国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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優先度「ミンウ>ヒルダ」

ゴードンを加えたステータス救出したはずのヒルダ王女が実はニセ者で、本物はパラメキア支配下の闘技場で優勝賞品として出品されていると報告を受け、仲間に反乱軍総司令官・ゴードンを加えていざ出陣中のフリオニールですが、よくよく考えると姫が賞品って明らかに罠だよね。だって、ヒルダ王女を欲しがるマッチョ(闘技会参加者)ってどんなマッチョさ。そんじょそこらの美人とか、金品や地位が賞品であれば、マッチョ的にも参加しやすいですが、王家の要人、それも次期後継者なんて、貰い受けるにはちょっと重すぎるって話です。マッチョですから、政治には疎いんです。ヒルダ王女を使って民衆をどうこうするなんて頭はないのです。
ですから、ヒルダ王女を狙って一番にやってくるのは必然的に反乱軍のメンバーということになりますね。とすれば、フリオニールたちは餌に釣られてノコノコとやってきたおバカさんということになってしまいます。ここで優勝しても、本当にすんなりヒルダ王女を渡してくれるとは到底思えません。
が、アルテアでの聞き込みによれば、闘技会には皇帝自ら出席して観戦を楽しむという話もありました。これもガセネタを流して反乱軍を誘い込む罠かもしれませんが、過去の闘技会においてパラメキア皇帝が必ず出席していたのであれば、ヒルダ王女が景品の回だけ出席しないのはあまりにも不自然で、反乱軍をひっかける擬餌としては不完全な気もします。どこまで相手が考えているか探りようがありませんが、皇帝は万全を期しつつも闘技会の観戦に出席しうると思います。
闘技場の地下には牢屋があるという噂も聞きましたので、最悪そこに潜入してヒルダ王女だけ救出して帰ってくればよい話です。むこうのし向けてきた趣向にわざわざ乗ってやることもないのです。ただ、皇帝が闘技場に姿を現すのであれば、打倒するチャンスも少なからず生まれるかもしれません。魁!男塾で塾生が藤堂兵衛を打倒したときのように、賞品授与のときが一番パラメキア皇帝に近づくチャンスです。その瞬間のために闘技会に参加するという選択もフィンの将来的にはありです。

気になった三日月島さて、ヒルダ王女の一大事の最中大変申し訳ございませんが、フリオニールはここで一つのことを思い出します?「あれ?ミンウはどこ?」もしも闘技場でパラメキア皇帝と最終決戦が始まるとなった場合、究極の魔法「アルテマ」の本の封印を解きにいったまま戻らないミンウのことが気になります。やっぱりラスボス攻略に「アルテマ」は必須なんじゃないかと思うわけです。でも、町民の話ではミンウさんは、魔法都市・ミシディアに向かったまま帰らないのだそうです。さっさと闘技場にいくのが本筋なのかもしれませんが、そこでパラメキア皇帝を倒して、ゲームがエンディングを迎えてしまっては、究極魔法「アルテマ」を知らないままFF2を終えてしまうことになってしまいかねません。そしたら、FF好きな人との会話で話題がアルテマに及んだ場合、私は空返事をしながら会話を聞き流さなければならないじゃないですか。今後アルテマに関して、白熱した議論に参戦したければ、ここでミンウを追ってアルテマの本をゲットしなくてはいけないんじゃないかという強迫観念におそわれ、ヒルダ王女救出は一時取りやめて、ミシディアの方へ寄ってみることにしました。途中三日月のようなブーメラン型の島に囲まれた小島に塔っぽい建築物が立っていたので立ち寄ってみましたが、中に侵入することも適いませんでした。なんだろ、この建物。自分の中ではもうエンディングが差し迫っているというのに、まだこんな建物に因んだイベントが残っているのでしょうか。FF2のボリュームがどれほどのものなのか、いまだに掴めません。元々ファミコンの作品だったとはいえ、ドラクエ3も4もROMの容量が増やされ、結構なボリュームになってましたもんね。そのくらい覚悟しておいた方がいいのかな。だとしたら、闘技場じゃパラメキア皇帝は倒せないか。せいぜい、レオンハルトについてのシナリオが進行するぐらいかも。

