国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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2008年3月 アーカイブ

2008年3月6日

ドレミファソラシド

本当の兄弟のように育ったレオンハルトが、あろうことか敵側国家の新皇帝の座につき、随分と差をつけられてしまったフリオニールは、兄の反逆ともとれる行為に自ら説得を試みることを志願したマリアとともにパラメキア帝国の本拠地に乗り込むことになりました。ヒルダ王女の言うことにゃ、そのパラメキア城は四方を山で囲まれた要塞で、とても人の足で踏み入ることはできないだろうということ。しかし、あの竜巻ですら乗り越えた飛竜がこちらにはついていますから、十分に勝算はあります。ドラクエ5で石化したビアンカを救いにマスタードラゴンの背中に乗って大神殿に向かったあのときの昂揚感がよみがえってきます。

ほんとすげーなところがどっこいものすごい人がいたもので、なんと難攻不落のパラメキアの城への侵入に成功した人がいるんだそうです。レイラ姐さんの話によると、我らがよく知る人物が昔、山登りに挑戦したのだとかなんとか。どこかのアルピニストのようにそこに山があれば登らざるを得ない性分なんでしょう。天下の大怪盗・ポールさんこそ、今回のレオンハルト懐柔ミッションの鍵を握る人物なのでした。もちろんポールさんの侵入の動機は「盗み」です。何も警備の厳重な場所にお宝を求めなくても、適当な民家で失敬しとけば安全なのでしょうが、ポールさんほどになるときっと「お宝」なんか二の次で、あのパラメキア城に侵入して無事に帰ってきたという名誉の方が大事なんでしょうよ。凡人には天才の考えることはわかりませんね。もちろん天才的なテクニックで無事生還を果たしたポールさんは、この偉業を誰かに話さずにはいられません。元海賊という肩書きを持つレイラさんに自分の武勇伝を語りに語ったそうです。人の自慢話なんて退屈でしょうがないのに、話している方は当時の心境を思い出しちゃったりしてテンションが上がりっぱなしなので自然と長話になってしまいます。レイラさんもうんざりした様子です。
それにしてもいつの間にポールとレイラさんは、そんな世間話をするほど仲良くなったのでしょう。思い出してみるとポールさんと接点があったセミテの洞窟や闘技場の地下にいたときには、4人目のメンバーがミンウさんやゴードンだったじゃないですか。なのでフリオニールの目の届いていた範囲で二人に接点はありません。ということは、フリオニールと会う以前から二人に交流があったか、あるいは、フリオニールがリバイアサンに飲み込まれている間に二人はフィンで一緒にお茶をするような関係になったということになりそうです。前者はやはりお尋ね者同士、一般人にはわからないようなネットワークがあったのかもしれませんね。でも、後者も捨てがたい仮説です。フリオニールの居ぬ間に、ちょっといい女のレイラさんにちょっかいを出してきたポールさんというのもありえます。ただ、自慢話はよくなかったですね。レイラさん、脈はなさそうな感じです。

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2008年3月21日

アルテマを背負いし者

ステータス画面わりと本気で昨年末にはこのゲームをクリアするつもりでいたのですが、気がつけばもう三月も後半戦となってしまいました。なんでしょう、このボリューム感。FF2一本でまさかこんなにも遊べるとは。パラメキア皇帝を攻略した後もシナリオは止まることなく回転していきます。既に随分前にFF3を買ってあるというのに、パッケージも破けない状況です。
さて、前回シドの遺言で飛空艇の所有権をゲットしたフリオニールは、天才盗賊のポールさんの「自慢」を根拠に、岸壁にそびえ立つパラメキア城に空から侵入するというプランが作成されたのでした。エレベーターアクション(ファミコンのゲーム)よろしく、飛空艇からパラメキア城の屋上にロープをひっかけて、ピュルルーとつたって降りる寸法です。

