国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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毒混入注意

漂着した先は、かつて水のクリスタルを奪還しにセシルがヤンチャしちゃったミシディアでした。もちろん町から歓迎されるわけもないでしょうが、ちょっとパーティーのみんなの情報が仕入れられないか入ってみました。魔法使いの町・ミシディアですから白黒の魔道士がたくさん闊歩しています。手近な黒魔道士から話を聞いてみましょう。

黒魔道士「おまえ、あの時のバロンの・・・!ええい、こうしてやる!」

いきなりトードで喧嘩ムードです。この場合、やり返したらセシルの悪役度が上がってしまうのでやりませんが・・・こいつ・・・マジか~。セシルが刀を抜かない保証はないと思うのですが、命は惜しくないのかな。ちなみにモンスターのトードは一度もセシルに効かなかったのでわからないでいましたが、セシルのカエルモードは真っ黒カエルでした。暗黒騎士はカエルになってもダークモードでした。

次の白魔道士はバロンにつながっていたけどミシディア側から塞いじゃったというデビルロードの話をしてくれました。通り抜けるのに生命力が犠牲になるのでデビルロードっていうらしいです。・・・なんでそんな道にしちゃったの?バロンと仲が良かった時代があったからこそ道路をつなげたんだと思いますが、その通行リスクはなんなの?出入りの商人が瀕死になりながら物資を運んでたのでしょうか?でも、ゴルベーザ戦のためには避けてはいられなそう、デビルロードよ。ちなみに町の右手奥の方に入り口がありました。

宿屋に入ると、恒例の踊り子がいました。例によってテーブルに飛び乗ってクルクル回ったり腰を振る激しいダンスっぷりです。こっちもカエルダンスで応戦・・・ん?なんか眠くなってきた・・・

昏睡したセシルカエル・・・目が覚めると宿屋の外でセシルブタにまた姿が変わってました。「ファファファ・・・!修行が足りんの。」そういって老婆が去っていきましたが・・・あの若い踊り子が実はばあさんによるまやかしで、スリプルで眠らされ、ポーキーでブタ化されたってことなんでしょうか?状態異常ブタって初めてなんですが、状態異常の数が多すぎてついていけません。魔法使いはやっぱ他の動物に変身する魔法が好きなんですよね。ハリーポッターもネズミあり、猫あり、犬、鹿、虫といろいろ揃ってました。いとこのダドリーとかブタの尻尾をつけられるとこまで行ったので、きっとポーキーみたいな呪文があるんでしょう。ちなみにブタの姿で話しかけても町の人からは「バロンのやつ」扱いなので、魔道士には真の姿が見えるのかもしれません。ローザに会ったら聞いてみよう。

外に捨てられたブタになったので、再度宿屋に入り直します。一回の酒場でもやはり酔っ払いに罵倒されたり、恨み言を言われますね。心が折れそうな情報収集作業です。バーのマスターは「これでも飲んでください」とドリンクを用意してくれましたが、画面が緑に染まり、セシルが「ぐふぅ」ってなります。こ、こいつ、毒を盛りやがった!ポッキリとここで気持ちが折れましたし、暗黒の力でミシディア滅ぼそうって思いました。憎しみは憎しみしか生まない、を体感できるゲーム、それがファイナルファンタジー。食べ物に毒をいれるのは、私的にかなりアウトですね。ぐるなびのこの酒場の評価を全力で悪化させたい。っていうか、ミシディア民、みんなジワジワくるいやがらせをしてきて、陰湿で超やなヤツばっかりです。こんなところにクリスタルを置いておいてはよくなかったに違いない!こうして、闇に飲まれてしまったセシルはゴルベーザと一緒にバロンによる世界制覇を成し遂げるのでした。めでたしめでたし。

・・・毒を食らって赤く点滅しながら2Fに上がります。白魔法の使い手がいないと何かと面倒ですね。毒消し持ってたかな。そういえばブタってどうやったら治るんだろ。このままでは食肉加工されそうです。2Fは宿屋を営業中でしたが、もう怖すぎて泊まれません。それこそ宿の厨房の窯の中で寝ることになりそうです。町の武器屋も魔道士御用達って感じのラインナップでした。防具屋だけナイトっぽい装備品が並んでいましたね。これはセシルのジョブチェンジを暗示している気がします。ファブールの王様にもちょっと臭わされてましたしね。「ここに売っている品は貴様のような暗黒騎士には触ることも叶わぬものだ。」カウンターの外にいたやつにも文句を垂れられる始末。FF2に続き、ミシディアは本当にいいことないなぁ。話す人話す人、やはり愚痴ってきたり、顔見て逃げ出されたり・・・そうこうして奥の高台にある家に入りました。あっ、ここにいる人たちは多分、クリスタル奪還時に壁になって守ってた三人ですね。

祈りの館と呼ばれるこの家を治めるのは町の長老。寛大にもこの長老だけは過去のわだかまりを忘れ、セシルの話を聞いてくれるそうです。誠意には誠意で返さないとなので、セシルは当時の自分が王を疑い逆らうことができなかったと正直に吐露しはじめます。

長老「謝ってもらっても死んでいった者たちは生き返ってはこん。」

ですよね~。けしてミシディア民は暴力で返してはこなかったとはいっても、やっぱ死者出しちゃってましたか。フェニックスの尾でもどうにもならない死があるのですよね。作戦の指揮を執っていたのがセシルですので、この十字架はずっと背負っていかなければなりません。セシルに毒を盛った酒場のマスターも同じように飲食物を汚した罪を一生背負ってほしい!その後のゴルベーザ相手の敗戦、リヴァイアサンの強襲、仲間と散り散りになったこと、全部長老に話しました。それも全部、己の業であると長老にたしなめられつつ、今の暗黒剣一辺倒では真の悪を倒せないばかりか、自分もそっち側の色に染まってしまうぞと忠告されます。まさにこの町で嫌な思いをしてダークサイドに身を預けかましたもんね、セシルっていうか私が。そこで長老の提案です。東の試練の山に行って強い運命を受け入れられれば、正しい心で今後は戦っていけるそうです。仲間の身も心配だが、今は邪悪な剣を聖なる剣に変えるために山に登るのが先決だそうです。暗黒騎士と対をなすような聖なる騎士・・・それがパラディン。聖なる光を受け入れてパラディンとなるのが、セシルの進路です。ただ、志を抱いて山に登った者は多数あれど戻ってきた人は一人もいないそうです。ん?実績のないパラディン話!?一気に信憑性がなくなりました。この学校の卒業生は合格率100%!!(※卒業生は0人です!)可能性があるとすればパラディンになれたらミシディアに戻るメリットがゼロか、デメリットしかなかったってことでしょうか?

ドラクエ6だとハッサンが武闘家の流れでパラディンになりがちな私です。初めてパラディンって言葉を知ったのはFF4をやってなかったので、多分ドラクエ6が初だったかなぁ。イマイチ、パラディンっていう職業のイメージがつきにくかったのですが、ランクが高めの騎士職って感じですかね。親衛隊みたいに高貴な身分の人に近づけるくらいの偉さは必要そう。平安時代で言ったらエリートコースの近衛少将くらいの感じかなぁ?そんな夢の転職に暗黒剣で一人立ち向かうのは酷すぎるのか、長老が護衛をつけてくれるそうです。なんかすっかりお世話になっちゃってますが、裏があるんじゃないかと勘繰っちゃったりして。(全部、毒のせいで信じきれない)