大戦艦完成まであと・・・
関東地方は台風が接近中で、おそらく近所の鉄道路線は運転を休止しているんじゃないかと思います。ほら、そんなことを言っている間に雨がザンザと降り出してきましたよ。何が心配って今日の晩御飯ですね。食料の備蓄を怠ると台風の中、家に取り残され飢餓に苦しむという恐ろしい罠が待っているんですよね。最寄のコンビニまで家から100mぐらいだと思いますが、それでも台風中は外に出たくないってのが人情でして、危険を冒して食料をとるか、安全なまま飢えていくか、きっと究極の選択が迫られることになるのでしょう。って雨風の弱い今のうちに買出しにいけよって書きながら思いました。でも、面倒くさいから嫌なんです。危険が目の前に現れないと、体が積極的な活動をしないのです。男子たるもの夏休みの宿題は8月の最終日にやってこそなのです。
そんなぐうたら人間のFFプレイ記録です。そういえば、ドラクエ9の発売が延期されましたね。誰も最初に発表された発売日に出るとは思っていないところがドラクエの偉大なところですね。堀井先生のこだわりがそうさせたのか、あるいは、Nintendo的にせかされて今年中なんて言っちゃったか、どちらにしてもドラクエ9はDSで発売というところは変わらないようですので安心です。
それと前後して冨樫先生のHUNTER×HUNTER連載再開のニュースが流れたことにあまり深い意味はないんですよね。
それでは、ミスリルをヒルダ王女の元へ持ち帰って、ミスリル装備品を鍛冶職人・トブールに作ってもらったところから再開します。レベルの概念のないこのゲームにおいて、自分のステータスを見ても漠然とした感想しか持てませんが、黒騎士に殺されかけたあの日と比べたら格段に強くなっているはずです・・・強くなってるよね?なんかマリアのステータスがいまだに二桁のままな点が少し気になるところではあります。ずっと後衛に据えていたため上がりにくいパラメータというのができてしまっているようです。まぁ、いいか。女子は後から援護してくれてさえいればいいんです。旧世代的な考え方かもしれませんが、まだまだグゥの拳が物を言う時代ですからね、ゲームでは。強い男が女子を守ってやらにゃあならないんです。その後、アリーナが会心の一撃を連発する度に男の居所はなくなっていくんですけどね。
ミスリルをゲットして、いくらか帝国軍の動きに牽制を加えることができたかと思いますが、次なる大問題が浮上してきますので、フリオニールたちに休み暇はありません。いつか誰かから「バフスクで大戦艦を建造中」なんて話を聞いたことがありましたが、いよいよそのあっという間に戦力地図を塗り替えかねない大戦艦が完成間近ということらしいのです。たった一つの兵器ではありますが、空を飛ぶその火力の塊にフィン王国としては反抗の余地がありません。だって、攻撃が届かないですもの。地上何フィートぐらいを飛行するのかわかりませんが、上から降り注ぐ爆弾的な何かをバットで打ち返すわけにもいかず、広範囲の攻撃を魔法で防御するわけにもいきません。ロングボウで長距離攻撃をしかけても上に向けて放った矢は、きっと自分にめがけてまっさかさまに落ちてきます。もう、大戦艦が少しでも浮上した瞬間に負けが決定すると、そのくらいのつもりでいても大げさではないかもしれません。
そんな爆撃を未然に阻止すべく、再度フリオニールたちはアルテアを北上し、バフスクを目指します。パルムからポフトへ定期船で渡ろうと思いましたが、ここで思わぬ落とし穴。ミスリルをもって凱旋帰国をする際に調子にのって飛空艇をレンタルしてしまったため、定期船がポフトに置きっぱなしになっているのでした。いや、定期船っていうくらいなんだから、定期的に巡航して、いつでも二港を行き来できるようになっててしかるべきだと思うんですが、どうもこの定期船フリオニールの船賃で全ての航行を賄っているようであります。アルテアが攻められて以降、この定期船を使用して商売をするなんて人もトンといなくなってしまったのでしょう。