一冊だけの消費アイテムただ、パラメキア侵入前にやっておかなければいけないことが二つほどあります。まず一つは、「アルテマ」のことです。ミンウさんの犠牲によってもたらされた究極の魔法は本に記されたまま依然としてアイテム欄にしまわれていました。先のパラメキア皇帝戦でも結局存在が忘れ去られたまま使用されることがなかったので、ミンウさんもさぞかし無念だったでしょう。これからレオンハルト率いるパラメキア軍相手に本当に必要になるのかわかりませんが、これ以上放置しておくのももったいないので、覚悟を決めて誰かに覚えさせることにしようと思います。せっかくFF2をプレイしたのに、「いや~アルテマの本って最後まで使わないまま忘れてましたよ。」なんて本物のFF好きの人に言った日には、その場がブリザド状態になってしまい、二度と口をきいてもらえなくなるかもしれませんしね。ドラクエで「いや~パルプンテって結局一度も使いませんでしたよ。」なんて言われたら、私も内心その人の評価を下げざるをえませんから。全部の効果が出るまで繰り返し唱えろなんて無茶なことはいいませんから、とりあえず暇なときに唱えてください、パルプンテ。あなたの心にパルプンテ。ハーゴン戦で「とてつもなくおそろしいもの」を呼び出してしまい、ハーゴンが逃げ出してしまったことを今でも鮮明に覚えています。

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2008年3月22日

レオンハルト列伝

上空からパラメキア潜入マリアをアルテミストに、リチャードを一児の父候補にジョブチェンジしたフリオニールたち一行は再び飛空艇に乗り込んで空からパラメキア城潜入を試みます。なんかガイについてはこれといった変化がないのが寂しいところです。ストーリー的に誰と絡むでもなく、なんとなく幼馴染というだけでついて来てもらっているガイですが、彼にとってのこのFF2という物語はなんなのでしょう?下手をするとジャイアントビーバーと会話したあたりがこの男のピークだったのかもしれません。存在感が薄まってきている昨今、彼の活躍に期待したいです。
ところで、飛空艇でどうやってパラメキア城に乗り込むのか最初はわかりませんでしたよ。そのまま突入してもマップが切り替わる気配がなく、かといって着地しようとしても駐車禁止で追い払われるし。数分あれこれ試して諦めて帰ろうとさえ思いましたが、何のことはなく、着地ポイントの範囲が狭いというだけでした。お城の一番高い塔あたりに降りればよさそうです。(多分)

将軍様パラメキア城の中では、さすがに「ジェネラル」といった将軍職が控えておりました。ワンピースでいったら「赤イヌ」「青キジ」「黄ザル」ぐらいの役職じゃないでしょうか。いや~、そう考えるとおそろしいですね。そんな強敵どもをフリオニールはなぎ倒しているわけですから、その成長振りは目を見張るものです。

にっくき宿敵・黒騎士それどころではありません。この城にはにっくき仇敵「くろきし」までもがいやがったのです。思い起こせばフィンがパラメキアの手に落ちたあの日、レオンハルトを含めた幼馴染4人組は黒騎士の執拗な追跡を振り切ることができず、4人組の騎士団に反撃もできずに殺されかけたのです。数奇なものでその中の一人が今はパラメキアの皇帝に即位して黒騎士を自由に操っているというのです。ここはもう、黒騎士を倒しながら「目を覚ませ、レオンハルトゥ!」と叫ばずにはおられません。できることならレオンハルトの横で黒騎士を叩き潰してやりたかったってなもんです。レオンハルトが本来いるべき位置には、国に帰りを待っている女と子供をもつリチャードのおっさんがおさまっていて、年齢的にちょっぴりチグハグです。かつてまだヒヨッコだったフリオニールが今の状況を見たらどう思うでしょうか。まさかレオンハルトが黒騎士の背後に立ちはだかるなんて。
ところで、黒騎士って一番最初に会ったときのインパクトが強すぎて本当に勝てるのか心配です。かすり傷一つ負わすこともできないまま無残に散りましたからね。ミンウさんに拾ってもらわなければ、本当に死んでいたに違いないですよ。そんなトラウマを背負って今まで戦ってきましたが、今ここで黒騎士を倒すことができれば、過去のしがらみからも解放されそうな気もします。
で、ちょっと強かったですけど、普通に倒せました。ある意味、パラメキア皇帝以上の宿敵といってもいい黒騎士をついに討ち取りました。「青キジ」を倒せた実力は紛れもない本物でした。

