国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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幻獣討伐係長

子供のころにもしもFF4に触れていたら、私はどんな受け取り方をしたんでしょう。大人社会の欲望が渦巻く組織の内情を理解できたでしょうか?多分、子供なりに学校のクラスを例に飲み込んでいたのでしょうか。掃除当番(汚れ仕事)を押し付けられ、クラスがきれいになっても(クリスタル奪取)、嫌な級友がありもしないことを先生に吹き込み(ベイガン→バロン王)、先生もろくに調べず一緒になって糾弾してくる。そんな胸糞悪い教室を想像したんでしょうか?私はいい友達に囲まれていたので、あんまり具体的に嫌な雰囲気のクラスが想像できてないかもしれませんが、漫画の中にありますよね、そんな学校。田舎の小学校ですから、友達と競ったり貶めたりなんて思いつきもしなかった気がします。いかにアホなことをして遊ぶかという緩い日常生活ですよ。(なぜかよぎるルーネスの影)

バロン王はベイガンの進言を踏まえたうえで、それでもクリスタルさえ手に入ればよいという判断だったようです。思ったより流されてしまったベイガンはちょっとつまらなそうにセシルを王の前に連れてきました。労をねぎらうのもほどほどに「して、クリスタルは?」と催促するバロン王。国のトップがこんな感じだと、ちょっと仕える側としてはやる気が削がれる気もしますが、赤き翼はそれでも国のため尽くすのです。理由はわかんないですが、例えば先王はすごい人徳者で、セシルも恩義を感じてたとか、そんな義理立てがあるのかも。王家は血で紡がれるものなので、王様が必ずしも能力的に優れていません。サポートするのが部下の務めですね。現バロン王は白髪髭モジャなので、先王とか出てこないか。あと計算高いところはあるかもしれません。なんといってもクリスタルに目をつけているわえですから。

ベイガン経由でセシルから王様に水のクリスタルが渡りました。その真贋だけ確認されると「もう下がってよいぞ」とセシルは簡単にあしらわれるのでした。退場しようと一度は背中をむけたものの、振り返ってぶっちゃけ始めちゃいます。ベイガンに咎められながら、「このところの陛下」の変わりぶりに城中みんな戸惑ってます、なんて明け透けに言っちゃいました。赤き翼の団員がそうであったように、団長もまた上の人に言うことは言ってしまう気質のようです。組織にあっては出世レースに悪手かもしれませんが、プレーヤーとしてはミシディアでついた悪いイメージが少し晴れたかもしれません。

しかしここでベイガンの打った先手が響いてきます。城中の者の代弁みたいなことを言ってるけど、一番そう思ってるのセシルじゃね?とバロン王に言われてしまいます。

バロン王「私が何も知らぬとでも思っているか!あれほど目をかけたおまえが私を信頼してくれぬとはな・・・。」

ベイガンに愚痴ったのは失敗でしたが、そんなことよりもこれでセシルの行動原理がわかってきそうです。王様はセシルにとっては恩人であったし、人格者でもあった。王様のためならどんな仕事も躊躇わないとも思っていた。しかし、最近王様は変わってしまった。何とか元の尊敬できる王様に戻して差し上げたい。そんなところですよね。しかし、王からの信頼がゼロになってしまいセシルは赤き翼の飛空艇部隊長の任を解かれてしまうのでした。簡単に言うと出世コースから外されたってことです。代わりの役職が幻獣討伐だそうですよ。なんだろう、ショムニ的な閑職ですかね。どうでもいい仕事が回ってくる役職と想像します。

幻の魔物・・・幻獣がミストの谷付近に出没するとのこと。それを成敗して、ついでに「ボムのゆびわ」をミストの村に届けるおつかいを命じられました。明朝出発なので、なんかもうこの業務、無茶ぶりじゃないですか?準備時間が足りないです。っていうか今何時?ミシディア攻略から戻って、役職降格処分くらって、翌日はもう別任務って・・・。

しかし、そこに助け舟。竜騎士団長・カイン・ハイウインドの登場です。役職的にセシルと同じ団長格みたいですね。いや、セシルはつい先ほど降格処分を受けたので、出世レース的には一歩遅れをとってしまったけども。カインはどうもセシルに同情的で王の措置からかばおうと出てきてくれたみたいです。借りを作ってしまいましたね。まぁ、チクりのベイガンよりはいいか。

暗黒属性のセシルに竜騎士団長のカインとちびっ子の好きそうなカッコいいジョブが早くも登場してますが、まだ全然今作のジョブシステムがわかりません。人気ジョブそんなに早くに登場させていいの?それともジョブ固定なの?カイン登場でこの荒れる職場に平穏は戻るのでしょうか?