかと思います。FF2にして既に突き放されそうになっているプレーヤーがここに一人。
現在3人いるキャラをどのように育て上げていこうか・・・ここは悩ましい点ですよ。平均的に何でもこなせるジェネラリスト育成か、はたまた、ある分野に特化したスペシャリスト育成か。産業界からの教育現場に対する要請のごとく、様々な意見が自分の中から飛び出してきます。例えば、3人揃って戦士タイプに育てたら後々苦労するというのは見えています。バランス的に「戦士・勇者・僧侶・魔法使い」が初期パーティーとしては、公式に推薦されている以上（ドラクエで）各キャラの役割分担というのを考えて、フリオニールをジェネラリストに、マリアとガイはそれぞれ魔法と肉弾戦に特化したスペシャリストに育て上げるのがセオリーではないかと思います。その場合、将来的にレオンハルトの立ち位置はどこになるのか、今の段階から考慮すべきなのか悩むところです。
ガイは初期装備からしても斧とか鎚とかを振り回していればいいんですよ。それか素手で武闘家気取りでもいいかと思います。何でも装備品なしの「素手」という武器ジャンルがあって、「素手」の熟練度も鍛え上げることができるとか。でも、何か装備させてあげたくなるのが世の常ですよね。やっぱりハンマーとかの熟練度を伸ばしてあげるべきでしょうか。せめて、片手「素手」、片手「盾」とかできるのであれば防御力が補えていいんですけど、両手ともに「素手」じゃないと攻撃力が半減するんだそうです。コブシの数が武闘家の命なのか。（キラーピアスならあるいは。）あっ、FF風にいうとムンクと言うべきなんでしたっけ。素手＋白魔法でパラディンな活躍もありかな。
マリアは「弓」が初期装備でしたから、弓に特化させるのもありなのかもしれません。ここでチューターのじいさんの言葉が思い出されます。
「戦闘時は前衛と後衛に分けられて、後衛は攻撃を受けないんじゃ。そのかわり後衛は弓か魔法でしかバトルに参加できないのじゃ。」
あぁ、また戦闘の戦略におけるハードルが一つあがりました。「後衛」を上手く使えば、HPの低いキャラクターの即死を免れやすくなるのだと思います。しかし、後衛キャラの行動が大幅に制限されるということになります。マリアには「ナイフ」でも持たせて前衛で頑張ってもらうという選択肢もあるかもしれません。「とう・・・「シーフ」的にすばやさをあげて回復や防御呪文も任せられれば使いやすいキャラになりそうです。一応、パーティーの中では「魔道士」枠が空いているので、魔法をメインに育てるというのもいいけど。それなら後衛でいいのかな。ひ弱そうだし。ちなみにマリアはデフォルトで後衛に設定されていましたので、スクウェア的にはマリア後衛プッシュということなんでしょう。開発者の言うことに従っておけば大抵間違いはないと思いますが、FF1のときのデフォルトパーティーの白魔術師があまり使えなかったことを私は忘れていません。
フリオニールは、仮にも主人公だし、勇者設定でいきましょう。すなわち主たる武器は「剣」で、適度に回復呪文が使えて、魔法も「サンダー」系に特化させておけばそれっぽいんじゃないでしょうか。今ちらっとドラクエ3の勇者のイメージが頭をよぎりました。呪文は何でも覚えられるようなので、ザオラルどころかザオリクも使えるんですね。グッドです。そういえば、ポイゾナとかにも熟練度があるのだろうか？熟練度が低いあまり「フリオニールはポイゾナを唱えた・・・しかし、毒は消えなかった。」って嫌だなぁ。
じゃあ、レオンハルトは黒魔法に専念させるといいのでしょうか？でも、あいつはもっとこう剣の腕もたちそうな顔立ちでしたよ。肉弾戦もいけそうな。ガイと違うのは腕力だけではなく知力もありそうなスマートそうなところでしょうか。まぁ、いないヤツのことは放っておいて、今いるメンバーでのベストを探ってみましょう。
ところで、ステータス画面にみんな「みぎきき」って書いてあるんですが。武器の持ち手も考えろってことなんでしょうか？基本利き手に武器、反対に盾かと思いますが、逆にしたら防御力があがったりするんでしょうか。そして、何が気になるって、レオンハルトの利き腕が左かどうかです。知ってる限りで左利きには特殊な能力を持っている人が多いので、左利きとの巡りあいにも気をつけていきたいです。
以上、まだ旅立ってもいないフリオニール達でした。
育て方はまだ悩み中です。