Nintendo3DSを買ってから、しばらく放置していたのですが、先日やっと開封式を終えました。古いDSユーザーだったので、本体が一回り小さくなり、外装に光沢感が増しました。カメラが二つついていて、立体撮影もばっちりです。視差情報から3Dモデルを作ってくれるようなまだないですかね。3DSの目玉、裸眼立体液晶パネルは視野が限られるので、寝転がってプレイするときだけ難を感じました。立体視自体は使っているうちにすぐに慣れました。写真からMiiを作ったり顔シューティングをやったり、本体についている機能を一通り遊んでから、今はレイトン教授の奇跡の仮面をプレイしています。元々2Dだったレイトン教授がアニメシーンでは書き割りのような描写で立体的に配置され、その他のシーンでは立体モデルをトゥーンシェーディングでアニメ調の絵を立体表示しています。2Dのイラストを3Dモデルにするとどうしてもデフォルメ表現が再現しきれないので、人形劇のような絵になって違和感がでるので、その辺をもっとがんばればいいと私は思ってます。目標はスネオの髪形を全方向から違和感なく描写することですね。観測に応じてふるまいを変える量子のような頂点情報管理を考えてください。>ゲームの偉い人
さて、前回アーガス王から時の歯車を預かったルーネスたちは、シドにそれを私にカナーンへと歩みを進めました。エンタープライズ号を手に入れたので、カナーンへの移動も楽なものです。カナーンはだいぶご無沙汰にしていたので、何か町に変化が起こっているかもしれません。というわけで、この町の住人でシド以外に名前がついているキャラクター・ジョリーナとサリーナ親子を訪れてみました。簡単に振り替えると流れ者のデッシュに熱をあげすぎて寝込んでしまったミーハーな女の子がサリーナでそんな娘を心配するお母さんがジョリーナです。はたして、名前をつけるほど重要なキャラクターなのか、それとも開発中序盤の町なのでがんばって名前をつけちゃっただけなんでしょうか。どうせならモグネットとやらでサリーナにもメールが送れればいいのに。
サリーナ:えっ!?デッシュ様がオーエンの塔の炎の中に!?
突然の訃報にあやうく気絶しかける恋する乙女・サリーナを同じ女子のレフィアが「きっと生きているわ」と励まします。初めてカナーンを訪れたときもレフィアはサリーナに対して同情的な態度をとってきましたが、レフィア自身、少しデッシュが気になっているそぶりがあったりなかったりしたので、実際のところレフィアの胸のうちが気になります。サリーナの乙女成分がレフィア(思春期)を刺激しているのは間違いないので、男勝りな鍛冶屋の娘が花開く瞬間に今後とも要注意です。デッシュの現実を突きつけられたサリーナはもはや彼の無事を祈るしかできない状況で、娘の喜ぶ顔がみたいという母親のジョリーナにはもはや本当のことを告げることはできませんでした。デッシュが実は生きているフラグというのは確実に立っているのですが、単純に生き返ってきても捻りがないので、ラスボスとして登場とか、二度目の記憶喪失で登場とか、いろいろイベントを伴うことを希望します。
さて、続いてシドの家にいって時の歯車を渡しますと、エンジニアのテンションが最高潮に達したシドはエンタープライズ号(帆船)を改造して飛空艇にしてみせると意気込み外へ出て行ってしまいました。うーん、時の歯車って動力源だと思うので、空を飛ぶためにはもっといろんな資材が必要だと思うのですが、シドはどうやって調達してくるんでしょう。もしかしたら浮遊石みたいな浮き上がる要素も時の歯車が持っていて、それを調整する機構さえあれば簡単に飛空艇を作れるのかも。いや、それにしても空を飛ぶのだから気圧の問題とか緊急時の手段とか、いろいろするべきことはあるはずです。いかにプロの飛空艇技師・シドといえども、何ヶ月も改造にはかかりそうです。その間の宿を確保しなくてはならないと思っていたら、シドが帰ってきて「よーし、できた。Aボタンで変形するぞ!」と作業完了の報告をしてきます。仕事早いっす。多分、シドの下には造船技師団がギルドを作っていて、有事の際にはすぐに召集されて作業にあたれる体制ができているんでしょうね。戦争が起こったときにはシドを制す者が世界を制すわけですね。シドはアーガス王と親交が深いようなので、サスーン王は対抗策を考えておく必要がありそうです。まぁ、サラ姫様が命じさえすればイングズによる秘密工作でアーガス王を何とかするつもりではあります。借りパク中のキングスソードがそのとき外交の鍵を握るわけです。
なお、今回できた飛空艇はシドが以前乗っていたものと違って着陸はできないようです。元が帆船ですからそれもやむなしと思いますが、シドいわく「腕が落ちたかな?」とのこと。なんというか技術的な造詣がないので、シドの腕をはかることはかないませんですが、落ちた腕もたいしたものです。その直後、ポツリとシドの口から一言こぼれおちました。
シド:これで元の世界に帰れるのう。
ルーネス:元の世界に・・・帰れる?
