鍵がない!

時の神殿の最奥にて台座の上に浮かぶ「ノアのリュート」を発見したルーネス一行ですが、それに気が付いたかのようにリュートが音楽を奏で始めました。自動演奏機能付きの最新楽器の模様です。演奏を一通り終えるとリュートは静かになり、ルーネスのものとなりました。これを使って時の神殿の北に位置するウネのほこらで長いこと眠っているウネさんの目を覚まさせるというのが今後の流れだと思いますが、もしも自動演奏機能がついていなかったら、4人のうち誰が演奏することになったのでしょう。ジョブの熟練度を鑑みれば答えは明白で、吟遊詩人・アルクゥにそのお鉢が回ってくる予定でした。竜騎士、バイキング、幻術師・・・いずれも音楽からは遠いジョブです。普段は竪琴を奏でながら「ファララララー♪」とソプラノボイスで敵を翻弄するアルクゥですが、同じ弦楽器ということでリュートもいけるかもしれません。余談ですが、東京ディズニーランドで開催中の「ミニー・オー・ミニー」というショー中に出てくる吟遊詩人は丁度ノアのリュートみたいな楽器を手に携えていました。観客に向かって何か補助効果を発生させているのかもしれません。
先日、逆転検事が我が家に届きまして、毎日寝る前に少しずつ話を進めています。キャラクターとシナリオと演出の三位一体感が見事な逆転シリーズをやっていると、アドベンチャーゲームはひょっとしたら、RPG以上に自分と相性がいいのかもしれないなと思うこの頃です。(両者の境界もあやふやなところがありますが。)私がプレイしたアドベンチャーゲームは、多分「ポートピア連続殺人事件」のファミコン版だったと思います。「ここだよ、ここ」のあのゲームです。ドラゴンクエストが代表作となってしまった堀井雄二さんですが、いやはや多方面でいい仕事していました。あの喪失感の伴うクライマックスに衝撃を覚えた人もたくさんいたかと思います。その後は、「さんまの名探偵」「MYST」「Alone in the dark」あたりが、私のアドベンチャーゲーム歴を彩る作品となっております。アクション要素が増えたり、コマンド主導だったユーザーインターフェイスが改善されたり、アドベンチャーゲームも地道に進歩してきましたが、「レイントン教授シリーズ」や「逆転シリーズ」のようはヒットが今後も出てくるといいですね。
ファイナルファンタジー14の発表が先日ありまして、シリーズ3作ぶりのオンラインMMOゲームとなることが決まっているそうです。FFシリーズを1から制覇しようと進めている身としては、なんとも微妙な発表ではありますが、FFファンの間ではどのように受け止められているのでしょうか。また、FF11の今後はどうなってしまうのでしょう。課金の仕組みや時間の使い方という観点から、私もいろいろと決断をしていかないといけないのかもしれません。
アンデッド系に対して、有効な打撃を与えるという「ワイトスレイヤー」を手に入れ、封印の洞窟攻略を円滑に進めようとするすっぴん・ルーネスでしたが、どうもサスーン城には何故かモンスターが居ついてしまったようで、サスーン城左の塔にのぼりあぐねているのでした。サスーン城は、東西に高い塔を持つ設計でして、シンメトリーな外観を呈しております。向かって右手の塔にはサラ姫の寝室があります。そういえばガルディア王国のマールディア姫の寝室も右手の塔でした。クロノトリガーのケースでは、左手には娘思いのくせに頑固な王様が立てこもっていたりしたのですが、サスーンの左の塔にはモンスターにあふれているのです。二例しか挙がっていませんが仮に「左は陰気」の法則と勝手に名付けてみましょう。まぁ、ワイトスレイヤーは穏当にいけば左にあるのでしょう。むしろ、ワイトスレイヤーの存在がモンスターをひきつけるとか。黄金の爪みたいな武器だったらいやですね。
