国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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タカは心配性

お父さんは心配性サラ姫とお別れしたイングズは、その笑顔に応えるためにも世界を平和にして、さっさとサスーンに帰ってこなければなりませんので、ルーネスたちをせかすように次の目的地に進んできました。もう一件別れ話を経ないことには、旅立ちもできませんってことで、カズスに到着しました。レフィアの家出に決着をつけるときです。
町に入ると先手必勝とばかりに入口にレフィアの父にして鍛冶職人のタカがうろうろしていました。ジンの呪いもすっかりとけて、娘を迎えにいけるようになったのでしょう。しかし、職人の気質が邪魔をするのか、どんな顔をしてレフィアに帰宅を促していいのかわからない感じです。自分、不器用ですから。

レフィアを連れ去るタカそんな髭おやじ・タカにレフィアが駆け寄ります。家出少女ゆえに前にカズスに寄った時には、町の入り口に待機するといってきかなかったレフィアですが、さすがに親父が玄関口まで迎えにきているとあっては、無視するわけにもいきません。すると、レフィアの存在に気がつくや否や、タカは有無も言わさずレフィアを家に連れ帰ってしまいました。対話を持たず、強引に行動を起こすあたりが古き良き職人の姿というものです。自分、不器用ですから。

モーグリメニューレフィアをあっという間に連れていかれて、ポカーンと口を開けたままのルーネスでしたが、とりあえずカズスの町が正常に機能していることを確認してみることにしました。町の中ではユーレイは消えて、人が行き交う姿が見受けられます。そんな中にユーレイでも人でもない存在がいらっしゃいました。
モーグリさん、こんなところで何をしているんですかい?そう尋ねると、何かメニューが開いて「お客さん、今日はどうします?」と酒場のマスターのようにモーグリが逆に聞いてきました。どうやら、Wi-Fi通信をつかったあれこれの機能はモーグリを介して行うことができるようです。もちろん、通信する相手もいないことですので、モーグリとはすぐわかれました。きっと行く先々でモーグリに会うことになるのでしょうが、特に会話が弾むこともなく会っては別れるの繰り返しになるのでしょうね。

ミスリル装備品武器屋に入店すると、さすがミスリル鉱のお膝元だけあってミスリル装備品が充実しています。鍛冶屋のタカもいることですから、原料の生産と加工・販売を一貫してこの町では行っていることになります。流通にかかるコストをかなり圧縮できるので、きっと良心的な値段で販売されているのだと思います。ここで大量にミスリル品を買い付けて、他の集落の武器屋にでも卸せば、そこそこのお金儲けになるかもしれませんね。でも、とりあえず必要なものだけ買うことにしました。戦士・ルーネスにはミスリルソードを、シーフ・アルクゥにはミスリルナイフを買ってあげましょう。

鉱山の奥!?そういえば、以前は全滅させられましたが、今のレベルならミスリル鉱の奥に入っていってもモンスターと勝負できるかもしれませんね。なんでもこの鉱山の奥には秘密の通路があるそうですから、お宝のにおいがプンプンとしてきやがらぁってなもんです。掘って掘って掘り進んだ先にエスターク的な魔王がいたらまた全滅必死ですけれどもね。FFも三作目ともなれば、「超ミスリル」とか「エターナルミスリル」とかいう設定のインフレーションが起こってもよさそうなものです。ミスリル鉱山の奥にあるものには、いろんな意味で興味がわいてきます。

サンタっぽいシドさて、カズスの酒場では、飛空艇を貸してくれたシドがいるはずです。お礼も兼ねて挨拶に行こうとするも、ユーレイ姿しか知らないため誰がシドだかわかりません。シドのいた位置にはサンタさんがいるばかり。クリスマスシーズンもまだまだですから、オフタイムで赤い衣装は脱いでいるようです。でも、もしかしたら素敵なプレゼントをくれる可能性がなきにしもあらず、と話しかけてみるとやはり、シドさんでしたか。あらまぁ、おじいちゃんになっちゃって。かつてはフィンの白騎士団をひっぱっていたとは、想像もつきません。こんな感じでシリーズごとにシドは姿を変えて現れるとかなんとかいう伝統があるらしいです。手を変え品を変え「飛空艇さえあればいい」っていう感じで登場するのも、またたくましいですね。今回はおじいちゃんの姿なので、せいぜい労わってあげることにしましょう。ルーネスは極力重いものは持たせないように。アルクゥは毎晩肩を揉んであげるように。イングズは世間話につきあってあげるように。

