スカルミリョーネ「ゼムス様あ!」
カイナッツォ「今一度!」
バルバリシア「またも敗れるとは!」
ルビカンテ「・・・我々の完敗だ!」
四天王はそれぞれの個性に準じた一言を残して消えていきました。スカルミリョーネはすがるように、カイナッツォはわがままに、バルバリシアは呆れたように、ルビカンテは潔く、二度目の敗戦をかみしめたようです。ここでもゴルベーザではなく、ゼムスの名前が挙がっていて、もうすっかり敵の親玉がゼムスにシフトしてしまったようです。ゴルベーザのポジションって今あちらではどうなってるんでしょう?
とにもかくにも一旦セーブポイントに戻って、この先に備えてコテージで一休みです。全員がルビカンテみたいに回復してくれるわけではないですからね。次は順番的にゴルベーザ戦かなと思って、吹き抜けの上に登ると巨人制御装置という場所に着きました。名前の通り、今いるバブイルの巨人を監督する装置が配置されているのだと思います。「ここが巨人の心臓部・・・制御システムだ。」とフースーヤ。月側のシステムなのでよくご存じなんでしょう。システムに近寄ったら赤く警報装置が作動しました。外敵から身を守るための自衛システムとかもありそうですね。「で、でけえ・・・!」とエッジが驚いてますが、多分、システムの脅威は大きさじゃないと思います。機能とか効率とか排熱処理とかエネルギー使用量とかもっと称賛するポイントがあるんでしょうが、未開の人類としてはデカさや質量にまず圧倒されるのです。シドとかルゲイエとかならもうちょっと違った感想を持ちそうです。
フースーヤ「まず防衛システムをたたかねば制御システムは修復されてしまうぞ!」
フースーヤは今大事なことを言いましたが、これ自体がちょっとした罠だったりもします。では、システム破壊工作戦スタート!
大きい制御システムの球体の横に二つ小さい丸がいます。防衛システムと・・・迎撃システム!?聞いてないよ、フースーヤさん・・・メイン機能の「制御」とそれを修復する「防衛」、そして直接障害を除去しにくる「迎撃」と3つ揃ってワンセットってことか・・・。そりゃそうか、アタッカーは必要です。初手で制御システムは自分にだけリフレクをかけてきました。これはreflectionでしょうから、マホカンタみたいに攻撃魔法を撃ち返してくる呪文ですかね。じゃあ通常攻撃でいいのかな?でも、先に防衛システムを叩けってことでしたから、ターゲットは右手の球からですね。次の瞬間、迎撃システムから透過レーザーが放たれて、例によってフースーヤがペチャンコになります。おじいちゃん・・・。透過するとは全くの嘘で人体に重大な影響を与えてきますぞ。それでも愚直にターゲットは防衛システムです。あいつは定期的に制御システムを「かいふく」させて800台くらい回復させてきます・・・っていうか、もう次の透過レーザーが迎撃システムから放たれたよ!早いよ、エッジとリディアもあっという間に死んじゃったよ!これもしかして真っ先に倒すべきは迎撃システムじゃない?そんで迎撃システムさえ倒しちゃえば相手は攻撃手段を失って、楽勝じゃない?
とにかく立て直せるかわかりませんが、抗ってみたところ防衛システムに通常攻撃を加えると思いっきり自身を回復することもわかりました。殴られるほど回復するとは、とんだど変態さんだな。そこまでで一回全滅しました・・・。やはり透過レーザーをなんとかしないと回復が追いつきません。
二戦目もとにかく迎撃システムから攻略しようとするもレーザーの火力が高すぎてうまくいかず、3戦目はセシルにヘイストをかけてやっと迎撃システムを攻略できました。これで落ち着いてローザは回復・蘇生でパーティーを立て直し、セシルは防衛システムを次のターゲットに据えることができそう・・・あっ、防衛システムは叩いちゃだめだっけ。ってことで復活したリディアがバハムートで防衛システムを破壊したら、新展開が始まり「物体199」なるものを制御システムが投げつけてきました。黒い球体にみえるその物体は・・・ローザの真上に落ち、9999ダメージ、すなわち即死を与えてきましたよ。やばいやつだ、ブラックホール的な何かなのか!!これは早く制御システムを倒しきらないと・・・と思ったけど、すかさず次の物体199がリディアに飛んできます。あっ、これはまず回復・蘇生で立て直さないとダメな奴だ!
こちらがまごついていると、なんとあっちの方が先に「さいせい」で立て直してきやがりました。フースーヤ、お前のアドバイスまじでやばいぞ!防衛システムは確かに制御システムを回復させるけど、回復量大したことないし、防衛システムを倒しちゃう方がリスクデカすぎるわ!余計なことを口出しだけして自分は戦闘中ペチャンコになってるだけ・・・これぞまさに老害!とにかくまた透過レーザーが飛んでくるので、すばやくローザを生き返らせます。ぐっ、生き返らせた途端にレーザーで焼き殺された・・・。レーザーでついにセシルだけになってしまいましたが、ここから主人公力を発揮するセシルなのです。ピンチを切り抜けてこそ主役、幸いにもヘイストがかかってますので、サクサク連続攻撃で迎撃システムの再破壊に成功します。これでこちらの被弾はゼロになりました。落ち着いて詰め将棋を指すだけですよね。ローザから蘇生して回復役を任せます。そして「制御システム」の方から叩いていきます。「かいふく」はされてしまいますが、セシルの攻撃力の方がちょっと上回ってます。そして徐々にパーティーが立ち上がってきます。まずは攻撃の回転が速いエッジを、次いでリディアを・・・一応フースーヤも・・・。
セシルとエッジでちまちま削ってましたが、リディアのバハムートで一気に行きました。制御システムはプスン、プスンと音を立てながら沈黙です。残る防御システムもメガフレアで焼き尽くしてやりましたよ!ちなみに忍術「かとん」では防御システムは回復しちゃうようでした。セシルとエッジは手を出さないでリディアを応援する係です。あっ手裏剣投げは有効でしたけどね。もう倒すだけだから手裏剣はもったいないですね。
「おのれえ・・・!」とここで入ってきたのがゴルベーザでした。システム破壊中は、何か別の作業中だったんでしょうか?ワナワナ震えながら巨人への影響を心配してるようです。ここでゴルベーザとフースーヤがお互いに「誰だこいつ?」状態に陥ってしまいます。フースーヤは先に気づいたようで「おぬし・・・自分が誰かわかっておるのか?」と本人も気づいてないことまで察知したようです。ゴルベーザが何者なのか、というFF4の最大の謎に近づいてきちゃったようですね。まあ、これまでさんざん「におわせ」がありましたのでおよそわかってはいるつもりですが、次回答え合わせです。