
風の神殿ももう3Fでどうも最上階が近そうな雰囲気です。なぜなら行く先に鳥の魔物のグラフィックが置かれてるからです。「攻略しないと先に進ませない=求めるモノが近い」の法則ですね。このボスっぽい鳥の直前には二つ小部屋があって、片方が空、片方がブロードソード入り宝箱あり、でした。ブロードソードっていうのは、レイピアみたいな細身の剣に対して刃の部分が広い剣のことで、ようするに剣と言われて連想されやすいあの形はブロードソードに属することになりそうです。16~17世紀ごろ、レイピアのような鋭い切っ先で相手を刺すような刀剣が全盛の頃、断ち切る形の変わった剣をブロードソードと呼んでいたんですね。日本の剣道と違って、あちらのフェンシングはやはり細身の剣が主役なのかな?耕造としては包丁に近いですかね。刃もついてますがブッ叩いて折り切るような武器でしょう。でも日本刀になじみ深い我々はブロードソードの方がレイピアより好きな人多くないですか?レンジャーもので最後に合体ロボが振り回す武器もブロードソードに近い形が多かった印象です。(最近のレンジャーは知らないけど)
脱線ですが、テレビ朝日が半世紀やってきたスーパー戦隊シリーズを終了するニュースがありました。いろんな憶測がありましたが、当たり前のようにあったものがまたなくなってしまうのは寂しいものです。昭和を引きずれなくなってきているんだろうなぁと、時間的な資源的ななんやかんやが失われているのをまた一つ実感するのでした。
そうそう、小部屋の脇に隠し通路が当てショートカットができました。隠し通路もまたFFの醍醐味ですよね。FF7以降でこの文化がどうなるのかはまだ知らないですが、ビックリするような隠し通路ネタもさすがに尽きてこないですかね?

それでは鳥のボス討伐です。ドスドスドスとこちらを威嚇してきてからの戦闘開始です。ボスの名はウインドラプター、風の猛禽類くらいの意味でしょうか。鷲あたりが近いかな?FF3のときも序盤に鳥の巣に落とされませんでしたっけ?いや、あれはドラゴンの巣だったか。それならいきなり敗走を余儀なくされることもないでしょう。と思ったらいきなり初手でブレスウイングなんて技を繰り出されましたよ。風の神殿に巣食うボスは、やはり風系の技です。ブレス(呼気)ウイング(羽根)なので、多分口から何か吐きながら翼で煽って威力を高めているんだと思います。場合によっては、口臭が漂ってくるかもしれない、恐ろしい技だ!
ただ、さほど苦戦せずにウインドラプターはゴゴゴゴと崩れ去っていきました。・・・タイクーン家臣団はこれに勝てずに退散してしまったのか・・・。もうちょっと頑張ろうよ、王の護衛を!そして、勝ったらフェニックスの尾をドロップしていきました。定番のアイテムが揃ってきましたね。ウインドラプターは色的にもちょっと火の鳥っぽく見えなくもなかったので、あいつの尾をカットしてフェニックスの尾と偽っている可能性がゼロではありません。いざ、ピンチの時に使用してザオラル程度の蘇生率だったらどうしよう。

さて、神殿4Fを挟むと次は例のクリスタルルームでした。しかし、クリスタルの座にはその姿はなく、周囲に破片が散らばるのみでした。台座はつる草でおおわれてますが、これがデフォルトの状態なのか、はたまた異常なのかはわかりません。石碑や遺跡も時間の経過で鬱蒼とした植物園になってしまうことは天空の城ラピュタでご存じですよね。風の神殿もあまり手入れがされてこなかったのかも・・・それってタイクーン王国の怠慢じゃないでしょうか?王様に神殿の掃除を命じられても、やったふりをしてやりすごす、そんな家臣団の姿が目に浮かんできます。やはりファリス国王殿下の時代がきたら、そういった人材を軒並み引っ込めて、新しい統治を始めないとですね。

砕け散ったクリスタルに動揺する一行でしたが、そのとき、チカチカとクリスタルルーム内が輝きだします。急遽、カメラはどこかの城を映し、次に炎のクリスタルルームと思われる部屋が映ります。炎のような輝きをたたえたクリスタルからエネルギー球が放たれたかと思うと、おそらくかなり離れっている風の神殿までそのファイヤーボールが到達し・・・

あっ、ファリスの体に宿りましたよ!クリスタルに選ばれたのはバッツではなく、ファリスだった!まさかの主人公の交代劇が展開されたのでしょうか?「炎の心『勇気』」ファリスが柄にもなく両手を掲げ、勇気の使徒になったようです。アバン先生の教え子ですね。あの大魔導士ポップと同じ「勇気」の男です。ということは、これは順番に「心」がもらえる流れかもしれません。名前も似てるし王族という共通点からレオナの「正義」がレナ姫に・・・残るは「闘志」「慈愛」「純真(諸説あり)」をガラフとバッツで分け合う感じでしょうか。記憶が抜けて真っ白なガラフに純真を渡すか・・・いや、あいつの記憶喪失は捏造かもしれないからどちらかというと「不純」ですね。なんだかんだでレナ姫をここまで助けてきたバッツは「慈愛」でいいでしょう。さて、予想は揃いましたので答え合わせです。

謎の塔の中、水のクリスタルルームですかね。ここからもやはり水球が飛び出して・・・

レナ姫に吸い込まれていきました。「水の心『いたわり』」レナ姫、どちらかというと慈愛寄りのマァムでした。僧侶か武道家かぁ。っていうか、長く風の神殿を守護してきたタイクーンの姫が水でもいいの?「魚心あれば水心」なんていいますから、レナ姫、実は水のクリスタルに憧れた幼少時代があったのかもしれません。もう一人のタイクーン関連疑惑のある人は「炎の心」だったわけだし、「風の心」はタイクーンから心を離しているのかもしれません。(多分、家臣団のせい)

次はガラフでしょうね。山に囲まれた小さな村で土のクリスタルから黄色い土球が飛んでいきます。

「土の心『希望』」・・・一番生い先短そうな人に希望が渡っていきました。もうアバンの使徒に当てはめるのは諦めましょう。炎水土と特に直接関係もない「心」なるものが3人に渡りました。標語みたいな感じですかね。勇気のファリス、いたわりのレナ、希望のガラフ・・・ピンとこない組み合わせですが、今後このキーワードが3人に試されるときがくるのでしょう。残る風については・・・クリスタルがかけらになってしまったわけですが、バッツは無事に心がもらえるのでしょうか?