国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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死亡遊戯

口にはさまった虫・ラウンドウォーム竜騎士・リチャードを仲間に加え、リバイアサンの腹の中から脱出するべくフリオニールは脱出経路を探ります。リチャードがいうことには既に脱出用の船が用意されているのだそうですが、周囲にいる魔物が強くて船に手が出せないのだそうです。とにかく、リチャードについていくと芋虫のような青い魔物がウゴウゴとうごめき、その横になんだか帆船っぽいものがみえます・・・。まさかあの帆船で海上に出るつもりですかいっ!?リチャードさんは平然と頷いていますが、海中からあれで脱出しても、あらためて沈没するわけで、ブクブク溺死してしまうだけだと思います。再度、リチャードの方を振り向いても、やはり平然と笑みをたたえています。この男、竜騎士だけにかなりパワフルではありそうですが、頭の方はやや弱いのかもしれません。それとも竜騎士に秘められた不思議な力でなんとかしてくれるのでしょうか。半信半疑のまま、とりあえずは当面の敵である青い芋虫を叩き潰します。

むしろギョウチュウそういえば周囲を見渡すと牙のようなものがたくさん並んでいました。とするとここはリバイアサンの口にあたる部分なのでしょう。生物の体内から出る方法には二つありまして、一つが口なら一つは肛門ということになります。これが鯨であれば頭頂部の鼻孔から潮と一緒に吹いてもらえ、絵的にもホンワカするのですが、リバイアサンは国家権力の象徴みたいなやつですから、グリーンピースに守られている鯨とは性質を異にします。人間の尊厳を保つためには、できる限り肛門からの脱出は遠慮したいところだったので一安心です。ただ・・・あの青い芋虫(ラウンドウォームとかいうやつ)をみているとここは肛門かもしれないと少し不安になります。「出席番号18番・リバイアサン君は放課後、職員室にくるように」と先生にホームルームで告げられて、職員室にいってみればギョウチュウ検査にひっかかった旨宣告され、ふとしたことからそれがクラスメートにばれて、翌日からあだ名がギョウチュウになりました。その日を境にギョウチュウくだしに効力のあるクリスタルロッドを飲み込む生活が始まったと、そういう可能性も捨てきれません。いまだかつて肛門に歯がある生物はみたことないですが、リバイアサンなんていう不思議生物においてはそんな常識は通用しないかもしれません。ここは彼のためにもギョウチュウを退治してやることにしましょう。
ラウンドウォームはリチャードの言うほど強いわけではありませんでした。大げさだな、リチャード。竜騎士様ともあろうお方がこれしきのギョウチュウで大騒ぎしすぎです。虫をくだしたフリオニールたちは、その先にある帆船に乗り込みました。丁度いいタイミングでリバイアサンが海上で口か肛門のどちらかを開けたので、無事に海上に脱出することができたようです。他にもリバイアサンの体内には人が生息していたわけですが、そいつらのことはいいのでしょうか。まぁ、偶然リバイアサンが海上に出てたので脱出できましたが、実際には海底に潜っている期間の方が圧倒的に長いのだと思います。腹の奥でのうのうと暮らしている人たちを待って、この機会を逃すと次に出られるチャンスがいつになるかわかったもんじゃありません。あの人たちのことは今後「海底都市・リバイアサンの住民」とでも呼びましょう。見捨てたんじゃありません。彼らの都市での営みを壊さなかっただけなのです。

ミシディアの塔リバイアサンを抜けると、目と鼻の先にミシディアの塔がそびえたっています。クリスタルロッドがなかった頃には苦労もなく行き来できたのに、まったくリバイアサンのやつめ。おかげで4人目のメンバーがレイラさんからリチャードに代わってしまいましたよ。内心ガッツポーズのフリオニール。

クリスタルロッドでお払いクリスタルロッドを一振りすると、これまで封印によって中に入れなかったミシディアの塔へのアクセスが可能になりました。まぁ、ここでいくつも疑問がよぎります。クリスタルロッドがなければこの塔に入れないはずなのに、ミンウさんは塔の中にいるらしいです。これは、リチャードをはじめ海底都市・リバイアサンのみなさんのように別ルートからミンウさんもクリスタルロッドを入手することができたということでOKだと思います。だとしたら、クリスタルロッドをもったミンウさんはどうしてリバイアサンの餌食にならなかったのでしょうか。見境なくクリスタルロッドに食いつく習性のあるリバイアサンですから、ミンウさんも例外なく海峡を越えるときに飲み込まれてもよさそうなものです。しかし、リバイアサンの中でミンウさんの話題は露にもでませんでした。ということは、リバイアサンを避ける秘策をミンウさんは知っていたということなんでしょうか。さすがミンウさん!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!

