国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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本当の天才

最近、気になっている単語がありまして、「トゥットゥルー」というやつなんですが、解説するとするならば、「しょこたん」こと中川翔子さんがブログで使用する「しょこたん語」の一つで、何か発見やいいことがあったときにでてくる言葉なんだそうです。自分の中でのしょこたんは、深夜番組「考えるひとコマ」でダウンタウンと強烈な4コマ漫画を描いていたことから始まりました。楳図かずお先生を彷彿とさせるホラータッチの絵を楽しげに描く女の子はなかなかインパクトがありましたが、まさか数年でここまで露出が増えることになるとは夢にも思いませんでした。
そして、衝撃の週刊少年ジャンプデビュー。私の時代はさくまあきらさん率いるジャンプ放送局のメンバーに途中参加した横山智佐さんが紅一点でがんばってましたが、それに類するポジションを獲得したのでした。この頃から徐々に「しょこたん」が気になる存在になってきたのです。
王様のブランチでもチラチラと見かけたり、ブログの女王の座を真鍋かをりから奪い去ったり、その快進撃は留まるところを知らず、昨年末の紅白出場でおそらくお茶の間での認知度も相当高まったことでしょう。
しかし、昨年の彼女の功績の中で最も自分内評価が高かったのは「ロマンチックあげるよ」のカバーを発表したことでしょう。「ロマンチックあげるよ」・・・名曲です。アニメ・ドラゴンボールの初代エンディング曲で、オープニングの影山ヒロノブさんの熱い歌声とは対照的に、橋本潮さんが思春期の少年を煽るような歌詞を素敵に歌い上げてくれたもんです。内容がブルマを連想させるようでもあり、見事に作品の最後を飾ってくれていました。当時、お子様過ぎた自分は、ブルマの存在意義もわからず、悟空ばかりを追いかけていましたが、いつの頃からか「ロマンチックあげるよ」にあわせてブルマが作品・ドラゴンボールの中で回転子としていかに重要であったのか思い知るのでした。すごいよ、鳥山先生。すごいよ、鳥嶋編集。
そんな名曲を再び世の中に引っ張り出してきた「しょこたん」先生を草葉の陰から見守るように応援しているのですが、そんな私よりもしょこたん好きな人から「トゥットゥルーって何?」とある日突然聞かれたのでした。「君が知らないものを私が知るわけがない」と回答すると、「でも、ドラゴンクエストが関係しているらしいよ」と切り返されました。ドラクエのことなったら放っておくわけにはいきません。しょこたん先生はドラクエ好きとしても有名らしく、ますますもって感心しきりといったところなんですが、はてさて、ドラクエのフレーズで「トゥットゥルー」なんて単語はあっただろうか。と、調べてみるとレベルアップの効果音が元ネタになっているとかなんとか。「テテテテッテーテッテー♪」というのが擬音語に書き下したときの脳内SEなんですが、どこを切っても「トゥットゥルー」にはなりません。むしろ、最近のドラクエは音源がよくなったので、よりトランペットっぽく「ファファファファッファーファッファー♪」ってなもんです。「トゥットゥルー」ってなんなんだよ!?強引に合わせてみると「(トゥルルトゥットゥー)トゥットゥルー♪」という感じかな?なんて思っていたわけです。やはり活字で音声を表現するのには限界があるのでしょうか。いつかしょこたんがテレビで「トゥットゥルー」と発話してくれるのを楽しみにしましょう。
とかなんとか一度は鞘に収めた問題だったのですが、FF2をプレイしている途中、ふとこの刀が抜かれました。戦闘終了時のファンファーレ・・・「タタタタータータータッタター♪」を聞いた瞬間に、脳内で別の楽器で同じフレーズを演奏しはじめる自分がいました。「(トゥトゥトゥトゥートゥールー)トゥットゥルー♪」・・・内心ガッツポーズです。これだ、これに違いありません。しょこたんはFFもお好きなようですので、これは有力な元ネタ候補といえるのではないでしょうか。
で、最近何かのCMのラストでしょこたん先生が「トゥットゥルー」とおっしゃっているのを初めて聞きました。・・・FFのファンファーレよりずっとアップテンポでした。

