突然のパラメキア皇帝の復活とともにフリオニールたちとレオンハルトに地獄の鬼火のような青白い炎が迫ってきて、おそらく絶体絶命のピンチに陥っているという状況下になってしまいました。地獄の炎ですから、それはもう熱いに決まっています。多分触ったら溶けて死にます。でも、ドット絵だと残念ながらその緊迫感は伝わってきませんでした。ともするとムーンブルクの王様のように話しかけたりもできそうな鬼火です。
さて、そんな中、竜騎士・リチャードが飛竜を呼び出します。「お前達は飛竜に乗って逃げろ!」とのこと。どうもこの場でパラメキア皇帝を再度倒すという選択肢は与えられない模様。それが一番手っ取り早そうなんですけどね。おそらく、レオンハルトとフリオニールの喧嘩っぷりをみていたリチャードが、今のままでは地獄でパワーアップした皇帝には勝ち目がないと踏んだのでしょうね。心配かけてすいません。そして、リチャードのおじさん一人で皇帝に立ち向かうつもりらしいです。
ってそんな無茶な。そりゃあ、将来的にレオンハルトが4人目としてパーティーに入るためには、リチャードの居場所がなくなってしまうことは必定ですが、だからといって一人で皇帝を相手にするなんて無謀にもほどがあるってもんです。ゴードンやレイラさんのように円満に席を譲ってくれればそれでいいって話ですよ。そもそも飛竜に乗ってこその竜騎士ですから、飛竜をフリオニールたちに渡してしまったら、リチャードの機動力なんて鼻くそみたいなものかもしれないじゃないですか。かつて竜騎士の力を皇帝が恐れたなんて話もありましたが、飛竜から降りた竜騎士、いや単なる騎士はパラメキア兵の猛攻にすら屈してしまっています。どうして、そんな・・・
リチャード:最後の竜騎士・・・・。リチャード・ハイウィンドが相手だ!
そう、これは残された竜騎士の意地でした。リチャードにとっては、パラメキアの皇帝ほど憎い存在はないわけですよ。だって、同僚を全員惨殺されてますから。目の前にそんなやつがいるのに、逃げ出すわけにはいかんのです。男の子ですから。自分が生きるとか、死ぬとかは関係なく、自分のアイデンティティにかけて倒さなければならないのです。エリナさんとカインに必ず帰ってくるなんて約束をしてしまいましたが、それを反故にしてでもパラメキア皇帝は竜騎士として倒さなければならない相手なのです。
まぁ、カイン君がいるので竜騎士の血統は必ずしも絶えるわけではなさそうですが、竜騎士族の培ってきた妙技や伝統なんかは、実質伝えきれていない面も多いでしょうから、「最後の竜騎士」という言葉を使ってしまったことには、あまり深くつっこまないでおきましょう。
ところで、リチャードの姓が「ハイウィンド」っていうらしいですけど、この単語が結構気になったんですよね。で、思い出したんですが、キングダムハーツの各世界を航行するグミシップっていう乗り物に「ハイウィンド」っていう名前がついていたんですよね。リチャードと何らかの関係があるのだとしたら、ちょっと面白いなぁ。
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