海底神殿にてロゼッタ石を発見したナイト・エフエフは大英博物館を探しに飛空艇を走らせるも、そもそもイギリスが存在しないことに気がつき、オンラク在住のウネの弟の発言をヒントに、自称天才うぬぼれ男・ウネ氏にロゼッタ石をみせてみようということになりました。ロゼッタ石が海底神殿に沈んでいることはオンラクの町人と親交があれば、すぐに気がつきそうなものなのに、なぜかメルモンドに移動したウネ氏。その真相は天才という偽りの仮面のプレッシャーに耐え切れなくなったためです。弟とはもう会わす顔がないってことです。そんなウネ氏に名誉挽回のチャンスをあげようというわけですね。ロゼッタ石をみたウネ氏の反応が結構楽しみであります。
メルモンドにつくと早速町の北でボーっと日々を過ごしているウネに話しかけます。あいつ、そもそもロゼッタ石がどんな形状か知っているんだろうか?見せたところで「何それ?興味ない。俺は天才だぞ。」みたいに言われたら、その頬に一発くらい平手を浴びせてもいいでしょうか?
そしたら、意外や意外、結構熱心に食いついてきましたよ。上から口調なのが腹立たしいですが、ちょっとロゼッタ石を見せてみましょうか。
そしたら、ものすごいスピードでロゼッタ石を読破しだすMr.ウネ。なんかそんなに急激にルフェイン語への理解が深まられてもちょっと胡散臭いんですけど。これが「天才」ってやつなんでしょうか?こんな石を一瞥して解読されてしまうルフェイン語がしょーもない言語だっていうことかもしれませんが、ここはちょっとウネのことを見直すべきところでしょう。いや、でもフカシこいているのかもしれませんね。天才の理解力が一般人の常識の範疇を超えているとはいっても・・・ねぇ。半信半疑でウネがルフェイン語を読み解く様子を観察します。すると、今度は完全にルフェイン語をマスターしたというウネが、「君達にも教えてあげよう」なんて言い出しました。えぇ~、そんないきなり手ほどきを受けても、ルフェイン語が理解できるはずがありません。私は中学から英語の授業を何年も受けてましたが、何とか読み書きができるくらいですよ。ルフェイン語マスターのためにカリキュラムが組まれ、Mr.ウネの集中講義を何年かかけて受講しろということでしょうか。先生、早退していいですか?クロノ、お前代返しといてよ。
そこはそれ、我らがナイト・エフエフの底知れない言語能力を忘れていました。エルフ語も人魚語もドワーフ語も竜語もなんでもござれなナイト・エフエフです。クラスチェンジしてからというもの、白魔術に関する専門用語すら解読できるようになった男です。ウネからルフェイン語の語族とか系統とか格変化などのポイントを少し聞いただけでたちまち理解してしまうのでした。ウネ以上の天才といっても過言ではないでしょう。しかし、ルフェイン語を教えてくれたことには素直に礼をいいましょう。お前、やればできるやつだったんだな。「うぬぼれ屋」という彼のこれまでの肩書きは返上させていただきます。これからは「増上慢」とか「無駄に偉そう」という新しいサブネームで呼ばせていただきます。
もちろんルフェイン語マスターをしたら、まず最初に行くべきところがあります。「鷹の翼」なんかじゃありませんよ。「風のささやく洞穴」のルパガミド問題こそ我が至上の命題であります。はたして「ル・・パ・・ガミ・・ド・・」という言葉の真相やいかに。
天空人「ここは、風のささやく洞穴。わが祖先が財宝を安置した洞穴だ。」
長いよ!!ルパガミドの五文字によくもまぁ、それだけの意味をこめたものです。答えが「ルパンの再放送がまたみたいんだけど。」じゃなくて少し安心しましたが、どの単語がどの言葉に相当するのか、全くわかりません。おそらく彼の台詞は日本語に若干意訳されているのでしょう。洞穴という単語が2回でてきていますが、ルパガミドに同じ音節はありませんから、関係代名詞的なものが使われいる部分を2文に分けたのではないでしょうか。
le par g'ammi deui.
ル(le):ここは~です。
パ(par):風のささやく洞穴
ガミ(g'ammi):財宝を安置した
ド(deui):祖先が
もしも「ラパガミド」なら「ここは財宝を安置が安置されていた洞穴でしたが・・・」みたいなニュアンスになるんだと思います。(推測)
まぁ、一応、ルパガミドが伝える内容自体はどうでもいいものでしたが、解読に成功できたという事実が嬉しいですね。増上慢・ウネのやつも本当に天才だったことが立証されました。
せっかく、風のささやく洞穴まできたので、久しぶりにちょっと南にあるクレセントレイクの町に顔を出してみることにしました。12人の賢者には「カオスを全部倒したらまたここを訪れよ」なんて言われてましたが、既に3体のカオスを倒したのですから、台詞に変化が訪れているかもしれません。町に入ってさっそくルカーンに話しかけます。
ルカーン「我が名はルカーン。みえる、みえるぞ・・・(云々)」
あぁ、また自己紹介が始まってるよ。おじいちゃんちょっと老人性の痴呆が入ってきちゃってるかも。勇者4人の顔もすっかり忘れちゃったみたいで。同じことを何度も繰り返し言い出したら、危険信号ですね。どうも他の賢者にも台詞に変化は見られないようなので、クレセントレイクは無駄足でした。大預言者・ルカーンついに呆ける、と心のノートに記録しておきたいと思います。
ルパガミド問題の決着で自己満足もできたので、ストーリーラインに沿って鷹の翼と呼ばれる町に行ってみましょう。ルフェイン語圏とのことなので、専らナイト・エフエフが通訳することになります。他の3人も少しくらいは単語を覚えておきなよ。挨拶とか基本だから。飛空艇に乗って鷹の翼に向かう中、みんなでワイワイとお勉強です。しかし、飛空艇の操縦席のナイト・エフエフの様子が変です。
おっ、降りられねーっ!
えっ、この飛空艇マジで使えないんですけど。鷹の翼に陸続きの着陸場所が見つからないです。あぁ、もう、いい加減腹が立ってきた。鷹の翼にアクセス不能な感じで、ほとほと疲れ果て、近所でとりあえずセーブして今日は終了です。
話の流れ的にもう鷹の翼しか行くところないんですけどね。飛空艇以外に何か交通手段あったかなぁ。あぁ、もう森とか伐採しちゃえよ。自然環境保護もいいけどさ。鬱蒼としすぎて気味悪いよ。鷹の翼の人の経済発展のために山焼きして、農地でも空港でも作りなよ。と、無責任な発言で締めくくりましょう。