国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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ヨーゼフの死を乗り越えて

サラマンドぶらり一人旅大事な仲間・ヨーゼフに命を救われたフリオニールたちは、サラマンドの一角でうらぶれていました。いままで散々に面白い顔、変な顔と罵倒してきた分、気まずさも一入です。「お父さんはもう帰ってこないのね。」ヨーゼフの娘・ネリーの言葉がフリオニールに突き刺さります。先の大戦艦破壊工作失敗によって多くの人を死なせてしまい、ツンデレじいさんに「ほれみたことか」と叱られたばかりではないですか。だというのに、またしても失敗を重ねてしまいました。自分が成長しているんだかダメになっているんだか、わからなくなってきてしまったフリオニールの懊悩は計り知れません。決して、フリオニールに致命的な落ち度があったわけではないとは思うのですが、シナリオはフリオニールを谷底まで突き落とすのでした。

ステータスだとしたら、もうこれ以上の下降はないですよね。ヨーゼフの死がことによってはフリオニールの落胆人生の転機になりうるかもしれません。そもそも女神のベルは無事に奪取したわけですし、ミッション的にはコンプリートなわけで、出世街道には何ら影響はありません。ヒルダ王女の命でミスリル銀の調査を行っていた男、その名はヨーゼフ。彼の死を無駄にしないためにフリオニールにできることは偉くなって上にいくことです。軍人ですから。甲子園一回戦で敗退した優勝候補チームが相手校に対して、「お前ら、絶対優勝しろよ。俺らが弱いと思われるやんけ。」と照れながらエールを送る感じで、ヨーゼフはフリオニールを送り出してくれたと考えることにしましょう。すっかり成長した3人のステータスは写真の通り。

ガテアってありましたねとりあえず、女神のベルをゲットしたものの使い方がわからないので、誰かこの話題に詳しそうな人に使い方を尋ねてみましょう。それすなわち、ヒルダ王女のことなんですが、アルテアに帰るために地図を開いたら、ふとあることに気がつきました。なんか見知らぬ町がある・・・。
アルテアの北西、フィン王国の居城の手前になんだか光る点があるので、なんだこれは?とそこまで歩いていってみると、それはガテアの町でした。いやはやすっかりその存在を忘れていましたが、かつて黒騎士に半殺しにされてアルテアに運び込まれたフリオニールたちに対して、ツンデレじいさんが「お前らにフィンまでたどり着けるものかっ!せいぜいガテアどまりじゃっ!」と指示された最初の目的地です。ドラクエ2でいうところのリリザの町ですので、ひょっとしたらサマルトリアの王子・・・もといカシュオーンの王子にして迷子のゴードンが流れ着いている可能性も0ではありません。
ガテアの町を入念に調査した結果・・・やはり大戦艦に大打撃を与えられてかつての活気が失われていました。いや、元々それほど活気はなかったような気もしますが、こんな危険地帯にチキンのゴードンがいるわけがありませんでした。特に収穫もなくフリオニールはアルテアに戻ります。収穫どころか軽く胸が痛みました。大戦艦ミッションの失敗がトラウマになりそうです。

ヒルダ王女もお嘆きアルテアに戻ると早速ヒルダ王女に事の顛末を報告します。フリオニールたちはヒルダ王女とヨーゼフがどんな主従関係にあったのかまるで知らなかったのですが、王女の沈痛な面持ちからは大層な信頼をヨーゼフに寄せていたことが感じ取れます。なんかもう、みんなの「お父さん」的な存在として慕われていたのでしょうか、ヨーゼフは。頼りないフィン国王なんかよりも豪放磊落なヨーゼフの方がお父さんにしたい有名人ランキングでも上位にのぼることは間違いありません。
女神のベルを王女に献上しようとすると「それをもってカシュオーンへ向かってください。」と休む間もなく次の指令が下ります。話を整理すると、そもそもカシュオーン城は敵の侵入を防ぐべく特殊な力で城の扉を封印しているのだそうで、それを解く鍵となるのが「女神のベル」か「王族の人間」だって話です。ここら辺をよくわかっていないまま雪原の洞窟に潜ってたんですが、そうか・・・ゴードンさえいれば、あそこに行く必要はなかったんだな。ゴードンさえいれば、ヨーゼフは・・・・。
過ぎたことをグチグチいっていても仕方がありませんが、ゴードンの株はまたしても大暴落です。次にゴードンに会った瞬間、「これはヨーゼフの分っ!」とグーでパンチしないように気をつけましょう。