塔は封印されている?まぁ、今後の展開を予想する前に手を動かしましょう。フリオニールは勝手知ったるミシディアに再度訪れました。過去に「チョコボの罠」によって巻き起こされた悲しい出来事がありまして、ミシディア地方に長期間軟禁されるという経験がフリオニールにはあったのです。あのときは、この地方の敵が強くて強くて泣きそうでしたが、今はさすがに相手になれてます。そうそう、そのときに買った「氷の弓」はいまだにマリアの主装備として重宝していますよ。しばらくマリアがパーティーで一番強いというゲームバランスが崩れた状況が続いたもんです。
そんなミシディアでミンウさんの話を聞いてみると、さきほど入れなかった塔に究極魔法の封印を解きにいったままなんだそうです。でも、塔自体は封印されていて入れないのではないのでしょうか?なんかミンウさんだけ特別な方法で侵入できたってことかな?ミンウさんとは過去にパーティーを組んでいたので、白魔術のものすごい使い手として、そして、出世の大先輩としてフリオニールも尊敬していましたが、やはり一歩先を行ってますね。とにかくフリオニールが塔に入る方法を見つけ出さないとミンウさんには追いつけません。行ったまま帰ってこないというのですから、中で何かトラブルに巻き込まれている可能性もあるので、早く助けにいってあげたいところです。

魔法屋の巨大店舗情報収集をしつつ、ミシディアで買い物もしてしまいましょう。パーティー全滅が即ゲームオーバーになってしまうFF2では、所持金が半分になることもないので随分とお金も余っています。武器や防具は一番強そうなものに買い換えておきましょう。そして、魔法都市・ミシディアならではの巨大な魔法屋の店舗でよさげな魔法を入手しておきました。ただ、イマイチFF2の魔法に馴染めていないので、どれを買ったらどのように便利なのか検討がつきません。とりあえず、盲目状態(?)にされて「めぐすり」が足りなくなって困ったことがあったので、キャラクターの状態を正常化する呪文が欲しいので探してみることにします。最近、石化状態にされることも増えてきたので、そういうのを一気に治してくれるような呪文がいいですね。で、「エスナ」と「バスナ」という呪文が見つかりました。さすが巨大店舗、欲しいものがなんでも在庫にあります。が・・・「エスナ」と「バスナ」の使い分け方がさっぱりわかりません。永続する異状と一時的な異状と二種類あるらしく、それぞれに対して呪文も使い分けなければならないような感じですが、どの魔法が具体的に何に効くのかイマイチ、ピンときません。一時的な異状は戦闘終了時に勝手に治るやつだと思うので、「バスナ」はいらないような気もしますが、いざというときに実はバスナじゃないと治らないまだ見ぬ困った症状がでないとも限りません。こういうときは大人買いです。両方持っておけば安心という金持ちの方法論でエスナだろうが、バスナだろうが、セスナ機だろうが一挙にお買い上げです。

あぁ、あの島ねさて、ミンウさんが入って行った塔の封印を解く方法を求めて、町の中で情報収集を続けますと「白い仮面」「黒い仮面」「クリスタルロッド」という単語が集まってきました。これら三つ揃ってやっと塔の封印がとけるのだとか。確かに、前にミシディアにきたときに、地下でクリスタルロッドを讃える女神像なんてものをみつけたこともありました。そのときはさっぱりわからず「クリスタル」という単語にFFっぽさを感じていただけでしたが、その謎が解ける日も近そうです。

クリスタルロッドかぁしかし、いきなりたくさんの単語が出てきたので、情報処理がおいつかず、揃えなければならない三種の神器がどこにあるのかイマイチ理解できませんでした。「ミシディアの大陸にある洞窟」と「南海に浮かぶ小島の洞窟」にそのうちの二つがあるっぽいのでまずミシディアの近くにありそうな洞窟にいってみましょう。それにしてもそんな洞窟どこにあったのでしょう。トクレセンタボービで地図を確認すると、ミシディアの南に未踏の領域があり、そこに何かの施設を示すポイントが光っています。ちょっと様子をみにいってみましょう。

