国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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火遁の術!

エブラーナの洞窟の先でついにエブラーナの若様とルビカンテをみつけました。ちょうど二者の邂逅シーンに出くわしてしまったようですね。「やっと会えたなルビカンテ!今日という日を待ってたぜえ!」ご両親を奪われ、国をボコボコにされた王子の執念がここで実るのか?どうやらルビカンテ側には面識がないようですが、一応話を聞いてくれそうな紳士ぶりと大人の余裕が感じられます。「〇〇だぜえ!」っていう語尾は今の子たちに通じますかね、最近漫画を読んでてもあんまり目にしない気がしていますが、やっぱちょっとやんちゃなキャラクターの識別子として、語尾に「だぜぇ!」は必須です。昔、「学校へ行こう!」っていうV6のテレビ番組で「だぜ」って愛称をつけられた子がいて、語尾をいじられていたんですが、その頃にはあの語尾は下降線をたどっていたのかな。

ルビカンテにエッジと名乗る若様ですが、正式なお名前は「エドワード・ジェラルダイン」だそうです。王族っぽさでは「ギルバート・クリス・フォン・ミューア」に負けてますね。なんなら「ヤン・ファン・ライデン」の方が中黒の数で優っています。「エブラーナ?何のことかな?」とすっとぼけるルビカンテに「てめえの胸に聞いてみやがれ!」と丁々発止で返していく江戸っ子みたいなところが心地いいですね。(落語のノリ)

ここで二人の戦闘が始まります。セシルがすぐに加勢に入らないってことは時間軸的にセシル到着よりちょっと前なのかも。ルビカンテは長身の赤マントでアメコミのヒーローにいそうな外見です。四天王最強の戦闘能力を若様目線で体感しておきましょう。エッジが二刀流で先制すると、ルビカンテはファイアで応戦です。体色が表す通り火を使った攻撃が得意なのかな?それにしても火属性最弱呪文とはなめられたもんですね。「今のはメラゾーマではない。メラだ。」をやりたいんでしょうか?再アニメ化されたダイの大冒険も今、ミストバーンが衣を脱ぐくらいまで進んでいます。ルビカンテもアニメ化を狙うなら、FFだとやはりセルルックなアニメではなく3DCG路線ですよね。スマホ版だとマントの柄のテクスチャ画像がめちゃめちゃ荒いですが、アニメ化すれば時間をかけてプリレンダリングされるしもっと美しいルビカンテになるはず。

ここでエッジは「かとん」の術を使います。が、明らかに火属性に強そうなルビカンテはこれを吸収して回復してしまいます。せっかくの初忍法シーンは「なんだ その哀れな術は・・・」とたしなめられて終わりました。それどころか炎の使い方をレクチャーされる始末です。マントを翻すと「かえんりゅう」のテロップとともに炎が渦を巻いて立ち上り、エッジはあっという間にノックアウトされました。FFは一発がデカいのでソロプレイは絶望的に難しいですよね。洞窟で倒れた部下の回復を待たずに先走った若様の気の短さが敗因かな。

悔しがるエッジに能力を評価し、「腕をみがいてこい・・・。いつでも相手になるぞ!」っていうルビカンテ。武人キャラか~。こういう敬意を持てる敵キャラには仲間に引き入れたい欲がわいちゃいますね。ドラクエ6でいうとダークドレアムですかね。人間に近い形態でもあるし、パーティーに違和感なく混ざれませんかね?ちょっと長身すぎるかな?カイナッツォやスカルミリョーネを思い出すと、ヒト型に近づくほど知性が増すんですかね?ルビカンテ・・・ゴルベーザなんかよりずっと大人です。余裕綽々でさっきみたいに火をまといながらどこかにワープしてルビカンテは消えました。出口はすぐそこなのに・・・車社会の地方ですぐ近くのコンビでも車で行っちゃう感覚ですかね。ここで駆け寄るセシルたち4人。ちょうど一人分空きがあるなー。

「な、情けねえ・・・このオレが・・・、負けるなんざ!」初対面ですが、いきなり負けっぷりを見られてしまい、ついいろいろ吐露しちゃいました。そんなことはお構いなしに「私たちもルビカンテの持つクリスタルを追ってるの。」と直球を放り込むリディアさん。このこの会話に機微はない・・・と思ったら「手を出すな!ヤツは・・・、オレが・・・この手でブッ倒す!」と噛み合う二人。エッジが何歳かわかんないですが、パーティーに入ってくれるならリディアと一緒にヤンググループとして話を転がしてくれそうな予感がしますね。アダルトグループ(セシル、カイン)が無茶を止めようと意見を出しますが、「あまちゃん王子」と見くびられないようにエブラーナ王族の秘伝忍術があると虚勢を張る若様。そんなんさっき火遁の術を破られてたじゃん。その辺はセシルたちも見てたんじゃないかな?

「いい加減にして!」と若様を叱り飛ばしたのはこちらの若姫様・リディアです。母の事件から人の死に敏感になっているこの子は、テラのおじいちゃん、ヤン、シドのおじちゃんと失っていった仲間たちの増えるたびに心に負荷が増えていったんでしょうね。もう人が死ぬのはいや、というまっとうな気持ちを表明します。人が死ぬことに慣れてしまうのもまたつらいことですね。アダルトチームは猛省しましょう。そしてなにげにヤンは「おじちゃん」ではないという評価のようです。やはりあご髭の有無あたりが境目なのかな?

ちょっと涙目の女の子に弱いのかエッジの威勢が弱まります。そこに畳みかけるようにセシルが今後の提案を出してきます。目的はルビカンテ案件で共通しています。共闘してもうまみしかないはず。「ここは一発手を組む」で話はまとまりました。なおローザさんは倒れたエッジを抱きかかえた後、「リディア・・・」と一言発するだけでした。白魔法で介抱していたのか、あるいは変に話に入ってアダルトチーム入りさせられるのを避けたのか・・・。妙齢の女性なのです。

カインに促され、ローザの放ったケアルラ一発でエッジはピンピン立ち上がりました。「サンキュー!姉ちゃん!あんたも美人だな!」王族ってやつは女性への一言を欠かさないですね。「口は悪いが好かれる」という前評判にも納得です。ギルバートやエッジの方が女性のエスコート術が長けてそうだぞ、セシルにカインよ。無骨な兵士上がりには持ちえないスキルか。王族の二人はもしもの時はデカントアビリティとして残していってほしい。・・・とか軽口でも「いい加減にして!」ってリディアに怒られそう。

こうしてお調子者忍者・エッジを加えて、エブラーナの洞窟を抜けました。その先はバブイルの塔B1Fに出たので、また上に登っていく流れになるのかな?ルビカンテはこの塔を根城にしているはずなので、最上階辺りにいるのかな?