国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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地獄へと続く道

モンスターの出口閻魔大王に木戸銭を払い、三途の川で渡し賃を払いついに地獄への入り口・ジェイドに侵入したフリオニール。目指すは皇帝の新たな居城・パンデモニウムです。ミシディアの東端の泉がまさか地獄につながっていて、そこからモンスターがわんさかと湧いて出ていたとは、世の中まだまだ不思議なことはいっぱいあるものです。原因がわかっているのであれば、そこを塞いでしまえばモンスターの地上への侵入も食い止められそうな気もしないでもないですが、まぁ、きっと辺鄙な土地なので大人数を送り込んで掘削・埋立事業を行うのも難しかったのでしょう。ってか、パラメキアの猛攻によってそれどころではなかったわけですからね。

XBOX持ってないこの地下世界はどうやらマイクロソフトのXboxとつながっているらしく、ブルードラゴンなんていうモンスターが登場しました。私はまだプレイしたことがないので、少年ジャンプのラルΩグラド程度の知識しかないのですが、きっと、この青白いドラゴンが「カゲ」なわけでフリオニールの影から出したり引っ込めたりできるようになるというわけですね。でも、うまく手なずけることができずに思い余って殺してしまいました。残念。フラムブルー(青い炎)は発動せず。

滝をみたら裏を読む順調にジェイド内部を進んで行くと滝が流れているため通行が制限されていました。もう、みんな大好きの滝ですよ。滝があったら裏を通りたいという衝動が抑えられなくて仕方ないわけです。流面の裏を通れない滝なんてかなり存在価値が低いわけです、こういったゲームにおいては。というわけで、何も考えずに滝の裏側を無邪気に通って遊びます。間断なく流れる滝をもってしてもフリオニール様の行く手を阻むことはできないわけです。いい年をした大人に子供心を思い出させてくれるシチュエーション、それが滝です。滝といえばナイアガラ瀑布あたりが少年漫画等を通して日本でもかなり認知されているメジャー観光地ですが、世界最大の滝はイグアスの滝という南米のものなんだそうです。悪魔の喉笛という異名をとるほどだそうですから、きっとものすごい不気味な音を立てて落ちていることでしょう。「もっちゃん、もっちゃん」とか。

滝つぼをみたら裏を読むどうやた、この滝は滝つぼにもアクセスできるらしく、ここら辺でももちろん少年の心を掴んで離さない「修行僧」のシチュエーションが味わえるわけですよ。小学生の頃、プールの授業で無心になってシャワーを浴びた経験が、男子なら誰しもあると思います。そして、いつか本物の滝で・・・と思う子供心を体現させてくれるのがゲームのいいところですよ。ちなみに小学生の頃の遠足で近所の山に登ってちょっと有名な滝をみるという機会がありましたが、リアルな渓谷の中の滝は、とてもじゃないけど滝壺に飛び込んで行こうと考えられるものではありませんでした。えぇ、大人になった瞬間の一つです。遠足の行きの道程では「みんなで修行僧になろう」なんて話で盛り上がるんですけどね。帰りは疲れているのでみんな無言です。

