昨日、長いこと買おうと思っていたのになんだか買いそびれていたアイテムを注文しました。そいつの名はNintendo 3DS。DSのヒットを受けての次世代機に3D液晶が載ると聞いたとき、多くのメディアがバーチャルボーイの失敗を比較に取り上げましたが、バーチャルボーイ自体は最終的に収支がトントンぐらいだったという話です。あれもゲームボーイのヒットを受けてのプレッシャーが多分にあったのかもしれません。ヒットを二つ続けて飛ばすのはどの業界でも難しいことなのでしょうか。3DSに関していえば、やはりコンテンツ側の準備が十分ではなかったというのが多く言われているかと思います。私なんかはブラウザと3Dカメラと3D液晶を使って、一般にも広く開発の門戸を開いてくれれば、なかなかのキワモノが誕生していたんじゃないかと思っているのですが、任天堂はその辺があまり積極的ではないのがさみしいです。変わり者ガジェットとして同時期に誕生したMicrosoftのKINECTは、その点でおもしろコンテンツが一般人に作られて変な好評を博していますね。3DSの出足が鈍くて、任天堂が希望小売価格をバーチャルボーイ並みに引き下げたあとも、なんだか忙しさにかまけてましたがようやくAmazonでポチッと注文できました。値段は14300円ぐらいでした。コンシューマ機は値段設定が難しいものなんですね。ビックカメラはかっちり15000円でしたが、ポイントつくのかな?
さて、前回、ルーネスたちは骸骨紳士といったいでたちの神官・ハインをくだしたので、その魔力が消えたのかハインの城に異変が起こりました。
ルーネス「なんだ地震か・・・?」
城全体がうごめいているような不気味な感覚にとらわれると、直後にその場全体に声のようなものが聞こえてきました。「ありがとう戦士たちよ・・・」
イングズ「壁がしゃべったぞ!?」
クリスタルのときと同じようにどこからともなく聞こえる声は、どうやらこの城を構成する生きている森の長老の木のものようでした。お腹の中で声を聞いているようなものなので、よく響きます。木がしゃべるという現象については、ファンタジー的には今さらつっこみを必要としないと思います。にこにこぷんの樫の木おじさんしかり、デクの木様しかり。長老ともなればしゃべるぐらい朝飯前なのです。生きている森の木なんて、きっと樹齢5年ぐらいで言葉を覚えそうなものです。長老の木はハインにかけられていた呪いが解けたため、ようやく言葉を取り戻したようで、しきりに光の戦士達に感謝していました。また、言葉とともになんだか不思議な力を取り戻したのか、体内につかまっている人々を元の村に返し、自らも生きている森に帰るとのことでした。そもそも浮かび上がっていたので、ハイン亡き後、墜落しそうなものですが、その辺も長老パワーでうまいこと中の人を守ってくれたんでしょう。ルーネスたちのもとに少し遅れてやってきた兵士たちもハインが討伐されたことを知ると喜びながら「ありがとう」と言ってきました。一行は巨木の飛行に揺られながらそれぞれの場所に帰ります。絶妙な揺れでルーネスは船酔いし、やっぱり空を飛ぶなら飛空艇がいいよねなんて軽口をさわやかに叩いていたに違いありません。
長老が生きている森に戻ると森中の妖精が集まって、主の帰りを待っていました。長いこと不在にしていた森はちょっとくたびれていたかもしれませんが、それもまた長老パワーで復興していくんでしょう。長老は自分の元植わっていた場所に戻って、「これを受け取りなさい」と「かぜのきば」というアイテムをルーネスに渡しました。なんでも闇の力が道を塞ぐとき役立つものだそうです。「牙」といえば、先のドワーフの洞窟でも「氷の牙」なんていう水のクリスタルにちなんだアイテムが出てきましたね。順当にいけば炎や土にも関連する牙が出てきそうですが、はて、大木の長老がくれたのが土の牙でないのはこれいかに?特に長老には由来のないアイテムなのかもしれませんが、とりあえず持っていて悪いものではないでしょうからもらっておきます。渡すものを渡すと、長老は傷ついた自分の体を再生させるために眠りにつくといって、おやすみモードに入りました。こうなると1000年は森に誰も入れなくなるそうなので、3年寝太郎の333倍ぐらいすごいねぼ助という計算になります。やはり寿命の違いが動物と植物とでは如実に現れますね。1000年という単語にちなんでか、こんな話も聞かれました。
「世界が闇に覆われた1000年前に浮遊大陸は誕生した。光の戦士が選ばれたのも偶然ではないのだろう。」
この長老樹齢1000年を超えているわけで、さらに1000年も眠るつもりらしいですから、起きたころにはきっとIT革命の一つも起こってますね。人類の歴史を生きたまま伝える生き字引・・・いや、1000年寝てる間の情報は伝えてくれないのか・・・。しかし、浮遊大陸が生まれたときに世界が闇に覆われたとか、ついに舞台はこのせまい大陸の外へと発展していきそうな予感です。ギサールも既に攻略済みですから、この大陸はグルガン族の谷の南の湖を除いては割と津々浦々巡ってきたはずです。しかし、その外側の世界はなんと闇に覆われているとのこと。その響きからすると単に夜で暗いってことではないと思います。闇の力・・・なんとなくネガティブなイメージです。多分、外側の世界に降り立つとなんとも陰鬱な気持ちになって死にたくなるとかそんな感じなんでしょう。と思っていたら、長老が「浮遊大陸から飛び立つのだ!今なら闇に覆われた世界に行ける!」と背中を押してきました。今なら、闇の中に降り立っても、日曜の夜に明日の登校を面倒に思うくらいの憂鬱さですむということなんでしょうか。それくらいなら耐えられるかもしれません。なんだかんだで学校にいったらそれはそれで楽しいのです。とにかく闇に覆われた世界の闇の力の強度にも波があって、今このチャンスを逃すと次はもう1000年またないとならないらしいのです。1000年待つとか天体レベルの待ち時間を生身の人間には待てません。あっ、長老様なら体力回復に眠ってる期間ぐらいなのか。もしも光の戦士が巨大な植物だったら、「今日は疲れてるから、また明日な」みたいな感覚で1000年後のチャンスを待てたんですけどね。
「さようなら、お元気で。」と妖精さんに別れを告げられたので、生きているうちにはもう入れない生きている森をこの辺であとにすることにします。闇の世界に行く手段もまだありませんが、ルーネスたちは次の目的地を外界に求めるのでした。同じく闇の世界だったアレフガルドであれば穴から落っこちればよかったのですが、浮遊大陸は外周を岩山で囲まれているので落っこちるわけにはいきません。岩山を超えるにはやはり空を飛ぶ感じですかね。それともオーエンの塔が下界とつながってるとか何とかいう話が関係するのかな。というわけで今は情報を収集するターンのようです。とりあえず、生きている森のむこうの川づたいに何かないか、カヌーで渡ってみましたところ、何もないことを確認しました・・・トックルでもいくか。