国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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ルカのお人形たち

ドワーフ城に着いたセシルたちは地底のボス・ジオット王に謁見するため、王の間に進んでいきます。ドワーフはローブがなくても黒魔道士みたいに顔が影で暗く、目が光ったようなデザインです。髭の濃さと大きなバイキングメットを誇張する表現なんでしょうね。地底だからバイキングではないんでしょうが。あの二つ角の帽子、何て呼ぶんだ?ドワーフ王・ジオットさんは戦闘の巻き添えを食ったセシルたちを心配しているようですが、お構いなしにセシルは闇のクリスタルの所在について確認を始めます。一刻を争う状態なんでしょうが、どストレートに球を投げる豪胆さはなんでしょうね。仮にも相手は地底王、自己紹介も挨拶もなく宝の話を切り出す5人組とかちょっと怖い。

ジオット王からすると、飛空艇に乗って地上からやってきたセシルたちはゴルベーザ軍の一員だと思ったらしく、危うく撃ち落とすところだったそうです。ただゴルベーザ軍からの砲撃も被弾してたので、ちょっと様子がおかしいぞと待ったをかけたみたいですね。それで地底にある4つの闇のクリスタルについては半分すでに敵の手に渡ってるみたいです。このお城にも1つクリスタルがあるらしくさっきのいざこざはそれを狙ったゴルベーザ軍の攻撃だったそうですが、ドワーフ戦車隊がなんとか追い払ったそうです。飛空艇の補給タイミングがわかりませんが、まぁ、またすぐ攻撃に戻ってきそうですけど、青い戦車隊は思ったより強いですね。ダムシアンやファブールなんて飛空艇相手になにも対抗策を打ち出せませんでしたしね。ホバー船や僧兵ではお手上げです。こうしてFFの世界の戦争の近代化が進んでいくのです。そう、大きい月に行く話が実現するときにはロケット技術の転用で、ミサイルや人工衛星といった軍事展開もあるいは・・・。こういう科学技術に加えて、この世界にはクリスタルや魔法といった謎の動力が絡んでくるところがとても厄介です。スリプルが詰まった非破壊ミサイルで国を落とすなんてこともできたり?

戦車隊もやっぱり空爆には弱いし、攻略されるのも時間の問題です。それで初めて見る飛空艇にジオット王の戦争勘が反応したみたいで、エンタープライズ号での援護を要請されました。ただ、エンタープライズ号はさっき墜落したばかりで修理が必要です。ドワーフ国でバックアップしてくれることにはなりましたが、地底の溶岩の熱に船体が持たないだろう、というのが専門家(シド)の意見です。

シド「地上に戻り、ミスリルで装甲を施さんとな!よっしゃ、ひとっ走りいってくるかの!」

フットワークの軽い技師はいいですね。目的に一番適した経路を瞬間的に判じて、次の瞬間にはもう動き出しているっていう頼もしさがあります。それなりの量のミスリルを使いそうですが、ここはもうシドにまかせましょう。どうやって地上に戻る気なのかすらセシルには思いつきませんが、シドにはやるべきことが見えているのです。パワーアップをいい子で待ってろ、そう言ってシドはパーティーから抜けていきました。正直、戦闘面ではさほど役に立てていなかったので、全然問題ありません!

ローザ「シド、気をつけて・・・」
シド「ほっほ、ローザ!ワシにほれるなよ!」

この軽口だけが、何かのフラグを立ててしまってそうで、ちょっとビビりました。

シドが去り、次にこの城のクリスタルの話題に移りました。ジオット王の玉座の裏が隠し部屋になっており、そこにクリスタルは隠されているとのことですが、シドが王の間のすぐ近くに飛空艇を隠していたのは意外性があっても王様が国の宝を王の間の裏手に隠すのは率直に言って安直です。一番最初に探されそう。「これならば、私の目の黒いうちは安全というワケじゃ!」っていうけど、王様が寝てるとき、食事中、トイレに行くとき、いくらでも隙がつけそう・・・。

ここで我らがヤンが突然、盗み聞き疑惑を持ち歩み出ます。聞かれて困るような隠し場所でもないような気がしますが、王様本人の言質が取られてしまうと、ゴルベーザもまっすぐここにやってきてしまうので、間諜は速やかに見つけ出して処分しなくてはなりません、本当に盗み聞きされていたなら・・・。セシルがあたりを見回しますが、特に誰も見当たりません。それでもヤンは奥、すなわちクリスタルの隠し場所の方から気配を感じたようです。

ジオット王の命で隠しクリスタルルームの扉が開き、セシルたち4人が急いで入室・・・すると入ってきた扉が突然閉まります・・・ん?ジオット王の策略で閉じ込められた?って思いましたが、クリスタルルームに人影と「キャーホッホッホッ。」という笑いが確認されたので、どうやらジオット王たちドワーフが邪魔をしないように扉を閉じただけのようです。キャホキャホ言ってる4人組の正体は・・・人形!?マリオネット感のあるブルーの目をした巨大な人形が飛び跳ねながらクリスタルの前に並び「僕らは陽気なカルコブリーナ!」とご挨拶です。カルコブリーナはダンテの神曲に登場する鬼の名前が元ネタだそうで、これまで戦ってきた四天王もまた同様とのことです。扱いとしてはスカルミリョーネ、カイナッツォ、バルバリシア級ってことなんでしょうか?怖くてかわいい人形・・・そう人形といえばルカっていうドワーフの女の子が探してましたが・・・もしやこいつらのことだったんでしょうか?ルカちゃん人形4体も・・・そしてデカいな。多分、人形のフリをして城内に潜入し、クリスタルのありかを探るというミッションだったんでしょうね。ジオット王がペラペラと素性が知れないセシルに隠し場所のことをしゃべっちゃうから、それを聞いてすぐさまクリスタル奪取を決行したんでしょね。情報が盗まれる・・・インターネットが一般的になる前からスパイによる情報争奪戦は国を揺るがしてきたわけです。ジオット王、ちょっと口が軽すぎましたかね。日本の大臣とか、日常的に情報を漏らしてるんじゃないかって心配だなぁ。

戦闘が始まると、4体だと思ってたカルコブリーナは6体で、しかもカルコとブリーナがそれぞれ3体ずつでした。ブリーナはセシルの1発ですぐ倒せたのでさほど強くないのかも?2匹目のブリーナをヤンが倒したら3匹目は自爆しました。残るカルコはHPも高く、硬いし、カウンター攻撃もしてくるようです。ただ、苦戦するほどではなく、順番に倒しきりました・・・。なんかあっけなさすぎて、このままでは済まなそう・・・。