国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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カオス!

ドラゴンクエスト10の発売を目前に控え、ファイナルファンタジーのプレイを進めておきたいなと思いつつ、なかなか進捗をみせないこのブログ。はたしてFF1のおまけストーリー「Soul Of Chaos」も並行して進めていることを覚えている人はいらっしゃるでしょうか。私はずっと忘れてませんでした。忘れてなかったけど、触れもしませんでした。振り返ると、FF1のセーブデータを「ちょっと成長しやすくなってニューゲーム」みたいなことにして2週目に突入した結果、Soul Of Chaosの舞台である4つの場所に入ることができなくなったのでした。その後、地道にレベルを上げて土のカオスから順番に風のカオスまで討伐し、ついに大地の恵みのほこら攻略に動きだすことができました。

ただ、プレイしながら気付いたのですが、FF2の追加シナリオと違って、FF1の追加要素はダンジョンが4つ増えただけという代物で、ブログに書くような人間ドラマが少しもないようです。・・・2週目をがんばってプレイしたという苦労が重いので、一応、記事として書き起こしますが、今後リメイク作をやる場合は気をつけようと勝手に思いました。

まずは土のカオス・リッチを倒した後に封印が解けた「大地の恵みのほこら」から攻略することにしましょう。全く関係のない話ですが、小栗旬さんがリッチマンなIT企業を舞台にしたドラマが今期のテレビで始まってますね。IT企業という謎の組織は、入ったことがない人にしてみれば何か他と違った特別な職場のように映るかもしれませんので想像力をかきたてる面白い舞台だと思います。特殊な人事システムや特殊な移動手段や、遊技場やらブッフェやら睡眠施設やらドラマに出てくる不思議なあれこれはみんなモデルとなる会社があって、面白がってマネをする企業もたくさんあるのでなかなかカオスな場所ではあります、確かに。いわゆる普通の真面目な会社もたくさんありますが、ユニークな会社の割合が高そうなので、注目が集まってもっと日本のIT力が上がればいいのにな~。そして、今後ドラマ中でIT企業のダークサイドが出てくるのかどうかとても気になります。

ケルベロス、エキドナ

で、大地の恵みのほこらは以前にも書いたかもしれませんが、5Fぐらいまでダンジョンをもぐっていくと強い敵がいる小部屋が4つあって、それぞれの部屋を攻略すると強めのアイテムドロップがあって、外に排出されるという仕組みになっています。そのため、4体のボスを倒すには4階ダンジョンに潜らなければならないという大変面倒くさい内容になっています。FF2の追加要素と比べると個人的にはガッカリな内容なんですが、全てのステータスを99に上げたり、武器防具を最強にするのが趣味の人には魅力的な内容なのだと思われます。「おら、もっとつえーやつと戦いてぇ。」っていうサイヤ人の性分を取り入れて、順番に小部屋を潰していきます。

そういえば一周目に間違って大地と恵みのほこらに入ったときは「エキドナ」と「アーリマン」にボコボコにやられながらもその「もののけ」っぽい造形がかっこよくていいなと思っていたのですが、後で調べてみるとこの追加ダンジョンのボス戦の相手は、FFの別のナンバリングからの借り物なんだそうですね。後続ナンバリングをクリアできてない自分としては、ネタばれになってしまうのですが、歴代シリーズをクリアしてきた人には懐かし嬉しい内容なのかもしれません。テリーのワンダーランドでりゅうおうやシドーを配合するような感覚でしょうか。

アーリマン、2ヘッドドラゴン

せっかくなので、倒したモンスターを紹介してみましょう。

ケルベロスさんはいなづまとかで攻撃してくる頭が三つある犬でした。「こてつ」なるおそらく日本刀をドロップしてくれました。地獄の番件として有名なワンコですね。いろんな漫画でケルベロスモチーフのキャラクターが出てくるので、日本でも有名なワンちゃんですね。

エキドナはギリシャ神話に出てくる上半身美女、下半身蛇のモンスターだそうです。Wikipediaによるといろんなモンスターを産んでいて前述のケルベロスの母親でもあるそうです。あいかわらずギリシャ神話のカオスな感じ半端ないっすね。FFではちょっと美女設定は取り入れられなかったようですが、天井から吊り下がっている妖怪っぽい感じが私は好きです。デスやフレアーなどの攻撃で以前は即全滅させられましたが、今回は余裕でガシガシ叩いて倒しました。ドロップアイテムはエクスポーションです。

2ヘッドドラゴンは元ネタがよくわからないですが、ヤマタノオロチの弱体版というわけではなさそうです。蛇は突然変異で双頭となって生まれることがままあるようなので、その辺と関連があるんじゃないかと思われます。読み方は「デュアルヘッドドラゴン」とする人が多いとのこと。関係ないですが、デュアルコアのCPUとか出てきたときは衝撃的でしたが、今やCPUは4つやら8つやら16個やらって時代になりましたね。ドラゴンの頭の数が2の累乗数になると考えればヤマタノオロチの頭の数にも納得ですね。このドラゴンからは草薙の剣ではなくて詩人の服がドロップされました。

最後にバックベアードにも似たアーリマンですが、こいつはケアルアとか回復性能を備えてました。でも、こちらの火力の方が上回っていたので、余裕でリベンジできました。元ネタはゾロアスター教の悪い神様だそうです。ギョロ目で蝙蝠のような羽根が生えているデザインになった理由はわからなかったです。モンスターズ・インクのマイク・ワゾウスキにもちょっと似てますね。一つ目デザインの根っこってどこにあるんでしょう。眼球がモチーフなのかなぁ・・・。目玉のおやじの造形を生み出した水木先生はすごいなぁ。アーリマンはエーテルドライをドロップして、さらに宝箱にラストエリクサーが入ってました。