カインが来るよりも前、王様に向かって一言モノ申しちゃったあたりで、セシルは兜についた目隠しを上げて、その顔をさらしていたんですね。これはかつて尊敬できていた王への気持ちをまっすぐぶつけたセシルの意気を表してるんでしょう。でも、そんなことには一切気が付かないバロン王。そんな人ではなかったはずなのに・・・(知らんけど)。何かあったのか劇場(FF版)が開幕です。
せっかく同僚のカインがかばってくれたのですが、二人そろって王の不興を買ってしまい、なんとカインまで一緒にミストの谷(&村)送りとなってしまいました。上司の癇癪こえー。今の時代、大企業だったらパワハラ案件ですが、ここは王政。王様の言うことはー!ぜったーい!
二人でとぼとぼレッドカーペットを下がりながら、巻き込んだことを謝るセシルに「なに、その幻獣とやらを倒せば、陛下も許してくれるだろ。じき赤き翼に戻れるさ。」と勇気づけてくれるカインの男前。好きになっちゃいますね。
なんかミシディアでの疲れを気遣って、明日の準備もカインがやってくれることになったので、遠慮なく自由時間としゃれこむことになりました。カインかぁ、アベルっていう弟がいそうな名前ですね。で、神に好かれた弟に嫉妬して・・・まぁ、名前に引っ張られてもしょうがないし、カインは好感の持てる男です。ベイガンは露骨に出世競争のためにセシルを蹴落としにかかりましたが、カインは一緒に上を目指す派なんでしょう。実力のほどはわかりませんが、竜騎士でどんくさい男というのもなさそうなので、背中を預けてもいいのかもしれません。最終的に一つのポジションを争うその日までは・・・。
で、城内を自由に散策できるようになったので、スマホゲームならではのタッチスクリーン十字キーで移動してみます。スマホ版ドラクエとかで経験はあるのですが、結構ゲームごとに十字ボタンの実装に癖があるんですよね。このゲームのは特に悪いと思うところはなかったです。ドット絵版だと斜め移動がないので難儀しそう。
とりあえず、セシル自身のこともそうですし、バロン王国のこともわからなことが多いので、人から話を聞いて回りましょう。王座の入り口の兵士は、セシルの態度では反感を買うだけだと説教まじりです。王様に関しては意見が割れていて、信念をもって強い行動に出始めた王様を良しとする勢もいれば、急な態度の変化に不信を抱くものもありって感じですかね。
ミストの谷情報は、バロンの北西でいつも深い霧が立ち込めている、だそうです。ミストってそのままですね。最近、ダイの大冒険のリメイクアニメやってるじゃないですか。ミストバーンみたいな謎めいたイメージをもっちゃいますね。まさにミステリアス。でも、熱いところもある男なのですよ、ミストバーン。
窓際にカインも発見したので話しかけてみると、セシル自身が自分のことをめっちゃしゃべりだしました。王様のために暗黒剣を究めたけど罪なき人々から略奪するはずではないと。やっちまってから悶々と悩まれても、ミシディア民には何の救いにもならないですけどね。セシルにはどうやらどこかで決断をする必要がありそうですね。また、カインとは前から親しかったみたいな回想も入りました。そのときはどうもセシルがカインを励ましていたみたいです。父親の跡を継いで竜騎士団を率いていく感じになったらしく、ちょっとナーバスになっていたカインに発破をかけるセシル。カインは若いのに大役か。お父さんが抜けた理由によっては、カインの今後の動機になりそうです。
広くて迷子になりそうな城を歩いていると1階でローザ・ファレルという女性に呼び止められました。白魔導士らしいのでパーティー候補かな?多分ドット絵版だとローザが白魔導士にしては肌色多めだって気が付かなかったんじゃないでしょうか?ローポリでも情報量違うなぁ。ミシディア戦の心配をしてくれたみたいですが、セシルは「無抵抗な相手にケガもないさ」と自嘲気味。これは相手が女の子だから強がって本音を隠しているのか、あるいはローザへの冷たくも見える拒否なのかで、今後のパーティー構成も変わってきそうです。「あとであなたの部屋に行くわ」と去っていいましたが、下手すると下着レベルの露出の女子が男の部屋にきて大丈夫か?ってなります。なんなら二人は既にそういう関係なの?
次に出てきたのは、FF名物シドさんです。飛空艇団 整備士長 シド・ポレンディーナだそうですよ。ポレンディーナ(Polendina)ってあんまり聞かないけどググるとピノキオのゼペットじいさんがでてきますね。トウモロコシ粉の黄色いイタリア料理名でゼペットじいさんの髭を揶揄した呼び方だったのかな。機械技師として因んでつけた名前なのかもですね。
シド「ローザが心配しとったぞ!いいかセシル、ローザを泣かせたらこの許さんからな!」
シドはどうやら二人のことをよく知る関係みたいです。親戚のおじさん的に小さいころからよく知っているって風です。近所にこんなおじさんがいると飛空艇に興味も出て、ゆくゆくは赤き翼を率いちゃうのかも。ローザの待遇に文句をつけられ、続いて赤き翼の団員の荒っぽい飛空艇の扱いのことをチクチク言ってきますが、セシルの様子がちょっとおかしいので、赤き翼の団長をクビになったことを聞き出すシドさん。
シド「おまえ以外に赤き翼を仕切れるヤツがおるものか!」
と今度は王様の采配に文句をつけ始めます。何を対しても噛みついてきそうな狂犬のようなおっちゃんだな。経営陣目線では「セシルにしかできない」業務というのは少なくしていかないと組織としては弱点を作っちゃうので、予備の人材を育てたいところではありますが、整備士長にこれだけ好かれた男をいきなり任務から解くと、がっつり士気が下がりそうですね。シドはもちろん「最近の王様」に懐疑派でして、飛空艇の機動力と火力を上げろと無茶な命令もされているそうです。まぁ、もちろん将来的には飛空艇パワーアップイベントに期待したいわけですが、シドの理想では飛空艇は戦争の道具にしたくないそうなので、飛空艇から空爆によるラスボス壊滅という展開にはならなそうです。
噛みつくだけ噛みついてシドは娘の待つ家に帰っていきました。エンジニアは夢中になるとずっと仕事に没頭しちゃうのか、何日も帰ってないそうです。お風呂入ってるのかな、シド。「お父さん、くさ~い」とか娘に言われてそう。そんで娘にだけは何も言い返せなかったりして。