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2008年3月23日

最初で最後の4人

ここは俺に任せて先に行けの構図突然のパラメキア皇帝の復活とともにフリオニールたちとレオンハルトに地獄の鬼火のような青白い炎が迫ってきて、おそらく絶体絶命のピンチに陥っているという状況下になってしまいました。地獄の炎ですから、それはもう熱いに決まっています。多分触ったら溶けて死にます。でも、ドット絵だと残念ながらその緊迫感は伝わってきませんでした。ともするとムーンブルクの王様のように話しかけたりもできそうな鬼火です。
さて、そんな中、竜騎士・リチャード飛竜を呼び出します。「お前達は飛竜に乗って逃げろ!」とのこと。どうもこの場でパラメキア皇帝を再度倒すという選択肢は与えられない模様。それが一番手っ取り早そうなんですけどね。おそらく、レオンハルトとフリオニールの喧嘩っぷりをみていたリチャードが、今のままでは地獄でパワーアップした皇帝には勝ち目がないと踏んだのでしょうね。心配かけてすいません。そして、リチャードのおじさん一人で皇帝に立ち向かうつもりらしいです。

生きて帰るってエリナさんに言ったのにってそんな無茶な。そりゃあ、将来的にレオンハルトが4人目としてパーティーに入るためには、リチャードの居場所がなくなってしまうことは必定ですが、だからといって一人で皇帝を相手にするなんて無謀にもほどがあるってもんです。ゴードンやレイラさんのように円満に席を譲ってくれればそれでいいって話ですよ。そもそも飛竜に乗ってこその竜騎士ですから、飛竜をフリオニールたちに渡してしまったら、リチャードの機動力なんて鼻くそみたいなものかもしれないじゃないですか。かつて竜騎士の力を皇帝が恐れたなんて話もありましたが、飛竜から降りた竜騎士、いや単なる騎士はパラメキア兵の猛攻にすら屈してしまっています。どうして、そんな・・・

リチャード:最後の竜騎士・・・・。リチャード・ハイウィンドが相手だ!

そう、これは残された竜騎士の意地でした。リチャードにとっては、パラメキアの皇帝ほど憎い存在はないわけですよ。だって、同僚を全員惨殺されてますから。目の前にそんなやつがいるのに、逃げ出すわけにはいかんのです。男の子ですから。自分が生きるとか、死ぬとかは関係なく、自分のアイデンティティにかけて倒さなければならないのです。エリナさんとカインに必ず帰ってくるなんて約束をしてしまいましたが、それを反故にしてでもパラメキア皇帝は竜騎士として倒さなければならない相手なのです。
まぁ、カイン君がいるので竜騎士の血統は必ずしも絶えるわけではなさそうですが、竜騎士族の培ってきた妙技や伝統なんかは、実質伝えきれていない面も多いでしょうから、「最後の竜騎士」という言葉を使ってしまったことには、あまり深くつっこまないでおきましょう。
ところで、リチャードの姓が「ハイウィンド」っていうらしいですけど、この単語が結構気になったんですよね。で、思い出したんですが、キングダムハーツの各世界を航行するグミシップっていう乗り物に「ハイウィンド」っていう名前がついていたんですよね。リチャードと何らかの関係があるのだとしたら、ちょっと面白いなぁ。

