国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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オープンセサミ!

誰の台詞?ポールさんの助言で大広間(玉座の間)の右上隅にフィン城の隠し扉があることを知ったフリオニールは、ヒルダ王女とゴードンの前を素通りして目当ての場所に向かいました。指定の場所を調べてみると「そこには何もありません」という音声案内があり、明らかに怪しい雰囲気です。隠し扉のくせにわりと自己主張が激しい扉です。こんなにあからさまだったのに、ヒルダ王女はここで長年暮らしてきてちっとも隠し扉の存在には気がつかなかったというのでしょうか。だとすれば、ヒルダ王女には「天然」属性をつけなくてはなりません。壁から「そこには何もありません」と聞こえたら、すっかりそれを信じ込んでしまったのですから。

アバカム的なものかそんな音声案内に対して「たずねる」コマンドで例の呪文を唱えます。「エクメトテロエス」・・・ついにこの呪文を何も参照せずに書けるようになりました。ブログで反復して書き込んでいると、結構いろいろ覚えられるもんですね。
その長ったらしい呪文に呼応するように壁に穴が空きました。隠し扉です。いやはやフィンの城下町のはずれのバーにもこんな隠し通路がありましたよね。ひょっとして、フィンの風習で各家には最低一つはこんな隠し扉が存在しているのかもしれません。敵襲があった際には防空壕のような役割を果たし、通常時も家宝を隠し、なかなかのお役立ち風土です。昔から攻め込まれやすい土地柄だったのかもしれませんね。南の湖もカヌーで楽々攻略されちゃったのでしょう。あんまり敵の略奪が日常的だったので、隠し扉を有効活用してきましたが、それが功を奏して今のような巨大な王国にまで成長したとかしないとか。

お城の地下の秘宝隠し扉から城の地下へ入ると、中は迷路になっています。フィンの城自体は入城から大広間まで一直線という要塞としてはかなりダメな作りになっていましたが、そんな軍事基地として機能は全てこの地下壕に集約されていたのですね。有事の際には王族は地下に潜伏し、敵をやり過ごすのです。もしも大広間の隠し扉が敵に破られても、この迷路の中で戦力を分散させ、死角からグサリと少しずつ削っていくのです。しかし、なんでモンスターがこの地下通路に?カシュオーンの太陽の炎もそういえば魔物を倒しながら入手しました。ひょっとしたら、地下って地獄に近いから?パラメキア皇帝が地獄から魔物を召喚した際に、一部の魔物は地上に出られずに暗い地下室に閉じ込められてしまったのでした。

オリハルコン→王者の剣→ロトの剣魔物を倒しながら、進んでいくと宝箱の中に面白いアイテムを発見しました。ドラクエ派としては興味を持たざるをえないアイテム、その名も「オリハルコン」です。マイラの村の道具屋で王者の剣に加工してもらえる金属ですね。これすなわちロトの剣の材料でもあるわけで、初期の三部作好きにはたまらない金属です。まぁ、ドラクエ2でのロトの剣の扱いは、なんていうか「思い出」みたいなものでしたけど。
そんなミスリルをしのぐ新素材が実はフィンの国の地下に眠っていたんですね。ある意味白い仮面以上のお宝です。これをアルテアの武器職人・トブールさんにもっていけば、ミスリル武器シリーズを上回るものすごい装備品を作ってくれるに違いありません。かつてスミスさんにアダマンタイトを加工していただいたときのようにエクスなカリバーも夢じゃありません。
しかし、残念ながらオリハルコンは既に加工済みでした。しかもナイフ。がっかりもいいところです。オリハルコンという名のナイフは渋々レイラさんに渡されました。主人公・フリオニールにこそ装備をさせたかったのですがね。王者の剣(エクスカリバー)計画は夢と散りましたよ。錬金釜にアイアンソードと一緒につっこめばあるいはいい感じにフリオニールの装備品になるかも・・・いつかトロデさんと出会う日はくるのでしょうか。
しかし、オリハルコンの牙をつけたスライムのようにレイラさんの攻撃力は、メキメキと成長をみせ、さらにゴードンとの格の違いをみせつけてくれました。頼りになる女性です。

白い仮面ゲットオリハルコンをブンブン光らせながらレイラさんとその一行はどうやら目的の「白い仮面」のある宝箱にたどりついたようです。みたかオリハルコンの力を。この伝説の装備品を装備しているレイラさんこそ、ロトの血をひく女海賊だったのです。天空の武器防具を装備できなかったドラクエ5の主人公ぐらい涙目のフリオニール。ラミアクィーン事件を目撃されて以来、レイラ姐さんには頭があがらないままです。白い仮面をみつけたというのに気分は憂鬱です。

ミシディアにいこう白い仮面さえみつけたらこんなところには用はありません。さっさと脱出して、一応ヒルダ王女に事の次第を報告します。我らが天然王女は、白い仮面をみるやさっそくミシディアへの出発を命令してくれました。もうね、このフィンにあってヒルダ王女の直属の部下なんですよね、フリオニールは。っていうか、他の兵隊達がゴードンになびいているためフリオニールにしか頼めなかったのかもしれません。王女の信頼こそ厚いですが、その王女の立場があやうい気がしてなりません。姿を見せないミンウさんの代わりにフリオニールがなんとかこのお姫様を守ってあげなくてはなりませんね。

皇帝が気になりますなさて、ミンウさんの身を案じるヒルダ王女とは対照的にゴードンはあくまでもパラメキア皇帝のことが気になっている様子。フィンの権力闘争図は今「ヒルダ派」と「ゴードン派」に二分されているわけですが、ヒルダ派の筆頭ミンウさんの救出作戦にはやはり極力加担したくないのでしょう。あくまでもパラメキアへ兵士の視線を集め、戦闘にたって立ち向かう自分の権力を誇示しようとしているのです。対皇帝戦にアルテマを必須とするヒルダ王女派と比べて、ゴードン派は何もせず戦況をみつめるチキンばかりです。
ところで写真をみていただくと分かるとおり、ゴードンと会話するときもついにマリア・ガイ・レイラがフリオニールの後に飛び出し、跪いて敬意を払うようになってしまいました。これはもちろんゴードン派の目を気にして渋々やっているのであって、本意ではありません。フィンの中で派閥をもつまでに至り、王様の玉座に座っているゴードンに対して不敬を働くと、直属の上司であるヒルダ王女によからぬ噂が広がってしまうんです。悔しいですが、膝をつくことでヒルダ王女が守れるのであれば造作もないことです。
でも、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ヒルダ王女とお話をするときだけは、一歩下がってさらなる敬意を払っているのですよ。画面上一マス分の距離ではありますが、この距離感を大事にしていきたいと思います。
(ん?よく見るとゴードンには跪いてすらいないや。w)