軍事的な物資の運輸にはパラメキア帝国の海軍あたりが出張ってるため、乗客からの収益のみが定期船の存在を成立させているというわけです。お互い懐事情は寂しいもんです。仕方がないので、地図を見ながら歩いてポフトに向かいます。いや、歩いていけるんだったら、定期船いらないかもなってちょっと思っちゃいました。・・・で、ポフトを目指して歩いてたつもりなんですが、着いた所はなんかあやしげな建造物がある横に洞窟がポカンと空いた盆地でした。どうやって、この山岳を抜けてあそこに辿りつけばいいのかと思っていたら、そのすぐ下に町がありました。
狭い町ですので、すぐにそれらしき不審な人物を発見します。もちろん普通に話しかけてはだめです。秘密の暗号、森へのパスポート「のばら」の合言葉で背後にヒルダ様の影をちらつかせます。すると、現在の状況を簡潔に述べて内通者は去っていってしまいました。幹部生候補の「ダークナイト」が仕切っていた時には、こんな不審な内通ぶりはすぐに看破されてしまったらしいですが、今はボーゲン伯爵の無能ぶりのおかげですぐに大戦艦の建造現場への通路まで障害なく進めるようです。
さすがパラメキアの国家機密だけあって、大戦艦建造現場までは地下通路を通らないとならないようです。しっかりとモンスターも出てくるので、その警備も万端です。バフスクの町民もこの地下道を通って、建造現場で働かされているのでしょう。そんな万全なセキュリティが構築された建造現場ですが、はたして資材の運搬はどうしていたのでしょう。狭い地下通路を通って、荷物を小分けにして何回も運ばされていたバフスクの住民のことを考えると少し不憫であります。大規模な工事にはそれなりにスペースが必要になりますが、なんでよりによって山岳部の盆地で作業を始めてしまったのやら。効率よりも機密性を重視してしまったということでしょうか。まぁ、完成した大戦艦を万が一乗っ取られでもしたら、一気に形成が逆転してしまいますから、慎重にことを運ぶに越したことはないのかもしれません。でも、「大」戦艦の支柱のような巨大な資材が、このクネクネと曲がりくねった地下通路を通り抜けることができるのでしょうか・・・。うん、きっと全部現場で賄ってたんだな。木材は近隣の山から切り出してきて、鉄材は原材料だけ運んで現場で鋳造です。
はてさて、どうしたもんでしょうか。レオンハルトの影を掴みかけたと思ったら、突然、大戦艦の発進準備が整って、全てが急展開してしまったフリオニール一行です。やっとの思いでたどり着いた大戦艦の建造現場では、その雄々しい姿の大戦艦がまさに飛び立つところでした。大戦艦の上にはたくさんのプロペラが取り付けられており、どうやらヘリコプターと同じ原理で飛ぶようです。ライト兄弟が飛行機で初飛行に成功してから、数十年後にヘリコプターが完成することを考えると、FF2の世界の科学技術もなかなか進んでいるようであります。一方で剣と魔法が、もう一方で機械文明が活躍する不思議な世界観であります。鳥を見て、飛行機を思いつくというのはすごく自然な流れのような気もしますが、ヘリコプターの元ネタってなんでしょうね。何気にレオナルド・ダ・ヴィンチがあの時代にヘリコプターの構想図を描いていたらしいですが、その発想にいたった過程がピンとこないんですよね。回転して揚力を得るって自然現象であるんでしょうか。竹とんぼとかブーメランの延長線上にある発明というとこまでは分かるんですけどね・・・。
