国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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地図士と幻獣

バロン城周辺の調査も終え、本腰を入れてミスト攻略を始めましょう。昔、MYSTっていうゲームがありまして、謎解きゲームなんですが、美麗な3DCGを事前にレンダリングして持たせてあって、幻想的な世界観をうまく演出していたんですよね。それが今は、より高い解像度でリアルタイムにレンダリングしちゃうっていうんだから恐ろしい時代ですよ。なんなら今は計算機の半導体生産がレンダリングのネックになっちゃってますよね。もう何を言っているのか、昔の自分に説明できる気がしません。
とにかくミストの村へのお遣いの前に、霧深い谷を越えましょう。谷の入り口が洞穴のようになっているので、そこに押し入っていきますよ。するとどこかで見た赤ずきんのホワイトラビットが入り口にいました。

ネミングウェイ「おや、これはお久しぶりです。セシルさんでしたっけ?」

人の名前を変えるという役務をまっとうさせてもらえなかったせいか、なんか言い回しにトゲを感じるのは私だけでしょうか?ただ、このウサギちゃん、人の役に立ちた過ぎて自らを改名して、ジョブチェンジまで果たしてしまったそうです。その名も地図士・マッピングウェイ!伊能忠敬みたいなジョブなんでしょうかね。とにかく地図を描いて地形やどこに何があるのか、道はどうつながっているのか、といったことを記録していく立派なジョブだと思います。軍事国家バロン的には喉から手が出るほど欲しい人材(ウサギ材?)なんじゃないでしょうか。平和な社会にあってはGoogleマップは最高に知的なサービスですが、侵略国家の目線で考えると超怖いですよね。

そんな地図士が魔法の白地図なるアイテムをくれました。ダンジョン内を歩くだけでマッピングしてくれるし、地図が完成する度にご褒美ももらえるらしいですよ。便利な道具でご褒美付き・・・多分取得した情報はマッピングウェイにも渡ってしまうのでしょうが、これがWin-Winな関係・・・なのかな。白ウサギの手駒として働かされてる感もちょっとありますが・・・マッピングウェイがこの収集した情報を悪用・・・個人情報保護法とかザルみたいな法整備を思うと、この白地図えげつない商売な気もしてきました・・・。

ぴょんぴょんまたどこかに去っていったマッピングウェイを見送り、先に進みます。洞窟内はちょっと湿っていて水たまりなんかも点在しています。段差を超えていく途中、ちょこちょこ宝箱の姿も見られます。しかし、突然「引き返しなさい!」と謎の声が洞窟内にこだまします。心に直接話しかけるやつかもしれません。怪しいボイスに剣を構えるセシルとカイン。イムルの古井戸の「こっちにおいでよ」とは逆で侵入を拒むタイプの呼びかけです。工事現場の警戒サインではなく、明らかにバロンの手の物を拒絶していますよね。よくある善の側の目線のゲームだと、「悪だくみの邪魔をされたくない」っていう悪意の意思表示なんですが、バロン目線の場合、「悪の侵入を許すな」っていう正義の抵抗な可能性が残ります。とりあえず声の主を探し出して真意を問わないとなりませんね。

深い谷にはしっかり足場を組んだ橋もかかっていて、ミストへの経路としてここにはしっかりお金が使われてそうです。ミストとは多分うまくやってたんじゃないでしょうかね?「このまま立ち去るのです」とまた一方的に声がきこえてきます。カインの予想では声の主は幻獣じゃないか、とのことなんですが、幻獣ってこんな知的な話し方ができるもんなんですかね。幻獣といえばドラゴンとかフェニックスとかがまず頭によぎるんですが、フィールドに出るモンスターも私からしたら幻獣なんですよね。あー、逆に人類と対話できるぐらいの知性が備わってこその幻獣とか?バハムートとか結構しゃべりますもんね。いよいよ谷の洞窟の出口が見えてくると、セシルたちに引き返す気はないのかと謎の声が再度の確認を求めてきます。

セシル「この指輪をミストに届けに行くだけだ!」

あくまでもお遣いを完遂させたいだけなので邪魔しないでほしいセシルは声を荒げてしまいます。二者の主張は平行線のまま、霧の峡谷を通す通さない問題はいよいよ物理フェ-ズへと突入します。「霧が・・・、集まる・・・!?」カインは周囲の霧が集合して何かを形作っていることに気が付きました。

これがこの谷の脅威・ミストドラゴンですか。もう最初のダンジョンでドラゴンの名前を冠するやつを相手取るのか。しかしドラゴンといえばこっちには竜騎士・カインがいます。ドラゴンの扱いには長けているんじゃなかったっけ?白いドラゴンは首から上にかけて宝飾品をつけています。話し方から女性みたいな感じも受けています。尻尾の緑色のフサフサもポイントですね。幻獣討伐を拝命してから、具体的な対象の特徴は誰からも教えてもらってませんが、二人なら勝てるだろうというシドの目算を信じて、いざ勝負です!