国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 故国が遠い | メイン | 反乱軍崩壊 »

スコットとゴードンの故郷

前回、ミンウ先輩に見捨てられ、元の幼馴染3人組のパーティーに戻ってしまったフリオニールたちは、失敗を償うべく次のミッションに向かいます。って、でも次のミッションってなんだろうか?大戦艦の攻撃で反乱軍サイドもバタバタとあわただしく、ヒルダ王女ももうフリオニールに構ってはくれません。とりあえず、アルテアのいろんな人に話しかけるも、やはり爆撃のトラウマから弱気なコメントばかりが聞かれます。ミンウマジックによって、怪我があっという間に回復したというフィンの国王のお話もついでにうかがってみましょう。

国王「大戦艦なんてものがあるなんて、わし、知らなんだ。心配をかけまいとだまっていてくれたんじゃな。」

なかなか危機感のない発言です。一国の王がこの調子ですから、とっとと世代交代していただかないとフィンは間違いなく滅びます。そこで惜しまれるのがスコットの存在です。カシュオーンの王子・スコットとヒルダ王女の結婚が実現していれば、この壊滅的な危機からも立ち直れるような気がします。そのくらいスコットは男前の死に様をみせてくれましたもんね。ヒルダ王女の未来のために「愛している」の言葉を伝えることを拒んだ男です。そんなスコットのことに思いを馳せているうちに、自分が何かを忘れていることに気が付くのは、まだ先の話です。

とにかく、フリオニールは目先の目標を見失っている状況です。ずっと先には大戦艦の鎮圧という大目標があるのですが、そのためには何をしなければいけないのか、まだ道筋が見えていない状況です。ルプガナやポルトガで船を手に入れた後のような広大な自由さが逆にフリオニールを迷わせます。とりあえず、現状で地図を眺めながらいけるところにはいっておくというのが、こんなときの鉄則と思い立ち、3人はアルテアの町をでます。

湖上の城・カシュオーンしかし、実際のところ自由に歩きまわれる範囲は随分と限られていました。いや、陸地はつながっているのですが、敵が強すぎて入れない場所がたくさんあったのです。何度か全滅しながら、やっとたどり着いたのが、バフスクの南だか東だかに進んだところのカシュオーンです。そう、スコットとゴードンの生まれ故郷のあの国は湖と山岳に囲まれて、なかなか守りの堅牢そうな場所に存在していました。しかし、ここも既にパラメキアの攻略にあって、スコットは瀕死のままフィン王国に辿りつきそこで死亡、ゴードンは戦う兄を尻目に敗走しうまく逃げのびたのです。ん?そういえば大戦艦爆撃にあったアルテアにゴードンの姿がなかったような・・・あいつ反乱軍に加わる勇気もなくてオロオロしてるだけのチキンでしたが、どうも大戦艦の存在に気付きどこかにトンズラしたようです。うーん、兄と比べるのは気が引けますが、なんともはや。スコットの死亡で実質的にカシュオーン家は断絶ということでよろしいでしょうか。ある意味、究極のチキンとしてゴードンのキャラクターは深みを増し、おもしろいことになってきてはいます。きっとそのうちまたひょっこりと現れるでしょう。そのときはダイの大冒険におけるポップばりの成長が望まれますね。いや、ポップといえば、メドローアとともに伝説的な成長を遂げたキャラクターであります。あれを描ききったダイの大冒険は名作と言わざるを得ません。ひょっとしたら、ゴードンの成長いかんで、このFF2もものすごく面白いゲームに認定されるのかもしれません。

太陽の炎さて、無人のカシュオーン城にズカズカと入り込むフリオニールたちは、宮殿の中央に「太陽の炎」というものを発見します。そういえば、いつだったかシドが飛空艇の飛空原理は太陽の炎の力によるものと教えてくれました。で、大戦艦も同じような動力で動いているに違いないとも教わったので、ひょっとしたら、太陽の炎を供給を絶つことで、大戦艦の無力化へとつなぐことができるかもしれません。しかし、太陽の炎はこの城の中に放置されているばかり・・・一体、このエネルギーをどのように扱えばいいのか、まだ情報が足りないようです。何も手付かずのまま、渋々とカシュオーンを後にすることに。何かやり忘れている・・・といった感じです。

