国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 謀反の決意 | メイン | 地図士と幻獣 »

女の子泣かせ

ミストドラゴンは目測でセシルたちの倍以上の体高がありそうです。ヒグマなんかよりずっと大きそう。蛇タイプのドラゴンらしく体長で言うと8mくらいあるかも。爪の生えた手はそんなに器用そうではないので警戒するなら首かな。うちはFF4を始めるまでの期間に猫を飼い始めているんですが、4つ足動物は手足よりも口を器用に使って何でもこなしますよね。噛みつかれでもしたら、高いところから投げつけられるだけで大ダメージの予感です。

どう戦おうか悩んでいたら、攻撃できる状態になってしまいました。ちゃんと説明してませんでしたが、FF4からアクティブタイムバトルというシステムが採用され、ドラクエみたいなターン性ではなく一定時間経過するとキャラクターが行動可能になるんだそうです。攻撃可能な状態になってもボーッとみているとひたすら敵の行動を見守るだけになってしまい、ダメージばかりが溜まっていっちゃうんですよね。そこでオートバトルモードが便利なわけです。予め決められた行動を、自分の行動可能ゲージが溜まるとすぐに実行してくれるわけです。細かい命令はできないので、ドラクエ4みたいなAI戦闘とはまた違った試みですね。様子見を兼ねてとりあえず、ひたすら殴ってみることにしました。

しかしミストドラゴンは途中、霧に姿を変え始めました。完全に白い靄です。そんなことは構わず、オートバトルで殴り続けると、実体のない霧にダメージが入るどころか、なんか反撃されました。すぐには気が付きませんでしたが、白い霧状態のときは殴っちゃいけないんですね。それさえ気が付けば、今はポーションでの回復にあてましょう。この後何度か形態をドラゴン⇔霧と変化してましたが、竜の時めがけて暗黒強化したり、ジャンプ攻撃をしたり、特に苦も無く勝利しました。最初のボス戦はこれにて終了です。

地面に吸い込まれるように地中に消えていくミストドラゴン。これで谷からでられました。山に囲まれた場所に出たので、進めそうな東に進路を取ると集落がみえてきました。これはミストの村で間違いないでしょう。幻獣討伐を終え、あとはこのボムの指輪を届ければミッションコンプリートですね。誰に渡せばいいのか聞いてませんでしたが、いけばわかるんでしょう、きっと。

しかし、事態は急展開します。村に入るや否や、ボムの指輪が突然光を放ちはじめました。そして、6体のボムが指輪から召喚されるのでした。ボムは英語圏で爆弾のことですが、FF語圏では火の玉みたいなモンスターを指します。いや物騒な名前の指輪だなととは思ってましたが、村の守りに使う火器の代わりにでもなるのかなって思ってましたが、指輪からでてきたボムが無差別に村人を襲っているじゃないですか。

あっけにとられるカインさん。「こ、このために僕らはここまで・・・?」「なぜだ!?バロン王ー・・・ッ!!」良心の呵責に苛まされていた精神弱めのセシルは慟哭。ボム退治とかする間もなく村は焼かれ、人も倒れていきます。この行為の意味は全然分かりません。今、病院や美術学校を戦火が焼いている国がありますが、人道的な見地から国際的に叩かれる行為です。バロン王の意図がさっぱりわかりませんね。ミストを焼くメリットと・・・?完全に悪の手先になってしまったセシルとカインが呆然としていると、どこからか「エッ・・・エッ・・・」と小さい子の嗚咽が聞こえてきます。

村のため池の近くで、女性が倒れていて、その周りに女の子が一人泣きじゃくっています。ヤバい、セシルこれはどうしよう。ボムがお母さん的な人をやっちまっている絵面ですぜ。子供がこのままでは危険なので避難させたいところですが、お母さんを置いて連れ出せるでしょうか、この優男たちに。とりあえず、女の人の状態をはっきりさせようと思いますが、女の子の口から「お母さんのドラゴンが死んじゃったから・・・お母・・・さんも・・・。」と告げられます。「聞いたことがある。幻獣を呼び出す力を持つ者・・・、召喚士!」とカインが倒れた女性の素性について予想をたてます。どうもこの女の子のママに限ってはボムの被害者ではなさそうです。ルールはわかりませんが、召喚した幻獣が死ぬと召喚士にもダメージがある・・・のかな?そして、お母さんが呼び出していたドラゴンとは・・・やはりミストドラゴンでしょうね。ミストの谷で足止めしようと声をかけてきた女性の声もミストドラゴンを介したお母さんの警告だったのかも。ミスト側はバロン兵が何か仕掛けてくるってずっと思っていて、お母さんが妨害役として幻獣を召喚する役を買って出ていたのでしょう。そんなことも知らずに、出世コースに戻るため、新しい任務をバリバリこなしてしまったセシル。バロン王の思惑通りミストは滅亡しました。