私は根っからのドラクエ派である。
回復呪文といえば「ホイミ」であり、「スライム」とともに成長してきたのだ。これは「ドラゴンボール」を主軸とした頃のジャンプ黄金期と少年時代が重なっていることに大きく起因している。当時のジャンプの看板である「鳥山明」先生は、私を含めたクラスメート、いや、学校中の男子の憧れの存在であったことは否定できまい。そんな鳥山明大先生がゲームのキャラクターのイラストを描いていらっしゃるというのだから、興味が湧かないわけがなかった。そのゲームの名前は「ドラゴンクエスト」と言った。
現在、国産RPGの二大タイトルといえば、その「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」のことであるが、「ファイナルファンタジー」なんて私の中では何の輝きも無い石ころに過ぎなかった。「ファイナルファンタジー」自体持っている友達がほとんどいなかったし、当時の級友O君の家で見せてもらった「ファイナルファンタジー」の画面には、ドラクエのような魅力的なキャラクターがいるようには感じられなかった。それ以前にO君の発した一言が私の中の「ファイナルファンタジー」観を既に決定付けていたのかもしれない。
「このゲーム意味わかんねー。」
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ここで自分がファイナルファンタジーに関してどの程度の知識を持っているか再確認してみようと思う。ドラゴンクエストに傾倒していたとはいえ、ファミコン全盛期からどっぷりゲームに浸かってきた自分である。ファイナルファンタジーの知識がゼロではあるまい。
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ファイナルファンタジーとは第一段発売当初から無縁であったが、たまさか知り合ったすごい人物がスクウェアの人だったこともあり、ファイナルファンタジーの存在は日増しに自分の中で大きくなっていった。自分の仕事で3Dモデルのデータを解析するなんてことも始めていた時期だったということもあり、3DCGに定評があるという点でも興味深い。ドラクエも8から立体だし、それ以前から立体化への布石はなされていた。(7のムービーシーンはさすがに蛇足かと思ったが)なによ、スクウェアとエニックスは会社同士結婚してしまったのだから、もうドラクエとFFは親戚であると言わざるをえまい。親族には、やはりこれまでの態度を改め積極的に親交を深めていきたいものである。
しかし、そのはじめの一歩はなかなか踏み出せないでいた。どうやらきっかけが必要だったようだ。そこである日、私は敬愛すべきスクウェアの中の人、いやいやスクエニの中の人を飲み会にお呼びたてしたのだった。忙しい中きてくれて、ありがとうございました。そしてお酒の勢いを借りて、以下のことを宣誓したのでした。
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