国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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出世を狙う者

前に部隊長って紹介したのは、セシル隊長本人のことで、同じ格好をした部下たちはフラットな関係でした。謹んでお詫びいたします。赤き翼が部隊。さて、そんな部隊がモンスターの強襲にあいます。フロータイボールはセシルが2撃くらい与えると倒せるので、まぁ、レベル1のときのスライム相当ですかね。

普通にセシル一人で撃破してしまいましたが、誇り高い部隊・赤き翼は何をしているのでしょう。隊長一人に働かせて。まぁ、ここはフロータイボールが他にも群れなして襲ってきたので、みんなで力を合わせて討伐していたことにしましょう。隊長だから一人で2体も捌いちゃったってとこかな。次のシーンでは、甲板に横たわる隊員たちの姿もあり、さっきスライムと比較しちゃったフロータイボールが実は赤き翼を翻弄ぐらいの実力者であることが伺えます。無抵抗のミシディア民から腕力でクリスタルをもぎとり、隊長以外はフロータイボールに手を焼く、そんなよくない印象が早くもついてしまいそうです。

どうも最近モンスターの動きが活発化しているらしく、上空も安全ではないそうです。まぁ、クリスタルを狙うやつが現れたら治安が乱れるというのがFF界の常ですので、あるべきところにクリスタルがあってほしいものです。今回クリスタルの和を乱したのがセシル隊長なんですけどね。「あんこく」も使う暗色の甲冑に身を包む男、それがセシル。

赤き翼の飛空艇は間もなくバロン王国上空だそうで、着陸態勢に入ります。ちなみに赤い翼の船団は5機編成でした。眼下には大きなお城と城下町っぽい街並みがみえてきました。

セシルは王国で待つ陛下に戦果の報告をするためか、一人城を進んでいきます。途中、廊下でベイガンという男が話しかけてきます。鼻を守るような兜を目深にかぶっていて顔の造詣はわかりませんが、口調からしてセシルよりもやや低い地位にあるような敬語感です。っていうかきな臭い鎧兜の連中か、ローブを被ったミシディア民しかまだ登場してないので、今のところ一番顔がはっきり描かれているのはミシディアの髭のおじさんです。それでええんか?

ベイガン「おぉ、無事ミシディアのクリスタルを手に入れたのですね。」

か弱いミシディア民からの略奪に後悔をにじませるセシルに対して、バロン王国のためなら当然の犠牲と言わんばかりのベイガン。ベイガンの先導で二人で陛下のもとに向かうことにしたみたいです。ベイガン、腰は低いけど陛下の近くにいる役割なのかな?セシルみたいな実働部隊とはまた違った役職なのかもしれません。

赤い絨毯を進んでいくとベイガンに待つように言われます。先に陛下に謁見したベイガンはいきなりやってくれました。

ベイガン「陛下・・・おそれながらセシルのやつめが陛下に不信を様子・・・。」
バロン王「なんだと、それは、まことか!?さすがは近衛兵長、よく知らせてくれた・・・。」

おー、いきなりチクりやがりましたね。組織内での派閥や出世争いが渦巻いてきました。外で派手に成果を上げてくる敏腕営業・セシルと、社長の手元で暗躍する経理・人事担当のベイガン。そして王様自体もセシルに不信感をもってそうな雰囲気です。取締役もいつヒーロー的な部長職に寝首をかかれるかわかりません。このバロン王国は、功を競う男たちの争いの場なのでした。