もうそんな話でお茶を濁すしかないですね。だって、もう最終兵器は飛び去ってしまったんですもの。試運転がてらちょっとドライブして戻ってきてくれればいいのですが、ひょっとしたら、速攻でアルテアを攻略しているかもしれません。帰る場所があるのかどうかする不安定なフリオニールたち。ヒルダ王女、どうかご無事で!と祈るしかありません。途方にくれながら、地下通路からバフスクに戻りますが、途中レオンハルトとおぼしきダークナイトと出会ったあたりで、変な方向からボーゲン伯爵が走ってやってきたのを思い出し、そちらの方向に進んでみます。すると大戦艦への「つうこうしょう」が無防備にも置きっ放しになっていました。レオンハルトの粋なはからいだったらいいのですが、きっとボーゲンのドジでしょう。あいつ自身は大戦艦にしっかり乗り込んだ様子ですから、誰か一人乗り遅れたヤツがいるのかもしれません。今さら通行証を手に入れたところで、大戦艦が戻ってきてくれるわけもなく、反乱軍駆逐作戦は開始されているのかもしれませんが、一応この通行証は懐にしまっておきましょう。
アルテアにつくと、やはり大きな被害を受けたらしく、町の外に人の姿がありません。しかし、反乱軍の本営に入ると、たくさんの人が生き残っている様子。不謹慎ではありますが、少しホッとしました。アルテアでは多くの人と出会っていますから、ここの人たちが無事でいてくれると気持ちが少し救われます。さっそくヒルダ王女の待つ王座の間に足を運びますが、やはり周囲の様子は大戦艦への恐怖心でいっぱいな様子です。そんな中、フリオニールを待ち受けていたのが例のツンデレじいさんです。「お前らみたいな若造に、大事を成し遂げられるもんか、ペッ!」といった感じでフリオニールの若さを侮っていたおじいさんです。ミスリル奪還成功の際には、ぐうの音もでないほどフリオニールの活躍をみせつけてやれたのですが、今度のミッション失敗を機に一気呵成にダメだししてきやがりました。内心、フリオニールを心配していることはちゃんとわかっていますが、「荷が重すぎた」なんてズバリ言われると少し腹が立ちます。しかし、言い返せるような好材料が今のフリオニールにはありませんので、ここはグッとガマンの子です。じいさんの言葉になぶられるだけなぶられて、みじめなフリオニールはヒルダ王女の前へ進みます。
ヒルダ王女への報告を済ませると、現在の反乱軍の状況を王女自ら知らせてくれました。やはり被害は甚大で、しかも王様まで負傷されてしまったとのこと。元々あの王様はフィン王国から逃げ出してきた時点で怪我人で、実質何の役にも立っていませんでしたから、フィン奪還計画にあたって特段の支障はないように思われますが、そこは一国の王です。ベッドで臥せっていて、命の心配まででてきたとなると国民の指揮は下がります。この王国ももう終わりだ・・・、パラメキアに寝返ろう。なんて考える輩も出てくるに違いありません。
しかし、実際のところ自由に歩きまわれる範囲は随分と限られていました。いや、陸地はつながっているのですが、敵が強すぎて入れない場所がたくさんあったのです。何度か全滅しながら、やっとたどり着いたのが、バフスクの南だか東だかに進んだところのカシュオーンです。そう、スコットとゴードンの生まれ故郷のあの国は湖と山岳に囲まれて、なかなか守りの堅牢そうな場所に存在していました。しかし、ここも既にパラメキアの攻略にあって、スコットは瀕死のままフィン王国に辿りつきそこで死亡、ゴードンは戦う兄を尻目に敗走しうまく逃げのびたのです。ん?そういえば大戦艦爆撃にあったアルテアにゴードンの姿がなかったような・・・あいつ反乱軍に加わる勇気もなくてオロオロしてるだけのチキンでしたが、どうも大戦艦の存在に気付きどこかにトンズラしたようです。うーん、兄と比べるのは気が引けますが、なんともはや。スコットの死亡で実質的にカシュオーン家は断絶ということでよろしいでしょうか。ある意味、究極のチキンとしてゴードンのキャラクターは深みを増し、おもしろいことになってきてはいます。きっとそのうちまたひょっこりと現れるでしょう。そのときはダイの大冒険におけるポップばりの成長が望まれますね。いや、ポップといえば、メドローアとともに伝説的な成長を遂げたキャラクターであります。あれを描ききったダイの大冒険は名作と言わざるを得ません。ひょっとしたら、ゴードンの成長いかんで、このFF2もものすごく面白いゲームに認定されるのかもしれません。