チョコボ初登場で、カシュオーン城を出て、少し南下したところに不自然な茂みを発見したので、突入してみました。案の定そこには「チョコボの森」なる内マップが隠されているではないですか。こういった怪しい地形には一応探りをいれてみるのが、ドラクエで小さなメダルを逃さないポイントです。
さて、チョコボといえば、FF初学者の私でもバッチリ知っているほど知名度の高いキャラクターです。不思議なダンジョンシリーズといったFFの傍流を作るほど愛されているキャラクターであると認識しています。愛くるしいパッチリした目とひよこのような黄色いボディーが特徴だったと思います。で、確かキラーパンサーのようにその背中に乗れるんですよね。私のチョコボに対する予備知識はこんなもんです。チョコボの森というからには、きっとチョコボが群生しているのでしょう・・・と思いきや、発見したチョコボは一匹。いや、このチョコボをどうしたらGETできるのでしょう?話しかけてもエルフのように人間を怖がったりしないのでしょうか。チョコマカと移動するその一匹のチョコボに恐る恐る話しかけてみました。

気軽に乗せてくれたすると、話に聞いたとおり、きさくにもチョコボはその背中にフリオニールたち3人を乗せてくれました。このチョコボ、野生のわりには敵愾心なさすぎです。イルカぐらい人間にフレンドリーな気性なのでしょうか。いずれにせよ、人間3人乗せるのですから、なかなかの馬力の持ち主です。ひょっとして想像よりずっと大きい鳥なのかもしれません。ダチョウだってせいぜい人一人乗せられるぐらいでしょう。ナウシカに出てきたトリウマのクイとカイよりも大きいかもしれません。もしくは、やはりあのチョコボの森にはチョコボが群生していて、フリオニール・マリア・ガイはそれぞれ一匹ずつチョコボを調達できたのかもしれません。絵的にはその方が面白いので、そういうことにしましょう。もうなんつーか、不幸にもガイに捕まったチョコボが、ちょっぴりスピードが出せなかったりしてね、「ガイ、お前もっと痩せろよ!」なんてフリオニールに軽口を叩かれてたりするシーンが想像されます。まぁ、マリアはお約束ですので、何度か「キャッ!」なんていいながら落馬したりしてもらいましょう。(落馬?落鳥?)

思わず遠くのミシディアチョコボに乗って外マップに出ると移動スピードが上がって、しかも敵が出なくなるんですね。チョコボの疾走スピードに敵が追いつけないのでしょうか。ぜひともマリアにはチョコボ騎乗のまま、弓矢を駆使して敵を打ち払ってもらいたかったんですけどね。そんなヤブサメじみたこともできないほどチョコボのスピードは速い様子です。そのスピード感を楽しみつつ、適当にドライブを続けていたところ、見知らぬ町を発見したので、ちょっと寄ってみることにしました。で、チョコボから降りた瞬間・・・・チョコボのやつ逃走。うおーい、こんなところに置いていかれても、帰るに帰れないですよ。間違いなく敵が強くて歩けない地帯ですから。呼んでみたもののチョコボが帰ってくる様子もなく、見知らぬ町への数歩の距離すらも敵襲の不安に怯えながら、フリオニールたちはトボトボと歩き出すのでした。

なんかの像中に入ると赤魔道士的なルックスの人がたくさんいて、ここがミシディアという魔法都市であることを教えてくれました。町の西には意味深な立派な像が建てられていたりして、いかにもな雰囲気です。しかし、フリオニールにとってはそれどころではありません。一度町の外に出れば全滅は必至です。いかにしてこの町から離れるかが現在の重要課題なのです。そもそも、シナリオ的に今この町にいていいわけがありません。あまりに到着が早すぎたミシディアの町。ここでイベントが起こっても対処できませんし、何かまだ未解決のシナリオのネタばれを発見してしまうわけにもいきません。あまり深くは関与せず、この町を後にしたいところなのです。

さっきの像はクリスタルロッドの守護神なんだってしかし、やっぱり性というものなんでしょうか。人がいたら話しかけてしまうのですね。さっきの立派な像はクリスタルロッドの守護神ですってよ。う~ん、「クリスタル」という単語には条件反射で反応してしまいます。なんかきっと物語の核心に関係あるような石碑なのかもしれません。クリスタルロッドという語感からは、例のFF名物「クリスタル」を先っちょにつけて杖が想像されますね。残念ながらパーティーの中に杖を装備したがる人はいませんので、武器アイテム的にはあんまり使えなそうなのが残念です。

ひょっとしたら、ここでちょっと強めの武器防具を揃えれば、外の敵にも渡り合えるかもしれない・・・なんて思いで武器屋に顔を出してみましたが、絶妙な金額設定で武器のレベルアップが望めませんでした。あんまりお金を使わない旅をしてきたので、結構貯めこんであったんですが、ミスリル装備なんかよりずっと高いのですね。あんだけ苦労して手に入れたミスリルも魔法都市の魔法武具には勝てないのか・・・。とりあえず、宿で回復だけして、セーブしてから、外に出てみました。・・・全滅しました。マリアのファイアがかろうじて効きましたが、フリオニールとガイの攻撃力は無意味の模様。と、とりあえず、今回はここまで。(対策を考えねば。)