「だ、誰じゃい、えらそうに!?」シドは初対面の人に一回噛みつくという習性があります。悪気はないのでしょうが、誤解される確率がグッと上がりますね。セシルからフースーヤの紹介を受けて、月の民の存在にびっくりしたようですが、巨人の口元に飛空艇で近寄り、潜入する作戦を「できるか?」と聞かれれば「ワシを誰だと思っとるんじゃ・・・!まかしとかんかい!!」とムキになるシドの性格もお見通しのようです。さすが、年の功・フースーヤさん!
リヴァイアサンみたいな巨大生物に飲み込まれたり、ミニマムで小人状態になって狭い場所に入っていったり、過去作でも相対的にデカいものの中に入っていくミッションはありました。こういうとき入り口になりやすいのはやはり口なんですね。生物の器官で異物を受け入れる前提でできているのはやはり消化器系で、入り口は口なのです。出口は・・・まあ、クジラだと潮吹きとか、くしゃみに乗じて頭部から脱出する目もゼロではありません。バブイルの巨人の食生活は不明ですが、女の子が二人いるので、できればきれいに排出されたいところです。
うまく潜入すると、そこは巨人の口でした。中は普通にバブイルの塔みたいな建造物って感じですね。巨大生物というより、ガンダムみたいな巨大ロボをイメージした方が近いかな?クリスタルが動力源らしいし、内燃機関みたいなものはないのかな?人の形に近いし、地上を破壊するプログラムを実行する脳に当たる演算装置とかも近くにあるかもしれません。ただ、人が移動できるスペースは一本道のようなので、自由に中を散策はできなそうです。
当然のように中にはモンスターがいっぱいいます。ビームを撃ってくる機械砲とか鉄騎兵とか金属っぽい敵が多いのかな?サーチャーってやつは侵入者を探知する仕組みらしく、セシルが攻撃すると他の敵に知らせて呼び寄せます。他のゲームだったらいかにうまくサーチャーを出し抜くか考えるところですが、経験値のタネを呼んでくれるのであれば積極的に警報を鳴らしてもらった方がいいですね。
巨人の首、巨人の胸、巨人の腹と体の下の方に向かっていっているのが階の名前からわかるのですが、内側から「心臓部」を叩くという当初の作戦的にはちょっと降り過ぎでしょうか。もうお腹部分なので、あとは消化されて排泄されて終わってしまいそう・・・。
さっきサーチャーに呼び出された巨人兵とかどうでしょうか。鉄人感ありますよね。5号くらい?左手にフードプロセッサー、右手にサイコガンを備えて、電磁場攻撃なんかも繰り出すロボっぽい兵です。こいつ自身も巨人感のあるサイズですが、バブイルの巨人所属の兵で巨人兵なのかな?そこそこ硬くて面倒な敵でした。あと機械兵っていうキラーマシンみたいなやつもいました。すぐすっ転びそうな細い足でしたが、足など飾りって言われると言い返せません。
巨人内部の通路に入ると機械竜なんてのも出てきました。「ほのお」を吐いてきたりしますが、生体が火を吐くのと違ってあんまり驚きがありません。火炎放射器が首元にくっついてるだけに感じられてしまうせいでしょうか?こいつらもメタルボディで硬くて油断すると全滅寸前まで行く感じでした。セシルが生命線といった感じで、セシルにかばわれているローザが戦況を立て直すというパターンが多いですね。ドラクエのメタルドラゴンも強いですもんね、メタル化がマッチする生物なのか、ドラゴンよ。メタルデブチョコボなら魔導船でみかけましたが、あいつの場合メタルの無駄遣いといっても差し支えなさそう。
そうこうしていると、先にセーブポイントとハ・・・ハミングウェイそっくりなウサギを発見しました。いや、ハミングウェイは今月面でハネムーン中のはず・・・?とにかく話しかけてみると、道具屋でした・・・お前は誰だ?エッジに「なげる」用の手裏剣を買ってあげてみましたが・・・特にセシルに親し気に話しかけてくる様子もなく、巨人の中で営業するキョジングウェイとして一連のネミングウェイ騒動とは切り離して考えることにしました。モーグリとかやりそうな役だけど、FF4はウサギ推しクポね。