念願のクラスチェンジを経て、愛のナイトへと転身を遂げたナイト・エフエフは、セーラ姫への思いを胸に次なる大陸に移動を開始します。今度の目的地は、川沿いの町です。川は浅くカヌーでの横断も可能なようです。例によって町の周囲は木々に囲まれて飛空艇で着陸できるスペースを確保できません。舌打ちしながら遠くの空き地に駐艇して歩いて町を目指します。車で移動しても停めるところがないとゲンナリですよね。狭い日本では、いかに狭い場所にバックで駐車できるかがドライバーの腕の見せ所ですが、広いエフエフの大地でも同様です。飛空艇を限りなく町の近くに停めるため、わずかなスペースも見逃せません。
町に入ると、オンラクの町とテロップが出ました。語感から音楽の都ウィーン的な情緒を感じさせます。(気のせい)水辺が近いせいか、水のカオスの話が町人の口から聞かれるようになりましたので、次の標的は水のカオスということになるのでしょう。200年前に水のカオスが復活するまでは随分と栄えていたこの町も、今はそうでもないらしい。でも、メルモンドに比べれば随分暮らしやすそうにもみえます。失われた水の力よりも失われた大地の力の方が大きかったということでしょうか。しかし、町の活気がなくなっただけではなく、話によると水のカオス復活とともにオンラクにあった神殿が海中に水没したとかなんとか。うん、地元の名所が丸々消えちゃったら、辛いかもね。私の地元にも胡散臭い名所がありますが、それでもそれを誇りにしてきた自分がいますからね。オンラクの人は散々、他の地域の人に立派な神殿を自慢してきたことでしょうに。そして、刊行収入源として神殿が町人を潤わせていたことも用意に想像できます。せめてパルテノン神殿のように朽ちても外観が残っていれば、史跡的な扱いで観光客を呼ぶツアーを組めたかもしれませんが、水没した神殿に潜っていくわけにもいかないでしょう。
しかし、そんな神殿も今は人魚の巣窟になっているとのこと。沈んでなお慕われるオンラク神殿。ディズニーのリトルマーメイドよろしくの楽しい海底生活が行われているのでしょう。いや、しかし水のカオスを倒すまで、海底もひょっとしたら危険地帯かもしれません。ドラクエ6のような海底探査の必要もあるかもしれません。あのときは泡に包まれて船のまま海底に潜りましたが、FFではどういった方法が取られるのでしょう。
町の中で情報収集しているとさらにいろいろなことが見えてきました。
町人「みて、私の美脚。歩けるってすばらしいわ。」
町人「あんたの足は自分のものかい?」
人魚だーっ!海の魔女の薬の力で足を手に入れた方々が、この町にはたくさんいらっしゃるようです。オンラクの神殿に飽き足らず、今度は地上の町にも進出してきた人魚さんたちのようです。人魚によるオンラク占拠計画が着々と進行していることに、元の町人は気付いているのでしょうか?っていうか実は全員元は人魚とかいうホラーなオチだったりして、宿屋に泊まると夜な夜な尾ひれがペチッペチッと地面を叩く音が聞こえてくるのです。そして、人間の足を狩りにくるのです。少し、命の危険を感じるナイト・エフエフら4人。
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