核融合と放射能まぁ、マリアを連れているということもあって、修行僧にはなれなかったフリオニールたちでした。白衣で滝に打たれるといろいろと透けてみえちゃいますからね。セクハラで訴えられる可能性が多分にあります。
ちなみに滝壺の裏には伝説の武器や防具が隠されているわけではなく、なんと魔法屋がひっそりと経営していました。「デス」「バーサク」「ヘイスト」「フレアー」と4つの呪文が並んで売っていましたが、きっとFFに長けた人ならこの4つの呪文のすばらしさを瞬時に理解できるんでしょうね。私にはどうしてこの最後の洞窟的な場所でこんな本がこんな高額で売られているのかさっぱりわかりませんでした。とりあえず持っていない「フレアー」だけ買ってみましたが、今から熟練度を上げるわけにもいかないので、とりあえず記念に買っただけということになりそうです。「デス」「バーサク」「ヘイスト」の3つの本は、これまで普通に敵が大量にドロップしてくれたので、今さら売っててもなぁというのが実感です。
で、驚いたのが、「フレアー」の効果です。「核融合を起こし、ダメージを与える」というのがこの呪文の効果らしいのですが、核融合ってあんた、ちょっと危険なにおいがプンプンしやがりますよ。身近な例では太陽みたいな恒星でものすごい熱量を発散しているのが核融合ってやつですよ。太陽って一番温度が低い黒点の部分でも4000℃という圧倒的な熱量をもってるわけでして、人間なんて燃えちゃうっていうか溶けちゃう温度に違いないですよ。実際に戦闘にフレアーを使用した場合、敵までの距離は遠くても10m以内かと思います。そんな近距離で核融合が起こったらどうなっちゃうんでしょう。原子爆弾なんかは爆心地から半径2キロ圏内の建物が衝撃波だけで倒壊したとかなんとかいう話ですから、「フレアー」の規模が原子爆弾の1/1000程度の威力だったとしても、火傷じゃすまないでしょうね。あと、被爆は免れない感じだと思います。国産のタイトルにしては、なかなか核の利用に無頓着だと思います。多分、アルテマよりやばい禁呪なんでしょう。だから、こんな地獄の奥底でひっそり売られていたのか。(納得)
そういえば、アルテマなんですが、マリアには習得させてからかなり粘着質に使わせているのですが、熟練度に対して相手に与えるダメージがなかなか上がってくれません。っていうか、本当に究極の魔法なのかどうか疑わしくすら思えてきました。かつてはこの魔法一発でパンデモニウムを地獄に追い払ったなんて伝説も流されていますが、それであれば今こうして苦労してパンデモニウムに向かっているフリオニールたちは何なのでしょう。ミシディアの民が念入りに封印しすぎたせいで、威力が劣化したんじゃないかと心配しています。あとひょっとしたら、マリアに覚えさせたせいで威力がイマイチなんじゃないかという考えも浮かんできます。そういえばミンウさんが命を賭してこの魔法を渡してくれたときも、フリオニールの方を見ていた気がします。なんかフリオニールこそがアルテミストに足る存在だったのかも、と後悔も浮かんできます。フリオニールは腕力もそこそこ強いし、魔法より剣で皇帝を叩く絵面が思い浮かんでいたのですが、ドラクエだってデイン系の呪文は勇者にしか使えないですもんね。アルテマを使う資格というのが存在する可能性が浮上してきます。まぁ、今さら元には戻せないのでフリオニールには竜騎士の秘宝・エクスカリバーでふんばってもらうしかありません。あとは、これも仮説ですが、アルテマはラスボスにのみやたら効果があるというのも設定としてありえると思います。あれだけ役立たずだった呪文が、皇帝のHPを面白いように削いでくれるというのもちょっとした爽快感を生んでくれそうな気がしますよ。あとはゾーマの闇の衣的な特殊防御をアルテマが光の玉のように破ってくれるというのも捨てがたいです。まぁ、そんな前フリはなかったので、それはないと思いますけど。

ジェイド出口はい、何だかんだ言ってましたが、やっとジェイドの出口のようです。お疲れ様でした。この先はパンデモニウムの中なはず。まだ先は長いのか、それともすぐに皇帝戦になるのかわかりませんが、できれば回復できる場所が欲しいです。アルテマを育てるためとはいえ思った以上にマリアのMPの消費が激しく、持参したエーテルも半分ぐらい使ってしまいました。あぁ、このエーテルっていう薬品いいですよね。魔法の聖水みたいな効果なのに、道具屋で気軽の買えるあたりが素敵過ぎます。エーテルの意味自体は不明ですが、調べてみるとアリストテレスが出てきたり、空気の構成要素として名前が出てきたり、ゼルダの伝説でリンクが使う魔法だったり、かなり定義があやふやです。そういえば高校時代に化学の授業でもでてきました。ジエチルエーテルとかが代表的な化合物です。あとはLANなんかに使われるイーサネットの「イーサ」もエーテルのことらしいですね。多分、隣のPCにLAN経由で情報を送るときには、エーテルを媒介にして魔法力で伝播しているものと考えられます。だからLAN配線を噛み千切ると中からエーテルが発生して部屋中に充満して、段々魔法力が回復してくると思います。(良い子は真似しないでね。)
まぁ、エーテルは便利でいいのですがね・・・いかんせんアルテマが使えないのでイライラしています。なんといっても戦闘時の視覚エフェクトが長いので、テンポが悪いんですよね。その割りに効果が薄いから二重に腹が立ちます。ミンウさんのためにも、せめて最後のボス戦ぐらいでは役に立って欲しいところです。