国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« サ☆スーン☆クオリティー!!! | メイン | 始まりと終わり »

サラ姫とセーラ姫

最後の更新からかれこれ4か月が経とうとしています。ご無沙汰しております。FF3にいたっては半年以上も放置しており、主人公たちに合わせる顔もありません。RPGのような長いシナリオを持つゲームは、少し間をあけただけでも、主人公の置かれた状況にリアリティがなくなり、時間が経つほど細かい設定が頭から消えていくので、感情移入の度合いも弱まってしまうという特性があります。私も正直、主人公たちの名前を思い出すので精いっぱいです。どうしてそんなになるまで放置したのかというと、FF11を間に挟んだということもありますが、やはりゲームをする時間を作れなかったということに問題があると思います。子供のころは大人になったら、誰に止められることもなくアホになってゲームをやりまくってやると密かに思っていたものですが、残念ながら大人になった私には、少しだけ自制心が育ってしまったらしく、社会人としての常識の壁を超える勇気が萎えてしまったのでした。あの頃の自分を取り戻さないと!
ちなみにFF11はその後、月額を払って挑戦中です。ただ、ヴァナディールに潜るのは月に一回30分程度ですけどね・・・お金だけがむしり取られていく状況です。従量制だったら、月に5円ぐらいで済みそうなもんです。

闇の力のアンデッドそれでは、思い出しがてらこれまでの旅を振り返ってみましょう。主人公のルーネスは、地震によってできた地割れに飲み込まれた先で、「仲間をそろえろ」とクリスタルの啓示を受けます。アルクゥは、子供離れした知力で仲間内からは浮いた存在でしたが、ユーレイの実在性という高尚な議論において、論証を余儀なくされて、鉱山の町カズスへと一人向かいます。幼馴染の二人は、カズスで合流し、ユーレイ騒動を目の当たりにします。そして、飛空艇の主・シドから「サスーンの城もやばい」ことを知らされます。二人は飛空艇を借りてサスーンを目指しますが、艇内には家出少女・レフィアがいました。彼女は家業の鍛冶屋の修行に耐え切れず家出しちゃうぐらいですから、ユーレイ騒動解消の鍵となるミスリルの指輪の製造ももちろんできません。そこで、故郷のカズスの惨状をどうにかするためルーネスについてきました。サスーン城では、門外に男が一人。イングスというこの男は、サスーンの若い兵士ですが、外出中に城がジンという魔法使いに襲われてしまったとのこと。4人の目標はミスリルの指輪を手に入れて、ジンを再び封じ込めるところに集約しつつあるのでした。
・・・こうしてまとめてみると、序盤にして既に濃密ですね。多分、犬になったムーンブルクの王女と出会うところくらいまでぐらいの濃度がありそうです。いや、飛空艇に乗っていることも加味するとルプガナ越えかも。まぁ、とにかく私はクリスタルの最初の啓示すら達成しないまま、半年もゲームを放置していたので、気分はローレシアです。サマルトリアの王子と追いかけっこするつもりで旅を再開しましょう。
お城の中には、ユーレイ化した兵士がたくさんいますので、情報を収集しながら進んでいきますと、「封印の洞窟」という目的地っぽいキーワードが飛び出してきました。これはジンが封印されていたとかいう場所ですかね。中にはアンデッド系のモンスターがいっぱいいるので「ケアルがいいよ」なんて教えてもらいましたが、私の少ないFF経験からいえば、ケアル以上に必要なのは「どくけし」でしょう。エスナだかバスナだかパソナだか、とにかく状態異常を回復するキアリー的呪文を習得するまではどくけしの買いだめは必須です。

ワイトスレイヤーさらにこの城には、アンデッド系に有効なワイトスレイヤーなる武器があるそうで、持ち出しの許可ももらいました。早くもゾンビキラー的な特殊武器を装備できるなんてありがたい限りです。ワイト(wight)は、Yahoo辞書でひくと「人、人間」って出るんですが、このゲームでは「ゾンビ、アンデッド」的な意味でいいんですよね。前者だと「wight + slayer」で「人殺し」みたいな訳になってやたら物騒です。

サスーン王、威厳なしとにかく、アンデッド対策を念入りに教えられた一行は、肝心かなめの王様に謁見しに玉座の間に進みます。玉座に座っていなければ全くわかりませんが、どうもユーレイ化した王様がそこに鎮座していらっしゃるようです。これじゃ、王族のオーラも何もあったものじゃありません。ドラクエ8のトロデ王だってもうちょっと威厳を醸し出す風体をしていましたよ。

指輪持ってませんか?その3さっそく、王様が持っているはずのミスリルの指輪のありかをイングス経由で尋ねます。イングスのやつ、間近でみると男装の麗人のようなまつ毛バチバチ感です。劇団つきかげがFF3を演劇化した場合、間違いなく青木麗の役どころになることでしょう。しかし、王様の返事は次の目的地を指すだけでした。

サラ姫が持ってますがさらわれたかもミスリルの指輪は、かわいいかわいい娘のサラ姫に受け継がれ、そのお姫様は現在、行方不明となっているそうな。この展開は、「ガーランドにさらわれたセーラ姫」を踏襲しているわけですね。わかります。だって、セーラもサラも英字表記にしてしまえばどっちも「Sara」ですもんね。ということは、ルーネスとサラ姫との間の恋物語や、最後の最後でジンが復活!なんていう展開もあるかもしれません。こうしてプレイ日記を綴る立場的にも、主人公からお姫様に向かう関係線がラブロマンス的な要素をはらんでいてもらえると非常に書きやすいので、ぜひともお願いしたいです。いや、しかしこの場合、一兵卒のイングスからもサラ姫に何らかの関係線がひかれそうですね。また、今回もパーティに一人女子メンバーがいます。レフィアをめぐって、ルーネスとアルクゥが達也と和也になるというのも捨てがたい路線です。(あっ、アルクゥが死んでしまうじゃないか。)

封印の洞窟は北まぁ、とにかくサラ姫はジンにさらわれた線が濃厚なので、ジンがいそうな北の「封印の洞窟」を次の目的地としましょう。サラ姫がアンデッドに毒されてないかちょっと心配ですが、「お姫様をさらう悪役は、なぜか奥手」というセオリーが有効に効けば、きっとどこかに幽閉されてスンスン泣いているだけで済むでしょう。いや、ディズニー版の「美女と野獣」以降は、さらわれた女子の方が案外強気だったりするものです。いや、それ以前に鳥山明先生が、「強いさらわれた女子」を描いていましたっけ。まぁ、さらった方はウーロンですけど・・・。