アガルトの噴火跡から地底に潜入したセシル一行は地熱の熱さにちょっとびっくりです。海の代わりにマグマが陸地を囲んでいるというやや地獄じみた光景が広がっております。地下に飛空艇で飛べるようなこんな広大な空間があるってなんかすごいですよね。地上の質量が乗っても潰れない堅い構造を維持しつつ、浸食されやすい地質が消えてポッカリ空洞を作ったりしたんでしょうか?もしかしたら今はマグマで熱々ですが、氷河期の間は氷だまりだったとか?はるか昔に思いをはせる地学面白そうですよね。ブラタモリ楽しい!
シドは操舵中。みんな甲板にでて、地底の様子をうかがっていると、セシルとカイン(暑苦しい恰好)が遠方に赤き翼の姿を発見します。ゴルベーザに飛空艇だけ奪われた居抜き状態なので、何を持って「赤き翼」とするかは論議の余地ありですが、赤き翼魂は我らとともにあると信じていきましょう。
赤き翼はどうも交戦中のようでした。相手は青い戦車隊。赤がゴルベーザ軍とするなら、青はやはり地底側の勢力なのかな?ビュンビュン飛び回る戦闘機相手だと陸上からの砲弾が当たる気がしませんが、飛空艇ってホバリングできるので、その場にとどまって空中砲台にもなりますよね。どういう戦い方してるんだろ?とりあえず、普通に考えると、ゴルベーザに優位性を感じる戦局でしょうか?
そして二者の間になぜか割って入っていく我らがエンタープライズ号・・・。両方から砲火を浴び始めます。シド、お前何してくれてんの!?死ぬやん?っていうか操舵輪が船外にあるのって航空機としてどうなん?いや、航空機が飛空中にデッキの外に出ていいものなの?エンタープライズ号の通常時の巡航速度とかちゃんと考えてなかったけど、ジェット機みたいな飛び方じゃないからゆっくり飛行すればいいのか。ローザさんなんか完全にお祈りポーズで、死を覚悟してそうです。ヤンは「一足遅かったか・・・。」とゴルベーザの手回しの早さに驚いてますが、今、そこじゃないから!
シドはどうやらこのまま強行突破するそうです。いくらでも迂回できた気もしますが、知らない土地で知らないマグマの上を飛ぶのは躊躇われたんでしょうか?とにかく陸地に沿って南下するには的になりつつダッシュする航路が選択されました。「痛いか、エンタープライズ!?辛抱してくれい!?」どの口が気遣っているんだ、シドよ。せえてドンパチが一回止むまでどこかで待機できなかったのか?シドの飛空艇への愛はややスパルタ気味でスリリングな走行を自慢の能力でこなしていくストロングスタイルなのです。自分でも何を言っているかわかりません。
そしてほどなくしてエンタープライズ号は撃沈。地面に引きずり降ろされるのでした。落下の衝撃で気絶したセシルが目を覚ますと、エンタープライズ号はもう走れない体になってました。「そうか・・・。しかたない・・・、降りてみよう・・・。」とにかく何でもすぐに受け入れてしまうセシルは、ある意味強い男です。こんなときシドの失態を攻めても仕方ないですもんね。なんだったら、失態とも思ってないのかもしれません。全てあるがままに受け入れる。プロレスとかさせても全ての技を受け切って、泰然自若としながら最後に勝つ、そんな試合をみせてくれる・・・のか、セシルよ。着陸位置から歩ける距離にお城のような建物があるので、そこに一度避難することにします。多分、さっきの戦場とそんなに離れてないし、青い戦車はこの国からきたんじゃないかな?
一つ疑問なんですが、アガルト裏に大穴を開けたばかりでやっと地底にこれたセシルたちよりも先にゴルベーザたちは地底に乗り込んでるわけですよね。何か他に通行手段があったんでしょうか?少なくとも赤き翼の艦隊が通れる路を持っているはずなんですよね。う~ん、地上でまだ全容がわかってない施設があるにはあって、一つがエブラーナ城、もう一つがその北西にあるやたらとデカい塔です。塔は上に伸びているので地下とは結び付かないか。なんか洞窟とか見落としてたんだろうか・・・。
城に入ると「ドワーフ城」の文字が出ました。アガルトでも聞かされていましたが地下世界はドワーフが仕切っているんでしたね。種族名がそのまま城や国の名前になっていてとても覚えやすいです。兵隊の隊服はバイキング帽に全身青で、やはりさっきの戦車隊と関係がありそうです。そして挨拶はラリホーです。FF1のときからドワーフを見たらラリホーと唱えよってじっちゃがいつも言ってました。しゃべり方は語末を伸ばすような特徴があり、体言止めも多いー感じです。王様の名前はジオット王ー。ゴルベーザに手を焼いているようで、王様に会うように兵士に勧められましたー。
基本的にドワーフは男性ばっかりなイメージなんですが、珍しく女の子のピンク服ドワーフがいたので話を聞いてみました。少女の名前はルカちゃんでおもちゃのお人形さんがいなくなっちゃて探しているみたいです。これは失せモノ探しミッションかな?人形のことはちょっときにかけていきましょう。あとはラリホーについての話ばかりでした。ラリホーはドワーフの合言葉・・・「ご一緒にー!せーの!ラーリホーー!!」とこんな調子でラリホーを強要されるセシルたち。シドは楽しそうにラリホーを返しそうですが、ほかの4人はこういうの対応できるんでしょうか?ローザはそつなくこなすかな?ヤンは下腹に力を込めた発声で鍛錬の一環のように発声法を学ぶのか!?セシルとカインがちょっと根暗感があって遠慮しちゃいそうなイメージなんですよね~。ヒンナとかチタタプとかも言ってくれなそう。
それでは、次回、ジオット王との面会です。