国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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全滅癖

どうもいかんなぁ。FF2を始めてからなんだかとっても全滅です。全滅すると費やした時間が一気に無駄になるので、疲労感だけがのしかかってきます。せめてゴールドを半分奪うぐらいで勘弁して欲しいのですが、ヒルダ王女が「おお、フリオニールよ、しんでしまうとはなさけない」なんて発破をかけてくれることはありません。渋々、同じ経路を辿ってフィンに再び向かいます。

・・・といった感じに私が普通の行動をとると思ったら大間違いですよ、ザーボンさん。同じことは二度したくない畑の自分ですから、すぐさま湖沿いにフィンに向かうなんてことは選択肢にありません。というわけでフリオニール一行は、ガテア西の橋を渡ると北にあるフィンをないがしろにし、南の方向へ進みだしました。まだ見ぬ土地でちょっと強い敵と戦ってパーティーを強化したり、まだ見ぬ町で強力な武器を購入したりすれば、あるいはキャプテンにだって勝てるかもしれませんからね。アルテアで聞き出した情報にはこちらの地方について一切言及がありませんでしたが、好奇心の赴くまま知らないフィールドを探検してみることにしました。まぁ、陸続きだし、突然敵が強くなりすぎることはないもんね。

と、しばらく南征するとみたことのないモンスターを発見しました。強さが未知数なのでこちらも本気の攻勢をかけていきます。といっても、前衛二人の通常攻撃+マリアのファイアなんですけどね。このときマリアのファイアは習熟度とやらの関係でレベルが2だったようです。すなわち、そんじょそこらのファイアじゃないってことでしょう。
次の瞬間未知の敵の攻撃によってフリオニールが瀕死の状態になります。えっ、またかよ、このナルシスト弱いな、と誰かが呟いたとか呟かなかったとか。いくらなんでも、ちょっとシナリオからコースを外しただけで、この敵のステータスの上昇ぶりはずるくないですか?なんて文句をいっても、こちらの物理攻撃はほとんど効果がありません。ファイアLV2がなんとか40程度のダメージを与えます。マリア次第ではこの敵を攻略できるのかもしれません。次のターンでは、フリオニールにサンダー、マリアにファイアといった作戦でアタックです。魔法未修得のガイは、あたらない攻撃でもしていてもらいましょう。すると次のターンで未知の敵はフリオニールにとどめをさしてきました。こうなるとさすがに分が悪そうです。ガイに魔法を覚えさせないというプレイ方針はひょっとしたら、ものすごく効率の悪いことだったのかもしれません。物理攻撃の通じない相手になす術のないデクノボウに成り下がります。ひょっとしたらもう一回マリアがファイアを唱えれば勝てるかもしれないという希望的観測に基づいて、フリオニールたちはまた全滅しました

これだけ全滅を繰り返すと、さすがに耐性がついてきたのかショックも少ないです。とにかくまめにセーブするというFF2を再開したときの初心を取り戻せたことは確かです。多分、川を越えるのに橋を渡るたびにセーブ・・・みたいな習慣をつけておけば、全滅も怖くないですよ。むしろ一回の戦闘ごとにセーブとかね。どんだけ億劫なゲームだよ、それ。

っていうかちょっと道を外れたぐらいでこんな強い敵を出されては、ポルトガで船を手に入れてもどっちに進んでいいかわからないってのっ!ちょっぴり不親切でプレーヤーの自由度を奪いかねない設定なのではないかと、勝手に自爆しながら思ったのでした。でも、さすがに懲りたので、今度はちゃんとフィン王国に向かいます。

・・・といった感じに私が普通の行動をとると思ったら大間違いですよ、ドドリアさん。南は危険でも西には何かあるかもと、ガテアからさらに西に遠征をかけてみました。そしたら、やっぱり敵が異様に強かったのでした。また全滅しかかり、「もうどく」という初めてのステータスのおまけもついて、泣きながらガテアに舞い戻ってきたのでした。「もうどく」はHP1のときは歩いてもそれ以上HPが減らないので助かりました。もうどく状態でフリオニールがあるくと体が緑色に点滅するのですが、なぜか町の中に入ると一緒に町人まで緑に点滅します。移動物用のスクリーンに一様にエフェクトをかけてしまっているのでしょうか。なかなかわかりやすいバグです。(演出じゃないよね。)
この遠征で得た知識は、FF2はパーティーアタックが容易にできるということです。攻撃対象を選択中誤ってガイはフリオニールに攻撃してしまいました。一回分の攻撃は無駄になるし、フリオニールはいきなり死にそうだし、パーティーアタックの意義がまだわかりません。ドラクエ3みたいに眠った仲間を叩き起こすのだろうか?それにしては、ガイのやつ本気で叩いてたな。まだHPの未熟なフリオニールに40近い打撃を与えていたし・・・もうちょっと間違ってパーティーアタックしないように工夫してもらわないと、焦っているときに間違ってフリオニールを叩いちゃいますよ。むしろそれが仲間の本心かもしれませんが。

今日気付いたことで、ガテアでもうどくを治療し、宿屋に泊まろうとしたら、なんか前に泊まったときよりも宿賃が上がってるじゃないですか。このぼったくり宿屋め。若い男女の集団だからって、そんな露骨に料金を跳ね上げて宿泊拒否ですかコノヤロー。と思ったら、FF2の宿屋のシステムは回復するHPとMPに応じて宿賃が上下するみたいですね。じゃあ、万全な体調で泊まりにいったら、宿泊拒否なのかと二泊目を申込にいったら写真の通り0ギルで泊めてくれるそうです。あぁ、なんという適当な経営でしょう。多分「宿泊費に食事代は含まれておりません。」ってどこかに小さく書いてありますよ。

ストーリーは一向に進んでいないものの、いろいろとプレイ方針を考えさせられる一コマでした。