サロニアの図書館も世界一ィィということで、蔵書の数もなかなかの量を誇るサロニア国で読書活動にふける4人の光の戦士たちは、次に暗黒剣の本に手を伸ばしました。秋でもないのにこの読書意欲です。でも、よく考えると他の国にこれまで図書館なんていう施設はあったでしょうか?ナンバーワンどころかオンリーワンな図書館かもしれませんので、ここで読まなくてどこで読むといった状況なのでした。さて、ものものしい黒い表紙(想像)を開くと暗黒剣を極めるためにはサロニア西の山に隠されたファルガバードを目指せと書いてありました。暗黒剣の正体すらわかりませんでしたが、いかにも強そうな剣ではあります。しかし、光の戦士として「暗黒」と称される剣術を使うのはいささか気が引けます。むしろ白光剣とか光彩剣とか編み出して戦うべきかもしれません。今は、ファルガバードがサロニアの西の方に隠されているということだけなんとなく意識にいれておきましょう。
最後に全4巻からなる古代の本を読み進めていくことにします。ここであの忌まわしき事件を思い出すことになるとは思いもよりませんでした。「4つの巨像はその間を通る者を焼きつくす。道を開く鍵は4本の牙。私たちだけが自由に通れる仕掛けだ。」第1巻には、どうも4人を突然の全滅に誘ったあの謎の巨像に関する記述があるようです。
どうやら、あの巨像は侵入者を排除する装置だったようで、4本の牙なるアイテムを持っていないルーネスたちはあの巨像によって焼き払われたようなのです。ナウシカでいうところの巨神兵みたいなやつが4体がかりで襲ってきたと考えれば、ルーネスたちの全滅もむべなるかなというところです。そういえば、あの巨像のうち1~2体が崩れ落ちたような気がしましたが、あれはいわゆる「腐ってやがる、早すぎたんだ」状態だったってことでしょうかね。早すぎるやつには母親であることを示して、引き連れれば最強のお供になるのですが、レフィアさんにオームの大群を止められる度量があるかどうかは未知数です。
しかし、冷静に考えてみると、「4本の牙」のうち2本は既にルーネスの手元にあったようです。一つはネプト竜にもらった「みずのきば」、もう一つは長老の木にもらった「かぜのきば」。4つのクリスタルとも対になっているのであと2本登場すると想像されます。ちなみに昔の記事を見返していたら「ドワーフのつの」の別名を「氷の牙」と書いてしまっていたのですが、これは「氷のつの」の間違いですね。あやうく牙が5本になるところでした。クロノトリガー的には「きば」も「つの」も「はなびら」と「はね」と合わせていろんなアイテムと交換してもらう貨幣の代替物でしたので混同してしまったんですかね。手元の二本と巨像が崩れた数が一致したとすれば、この牙を4本そろえればやはりあの巨像の前を焼き払われることなく通過できるのでしょう。しかし、あんな危険な建造物があるなら何かしら警告めいたものを・・・(ブツブツ)
古代の本2巻に話を移しましょう。こちらには光と闇のバランスは風火水土の4つのクリスタルによって保たれていると書いてありました。まぁ、この点はこれまでの冒険の中でわりとはっきりしていたところではあります。例の大地震によってクリスタルの力が失われたのが決定打となって現在にいたるわけです。三冊目には「我々は光の力を使いすぎたのだろう。暴走を始めた光は今や私たちに留めることはできない。このまま世界は滅びてしまうのか。」と一つ前にバランスが崩れそうになったときのことが書いてありました。今回のケースではさしずめ闇の力が使われ過ぎたということなんでしょうかね。そして最終巻にて、闇の世界から現れた4人の戦士が光の暴走を食い止めた旨書かれています。これも何度も聞いてきた話ですが、世界を救ったこの4人の素生が謎であるとして本は締めくくられていました。まぁ、ルーネスたちのケースではクリスタルが4人選んだわけですから、闇の戦士のときも同じようにクリスタルに選ばれた4人が使命を果たしたのではないでしょうかね。闇の戦士ともなれば先の暗黒剣とか使いそうです。あと兜を目深に被っていそうなイメージです。
