国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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森と妖精

トックルの村を襲うアーガスの城の兵士に憤りを覚えつつ、ルーネス一行はトックルの北西に向かいます。ん?チョコボってなんのこと。

妖精さんがいっぱい

しかし、アーガスの城の手前に大きなくぼみがあって進行を妨げています。迂回するにも岩山が通行を困難にしています。全く誰だよこんな穴を掘ったのは!近寄って見るとそこにはたくさんの妖精さんが飛んでいました。どうしてもいっぱい妖精が飛んでいるのをみると、虫取り網で捕まえて瓶に閉じ込めたくなるものです。はっ!まさかあのくぼみから巨大な女神様が表れてHPを回復してくれるのでは?この空中大陸の名はハイラル!

妖精といえばFF1でも妖精ブローカーの魔の手に掴まって瓶詰めされた挙句、売りさばかれた妖精がいましたね。あれを思い出すと妖精と人間との間には、ちょっとした溝があるのかもしれませんが、とりあえずたくさんいる妖精たちに片っ端から話しかけて、アーガスへ行く道をつけましょう。

彼女らの言うことには・・・いや、なんか漠然と妖精に女の子のイメージを持っているだけなのでひょっとしたら男の子の妖精もいるのかもしれません。何となく、ディズニーのピーターパンのティンカーベルが妖精のイメージを自分の中に形作っています。あっ、そしたら妖精の声、聞こえないじゃん。ベルの音のような声しか聞こえないじゃん。と思いつつ、ところがどっこい、ディズニー・ティンカーベルはスピンオフ映画でがっつりしゃべるんで大丈夫でした!なんか妖精しか出てこない映画だったので、妖精間の会話が全部鈴の音だったらかなりカオスな状況を生んだことでしょう。
話を戻して、妖精の話をようやくすると、ここは生きている森で、その森の中でも1万年も生きていた最長老となる木が元々この窪地に植わっていたそうです。しかし、アーガス城の神官・ハインが長老の木に呪いをかけて、城の姿に刻まれた状態で砂漠の上をさ迷うことになってしまいました。長老がいないと生きている森の他の木々が心細さからか、はたまた長老の特殊能力が失われてか、枯れてしまうそうで、木々がさめざめと泣いている状況だそうです。森に住まう妖精としては、この状況をなんとかしたいけど、小さい身体の彼女らの力ではいかんともしがたいので、ルーネスたちに助けを請うてきました。

浮く巨木

ルーネスたちにしてみれば、この森が息を吹き返さないことには先に進めそうもありません。そして困った妖精や木々を放っておくことももちろんできません。義理も人情も浮遊する長老の木の呪いを解く方向を向いています。この長老の木を我々は知っているっ!既にトックルのやや南の砂漠でフラフラと浮いている姿だけ目撃しています。あれが天空の城の姿をした植物だったとは、一体どんな巨大な呪いをひっかぶっているというのでしょう。もちろん、自分の中で長老の木のあだ名は「デクの樹サマ」に決定です。ルーネスに回転斬りを覚えさせる日も近そうです。

さて、呪いの元凶となる神官・ハインについても、妖精たちから情報が得られました。やつは神官の皮を被っていますが、その実は魔道師だそうです。大神官ハーゴン様と比較して、はたしてその魔力はどっちが上でしょうか?ちなみに私の前に現れたあの大神官はパルプンテで呼び出されたおそろしいものに逃げ出した経歴を持っているので、かなり格が下です。ハイン神官はその特技に「バリアチェンジ」という技があるそうで、なんでも自分の弱点を刻々と変化させてくるそうなんです。FF素人の私ですが、クロノトリガーは体験済みですので、魔王は既に攻略済みです。すなわちバリアチェンジもおそるるに足りません。今、現在何が弱点なのかを的確に把握すれば怖いものはない・・・はずです。魔王の時は、魔王自身が放った魔法をマネしていれば自ずと弱点をつくことになっていたと思います。ということは、ハインもファイガとかサンダガとかアイスガぐらい放ってくるのでしょうか?ジョブはこのままでいいのか、少し不安になってきました。ルッカとマールが戦力に欲しいところ。

とりあえず、あの空を飛ぶ巨木の元に戻ってみようと、一行は生きている森をあとにします。「あっ、ひょっとして、アーガスの兵士ってハインに操られてるんじゃない?」と出しぬけにアルクゥ(どや顔)が言ってきました。確かに理に適った主張のように思えますが、妖精の話からその結論を導き出すのは早計ではないでしょうか?ルーネスが落書きしていた教科書をきちんと読んでいた彼には、きっと私たちには計り知れない魔術の体系についての見識があって、巨木を操れる魔道師であれば、人心を操ることも造作ないという結論が導きだされるのでしょうね。そういうことにしておきましょう。