国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« リブート | メイン | A国がB国に侵略されました »

惨劇、再び

何でか助かった主人公・フリオニール前回、黒騎士に強襲されて瀕死の状態に陥っていたフリオニールは、ヒルダとミンウという謎の二人に拾われて、体の回復に努めていました。目を覚ましたフリオニールは、まだ状況がつかめていないようです。命があっただけめっけもんでしたね。生きていれば、何でもできるんですから。死んでしまった仲間3人の分も精一杯生き抜いていこうと誓うのでした。

マリアはフリオニール・ラブなのか?と、思っていたらさっそく「ガイ」と「マリア」と再会します。仲間が全員気を失うシーンで、なぜか最後に目を覚ますのは主人公というパターンが多いのですが、レオンハルトには勝ったようです。さて、レオンハルトはどこでしょう?フリオニールの無事にホッとしているマリアに聞いてみましょう。

マリア「兄さんだけみつからなかったの。」

おぉう、マリアとレオンハルトはそういえば実の兄妹という設定でしたっけ。よくよく考えると最初に名前をつけた4人の関係性について、少しも考えてきませんでした。察するにマリアとレオンハルトはお互いに大事にしあう仲のよい兄妹っぽい印象です。いや、粗暴なレオンハルトの行いにマリアが「すいません、すいません、兄がすいません」とフォローに奔走するというタイプの兄妹な可能性もあります。となると、レオンハルトは宇宙探ry)。
ガイは何だか言語能力に乏しいらしく、しゃべりが片言っぽいです。それすなわち「カタカナ語族」ってことです。FF1でいえば、「ロボ」などがそれにあたります。ここからわかることは、おそらく当初はレオンハルト抜きの3人編成で旅をすることになり、男子二人と女子一人というバランスのよくない編成の中で三角関係を抑止すべく、ガイはしゃべり方が変な人外の者っぽい設定にされているのだということです。えぇ、ガイがちょっといい男風だったら、マリアを巡ってフリオニールVSガイという構図がどうしても生まれてしまうんですね。ですから、ガイのビジュアルは人畜無害な感じに抑えられているのです。ジャイアンはガキ大将であって、彼のしずかちゃんへの気持ちはほとんど描かないよというスタイルと一緒です。ガイはガイで何か目的を持って行動するときがくるのでしょう。今は人畜無害を装っていても、いざというとき熱いパトスで神話になる日が待ち遠しいです。もちろんレオンハルトはマリアの実兄ですから、恋敵にはなりえません。まぁ、レオンハルトが死ぬときは間違いなく「妹を・・・マリアを頼むぞ、フリオニール!(ガクリッ)」となるわけです。

じゃあ、マリアとフリオニールは本当にそういう展開がありうるのでしょうか。まだ明確にはわかりませんが、マリアはなかなか目を覚まさないフリオニールを結構心配していた節があるので、今後に期待はもてそうです。ただ、あまりマリアが私の好みではなかったため、セーラ姫のときほどの恋のときめきはありません。それにフリオニールはなんといってもナルシストの自分大好き人間ですからね。FF1でいうところのウネの系統ということになります。マリアに興味を持つかどうかまだ定かではありません。

安直だけど正直な気持ちなのでしょうとりあえず、3人揃ったところで、命の恩人である「ヒルダ」に会いに行きました。彼女はどうやらフィン王国の王女だったようで、黒騎士に襲われた王宮から上手く逃げ延びたということだそうです。そして、反乱軍の中核となって、王権を取り戻そうと活動中なんだそうです。そういうことなら、命の恩人に対して為すべきことは一つ。この若い力を存分に使ってくださいと差し出すまでです。生きているかもしれないレオンハルトを探すというTODO事項もありますが、ヒルダ姫のお役に立ちたいというのも人情の発露として間違っていないはずです。

ヒルダ「断るっ!」

中途半端な戦力には期待できないですよね。そもそもこの3人素性が不明です。知り合いでも反乱軍にいれば、口をきいてもらえるかもしれませんが、敵の使いだったらと思う組織に招きいれるのは危険この上ないですからね。

キーワードを覚えるというシステムがあるらしいでも、この反乱軍の拠点で活動するための合言葉を教えてもらいました。ん?合言葉?「おぼえる」?変なコマンドが出てきましたよ。FF2の新システムなんでしょうか?ドラクエ6にも確かそんなコマンドがありましたけどね。会話の内容を覚えておくことができるというものすごく使い道に困るコマンドでしたっけ。ドラクエ6中に果たしてそのコマンドを有効に活用できるギミックがあったかどうか覚えていません。だからドラクエ6のリメイクを早く出してください。ドラクエ3のピラミッドの謎を歌ったわらべ歌なんかは覚えられたら楽だったよなぁ、とか少し思いますけど、他に何か覚えておきたい項目ってあったかなぁ。どうせなら復活の呪文を覚えておいて欲しかったですね、FC版のドラクエ1と2で。(笑)
FF2の「おぼえる」は何やら単語を覚えることができるそうで、その単語を知っているかどうかが重要なフラグとなる仕組みとお見受けいたしました。要するに重要なアイテムと同じ扱いってことですね。

白魔道士ではなく白魔導師なんだミンウという人は私達を直接助けてくれた人だそうです。まぁ、部下の功績は君主の美徳となるわけでヒルダさんにももちろん感謝はしていますけどね。まぁ、気を失っている間に以下のような会話があった可能性も0ではないですが。

