国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 幻獣だって旅したい | メイン | 浮遊するレビテト »

シルフの愛ではダメ

こちらはシルフの洞窟です。モルボルと一緒にドリームエビルというやつが出てきました。モルボルも面倒なやつでしたが、こいつもファイラとスリプルとサイレスを多勢で放ってくるので、戦闘時間が長くなりがちな嫌な敵です。おまけに体力もあんななりで高いと。こいつの色違いは前に何度かみかけてますが、アゴのちょろちょろと口から出てるちょろちょろがなんの器官なのかさっぱりわかりません。腹立つので引っこ抜きたい!顔を見るたびに空也上人立像を思い出すのですが、あれくらい意味が分かりません。

例によって、真っ暗な隠れ道があったので進んでみるとエルフィンボウの入った宝箱がありました。エルフィン(elfin)は「小妖精のような」「いたずらな」「お茶目な」の意だそうです。「エルフの」じゃないのか?エルフとか弓の名手とかいそうなので、強そうな武器かと思いきや、お茶目ないたずら道具なのか・・・とりあえずローザに装備させてお茶目なローザが誕生しました。

相変わらず階が変わるたびにレビテトをかけ忘れてグハグハダメージをくらい、トーディウィッチにはゲコゲコ鳴かされています。メイジマッシャーなる武器の入った宝箱からはまたトーディウィッチ率いるカエル軍団が飛び出してきます。カエル討伐後、誰かに装備させようと「さいきょう」を押すも誰も装備してくれません・・・多分、副作用的なのがおいしい系の武器なんでしょうね。名前から察するに魔法使いをポテトみたいにマッシュする道具(凶悪)なんでしょう。敵がみんな魔法使いというわけでもないし、とりあえず放っておきます。

空の宝箱で通せんぼされるシーンなどもありました。隙間から通れるようにしか見えませんが、通れないんですよねー。宝箱がそこそこ転がっているダンジョンで楽しいですが、宝箱に妨害される日がくるとは・・・シルフか・・・これがシルフのやり方なのか!?

こういうわかりやすい落とし穴も配置されてたり。これこそelfinです。いたずら好きな小妖精さんめ。落ちた先には何もなくてガッカリ・・・っていうか出口までなくてビビりました。このまま食糧が無くなって飢え死にするところまで考えましたが、モルボルも臭い息に耐えれば食えるか・・・カエル(トーディトード)からたんぱく質を・・・あっ、隠し通路があったので大丈夫でした。通路の先はさっきの宝箱の壁の向こう側で、赤い魔方陣に乗るとシルフの隠し部屋に飛ばされました。

6つ宝箱が置かれた部屋で、もれなくモンスターが同梱されています。中の「えんげつりん」をエッジに、アヴェンジャーをカインに装備させます。アヴェンジャーというと今ならマーベル映画を連想しますね。観てないけど。あとメデューサの矢がはいってたかな。赤白青の三色の牙の宝箱からは漏れなくドリームエビルがついてきました。シルフの呪いのような宝箱術には恐れ入ります。隠し部屋の階段を降りると洞窟の外に出るので、多分地上階に隠されてたんでしょうね。まだシルフに会ってないので再潜入します。

さていよいよ本丸。なんだかしっかりした建築物がでてきましたよ。木製のバルコニー(ウッドデッキっていうのかな)が素敵なお宅です。洞窟の中なんかより外にこんな家があれば住みよいでしょうにシルフってどんだけ臆病なんでしょう。

中には4体のシルフと部屋の奥のベッドの上にどうみてもヤンっぽい辮髪の人影があります・・・シドと被ってる!?この間、ドワーフ国の治療室のベッドで死んだと思われていたじいさんに再開したばかりですよ。短期間に二人も仲間を失って、そして生きて再開するっていうFFらしからぬ生存率です。もしかして、テラもゾットの塔の残骸からむくりと起き上がってきたりするの?まあ、とりあえずヤンを救ってくれたと思わしきシルフたちに感謝するとともに話を聞いてみましょうか。

「何しにきたの、出てって!」おっといきなり手厳しい。
「ヤンは渡さないわ!」どうもシルフたちはヤンが気にいっちゃったようですね。まさかまた記憶を失って、シルフ相手にブイブイ言わせてるのか、ヤンよ?
「この穴の入り口で倒れていて・・・でも、それっきり目を覚まさないの。ずっと看病してるのに・・・私たちの愛じゃだめなのかしら・・・。」むむ?バブイルの塔からマグマの海を渡ってここまでヤンが来たってことでしょうか?それとも塔の砲塔の爆発で人間大砲よろしくこの辺まで吹っ飛んできたのか・・・奇跡的に生きてるヤンもすごいけど、無償の愛で看病を続けているシルフも偉いですね。話に聞いていたよりも情に厚い種族なのでは?まあ、まだ思いっきり警戒されているみたいですが・・・。

ちょっとヤンに話しかけて、誤解を解いてもらおうと思いましたが、ヤンの意識は戻ることはありませんでした。シルフは「私たちの愛ではダメなのか」と嘆いていましたが、セシルたちの愛でも駄目でした・・・こんなんもう愛妻家のヤンを起こすのに必要な愛なんてフライパン片手にチャキチャキしゃべるあの人の愛しかないですよね。それには地上に一度戻んないとなりませんが、今移動手段がないんですよね~。「きくいちもんじ」と「はどうのつえ」を宝箱からいただいて、ヤンはこのままシルフに看病を続けてもらうことにします。とりあえずファブールに戻る方法をどこかでみいださねばなりません。人の死に敏感なリディアにとっては生存が確認できただけでもよかったんじゃないでしょうか?ヤンが目を覚ました時、エッジとどう絡むかなども楽しみです。

まだシルフ族について謎が多いですが、あのウッドデッキが組み立てられる体躯ではなさそうなので、なんやかんやで人付き合いが下手なりにドワーフに手助けしてもらってるんじゃないかと想像します。確か元ネタでシルフは風の精霊とみた記憶があるのですが、一つ気になっていることがありまして、風のバルバリシアとちょっとイメージが重なるんですよね。サイズ感とか全然違うんですが、宙に浮いてて髪が長くて髪色も近いとこが気にかかってます。シルフが闇落ちしてゴルベーザに拾われると・・・あんな風に・・・ならんか。