アルクゥ:どういうことなの?何が何だかわかんないよ!
口を滑らせてバツが悪いシドと、意味深な言葉に敏感に反応する光の戦士たち。戦士たちはこれまでの冒険を経て、今いる大地が空に浮かぶ小さな仮初の大陸であることを知りました。元の世界というのが何を指すのかなんとなく察しがついています。シドは時期が訪れたことを悟ったように、4人の出生について少しずつ話し始めました。そもそもシドも光の戦士4人もこの浮遊大陸の人間ではなかったのだそうです。10年以上前にシドが大勢を乗せて飛空艇を飛ばしていると世界が急に闇に包まれたのだそうです。あれ?生きている森の長老は1000年前に世界が闇に包まれてその後に浮遊大陸が誕生したっていうような話をしていた気がしますが、10年以上前にも同様なことが起きていたとなると、1000年前の方の闇は一度何者かによって払われたということになります。おそらく1000年前のケースでも光の力を携えた者が光と闇の力の均衡を保った感じなんでしょうね。1000年が経過して周期的にまた闇の力が増幅を始めたというのが現在の世界の状況なんだと解釈しました。飛空艇の上で突然闇に包まれたシドは意識を失い、気がつくと一人陸の上に打ち上げられていたようです。そのときの乗客のうち唯一救いだせたのが赤ん坊だった光の戦士4人だったのだそうです。プレイ当初からあった4人は実は孤児という設定はここからきていたのですね。本当の両親はおそらくシドの飛空艇(10年前の)と一緒に闇に飲み込まれて・・・その後、ルーネスとアルクゥはウルのトパパ村長に、レフィアは鍛冶屋のタカに、イングズはサスーンの王様にそれぞれ預けられたというわけでしょうか。ファミコン版では、4人は一緒くたにウルに預けられたそうなので、ちょっとだけドラマ要素が増してます。子供を預ける人選については各自治体の長だったり、仕事上の仲間で信用のおける男ということで決定されたのでしょう。レフィアあたりは女子なので、ニーナさんのいるウルの方が預け先としてよかったような気がしないでもありませんが、何かその辺にも語られないドラマがあったのでしょう。イングズなんて預け先で働いてるし、レフィアも鍛冶屋の手伝いを嫌々ながらもさせられています。ウルの二人は、結構お気楽な環境で育っているのかもしれません。
シドも元の世界が闇に呑まれて以降どうなっているのか未確認だそうです。それは自分の目で確かめてこいとのことです。こんな数奇な運命の子が偶然にも光の戦士に選ばれているわけですから、何かしらの力が働いてきっとうまくいくだろうとシドは4人を送り出してくれました。船に乗り込んでAボタン(操縦席にAと書いてあるボタンがあるのでしょう。)を押しこむと、船体に風車のような羽が生えて、轟音とともに船体が浮かび上がります。そして、浮遊大陸の外側に10年ぶりに人類が飛び立つのでした。向かう先は、故郷です。気分は宇宙戦艦ヤマトですぞ。