ミシディア南の洞窟すると案の定洞窟を発見。中はヘンテコな遺跡っぽさで古代文明的な何かを連想させる仕様になっています。敵のレベル的にはちょっとてこずるレベルでしょうか。まだ来るのは早かったかな。ブラックプリンとかイエローゼリーとか打撃攻撃が効きにくい敵が頻出するので、MPがどんどん削られていき先行きが不安になります。

俺がいるちょっと洞窟の攻略を諦めかけたそのとき、目の前にどこかで見た誰かがいます。「なんかイカしたファッションのクールガイが行く手を塞いでいるYO!」とフリオニールがはしゃいでいますが、その行く先にはもう一人のフリオニールがいます。俺がお前で、お前が俺で!?みなしごフリオニールに双子の兄弟存在説がにわかに浮上しました。

パーティー一同:お前は誰だ?

ドッペルゲンガー:カタカナ語族話しかけると答えは簡単「ドッペルゲンガー」でした。えぇー。一体全体どういう文脈でドッペルゲンガーが出てきたのでしょうか。ってか、ドッペルゲンガーってどのくらいポピュラーな単語なんすか?多分、FF2が発売された1988年の頃の小学生の私はドッペルゲンガーという単語を知らなかっただろうと思います。そして、両親に「ドッペルゲンガーって何?」と尋ねたところで、はたして回答が返ってきたかどうかも疑わしいもんです。もしもFF2を当時の自分がプレイしていたら、ドッペルゲンガーのことがわからないまま悶々として日々を過ごしていたことでしょう。
まぁ、それはいいとして、ドッペルゲンガーって自分にそっくりな姿形をしていて、みかけたら数日中に死んでしまうという貞子みたいな存在でしたよね。なんかすごいよね、見たら死ぬってどんな物理現象だよ。シュレーディンガーの猫もびっくりです。量子力学で解決なされる分野の現象かもしれませんので、とりあえず無視しましょう。

フリオニール:そこをどけっ!
ドッペルゲンガー:ソコヲドケッ!

小学生のように鸚鵡返しで人をいらいらさせるのがドッペルゲンガーの性質のようです。しかも、ちょっと日本語が不得意な外人のようにカタカナ語でしゃべるからイライラ感がさらに高まります。カタカナでしゃべっていいのは、FF1のようにロボであるか、あるいは本当に日本語が不得意な外国人だけです。お前みたいなやつが使いこなせるものか!と、ドッペルゲンガーに殴りかかると、やつはフリオニールが進んだ分だけ、後退しました。そして、フリオニールが後退すると前進し、右に移動すれば左に移動しやがります。嫌がらせもここまでくると芸に昇華します。ピッタリとフリオニールと一定の間合いを保ったまま立ち位置をそっくり真似てきます。ちょっと楽しくなってきたフリオニールが、その場でクルリと一回転。つられてドッペルゲンガーもクルリ。そして二人でポーズ!「お前、俺とコンビを組まないか?そして芸能界で一旗あげようぜ!」喉まで出かかったそんな台詞をグッと押し込めるフリオニール。

まぁ、結局、ドッペルゲンガーを引き剥がすような動きをフリオニールができなかったので、その先には進めませんでした。さらにミシディアに引き返して改めて情報収集をしたところ、以下のようなことがわかりました。

1.ミンウを探すには→塔に入る
2.塔に入るには→塔の封印を解く
3.当の封印を解くには→クリスタルロッド
4.クリスタルロッドを手に入れるには→ミシディア南の洞窟
5.南の洞窟攻略には→ドッペルゲンガーが邪魔
6.ドッペルゲンガーを何とかするには→?(おそらくは二つの仮面が必要)
7.黒い仮面を手に入れるには→南の島の洞窟
8.白い仮面を手に入れるには→?(情報なし)

総合すると現状で打つ手なしです。ミンウさんには申し訳ないですが、ヒルダ王女を救いに闘技場に行くのが先みたいでした。ってことでまたしてもミシディアで無駄足を踏んでしまいました。優先度「ヒルダ>ミンウ」ってことで。