FF11を開始する宣言をしてから8本目の記事にして、やっと自分の手でマイキャラクターのAlldを操作できるようになりました。普段あまりPCでゲームをすることがないので、キーボードでキャラクターを操るのは随分と久しぶりです。アローンインザダークぶりかもしれないですね。あの突然死ゲームは、大好きなゲームです。夜中に一人でプレイしていたら心臓が飛び出るぐらいビビっていた思い出があります。ローポリゴンの主人公の顔が恐怖を煽ってきたものでした。それに影響を受けてできたというカユウマゲームにいたっては怖すぎてプレイ続行を断念しましたよ。ホラーは苦手なジャンルなのかもなぁ。FFやドラクエは「こちらが身構える前におそってきた」レベルなので、突然モンスターに遭遇しても怖くないのがいいですね。
で、Alldが画面に登場したので、操作しようとしたら、所属国であるバストゥークの解説とともに導入部が開始したので、結局また、文字を送る作業の始まりです。
バストゥークは新興国だけど、産業国家として大きい勢力を誇っているとかそんな話が聞かれました。とりあえず、立ち位置的に「アメリカ」あたりが近いかもしれませんね。歴史はないけど、軍事力と産業とお金があるというイメージです。
騎士国家だというエルヴァーン王国は、500年も続く歴史のある国家とのことなので、ヨーロッパ大陸のローマ帝国なんかを連想させます。今でいう「EU」あたりです。
じゃあ、ウィンダスはどうしましょうかね。せっかくだから、どこかの国と関連付けたいですね。タルタルやミスラといえば「魔法」とか「神秘」とかがキーワードだし、小さな島々も領土に含むとのことなので、強いて挙げるなら東アジアからオセアニアあたりの国々ってとこでどうでしょう。
まぁ、とりあえずアメリカンスタイルでこのAlldの冒険を開始してみようと思います。(嘘)最近、昔のアメリカのホームドラマをTSUTAYAで借りてきてみてるのですが、日本のホームドラマと比べると明らかに登場人物たちが楽しそうですよね。家族内で問題が起きても、皮肉交じりの反発から、ハグを伴う相互理解までの流れが非常にポジティブで見ていて気持ちいいです。自分も含めて日本人は、なんて笑顔がへたくそなんだろうと痛感させられますよ。いざ、FF11の中で国際的な交流を求められることになった段には、せめてPCの前でぐらい笑顔で「All Right!!」って言えるようになりたいものです。
さて、Alldが辿り着いた広場のような場所では、子供たちが三人、半ば言い争いのようなことになっています。「フォルカー隊長」という有名な人物をみかけたのが本当かどうか、というわりとくだらない話に熱中しているあたり子供っぽさがみてうかがえますね。しかし、ガルカの男の子(Gwill)にヒュームの男の子二人(ArawnとEmrys)が言いがかりをつけているような感じでちょっとした人種差別の片鱗が見てうかがえます。別に先ほどバストゥークをアメリカになぞらえたのは、人種差別がどうこうという理由ではないのですが、アメリカでもこんな感じの日常があるのかななんて少し勘ぐってしまいます。サウスパークというアメリカのアニメにも、強調された差別表現が随所に出てきてましたが、それが笑いのネタにされるくらいの土壌があちらにはやっぱり残っているんでしょうね。
しかし、ヒュームとガルカのおじさんが、そんな喧嘩の仲裁に入ります。よき大人ですね。こちらの二人の男性からは、人種差別の影は一切感じません。アメリカでは人種主義的な発言を激しく非難するという文化もあるらしいので、人を外見で差別してはいけないという観念は、大人になるにつれて、徐々に育っていくものなのかもしれません。要約すると子供の仲間はずれはときに残酷ってことで。
さて、この良識ある二人組の男性(ValdemarとDalzakk)はAlldの存在に気づき話しかけてきてくれました。が、語り口が上から目線でちょっと偉そうです。カチン。どうやら彼ら二人は冒険者としてのレベルが釣り合っているからつるんでいるらしく、Alldのような未熟な新参者とは一緒に旅をするつもりはないのだそうです。私は先輩を敬う体育会系の人間関係が嫌いじゃありませんが、その場合、先輩には人格者であってほしいものです。少なくとも自分なら、初対面の冒険者を「新人君」なんて呼びませんよ。
でも、先輩の第一印象はけしてよくはありませんでしたが、この先の冒険のチューターとして、いろいろ教えてくれる気はあるようです。
Valdemar:どんな情報が欲しいのだ?
