賢者ルカーンと11人の仲間達
その町の名はクレセントレイク。借りすぎに注意な町名です。この名前を聞くのは初めてではありません。確かコーネリアの城下で誰かが賢者ルカーンは三日月を目指してなんたらかんたらとか言ってましたっけ。そのときにこの町の名前が出たはず。クレセントといったらそのまま「三日月」って意味じゃないですか?三日月形の湖に囲まれた町という洒落た命名でしょうか。町自体はいたって平和そうな雰囲気です。メルモンドの荒廃ぶりを思えば、緑の多いきれいな町並みです。この入り江の近くの町にいるのはしゃべる馬のエドではなく、賢者ルカーンという男のようです。マサールとかクリムトとか賢者ってのは、意外と忙しく世界を守ろうとしているのですね。てっきり、遊び人の将来形とばかり考えていましたが、認識を改めましょう。
町で買い物を済ませ、隅々まで歩き回っていると、広場のような場所に輪を作る12人のおじいちゃんの集団がいらっしゃいました。魔法陣でも書こうとしているのでしょうか?この中の1人が例の賢者・ルカーンであることは間違いないと思われます。ってか一人だけ帽子の色が違うのでわかりやすすぎます、ルカーンさん。どうも12人の賢者が集まって世界を救おうとしているらしい。まぁ、賢者が集まったところで、できるのはせいぜい魔王を封印するぐらいでしょう。それで後世、復活しかけた魔王が手先を使って賢者の子孫の血を集めるのです。メディ婆ちゃんを救えなかったときの無念は今も残ってます。おいしいものを食べさせてくれた人に弱いのです、自分は。
賢者・ルカーンの言うことには、彼が中心となって世界中の賢者を一同に集めて、火のカオスの復活を阻止しようとしているとかなんとか。よくわからないですが、世界が病んでいくのを止めたいってことはわかりました。他の賢者に話しかけても、クリスタルの戦士よ頼んだぞ!的なことと火のカオスの復活を止めてくれ!的なことばかりです。あぁ、なんか土のカオス・リッチを倒したことと火のカオスの目覚めに何らかの因果関係があったようです。先にクレセントレイクにたどり着いてもイベントは起こらなかったのかも。で、あとは水土風火の四要素が世界を構成するとかそんな話も学者っぽく語られました。さすが賢者様。中でも火のカオスは、手がつけられないような暴れん坊で、復活したら普通に人類は滅亡だとかなんとか。あぁ、でもまさか火のカオスの復活を未然に防げるわけないですよね、ストーリー的に。盛り上がるとこですよ、ここは。復活させまいとする緊迫した状況を作っておいて、残念間に合わず、でも戦士・エフエフがなんとか倒してしまうという筋書きですね。まぁ、目覚めたばかりのエスターク的に倒してしまうのかもしれませんが、少なくとも土のカオス・リッチよりは強いのでしょう。ブオーンぐらい強いかもしれないので油断はできません。
ちなみに水のカオス(グラコスっぽいやつ)と風のカオスはとっくに復活を果たしているようです。どのカオスが一番強いんでしょうかね。そして、ラスボスは誰なんでしょう?北の文明をやっちまったのは水のカオスさんとのことです。200年も前の話ですが、どれだけ長い間、このカオス問題は放置されてたんでしょう。クリスタルを持つ者が現れるまで必死に耐え忍んだのか・・・200年もよくぞ待ったというか、消極的過ぎるきらいがあるなぁ。風のカオスは400年前に復活したってことなんで、こいつがラスボスな可能性もありそうです。