ミシディアの塔内部封印の解けたミシディアの塔の中はいたって普通の塔です。攻略も難しくはなさそうな雰囲気です。まぁ、塔の攻略はいいとして、実際にアルテマの本を手に入れたら、リチャードはなんていいだすのでしょう?彼は多分ディスト国家の命を受けてアルテマの本を探しにはるばる旅していたはずです。彼のいない間にディストは滅亡してしまいましたが、そんなことを彼が信じてくれるでしょうか。もしも、アルテマの本の所有を彼が主張したら、これまで張っていた共同戦線を解除し、本を奪い合う関係になってしまうのかもしれません。そこは彼の出方次第ということで、場合によっては最後の竜騎士を絶やしてでも国家の悲願・アルテマの本を持ち帰らなくてはいけなくなるかもしれません。フリオニールは先代のフィン王から「竜騎士と飛竜」を連れてくるように言いつけられていましたので、できる限り懐柔してヒルダ王女の元まで連れていけるように策をうっておきましょう。でも一応、リチャードのHPとか弱点とかもこっそりチェックです。

魔法使い?塔をのぼっていくと、途中で魔法屋がありました。さすがミシディアの塔。長年封印されていたにもかかわらず、中では魔道士が活動していたのです。きっとアルテマとまではいかずとも、ものすごい魔法の本が売られているに違いありません。

試練でしたそんな封印された呪文を期待して話しかけてみると、「よくぞきた」なんて歓迎されるとおもいきや、「通りたくば私を倒せ」的な展開になってしまいました。どうやらこの魔道士もアルテマの封印の一環のようで、乗り越えねばならない試練みたいです。

ファイアギガース魔道士の人は、油断していたフリオニールに構うことなくいきなり臨戦体勢に入りました。なんかよくわかりませんが、魔道士の出で立ちの下から「ヒルギガース」の色違い版「ファイアギガース」が出てきましたよ。魔道士のクセにマッチョなんてちょっと許せません。パラディン・ハッサンみたいな感じでしょうか。そして、「ファイア」を名に冠する通り、火を使った攻撃をしてくるのです。対戦中・新入りリチャードのHPが早くも怪しい感じになってます。ゲーム序盤からずっと後衛のマリアよりHPが低いというのはなかなかの脅威です。リチャードに死なれないように慎重にファイアギガースを打倒します。

塔の様子が一変ファイアギガースをくだし、塔を昇ると周りの様子がちょっと寒々しく変化しました。突然の気温変化に風邪をひかないか心配しつつ、がむしゃらに進んでいく中、当然一つのことに気がつきます。

・さっき倒したのがファイアギガース(赤いヒルギガース)
・その次は寒い雰囲気
→次はブリザドっぽい青いヒルギガース
→そしておそらくサンダー系の黄色いヒルギガースもいる

また魔法使いまさかね。なんてちょっと安直過ぎた自分の考えを否定しつつ、先に進むとまたしてもあやしい魔道士が出てきました。よもや魔法屋と間違えたりはしませんよ。こいつもきっと巨人版ドラゴラムを唱えてギガース変化をする気に違いありません。こっちはリチャードの体力のことで頭がいっぱいだというのに、どうしてこんなに試練を課すのでしょう。アルテマで世界を救うのがこんなにも困難だなんて。アルテマを封印した人たちもちょっと難易度が高すぎたかも、なんてあの世で後悔してるんじゃないでしょうか。

やっぱりアイスギガースセオリーどおり続いて出てきたのはアイスギガースでした。ブリザドギガースではさすがに語呂が悪いと思ったのでしょうが、ちょっと統一感に欠けます。でも、次はサンダーギガースで決まりでしょう。アルテアの町で最初から売っていた「ファイア」「ブリザド」「サンダー」は魔法の基本中の基本なんでしょうね。そして、その基本こそが怖いという教訓もこめてこんなギガースを3体も用意したのじゃないでしょうか。ミシディア風の魔法教育です。ここで気になるのは「ケアルギガース」の存否です。叩いても叩いてもベホマで完全回復するシドーという最低なラスボスを私は知っています。こういう中ボスでもMPが無限だったりしますから、長期戦になってMPが切れたらこっちの回復ができなくて負けなわけです。白いケアルギガースに要注意。
ちなみにひょっとしたらケアルのイメージは白ではなく、緑な可能性があります。これまで倒した敵の中にグリーンソウルというやつがいまして、こいつは敵であるフリオニールたちにケアルをかけてくるという奇特な習性をもっています。失礼にもフリオニールのことをグールかゾンビと間違えたのかもしれません。いや、ガイをフランケンシュタインと間違えたのかな。とにかくグリーンなモンスターがケアルを唱えたという経験があるのでした。

ときたらやっぱり3人目予想通り、3人目の魔道士が登場しました。塔の壁や床の色は決して黄色っぽくなかったので、途中読みが外れたのかと思いましたが、サンダーが黄色というのはこちらの勝手なイメージだったのかもしれません。紫にも似たRGB出力のG成分が抑えられた色合いがサンダーカラーだったようです。雷っていうか、雷が生じる暗雲みたいな色使いです。

サンダーギガースは読めたそして、出てきたサンダーギガースもかなり血色の悪い色で出てきました。ここにくるまでに既にMPを消耗してしまっているので、正直なところシンドイ戦闘でしたが、まぁ、多分サンダーギガースの後に大物が一匹いるかいないかで終わりだと思いますので、作戦は「ガンガンいこうぜ」です。