ミンウ「ヒルダ様、わが国民が横たわっております。」
ヒルダ「そのような者、捨て置けっ!」
ミンウ「しかし、瀕死ではありますが、助かる命かと。」
ヒルダ「口答えするでないっ!」

ミンウ「だってぇ、ママー、かわいそうよぉ。」
ヒルダ「仕方ないわね、ちゃんとあなたが世話するのよ。」

ヒルダが我々フィン国民の上に立つ者として適格があるかどうか、この旅を通じて見極める必要があるかもしれません。ぼくらは捨て猫じゃないんです。

チュートリアルじいさんたちヒルダさんたちは忙しそうなので、のばらの合言葉を携えて、とにもかくにもアジトを散策することにしました。別の部屋に入るとおじいちゃん達が並んでいました。この図はもしや!?そう、カオスの復活を感じ取った12人の賢者が大集結・・・って2人たりない。この人たちは説明書を読まない私のような人間のために存在するチューターの方たちでした。なんでも習熟度というシステムがあって個別にいろんな能力値を上げることができるという仕組みのようです。じゃあ、誰が何が得意とかってあるんでしょうか?不得意科目を一生懸命勉強して平均的に能力を上げるといいというのは子供の頃の評価システムですよ。得意分野を異常なまでに高めて、突出した能力を持たせた方が、上司としては使い勝手がいいに決まってます。ぼちぼち誰を何に特化させるのか考えていかなきゃなりませんね。主にガイには「腕力」、マリアには「ツンデレ」、フリオニールには「見た目」の属性値を高めていって欲しいです。

アジト内にはFF1でもお世話になった魔法屋さんがありました。今回は「ケアルの本」といった感じで教科書が売られていて、それを読んで勉強すると誰でもその呪文が使えるようになってしまうということらしいです。FF1のときの魔法習得方法の想像はわりと当たっていたみたいです。ならば、是非とも回し読みさせていただいて一冊で全員に能力を行き渡らせたいのですが、どうもそれは許されないみたいなのでした。多分、この世界の著作権管理団体はJASRAC以上に執拗なチェックを行ってくるのでしょうね。回し読みすらも法律で明確に禁止されているのでした。こちらの世界の著作権法の趣旨に抵触しかねない内容ですが、別の世界のことですから口出しすることはかなわないのです。一人一冊本を買えば、低迷する出版業界を救うこともできるかもしれませんしね。大人しく、マリアにケアルの本を読ませることにしましょう。

回復役が女性というのは、差別にとられるかもしれませんが、やはり、腕の細い女性には魔法でがんばっていただいた方が適材適所のように思います。「適材適所」という言葉が差別を助長していると言われたら、謝るしかないですが、合理的なパーティー運営のために必要なのです。別に魔女っ子萌えとか、男子に回復させてもらうより女子の方が癒し効果が高いとか、そういう意味じゃないですよ。だって、フリオニールは自分しか愛せないですから。

初のちゃんとしたバトルまぁ、アジトでグダグダしていても仕方がないので、フリオニールたちは外に出ることにしました。そしたら、やっぱりモンスターがいます。この時点でまだFF2の世界観を正しく認識できていないのですが、フィールドにはモンスターがいるということには特に疑問はありません。敵はハーゴンですからね。犬にされたレオンハルトを助けるためひたすら前進あるのみです。記念すべき初バトルはヘルホ・・・ホーネットです。すなわちスズメバチです。はい、モンスターじゃなかったですね。普通に野山を散策していたら、運悪くスズメバチに見つかってしまったようです。蜂は黒いものを狙って襲い掛かってくるなんて話がありましたが、バトルシーンのドット絵では、やはり「目」が狙われる可能性が高そうです。でも、このスズメバチ、一般的な蜂と比べてサイズがでかいので動きは鈍そうです。フリオニール様の美しい剣技で一網打尽となりました。さすが宝塚出身です。動きが流麗です。

ちょっぴり太ったゴブリン今度はゴブリンが出てきました。FF1のときもいろんなゴブリンとやりあったものでしたから、顔なじみです。でも、しばらくみないうちにちょっと太ったみたいです。出世しておいしいものでも食べられるようになったのでしょうか。同窓会で友達が軒並み太っていたような感慨に襲われます。そういうお前も太ってんじゃんかよー。ってみんなで言い合いです。
彼は、「FFのスライム的存在」ですから(多分)、きっと今後のシリーズでもストーリー序盤に挨拶をしてくれることでしょう。次はFF3で会おうね。再会を約束して、その場で倒します。

一番近くの町ゴブリンとの再会でテンションが上がった一行は、そのまま西に移動し、次の町に辿りつきます。で、町人と一通り話して、アルテアに戻ります。私は、装備品などを揃えてお金をほとんど持っていない状況でしたので、いつ死んでもいいやぐらいの感覚でズンズン敵を倒していきます。で、相手の名前は覚えていないのですが、ちょっと強い敵に全滅させられちゃいました。(テヘッ)
まぁ、でもお金半分に減っても痛くも痒くもないよね~、なんて思ってAボタンを押してたら、なんかよく見る画面が表示されました。画面には「FINAL FANTASY II」という表記。

あ゛ーーーーっ!!

フリオニールには新たな出発が待ち構えていたのでした。