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2008年3月24日

翡翠の回廊

ヒルダ王女に報告リチャードがその身を挺して新生パラメキア皇帝の魔力から脱出させてくれたおかげで、飛竜の背に乗ってフリオニール・マリア・ガイ・レオンハルトの4人はフィン王国へ戻ってくることができました。リチャードが皇帝に挑んでいった背中だけが網膜に焼き付いています。彼が生存している可能性ってどんなものなんでしょうか。一応、最後の竜騎士の意地を見せて見事皇帝を打ち倒してくれるなんてこともないわけではないと思いますが、この流れでリチャードにそんなおいしいところが回ってくるとは思えないので、まぁ、傷の一つも負わせてくれているというのが妥当な線でしょうか。勝つのは無理でもせめて生きていてほしいです。ディストの親子のためにも。闘技場の地下にでも幽閉されているのであれば、ポールさんと一緒に助けに行く手立てもあるのですが。
そんなわけで尋常ならざる様子で飛竜から降りてきた4人をみたヒルダ王女から状況説明を求められます。なんといってもレオンハルトを説得しにいくと出て行ったら、本当にレオンハルトを連れて来ちゃったわけですから、フィンのトップとしては何らかの判断を下さないわけにはいきません。レオンハルトはフィンの法律上では極刑を免れないようなことをやっているわけで、どんなにフリオニールの功績を盾にかばったとしても恩赦は考えにくいところです。

みんな死んでしまった・・・そんな中、フリオニールは言葉を選びながらことの次第を慎重に報告します。まず、皇帝が甦ったというインパクトのある話題からいきなりぶつけられたのでヒルダ王女も卒倒寸前。大戦艦で爆撃されたり、竜巻で町を潰されたり、皇帝にはいくつものトラウマを生みつけられてますから、せっかく取り戻したフィンの城をまた失ってしまうんじゃないかなんてことすら脳裏によぎります。スコットや父親(国王)もあの皇帝の政権下で失いました。ヨーゼフ・ミンウ・シドといった国を支える人材だってたくさんあの皇帝には奪われました。その皇帝が復活したというのです。
続いて、マリアがリチャードの死を報告します。最後の竜騎士は国王の遺言にもあった通り、皇帝打倒の切り札でしたからヒルダ王女はダブルショック。この発言には自分もびっくりです。リチャードの死亡があっさりと告げられてしまいました。自分の中では生存に一縷の希望を残していたのに・・・ミンウさんが死んだときにも、シドが死んだときにも、これ以上の犠牲者は出すまいと考えていたフリオニールとしては、逆に命を救われてしまうという失態です。レオンハルトがいなければ飛竜の定員的にリチャードを殺されずに済んだかも・・・なんてことも考えてしまいそうです。いや、まぁ、リチャードは竜騎士の名誉のために戦って散ることを自分で選んだわけですが、レオンハルトがあの場にいたのといないのとではまた判断が違ったかもしれません。
マリアも「こんなのもうたくさん」と、犠牲者たちを思い忍んでいます。

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2008年3月27日

エクスカリバー再登場

幻の城・パンデモニウム旧友レオンハルトを新たに配下に加えて、フリオニールはパンデモニウムへの通り道・ジェイドを目指すことになります。パンデモニウムが地獄から生えているせいで、地上からのアクセスが不能だということなのです。バスでも出てれば楽チンなんですが、行政の怠慢でしょうか。そういえば、最近近所のバス会社がやっとPASMOを導入したので、バス用の小銭を用意する必要がなくなったのがちょっとした喜びをもたらしてくれました。ただ、目的地に応じて料金が変わるので、PASMOをかざす前に運転手に目的地を申告しなくてはならない一手間をいまだにひきずっています。・・・さて、遠回りですが、そのジェイドを探しに行くとしましょう。

泣く未亡人と、その前にリチャードの件を報告していくべきでしょう。相手はディストで彼の帰りを待ち続けているエリナさんと息子のカイン君です。本来ならリチャードが二人の未来を築き上げていってあげなければならないところですが、約束だけを置き去りにしてリチャードは竜騎士の名誉のために皇帝に特攻してしまいました。エリナさんに宿るはずだった笑顔は、現実には涙で濡れてしまったのです。エリナさんも竜騎士の妻ですから、男の訃報を人伝えに聞くなんてシチュエーションも想定の範囲内だったとは思います。でも、頭では分かっていても、感情ってやつは御しがたいものでして、両手で顔を覆いながら、カイン君の前ですが、泣くのを止められない様子です。

