
タイクーンの隕石という場所に辿りつきました。正確にはタイクーン領内に落ちら隕石付近の森のようです。「ボコ、ここで待ってろ。」と森の奥の探索は男の子一人で臨むようです。やはり、チョコボのスピードは森では活かせませんもんね。そして、さらっとボコって名前が判明しましたね。チョコボだからボコ・・・ブルドッグにブルちゃんって名付けちゃう感じでしょうか。チョコボの命名にもやはり定番があって、毎年人気ランキングとか統計を取って発表してるんでしょうか?ボコちゃんは・・・残念、10位には入れなそう。デコボコしてそうだし、隣のポコちゃんにかわいい音で負けています。植田まさし先生なら家族との愉快な生活を描き綴ってくれる可能性がありますが、今は旅の途中、皮肉と風刺あふれる相棒との二人旅は疲れてしまいそうです。

少し奥へと進んでいくと、見覚えのあるピンク髪がゴブリンっぽい男二人組に運ばれている現場に出くわしました。間違いなくレナ姫様ですね。王様に城を守れと言われていたのに、心配過ぎて飛び出しちゃったんでしょうね。お付きもつけずに・・・アリーナ姫の臭いがプンプンします。相手が王族の場合、人間による営利誘拐の線もあるのですが、このドットの感じ・・・やせた体躯にうっすら長い耳、少し肌黒い感じは、序盤の敵としてお馴染みのゴブリンに強襲を受けてあえなく捕まっちゃったと予想します。あー、この世界のゴブリンの生態に詳しくないのですが、連れ去るってことは物取りじゃないですよね。食用か・・・なんかエッチな作品の場合、子供には見せられないような展開もありえる結構ヤバイ状況です。FF5、早くも発売禁止の危機です。

さて、答え合わせです。レナ姫のピンチに飛び出した主人公に気づいたゴブリンたちは、さっそく主人公に向かって襲い掛かってきました。やっぱりゴブリンだ!
初の戦闘画面に切り替わりました。ここでの主人公の名前も「?」とまだぼやかされています。ボコよりも教えてもらえない名前・・・名乗るチャンスがなかなかない。ゴブリンごときに名乗り上げることはないのでした。漫画とかだと四角い枠で名前や簡単な説明が任意のタイミングでつけられていいですよね。今どきのテレビ番組ならテロップで名前どころか、好きな食べ物や最近の興味関心まで表示されていることでしょう。池上彰の選挙特番か増田明美さんのマラソン解説くらいの情報量が、この主人公の求められています。
とりあえず、「たたかう→ゴブリン」を2回選んだら、無事ゴブリンを倒せました。まだ、初戦で挫ける主人公はFFでは会ったことがありません。いや、FF2のフリオニールが初戦の「くろきし」にボコられてましたっけ。このときもマリアの貞操を心配したものです。戦闘システム自体は前回同様アクティブタイムバトルシステムってやつを踏襲してそうです。戦闘勝利後、20ギル、6経験値、皮の帽子をはぎ取ってやりました。獲得ABPっていう項目もあったんですが、まだ何ももらえなかったようです。アクティブバトルポイント?アビリティボーナスポイント?何の略称でしょう?

倒れていたレナ姫を助け起こすと、感謝され、自己紹介タイムです。ついに主人公の名前バッツが露出しました。バッツ・・・聞いたことがあったようななかったような。真っ先に連想したのはサンリオのバッドばつ丸でした。バッツはチョコボのボコとあてのない旅をしてるそうです。これが世にいう風来坊でしょうか?漫画ではフラフラ町々を訪れるキャラクターがいたりしますが、あーいう人たちがどうやって生計を立ているのか不思議でなりません。引く手あまたの超絶技巧を持っていて食いっぱぐれないか、犯罪や暴力で渡世してる感じでしょうか?コンビニのバイトとかはさすがに定住証明くらい求められますよね。ちなみにここで全角6文字、半角12文字まで別名をつけられそうでした。名前は多分バイト数制限とかじゃなくって、画面表示の都合で決まってるんでしょうね。絵文字を・・・いや、きっとロクなことにならないから余計なことは止めておきましょう。

レナ姫はどうやらゴブリンに腕力で負けたわけではなく、隕石の爆風で吹き飛ばされて気を失ってたそうです。これまでの人生で爆風で吹き飛ばされたことがないのでわかりませんが、人が浮くレベルの風は災害ですね。多分、レナ姫、内臓や四肢にダメージがあるんじゃないでしょうか?私の地元群馬は空っ風で有名なんですが、橋の上で自転車通学中ギリギリ浮くか浮かないか程度の風で済んでよかったよかった。しかし、風が止まったことで始まったこのお話が、いきなり隕石で爆風を起こされるっていうっていうね。そこは止まっておけよ、風。やはりエアロよりメテオの力の方が上なのか・・・。
この隕石と風の停止の因果関係をレナ姫は考えているようです。そして、お礼をしたいところ心苦しいけど急いでいるからお別れだそうです。人情より義理を取る姫様。お父さん大好きっ子ですね。「おいおい、ちょっと待てよ…。」とバッツが引き留めようとします。ゴブリンとはいえ、危険な目にあったわけですから、あまりにサバサバした別れにちょっと不満なんでしょうか。ゴブリンなんかよりもっと楽しいことしよ~ぜ~とか、下心があったんでしょうか?(三下)

しかし、バッツがスケベ心を出す前に、レナ姫が何かを聞きつけます。「う…助けてくれ…。」か細い声です。辺りを探すとバッツが発声源を聞き当てます。まぁ、この場で助けを求めると言ったら隕石絡みでしょうね。ボコボコした直径何十メートルもありそうな隕石の脇に、先に謎の洞窟に登場していたひげのおじさんが倒れてました。

いやいやいや。このシチュエーションありますか?さっきレナ姫は爆風で吹っ飛んだって話をしていた隕石のすぐ傍で、潰されたわけでもなく横たわっていることははたしてできるでしょうか?
じいさん「ここはどこじゃ…?あいたたた…頭を打ったようじゃ…。」
隕石を・・・頭をちょっと打つ程度で回避したこの男は何者?
じいさん「ありゃりゃ…どうしたんじゃ…?思い出せん…何も思い出せんぞ!!」
頭を打った後遺症で記憶喪失!?隕石で失ったのが記憶だけで済んでよかったですね。体が全部失われてもおかしくないのでは?っていうか、か細い声で助けを求めていた割に、すくっと立ち上がって、自分の現状をしっかり確認できてます。全然、元気にみえます、じいさん。そして、とどめとばかりに「そうじゃ、わしの名前はガラフじゃ!」と都合よく思い出しました。
これはダウトでしょう。全部作り話です。彼の演技です。バッツかレナ姫のどっちかに取り入ろうとしているように見えます。彼が思い出したとかいう名前も偽名の可能性があります。吟遊詩人ガライに謝れ!(違う)こうして風来坊・バッツ、お父さんっ子・レナ姫、都合のいい記憶喪失ガラフが出会ってしまったのでした。えっと確かもう一人、ファリスでしたっけ?ロン毛海賊も遠からず出会えるかもしれません。4人パーティーが基本ですもんね、FFも。