国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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双子の同行

被害者たちから毒をもられ、ブタに姿を変えられ、それでもミシディアに頼る加害者・セシルに、長老だけは耳を傾けてくれるのでした。さすがに為政者は、ひどい敵国の人間にも一応対話の道を用意して、場合によっては外交筋としてうまく使うことに長けています。セシルがうまくゴルベーザを倒せたら、少ない労力でクリスタルが戻ってくるかもしれませんしね。セシルの力は直接攻撃を受けたのですから、長老もよくご存じのはず。ただ、ちょっと一人では心もとないので、ミシディア民からだれかつけてくれるそうです。

長老「パロム! ポロム!

長老が呼ぶと女の子が一人返事をして近寄ってきました。どうやらパロムってヤツがいない模様。と思いきや、忍者のように煙と共に参上する男の子。このちびっこたちがもしかしてセシルに同行してくれるの?だ・・・大丈夫なのか?この登場シーンから女の子のポロムはしっかり者で、パロムがお調子者であることはわかります。少なくともパロムの方は、バロンの男に協力なんて「じーさん」の命令で渋々やる感じみたいです。あー、ギスギスした関係の人とパーティー組むのやだなぁ。しかもちびっこかぁ。リディアさんはお母さんのことでいろいろあったけど、なんだかんだでちょっとは慕ってもらえている感じはありますが、やっぱ海難事故を起こしちゃってるんですよね。セシルはリディアをファブールで預かってもらうっていう選択肢もあったよなぁ。(イマサラ)

やっぱ、子供を連れまわすの怖いです。いや、プレーヤーも子供だから、子供目線のキャラクターがいるとちょっと大人びたFFのシナリオがグッととっつきやすくなるとは思いますが、セシルはここでは嫌われ役なんで、子供にもパーティーに嫌々同行させるの気が引けるなぁ。セシルの試練に付き合わせて、怪我でもさせたら・・・。セシルは長老に「この二人が?」と疑問を投げかけます。双子の魔道士・パロムとポロムは修行中の身でもその資質は長老の折り紙付きみたいです。

パロム「このミシディアの天才児・パロム様がお供してやるんだからありがたく思うんだな。」

くっ、紋切り型のお調子の乗り方・・・なんだかんだでうまくやってはいけそうかも。丁寧な女の子の方はちゃんと挨拶もできて、感心な子です。優等生を戦いに巻き込みたくない。でもポロムちゃんは白魔道士なんですか・・・連れていきたい・・・。・・・お借りします、ミシディアの天才児たちを。

こうして、パロムとポロムがパーティーインし、3人でパラディン目指して試練の山に向かうことになりました。長老の後ろの階段は登らせてもらえませんでしたが、あの先にクリスタルルームがあったのかな?まぁいいか。二人の初期レベルは10だったので、試練の山までにちょっとくらいレベル上げも必要でしょうか。あっ、そうそうお調子者・パロムの方は黒魔道士でした。白黒魔導士ごとの男女比ってちょっと気になります。親に「女の子が黒魔法なんて使うんじゃありません!」みたいに性差と必ずしも関係のない魔法についても文化的な刷り込みが行われてそう。でも、白魔法の方が美容にいいって言われたら、女の子は黒なんか目もくれなそう。男子は逆に必殺技への憧れが強すぎて黒魔道士を目指しがちとか?自分なら・・・やはりある程度年を取ると、回復魔法への憧れが絶てないです。

二人の戦闘アビリティについては「ふたりがけ」という双子ならではのものがありました。二人で強力な呪文を唱える・・・と。使い方がよくわかりません。ほかにパロムは「つよがる」、ポロムは「うそなき」ができるそうです。強がると知性が上がり、ウソ泣きすると相手の防御力が半減するとか・・・。理屈はわかりませんが、子供らしいアビリティじゃないですか。そして、この年でウソ泣きを使いこなす女子、こわい。リディアとはまた違った女の子キャラですね、ただの優等生ではなさそうなポロム。

あっ、セシルがいまだにブタの姿だったので、宿をとって状態異常を治しました。その上で外で戦ってみたんですが、パロムのファイアでモンスター群を一発消し炭とはいきませんでした。モンスターもちょっと強くなってるのかな?それともパロムの知性がリディアさんほどじゃないせいかな?後衛に配置した二人の魔導士ですが、一発攻撃をもらっただけでHPの半分くらいが吹っ飛びましたので、ちょっとこのまますぐに山を目指すのはキツイのかな・・・。あっ、いきなりレベルが2つも上がった!そしてパロムがさっそくポーキーを覚えましたよ・・・。ミシディアの嗜み・・・人をブタ化することにあいつらは才能を無駄遣いしている・・・。

少しだけレベルを上げて、ミシディアを南東に進むと森の中にわけありげな一角を発見しました。これは勝手知ったるチョコボの森ですね。入ってすぐ、第一チョコボに話しかけると早速背中に乗せてくれました。わーい、はやーい、きもちいー。ってそんなことをしている場合ではないでしょう。パロムポロムに囲まれてつい童心にかえって、速い乗り物にキャッキャしてしまう、セシルなのでした。暗黒騎士に一番似合わない乗り物はチョコボかもしれません。黄色と黒は勇気の印~♪