で、この東塔のモンスターがやたらめったら強くって全然先に進める気がしないところで前回中断したのでした。ロングソードを持つルーネスの攻撃がやっと3のダメージを与え、他の3人の打撃は1ダメージにしかなりません。これはレベル的に場違いな場所に来た時の現象か、敵が実はメタルスライムだったかのどちらかでしょう。一回全滅したものの、ルーネスのケアルと拾ったポーションを駆使して、HPが推定50前後の敵二体の体力削りをねばってみました。苦労して勝利を収めたらさすがにレベルと熟練度が上がってくれましたので、速攻で塔を抜けてセーブします。全滅したらやり直しというシステムにも、少しずつ免疫ができてきたみたいです。
サスーンの王様によるとミスリルの指輪の持ち主であるサラ姫は、サスーンのユーレイ騒動の混乱に乗じてどうもジンにさらわれたっぽいとのことでした。「サラ」姫だけに「さら」われるのもいたしかたない、なんて親父ギャグを挟みながら、ジンの根城「封印の洞窟」に向かうことにしましょう。さて、サラ姫救出にあたって、イングズがパーティーに加わってくれることになりました。王様もかわいい娘の命にかかわることですから、サスーンに残されたただ一人の戦力であるイングズの貸出についても快く賛同してくれたようです。まぁ、この状況で他国に攻め入られたらイチコロでしょうが、問題の根本にあるジン退治がやはり優先事項ですよね。ルーネス、アルクゥ、レフィアは3人ともサスーンの支配地域の民ですが、サスーンが他国に侵略されると自分の故郷の立場もどうなるかわかったもんじゃありません。ウル、カズス、サスーンと連合してジンを討伐しに参りましょう。
それでは、あらためましてイングズです。髪の毛の色素が薄く、後頭部から前方になびくような髪型が特徴のキャラクター。キーワードは忠誠心。サラ姫のことを強く心配している様子がみてとれますが、それは国家への忠誠心からくるものなのか、それともほのかな恋心なのかはまだ不明です。サスーンの兵士ということなので、それ相応の攻撃力が期待できますが、顔立ちはやや知的でもあるので、魔法を使わせても似合いそうです。ただ、頭のよさは現段階の文脈からは読み取れません。今、サスーンは半壊状態ですが、この状況を立て直した暁には、イングズの出世もかなり期待できそうです。たまたま、外出していたら、こんなチャンスに巡り合えるなんてなかなかのラッキーボーイです。
それでは、思い出しがてらこれまでの旅を振り返ってみましょう。主人公のルーネスは、地震によってできた地割れに飲み込まれた先で、「仲間をそろえろ」とクリスタルの啓示を受けます。アルクゥは、子供離れした知力で仲間内からは浮いた存在でしたが、ユーレイの実在性という高尚な議論において、論証を余儀なくされて、鉱山の町カズスへと一人向かいます。幼馴染の二人は、カズスで合流し、ユーレイ騒動を目の当たりにします。そして、飛空艇の主・シドから「サスーンの城もやばい」ことを知らされます。二人は飛空艇を借りてサスーンを目指しますが、艇内には家出少女・レフィアがいました。彼女は家業の鍛冶屋の修行に耐え切れず家出しちゃうぐらいですから、ユーレイ騒動解消の鍵となるミスリルの指輪の製造ももちろんできません。そこで、故郷のカズスの惨状をどうにかするためルーネスについてきました。サスーン城では、門外に男が一人。イングスというこの男は、サスーンの若い兵士ですが、外出中に城がジンという魔法使いに襲われてしまったとのこと。4人の目標はミスリルの指輪を手に入れて、ジンを再び封じ込めるところに集約しつつあるのでした。
ミスリルの指輪へのカギとなるはずだった家出少女レフィアもスキル不足のため自ら指輪を製造することができないことが判明し、万策尽きたかに思えたルーネスですが、どうやらサスーンの王様にかつてミスリルの指輪を献上したことがあるらしく、かすかな光が射してきた感じになりました。鍛冶屋のタカもそんなことなら最初からサスーン城に行けっていってくれればいいものを。彼も職人ですから、王様にかつて作品を献上したことがあるなんて自慢くさいことは大っぴらに言えない性質なんでしょうか。解説すると、職人=江戸っ子気質=褒められるとこそばゆい、という勝手な連想が働いています。なので、タカの口癖は「てやんでい」「おとといきやがれ」「べらぼうめぃ」になり、火事と喧嘩が大好きな人情家になります。(職人への偏見)