国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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A国がB国に侵略されました

実はいまだにドラクエモンスターズJOKERをプレイしていたりします。情けない話、ゲームで遊ぶ時間を作れないという状況に置かれていたのでした。いや、現在進行形でまだそんな状態なんですが、やっとアロマ会長への挑戦権をゲットしたところです。一度、挑みにいったらボコボコにされて負けましたけどね。モンスター図鑑も順調に揃ってきてますが、レティス(とJOKER)・レオパルド・カンダタ・トロデは諦めてしまうかもしれません。いつかWiFi通信の方で配布してくれる日を信じてます。そしてドラゴンクエストソードを買うべく密かに準備中です。電機屋にいくたびにWiiが売っていないかチェックしてますよ。(まだ持っていないのでした。)本当はWiiスポーツでダイエットに挑戦したり、ゼルダの伝説の最新作をプレイしたり、ヌンチャクをハックしたり、やりたいことはいっぱいあるのですが、ドラクエモンスターズJOKERどまりな自分です。FF攻略もなかなか進まない状態です。

物語のスタートは平和の終わりFF2のはじまりはドラクエ2のSFC版のようでした。ムーンブルク王国に攻め込むハーゴン軍によって、王宮が蹂躙されるシーンが描かれます。物語のスタートはやはり問題提起から始まるのが常ですよ。起承転結の「」ですね。まずプレーヤーに何をしなくちゃいけないかというクリア条件を提示し、そのために最初にできることを探してもらうことからゲームは始まるのです。で、大きな国が敵対国に侵略されるところからFF2が始まったのでした。国の名前は忘れました。いや、この後、ツナミのごとく横文字の固有名詞が登場したせいで、誰が誰でどこがどこなのか正確に把握できない状態だったのです。

プロローグが長くなりましたとにかく、この王宮に敵兵が攻め込んできたっていうのはよくわかりました。どうしてこの敵国と関係が悪化したのかはわかりませんが、おそらくは近代以前の「領地争い」がこの戦争の根っこにあるのでしょう。逆に今回攻め込まれた王国側も相手国の領土を奪うためにちょっかいを出していたことでしょう。どっちが正義でどっちが悪であるかなんて誰にもわかりません。プレーヤーとしては、とりあえず攻め込まれている側の王国にいくらか同情の念が起こります。で、過去の経験(ドラクエ2)から、主人公は攻め込まれている側の人間なんだろうなというのはわかります。となると、きっと敵は邪悪な力を使っているという設定なんでしょう。そうでなければ主人公が反撃する大義名分が立ちませんから。信長の野望と違って、領土争いに加担しようとする主人公にプレーヤーが感情移入するにはそれなりの理由が必要です。相手は悪いやつだし、こっちは被害者だから、この関係性を正そうよ。それがこのゲームの内容ということになります。実際に相手が邪悪であるかどうかは、この場合関係ありません。大量殺戮兵器が隠されていようといまいと、指導者がそれっぽい証拠をちらつかせて民衆を扇動すれば戦争してもいいという前例も現実にあるんですから。戦後の後処理を失敗すると民主党に突き上げを食らって大変そうです。

やはりパーティーは4人!?あっ、ここにフィン王国って書いてありましたね。前回名前を確認したフリオニールたち4人は、やはり攻め込まれた側・フィン王国の若者だったようです。命名画面の顔アイコンの表情がやや暗いものだったのは、こんな前提条件があったからなのかもしれません。そうでなければ元々根暗なキャラクターなのかもしれませんが。

黒騎士と勝負さて、命からがらフィン王国を抜け出した4人の若者は、追っ手の黒騎士に囲まれて、戦闘を余儀なくされます。FF1の頃の主人公は戦士・エフエフをはじめ戦闘訓練を積んだプロの戦人でしたから、こんな状況にも対処する余地もあったかもしれませんが、この4人はクリスタルに選ばれたわけでもなんでもない、丸腰の若者です。機動力に長けた全身甲冑の4人の騎士を相手に勝てるとも思えません。でも、負けたら死んじゃうのですから、がんばらないといけません。

男子から殺されましたあぁ、無情。女子を残して男子は全滅してしまいました。もしもこの黒騎士たちが色好みなやつらだったら、マリアの貞操の危機でしたが、黒騎士は紳士だったのか異性には興味がなかったのか、とにかく・・・

全滅で始まるパターンかマリアも殺して去っていきました。最初から勝てないことを前提にした戦いです。キングレオ戦、ゲマ戦、悔しい記憶がよみがえります。レベルをめちゃめちゃ上げれば第4章のキングレオにも実は勝つことはできたそうですが、試してません。オープニングの最中ですので、フリオニールたちにはレベルを上げる余地すらありませんから、黒騎士にはなす術もなくやられないといけないのです。ノーミスエンディングの夢はここで絶たれました。

ふと思ったのですが、私のFF1プレイ時にはソウル・オブ・カオス以外で全滅したことがなかったのですね。それでこまめにセーブしないとダメだよ、っていうFFの鉄則を知らずに生きてきたわけですから。ちなみにソウル・オブ・カオスだけは特別で、ダンジョン内で全滅しても、ももんじゃに蹴りだされて外に戻されるだけなんだそうです。これも私に誤解を生じさせる一因でした。

うん、名前が覚えられませんでも、負けてもストーリーは続きます。このパターンはHPが0になっても実は死んでいないというのが前提になってますから。何で黒騎士が4人の死をちゃんと確認せずに去っていったのか、理由は彼らが何も持たない単なる若者だったからでしょう。クリスタルなんて持っていようなものなら身包み剥がされて、首ぐらい持ち去られていたかもしれません。ともかく、運のよいことに倒れていたところを発見され、味方の陣に運び込まれたようです。助けてくれたとおぼしき人が、気を失っているフリオニールの近くで話しています。一方はヒルダという高貴そうな人、もう一方はそれに仕えるミンウなる白尽くめの人。目を覚まさない主人公に気遣ってくれているらしいです。ありがたいことですね。こんな何も持たない若者ですが、助けてもらったお礼ぐらいはしたいもんです。と、私は思いますが、目を覚ましたフリオニールはどう思うのでしょう。ガイやマリアやレオンハルトの姿が見えませんので、助かったのはフリオニールだけかもしれませんが、まぁ、命名させてといてそれはないですよね。きっとみんな無事でしょう。

次回、フリオニールが目を覚まします。