海底洞窟に眠るお宝で火力と防御力を上げたルーネス一行は潜水艇ノーチラスでさらに海底を巡航していましたが、そろそろ時の神殿に行っても問題なさそうだろうということでレベルを上げながらサロニア城のある大陸を目指します。すると途中、丁度サロニアの南の海岸あたりでしょうか、洞窟の入り口を発見しました。中に入ると「サロニア地下迷宮」との表示。ん～、そういえばサロニアの誰かがサロニア城には地下施設があるとかなんとか言っていたような記憶がうすらぼんやりあります。確か地上からは入れなかったんじゃないでしょうか？地下水路みたいなマップを通って行くとここにも宝箱が散見されます。ゴーレムの杖、ルーンのベル、イージスの盾、リフレクトメイル、へヴィランスなどを回収しつつ進んでいきます。海底洞窟ではあれだけ厳重にドラゴンゾンビやデスクローに守られていたイージスの盾とリフレクトメイルがここでは簡単に手に入ってしまうなんて、ひょっとしたらまだ来るべきではないところなのかもしれないとも思いましたが、敵モンスターに苦戦するほどでもないので水路沿いに先に進んでいきます。
お城の地下水路というのはダンジョンのモチーフとしてよく登場する気がしますが、これって下水道では・・・ないですよね。よくよく考えてみるとドラクエでもそうだったのですが、FFでも村のマップや家のマップにトイレがないですよね。中世の西洋をモチーフにした剣と魔法のファンタジーなので、歴史的にはトイレがないという状況は必ずしも間違っているわけではないそうです。テルマエロマエよろしく古代ローマあたりでは水流を使ったトイレというのが発達していたようですが、中世の頃になるとこの文化は廃れて人々はおまるで用を足していたのだそうです。ヴェルサイユ宮殿にトイレがないというウンチクはよく耳にします。おまるに溜まったものは窓から投げ捨てるので衛生状態が劣悪で伝染病が流行る・・・なんて話まできかれました。ドラクエとFFがドット絵でもローポリゴンでもなく、史実通りに街がデザインされていたらと思うとゾッとします。
というわけでここの地下水路は下水道ではないという結論を頼りに特に臭わない地下迷宮を攻略することにしましょう。多分、地下水を得るために掘削したんじゃないですかねってことで。
地下から階段を上っていくと最上階に絨毯の敷いてある部屋が見つかりました。絨毯に描かれているのはサロニアの紋章ってことなんでしょうかね。太陽っぽいモチーフです。その先には一段高い場所に何やら仰々しい人が待ち構えていました。頭から何か二本生えていて右手に刀剣、左手に盾、そして騎乗中という臨戦態勢から察するに、ダンジョンのボスっぽいです。強そうなので勝てるかどうかわからないですが、話しかけてみると
「誰だ？私を深き眠りから目覚めさせようとする者は・・・」
これはまずい、エスターク的なやつに違いありません。めっちゃ強い人は戦うことにも飽きてしまって人目につかないところで永い眠りにつきがちですから、この手の人は触らぬ神に祟りなしでした。あちらはあちらで寝起きが悪いのかいらだってしまい、戦闘モードに突入です。ノンレム睡眠中だったんでしょうかね。というか乗馬中によく眠れますね。騎手も上達するとどこかの段階で馬の背中の上の適度な揺れが睡眠にベストな心地を作り出せるようになるんでしょうか。
この乗馬名人の名前は「オーディーン」だそうです。確かダスターあたりでその名前を聞いたことがあった気がしますよ。あんまり強いのでその力を悪用されないように自ら封印したとかいう怪傑という噂でした。元ネタのオーディンは北欧神話の主神だそうで詩文の神でもあり吟遊詩人とも縁が深いみたいです。吟遊詩人の多いダスターで噂になるわけです。戦争と死を司るなど大神感が漂っています。