捕らわれのフリオニールさて、ドッペルゲンガーをみたせいか不運なことにパラメキア皇帝の見え透いた罠に引っかかって、ダークナイト・レオンハルトに捕縛されたフリオニールは、地下の牢獄に連行され幽閉されてしまうのでした。「ここから出せっ!」なんて牢屋に入れられたら誰しもが一回は言ってしまう台詞を吐いてみたりしましたが、もちろん看守は知らんぷりです。分かっていても言ってしまう、そんな台詞ってありますよね。それにしても、こんなところに入れておいて一体全体フリオニールをどうするつもりなんでしょう。エースの首でも晒して反乱軍の士気を下げるつもりなんでしょうか。効果絶大ですね。今やナポレオン・ボナパルトばりの活躍でツンデレじいさんに認められるまでに至ったフリオニールですから、アルテアで待っている仲間達の間でも相当の人気度です。あいつがいたら何とかしてくれる・・・そんな気にさせてくれる男さ。という少年漫画の主人公の王道をフリオニールは今まさに走っているのです。だというのにこの体たらく。正直、ガイの腕力ならこんな牢の鉄格子もブッチーンとやってくださるんじゃないかと思うんですが、きっと物理的な力ではなんともしがたいマジカルな作用が働いているのでしょう。困ったもんです。

敵か味方かそんなとき誰かが画面の脇からチョコチョコと現れます。誰だっけ、このドット絵?ミンウさんっぽいけど、口にマスクをあててないっぽいなぁ。このシチュエーションでさらなる敵襲というのは考えにくいのでおそらくは仲間だと思うのですが、誰がきたのかさっぱり思い出せません。白っぽい頭部はやはりミンウさんの白装束?アルテマの本を持ってパワーアップした彼が助けにきてくれたのかもしれません。うーん、やはり頼りになります。その男は、うまいこと看守役の敵兵を欺いて、まんまとフリオニールの牢の前まで寄ってきました。

ポールさん素敵すぎあっ、すんません、どうやらポールさんだったようです。義賊にして天才怪盗・ポールさんでした。白っぽい頭部はブロンドの髪が光っていたんですね。久しぶりの登場でちょっと存在を忘れていましたよ。ポールさん曰く、ミスリル鉱山で誘拐されたヨーゼフの娘・ネリーを救出する際に敵に囲まれた彼の脱出を手伝った、その時の恩を返してくれるとのことです。いやはや、こちらにしてみればネリー奪還もフリオニールたちの任務の一環だと考えていたので、人質の安全を先行して確保してくれていたあなたにこそ恩を感じていたのですけどね。まぁ、これで貸し借りはなしだとあちらが主張するのですから、この場はその好意に甘んじておきましょう。それにしてもポールさんどちらにいってらしたんでしょうか。怪盗というからにはやはり、世界中に眠る財宝の偵察でしょうか。何にしろ、最初からあなたがここに忍び込んでヒルダ王女を救ってくれればいろんな手間が省けたんですがね。まさに適任ってやつですよ。まぁ、反乱軍に手は貸すけど、本職の盗賊業もおろそかにできないといったところなんでしょう。とりあえず、助けてくれてありがとうござんす。すごいよね、天才って。牢に捕まっている人を外に解き放つなんて、ライアンかトルネコぐらいすごいですよ。

