故国が遠い
前回、チョコボさんのいたずらによってミシディアとかいうとんでもない異国の地へ放り出されたフリオニール一行は、なんとしてでもレベルの釣り合わないモンスターから逃げおおせて故国・フィンの地へと帰らなくてはならなくなっていました。だってセーブしちゃったんだものしょうがないじゃない。チョコボできた道を歩いて帰らなければならないのですが、行きはよいよい、帰りは怖い。怖いながらもとおりゃんせ、とおりゃんせ♪
とりあえず、マップを眺めてみましょう。普通に気付かなかった機能なのですが、「トクレセンタボービ」の魔法はFF2でも継続して使えるのでした。するとカシュオーンからチョコボに乗ってきたコース以外にもミシディアからフィンへ帰るコースがあるようなのです。もちろん選ぶのは最短コースです。地図上でかろうじて陸続きになっているっぽい北西に針路を定め、フリオニールたちは出発します。外の敵が強いのですから、それなりに対策は必要でしょうが、こちらには「セーブ」という必殺技があるのです。過去にあれほど私を苦しめたFFの「セーブ」しないと全部やり直しという方針ですが、裏を返すとどこでもセーブができるということなのです。モンスターに出会ったら逃げればいいのです。逃げるのに失敗したらもちろん撲殺されて終わりですが、それでも最後にセーブしたところに戻るだけの話です。逃げに成功してしまえばその分前進できるってわけです。それどころかこまめにセーブを続けていけば、敵に遭遇せずにフィンまで帰ることだってできそうです。要するに一歩進むたびにセーブすれば、次の一歩で敵が出てもリセットすればいいだけのことです。この完璧な作戦にフリオニールもしたり顔です。マリアとガイからも賞賛の拍手が聞こえてきます。