シルクスの塔 シルクスの塔

国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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古代のクローン技術v

シルクスの塔

土のクリスタル奪還のためにティターンとの再戦に挑むルーネス一行は、鈍足船インビンシブルに乗って再度シルクスの塔にやってきました。この塔は古代の民の迷宮に囲まれているので、まずそちらを攻略する必要があります。前回は一直線に進んでいってすぐに土のクリスタルに到達してしまいましたが、きっと迷宮というくらいですので、内部はもっと複雑にできていて、宝箱なんかも置いてあるんじゃないでしょうか。ティターン戦の前に最後の強化策のつもりで迷宮内部の宝箱回収作業を開始します。

思った通り、ダンジョンの内部には宝箱がいくつも置かれていて、クリスタルの盾、クリスタルメイル、クリスタルのこて、クリスタルヘルムといったクリスタル装備がたくさん入手できました。これはシルクスの塔の上部にでっかい水晶めいたものがくっついているのと何か関係しているのでしょうか?あれだけ大きいクリスタルがあったらクリスタル市場は供給過多で値崩れを起こし、現代のプラスチックばりになんでもクリスタルで作って原価を抑えようという動きがあるのかもしれません。ん?クリスタルは加工費が高そうな気がしますが、古代の民ならなにかいい方法を持っていたに違いありません。なお、クリスタル(石英)自体はありふれた物質だそうで砂埃にも含まれているそうです。モース硬度が高いので他の物質に擦り傷を作る力は強そうです。クリスタルの粒を投げつけられたらそんじょそこらの携帯の画面は細かい傷だらけになるのでしょう。
とりあえずクリスタル装備はルーネスに渡し、その他の宝箱から出た、ダブルハーケンをルーネスに、まもりの指輪をアルクゥに渡しました。

古代の民の迷宮はよくみると壁の文様が動いています。なんでしょう、古代の民は機械細工も得意そうであったので、壁の中に工作物があっても不思議ではないのですが、この動く装飾が何の役に立つのか全く意味がわかりませんでした。役には立たないけど文明で劣る民族に対しては、なんとなく脅威を与える・・・のでしょうか?100年前の人が現代に現れたら、多くの人が小さな手帳サイズの板を指でこすったり、耳に当てて話しかけたりしていて不気味に感じるかもしれませんので、ルーネスもそれに近い感覚をこの謎の壁に対して抱いていると思われます。何だかわからない物は人に恐怖と好奇心を与えますね。この壁に何か棒切れを突き刺して、ギアを止めてしまったら、はたしてこの迷宮がどうなってしまうのか、ちょっとやってみたい気もします。壁中についているので、換気に関する装置や空調に関する装置ですかね。もしくは電線の代わりにエネルギーを伝達するための装置かもしれません。古代の民は賢そうにみえてエレキテルを発見した形跡がまだみられてませんし、比較すると日本の平賀源内の進歩性が分かるというものです。

そうそう、この迷宮内ですごいモンスターに出くわしました。タナトスとかボーンドラゴンとかいうモンスターに加えて「ウネクローン」というウネさんの真の姿そっくりのモンスターが現れるのです。本物のウネさんを赤くしたようなカラーリングですが、恩人の姿をしたモンスターということで戦いにくいったらありゃしません。まぁ、味方の姿に変装した敵や幻視でみせられた味方と戦うなんていうシチュエーションはしばしみかけられ、性格の優しいアンドロメダ瞬のようなキャラクターは戦いを躊躇してしまうわけです。ドット絵やローポリゲームであれば、さほど気にせずにモシャスでブライに化けたマネマネにも思いっきり鉄槌をくだすことができますが、ゲームの表現力がデフォルメから写実の方に舵を切りすぎるとこういうシチュエーションは後味の悪さが半端ない気がします。うなだれるブライに誰が鞭をいれられるでしょうか?理性的に割り切ってしまえば「よくも!このクソ犬がッ!わたしにブライ様の「姿」を破壊させたなァああっーッ!」と逆に暴力的な気持ちになれるのかもしれません。「蹴り殺してやるッ!このド畜生がァーッ!」
昨年はSTAP細胞騒動の一件で日本の生物科学業界は大揺れでしたが、クローン技術というのもこの分野で扱われる範疇にあるものだと思います。論文のねつ造なんていう程度の低いことでこの分野の発展が遅れてしまうのは悲しいことですね。先日、高校の同級生と飲んでいた時に早稲田大学から同大学院に進んだ子が自分の卒論もチェックされたとかいう話を教えてくれました。その子は生物系の実験室で学生の指導なんかもしていたそうなんですが、時期的に小保方さんの指導をしていた可能性があるって言ってましたね。あの細胞があったら自慢できそうな話なのに、惜しいことを。とにかくウネさんの姿をしたモンスターを作り出すなんて、ザンデのやつもなかなか悪趣味です。同輩はやめとけよって思います。職場の同僚や、学校の同級生が自分のクローンを作っていたと想像したら、やはり気持ち悪いですよね。生化学者には高い倫理性が求められる気がしますね。

さらに迷宮を奥に進んでいくと、っていうか迷宮というほど入り組んだダンジョンではないので、はっきりと奥に進んでいるのがわかってしまうのですが・・・なんか溶岩が流れるようなエリアもあって、地熱エネルギーなども古代の民は使っていたのかなと想像されました。溶岩の流量も安定しているようで、高度な制御技術を持っていそうです。イングズにホーリーランスを拾ったほか、地獄の爪なる武器も出てきました。多分、ガラス板と一緒に使うと相手に地獄をみせることができる爪なのでしょう。とうとう迷宮もゴールを迎えてしまい、出た先には眼前にシルクスの塔がそびえたっていました。試しに中にはいってみると、シルクスの塔だと思っていたものは「クリスタルタワー」という名前でしたよ。その装飾からクリスタルタワーという名称の方がしっくりくる気もしますが、ドーガもウネもシルクス、シルクス言っていたのに一体どういうことでしょう?ザンデさんが金策に困って命名権でも販売したのでしょうか?「味の素クリスタルタワー」みたいにスポンサー名がついてはいないようですが・・・シルクス・クリスタル・・・sirx・・・アナグラム的に「キシリクリスタル」が現れ、キャンディ業界のゴタゴタの結果、味の素に対抗してモンデリーズ・ジャパン株式会社が仕掛けてきた・・・ないな。クリスタルタワーの名前の謎はおいおいわかると思うので、来た道を引き返して、ティターンを倒しに土のクリスタルの元に向かいます。

ティターン

さて、前回と同様に「ザンデ様の命に従い」ティターンが襲ってきました。今回こちらにはリバイアサンもバハムートもいますので、レフィアさんの意気込みが違いますよと、いきなりバハムルを唱えたところ「きりさく」が発動してMISSという結果になりました。その後、なぜかレフィアさんはティターンに狙い撃ちされて死亡してしまいます。なんでしょう、バハムートに切り裂かれるのを恐れての行動なんでしょうか?しかし、レフィアさんに攻撃が集中している間にイングズとルーネスの攻撃がガンガン当たって、ティターンはあっけなく膝をつきました。せっかく手に入れた召喚獣が役に立つことのないまま、自力で倒してしまい、はたしてドールの湖、バハムートの洞窟、ファルガバードと一通り探した旅路はなんだったのだろうという気持ちになりつつあるルーネスたちに、最後のクリスタルが語り掛けてくるのでした。