王女も捕まってましたフリオニールの牢を開けるや、さっさとポールさんは帰途につかれました。その調子で王女も探して欲しかったんですけどね。ひょっとしたら、王女がここに捕まっているという情報は知らなかったのかな。純粋にフリオニールを助けにきただけなのか。ご苦労様であります。この働きは次代のフィンを担うゴードン王子の覚えもよろしいことでしょう。将来的には王下七武海的に合法的な盗賊行為を許可される可能性もありますよ。
ってなわけで、ヒルダ王女の奪還はフリオニールの役割分担です。階段を一つ上がると、やっぱり捕らわれの王女が・・・ん?あなたは本当に本物ですか?いつかものすごい恥をかいた記憶がまざまざと甦ります。レイラさんにはもう足を向けて眠れないというあの事件、フリオニールも慎重にならざるをえません。

おいしいところをもっていくゴードンどうしても懐疑的になってしまうフリオニールを尻目にここでゴードン王子が抜け駆けします。ヒルダ王女にいち早く駆け寄り、まるで自分がフリオニールを率いてやってきたかのような態で、ヒルダ王女の無事を確認します。まず、王女を「ヒルダ」って呼び捨てにするあたりが腹立たしいのですよ。こいつ、反乱軍に参加する勇気がなくてウジウジしてたという前歴があるんですぜ。それがまぁ、今やフリオニールの手柄を横から奪うところまであつかましさが成長しました。どんな熟練度だよ、それ。ゴードンをここまで大胆にしたのは、フリオニールです。だから、お前フリオニールだけには敬意を払っておけよと、そして将来的には傀儡となってフィンを裏から操らせろよと、あれだけ暗にいっておいたのに。あまりの増長ぶりに心穏やかではありませんよ。ってか、将来ゴードンに手を切られるシーンが目に浮かんでくるようです。こいつには、誰がジャイアンであるか再教育が必要みたいですね。

指示は俺が出すというわけでビシッと指示を出してやりました。お前が仕切るなと。俺の言うとおりにやれと。フリオニールたちは退路を確保し、ゴードンはヒルダ王女を連れて先に帰るという作戦です。本当はヒルダ王女の傍について覚えをよくしておきたいのですが、ゴードンにしんがりが務まるわけもないので、ここはシンドイですがフリオニールががんばっておきましょう。ちなみに画面をご覧いただいて分かるとおり、ゴードンを「ゴードン」と呼び捨てにしているところが大きなポイントとなっております。王子だけど、あいつは基本呼び捨てです。
ゴードンたちが無事に闘技場の地下を抜けたことを確認して、フリオニールたちも敵をなぎ倒しつつ外に脱出します。退きながら戦うというのは、合戦では難しい局面を迎えることが多いそうですが、ゴードンが抜けて三人になってもわりと余裕で戦い抜けました。そう、ゴードンはやはり戦力的にお荷物なんですよ。
もと来た道を戻って航路に着きます・・・あれ?ゴードンたちは船に乗らずに陸路をとったのでしょうか?よくわかりませんが、まぁ、アルテアにはきっと先に着いていることでしょう。森でチョコボでもひっかけて安全に帰ったんじゃないかなぁ。

なんだか急展開でも、アルテアにゴードンとヒルダ王女の姿はありませんでした。フリオニールを待たずにフィンを攻め落としに反乱軍を引き連れていってしまったらしい。・・・ゴードン、お前・・・これ以上勝手なことをするなっ!やつの処遇について本気で考え直す必要があるのかもしれません。あまりの急展開ぶりにびっくりですよ。きっとフリオニールのいないところで一発熱弁をふるって反乱軍を煽ってそそのかしたんでしょう。ゴードンを先頭にたてて士気が盛り上がっているところ申し訳ないですが、それはフリオニールがしたかった。自分が竜騎士をおいかけていたあの空白の時間、アルテアでは着々とゴードンによる工作活動が進行していたようです。軍を手なずけ、王女を奪い、そして最後にはフリオニールを切り捨てる。これが彼のシナリオでしょう。国に英雄は二人もいりません。あいつはフリオニールになりかわってフィンをのっとろうとする悪魔の子でした。・・・恐ろしい子。思わぬ伏兵に戸惑うフリオニールは、反乱軍の前線基地に遅れながらも向かいます。