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2008年3月28日

地獄へと続く道

モンスターの出口閻魔大王に木戸銭を払い、三途の川で渡し賃を払いついに地獄への入り口・ジェイドに侵入したフリオニール。目指すは皇帝の新たな居城・パンデモニウムです。ミシディアの東端の泉がまさか地獄につながっていて、そこからモンスターがわんさかと湧いて出ていたとは、世の中まだまだ不思議なことはいっぱいあるものです。原因がわかっているのであれば、そこを塞いでしまえばモンスターの地上への侵入も食い止められそうな気もしないでもないですが、まぁ、きっと辺鄙な土地なので大人数を送り込んで掘削・埋立事業を行うのも難しかったのでしょう。ってか、パラメキアの猛攻によってそれどころではなかったわけですからね。

XBOX持ってないこの地下世界はどうやらマイクロソフトのXboxとつながっているらしく、ブルードラゴンなんていうモンスターが登場しました。私はまだプレイしたことがないので、少年ジャンプのラルΩグラド程度の知識しかないのですが、きっと、この青白いドラゴンが「カゲ」なわけでフリオニールの影から出したり引っ込めたりできるようになるというわけですね。でも、うまく手なずけることができずに思い余って殺してしまいました。残念。フラムブルー(青い炎)は発動せず。

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2008年3月29日

風雲!地獄城

パンデモニウム入口ジェイドを突破したフリオニールたちはついにパンデモニウムという地獄の城の中に到達しました。エンディングまでおそらく後少しというところでしょう。ここら辺で少しFF2の締めにあたって気になる点を整理しておきましょう。私が一番きがかりなのは、なんといってもレオンハルトのことです。主人公の幼馴染にしてフィンの若者だった彼が、今でこそ一緒になって皇帝を討伐しようと冒険しているわけですが、ちょっと前までフィンの国民を苦しめるパラメキアの尖兵・ダークナイトでした。しかも、パラメキアの新皇帝を名乗ってフィンを再度陥落させようとした張本人でもあります。たまたま皇帝が地獄から甦って、その座を剥奪されましたが、彼の中ではいまだに野心が炎をあげて燃えさかっています。この力に取り付かれたあわれな男をマリアと二人がかりでなんとかパーティーに加えたものの、パラメキア皇帝をいざ討ち取った後の彼の処遇はどうなってしまうのでしょうか。自分がヒルダ王女の立場であったら、フリオニールへの義理と国家の主としての責任の板ばさみにかなり苦悩しそうですけどね。やはり市民の目もあるので国外追放は免れないでしょうか。しかも超危険人物ですから、他所で悪巧みをしないように監視役もつけたいところです。いやいや、それはなんかピントがズレている対策な気もするな。いっそ、フリオニールに押し付けて勝手にやってもらうのが楽な気もします。国民がレオンハルトバッシングに出たときもフリオニールに汚名をかぶってもらえれば、ヒルダ政権は揺らがずにすむかなぁ。いや、あの心優しきヒルダ様の仰りようではないですな。レオンハルトには名前を捨ててもらって、別人として新たにフィンに招き入れるというのがいいかもしれません。国民を欺くことになってしまいますが、バレなければいいのです。しかし、ゴードン派(国家の反対勢力)がこれを黙認するとも思えません。政治家に必要なのはバランス感覚だなんていいますが、繊細な問題になるとバランス判定がシビアすぎて難しいですね。Wii Fitで鍛えられればいいのですが。

あとは戦後処理として、大戦艦の建造を手伝わされていたバフスクの市民はどういった扱いが望ましいのでしょうか。サラマンドだってミスリルの採掘をパラメキアに無理やり手伝わされていたという過去があります。さらにはガテア・アルテア・ポフト・パラムの復興という課題も残されています。そこらへんもやはりヒルダ王女任せになってしまうのでしょうか。パラメキアに対してどこまで戦争の賠償を要求できるのかも謎です。そもそも皇帝を倒した後、パラメキアは国としての体勢をどこまで維持できているのでしょうか。モンスターを兵隊に仕立て上げていたような国でしたが、はたして人口はどの程度のものなのでしょう。まさか国民はダークナイトとボーゲン将軍だけだったなんてこともないと思いますが、ダークナイトが簡単にトップに君臨できてしまったような側面もあることから、皇帝のワンマン政権の弊害なのか権力機関にいくつも穴が空いていそうな雰囲気はあります。

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