ばーさんの待つカナーンシドはそういえば、カナーンに帰ろうとするも飛空艇での帰路が大岩にふさがれたため、カズスに滞在中にユーレイ現象に巻き込まれるというアンラッキーなおじいさんでありました。故郷には連れ添いもいるらしく、心配をかけまいと早く帰りたそうです。そこで飛空艇を貸し出したという恩義をおしつけてルーネスたちにおねだりです。「わしをばーさんの待つカナーンまで連れてってくれんか?」とのこと。もちろん大恩ある老師の言葉に逆らうことなどできませんので、シドがパーティーに参入することになります。サラ姫のときのような5人目ポジションで、戦闘中に補助を行ってくれたりすると考えてもいいのでしょうか。サラ姫がケアルやエアロでしたから、シドの場合だと飛空艇からの「機銃掃射」や「低空爆撃」などを期待すればいいでしょうか。ダンジョンのような飛空艇の入りこめない場所ではとんだお荷物じいさんですね。

シド参加それにしても、今度のシドは妻帯者です。どんな奥さんを娶ったのか気になるじゃないですか?今はひげのおじいさんですが、帽子を目深にかぶってご尊顔を拝見することが叶いませんので、若いころのモテ度を推測することも難しいようです。こんなじいさんであっても飛空艇乗りとなればホテルアドリアーノのジーナ的な美人が帰りを心配して待っていてくれるかもしれません。「婚約指輪が六角ナットだった」とか、「古い機体を改造して作ったのよ、このテーブル」は、などといった飛空艇がらみの家庭エピソードがカナーンに帰れば聞かせてもらえるのでしょうか。

レフィアを心配するシドさてさて、5人目の席が埋まったところでさっそくYボタンでパーティーとの会話を楽しみましょう。シドのじいさんならいろんな飛空艇トークでプレーヤーの耳を楽しませてくれるに違いありません。「太陽の炎の扱い方ってのはな・・・」みたいなエンジニアのうんちくを期待するルーネス。しかし、「レフィアは一緒じゃなかったの?」なんて興ざめなことを言い出しましたよ、おじいさん。ん?レフィア?そういえば、タカに拉致されているのを忘れていました。じいさんも結局、ストーリーの進行を補助するような発言ばっかりなんでしょうか。もっとマニアックな話で盛りあがらせてくださいよ。

カナーンへの妨害タカの家に行く途中、シドじいさんがカナーンに帰れなくなった理由を復習させてくれる町人がいました。「パルメニ山脈」の「ネルブの谷」が大岩で塞がれたのがじいさんの不幸の始まりでした。ネルブの谷は交通の要衝になっている場所で、山脈の南北の交易はここを通ってやっているのでしょう。つまりここが塞がったままだと、じいさんがばーさんに会えないだけではなく、サスーン領全域へ物資が行き届かなくなるという可能性があるってことです。ルーネスもアルクゥもイングズもこの領土に大事な人がたくさん住んでいますので、やはり放っておくわけにはいきませんね。巨大な岩を何とかする方法を考えないと・・・。

みんなでタカのところさて、タカの鍛冶場に4人はやってきましたが、はたして誰が「レフィアをください、お父さん」っていうかでもめております。

イングズ「私は国に大事な姫がいるので辞退しよう。」
アルクゥ「僕だってやだよ~。レフィアおっかないもん。」
ルーネス「えっ、俺かよ!?」

3人がまごまごしているうちにシドが口火を切りました。タカとは旧知の仲なので、軽く世間話のジャブから入ります。そして、話はレフィアをおいて別の方向に向かいますが、それは次回、お楽しみに。

ルーネスとアルクゥの会話を書いてたら「鋼の錬金術師」のアニメの声が聞こえてきましたよ。ルーネス→エドワード(朴璐美)、アルクゥ→アルフォンス(釘宮理恵)でどうですか?ついでにレフィア→ウィンリィとかどうですか。イングズは大佐ですか。それとも少佐ですか。キャラクターの相関図も似た部分があって比較すると面白そうです。