一通り読了した4人は続いてサロニア南西に進みます。ここはアルス王子が酒場で不良に絡まれていた町ですね。なので、「数日前にこの町の酒場にアルス王がいたらしいぞ。」なんて噂になっています。あのときの不良は今頃どんな気持ちですごしているのでしょうね。まさか今の王様(当時王子)を冷やかしていたとは。アルス王子ならば性格的に許してしまいそうですが、国の重臣たちが許してくれるかどうか・・・。彼らの処遇はともかく、アルス王子がらみで「アルス王子は前王ゴーン様に大事に育てられたのじゃ。これからはわしらがアルス王を支えるのじゃ。」なんていう話が聞かれました。あの親子の関係はやはり良好だったのですね。自らの身を犠牲にしてまで守ったのですから、やはり深い愛がそこにはあったのでしょう。それゆえに突然の父親の豹変にアルス王子も相当ビックリしたことでしょう。それは酒場に行きたくもなります。飲まずにやってられっか!(未成年)
それから大魔道師ノアに関する情報もすこし入ってきました。ノアの弟子なら世界の異変を止められるかもしれないと評判の高い3人のうちドーガがダスターの南、アムルの西の大陸に住んでいると言われているそうです。あー、ダルグ大陸のことですね。知ってました、すいません。
サロニア南東の町ではモーグリがいたので、話しかけてみると早速アルス王子から手紙が届いていました。「アルクゥ、元気ですか?サロニアの国は大きくて大変ですががんばっています。アルクゥも頑張ってね。」という内容で、相変わらずアルクゥに執心されているご様子。光の戦士の使命が終わった後の就職先は完全に確定した模様ですね。アルス王にとって他の3人は空気のような存在なのでしょうか。ちなみにイングズもサスーン仕えが決まっているので、将来が不定なのはルーネスとレフィアのみです。レフィアさんには家業を継ぐというオプションが残されていますが本人は望んでいない模様。この時代背景からして、女性の仕官は難しいかもしれませんので残る大国アーガスも書類選考で落とされるかもしれません。個人的には風水師のジョブが気に入っているので、その道を極めてもらうのでも構わないのですがどうでしょうね。
あとは「二度とサロニアを焼け野原にはさせないぞ!」と力強い言葉を町民からいただきました。サロニアは王が民に慕われるいい国なんですね。ギガメスのような男の侵入を許してしまうあたりにセキュリティの脆弱性があったものの、軍事レベルも教育レベルもとても高かったことがここ数日の滞在で強く伝わってきました。外政・内政が共に充実しているのでまだまだ伸びる国だと思います。国債でも買っておけば安定した資産になりそうです。そんなサロニアの軍事部が次に目を付けていたのが「暗黒剣」の力だったらしく、西の山を越えた村に伝わるその剣術でさらなる飛躍を目指していたという話も聞かれました。多分、ゴーン王が年初にでも国民の前で国家の堅調ぶりを祝った後に「one more thing...」とかいいながら発表したのでしょうね。暗黒剣・・・それは魔法のようなデバイス!図書館の本の情報が確かであれば、西の山の方の村の名はファルガバードです。Foxconnみたいに情報統制がしかれて暗黒剣が黙々と製造されている村なのかもしれません。
サロニア北東の町は商業の町でしたが、せっかく営業を再開したお店も魔法屋や杖を売る武器やばかりなので、魔道士のいないパーティー的にはいまいち楽しめませんでした。「サロニアはきっと大丈夫。我々には立派な王がついているのだから」とか「サロニアには昔、軍神と恐れられた圧倒的な力を持つ戦士がいたらしい」とかそんな町の声が聞かれたぐらいですかね。
長かったサロニア生活もこれでおしまいです。次の目的地はダルグ大陸の予定でしたが、暗黒剣の話が少し木になるのでノーチラス号に乗って西に向かってみます。しかし、ファルガバードなる村はうまくみつからず代わりに古代遺跡の発掘現場を発見しました。古代遺跡ともなれば、古代人の残した何かしらの知恵が残っているかもしれません。と発掘隊員に調子を聞いてみると、遺跡の調査中に洞窟がアダマンタイトで埋まってしまい、先に進めなくなってしまったとのことです。アダマンタイトといえば、FFの世界では硬い鉱物の代表格です。ミスリルなんかよりずっと価値の高く、ドワーフのスミスさんに渡すとエクスカリバーを打ってもらえるあの鉱物です。そんなものが行く先を埋めるほど発掘されたとなれば、市場価格の値崩れも必至です。この情報が広まる前に先物取引・・・といきたいところですが、あまりに硬いために市場に卸すのも一苦労といったところなのでしょう。除去作業は難航を極めているみたいです。どうも、先遣隊が遺跡の奥に進んでいるのですが、例の地震によってアダマンタイトの壁が崩れたせいで連絡が取れないっぽいです。安否が気遣われる中、何とかしてアダマンタイトを取り去らないとなりません。・・・ルーネスたちの出る幕はなさそうなので引きさがりましょう。