1.国の仕事を請け負いたい
2.困っている人を助けたい
3.金になる仕事が欲しい
こんな質問を投げかけてこられたので、躊躇なく3番を尋ねました。やっぱり先立つものはお金です。多分ヴァナ・ディールも金本位制の資本主義社会だと思うので、金貨をいただけることをするのがいいと思います。逆に2番って何なのでしょう。ボランティア作業をゲームの中でまで行うということでしょうか?2番と3番が分かれているってことは、きっと無償の奉仕が求められるのだと思います。仕事をしてお金を儲けた方がよっぽどマシな気がしますが、Alldは歪んだ子でしょうか。
まぁ、ゲームで真の勇者が魔王を退治する業務は無償な気もしますけどね。
そしたら、東の川沿いの世帯は富裕層の居住区なので、そこで仕事を探せと教えてもらいました。なるほど、成城石井のようなスーパーを出店してみようかな。有意義な情報をどうもありがとう、先輩。
すると先輩は、さらに「冒険者優待券」なるアイテムを手渡してくれました。基本的にものをくれる人に悪い人はいません。そんな誘拐犯のいいカモの素質あふれるAlldは、先輩からもらった変な優待チケットを手に握りしめ、引き換えに援助金をくれるというReet(リート)という名のガード(警備員かな?)を探しにいくのでした。
さて、いざゲームが始まってみると、操作に不慣れなため、コマンドの一つ一つがよくわかりません。よその人の会話やシステムサーバからのメッセージが次々にチャットウィンドウに表示されますが、全てを把握する余裕がありません。ようやく歩いて話しかけることができるようになったので、近くの人に話かけてみたところ、「Epione」という名の性別のよくわからない感じの顔の人が「道がわからなければ教えましょうか?」と親切に尋ねてくれました。この人は多分NPCってやつですよね。機械的に決められたセリフを投げかけるだけのコンピューターキャラクターですよ。でも、そのセリフは心細い冒険者の自分にはとても響きました。いっきにEpioneさんとの心の距離を近づけたAlldは、ひと通りEpioneさんから情報をもらって、Reetのところに向かいます。今後とも、進むべき道に迷ったら、教会の牧師さんよりも先にEpioneさんに尋ねることにします。
案内通り、Reetさんを目指すと、長髪の女性っぽい方がいました。Reetさんもガードというジョブのためか、甲冑を装備しています。でも、多分女性ですよね。名前からはさっぱり男女の性別が見分けられないのが辛いところです。でもまぁ、フリオニールやルーネスだって男性名か女性名か、日本人の私にはさっぱりわからなかったわけだから、FF11のNPCの性別にいちいちそこまで気を配っていられません。
今、気付いたのですが、胸の膨らみがひょっとしたらヒントになるかもしれません。会って早々、胸元に視線を集中させるのは、とても紳士的ではありませんが、いきなりパンパンするよりはマシということで勘弁してください。(参考文献:ドラゴンボール)
Reetさんは旅の案内人といった感じであれこれ教えてくれました。が、ネームが多すぎてあまり入ってきませんでした。長いカタカナの固有名詞とか、予備知識のいる情報とかを羅列されてもチンプンカンプンです。正直、この先に待ち受けるであろうドキドキやワクワクよりも、目の前に積まれた言葉の障壁の方が目について、若干ゲームへのテンションが下がり気味です。徐々に慣れていくしかないのかな。
さて、Valdemar先輩にいただいた「冒険者優待券」を援助資金に換金してもらったことですし、南グスタベルグへと繋がる門にいるとかいうガルダゴという人にも会いにいってみますかね。・・・全然、会いにいく気がしませんよ。グスタベルグって何なんだ?ここはどこで私は誰なんだ。混乱に満ち溢れたプレイ初日は、疲れたのでここでプレイを中断しました。これまでプレイしたFFみたいに町が俯瞰で眺められれば、次に進む方向も検討がつくのですが、カメラが地に足をつけて移動する3D空間では、視界に入ってくる地理的情報が少なすぎます。次のプレイ時には、もうちょっと人に話を聞いて、予備知識を蓄えようと作戦をねるAlldなのでした。
と、最初のプレイを終えてから、仕事が忙しくなり、結局次のプレイを迎えることなく、お試し期間を過ぎたAlldのプレイデータは消失してしまった模様です。・・・リベンジの日はまだまだ遠そうです。