国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

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月の中心で悪意を叫ぶケモノ

月の民の館のクリスタルはファービーなんかより全然雄弁でした。地球のクリスタルはどっちかっていうとただ静かに光をたたえがちなんですが、サイズがデカくなると自意識まで肥大化するのでしょうか?フースーヤ以外の人は眠ってるらしいので貴重な情報源ではありますので、片っ端から話しかけていきます。

「月の民たちは、この大地の中で深い眠りについている。フースーヤは番人として眠っている月の民を見守っています。」

SFだとコールドスリープとかいって、瞬間的に人体を冷凍して、鮮度を保ったまま長期間保存する技術があったりしますよね。目を覚まして数百年経っていたとしても、筋力も衰えず、意識もはっきりしたまま、元気で戸籍上の年齢だけえらいことになっているというすごい技術です。起きたらハンターハンターとかガラスの仮面が完結してなかった・・・みたいなショックが襲ってくる可能性もありますが、逆にものすごいテクノロジーが富樫先生の腰痛を治し、美内先生に天啓をもたらす可能性もあるので未来は箱を開けてみるまでわからないはず!宇宙移動時代ともなるとこういう「寝て待つ」テクノロジーは必須です。目的地に届くまで光の速さでも年単位かかるのが光年っていう距離のスケールです。人間の寿命では移動できる距離がどうしても限定されてしまうので、旅行中は寿命ごと停止せざるを得ません。方法まで言及されていませんが、基本的には機械的に眠りについて地球人がいい塩梅まで文明的になるのを寝て待つというのが月の民の多数派の考えらしいですが、やはり有事に備えて安全装置が必要です。それが寝ずの番・フースーヤってことらしいです。月の民の平均寿命とか不明ですが、なんか大変な役を担っちゃってますね。人望から任されたのか、罰ゲーム的なそんな役なのか、じゃんけんで負けたか・・・フースーヤは一人老いていきます。

次は黄色いクリスタルにいってみます。どうやら月のクリスタルも8つあるみたいで、地球とお揃いです。多分、理由があってその数なんでしょうね。半分光で半分闇だったりするのかな?で、このクリスタルがこの月面施設の動力源かと思ってますが、ゼムスを封じ込めているのもまたこのクリスタルたちなんだそうです。なかなか多機能ですね。その理屈で行くと他の月の民を眠らせているのもこのクリスタルなんでしょうね。闇のクリスタルなんて眠るのにちょうどよさげ。

クリスタルに囲まれた中央部分を調べてみると、「見えない力で封印されている。」と説明されました。これはゼムス?それとも月の民?コールドスリープ的な物理的停止とは違った仕組みで封じられてるみたいで、封印対象の姿はここからはみえないみたいです。まぁ、寝顔みられたくないですもんね。プライバシーにも配慮しているクリスタルの封印技術なのでした。

次に黄緑クリスタルです。「ゼムスは内側から結界を張り中心核への道を封印しています。」これは封印されたゼムスが内側から反抗して封印内封印を施したってことかな?中心核がなんなのかわかりませんが、多分重要な場所なのだと思われます。次は黒っぽい石です。闇のクリスタルっぽいのはどうもこれだけなので、「光と闇」という対構造は青い星民が考えた後付け設定なのかもしれません。地球の8つと月の8つがバランスを取って月は維持されているそうです。そういえばこの月は人工的に作られた衛星でしたね。遠心力と引力が吊り合って周回する元の月と違って、こっちの月は人為的に衛星軌跡をコントロールでもしてるんですかね?

次は白いクリスタルですが、さっきのフロア中央の封じられたパネルのあたりからゼムスのいる中心核に行けると教えてくれたものの、言外でゼムスに封じられて行けなくなっちゃったことを臭わせてきます。なるほど、封印内封印の構造がみえてきました。紫のクリスタルは「ゼムスは、ゴルベーザを使い青き星のクリスタルを集めバブイルの塔でそのエネルギーを増大させました。」だそうです・・・ん?地球のクリスタルパワーが増大すると、月のクリスタルとのバランスが崩れて・・・月の運用に悪影響がでるってことでOKでしょうか・・・。地球のクリスタルがよもや月にそんなに影響を与えるなんて!?サイズこそ小さいですが、バランサーとしてあえて小さいだけでデカい月のクリスタルと同じような仕事をしてたんですね。「恐ろしい男、ゼムス。大地の奥に封じ込められても悪しき精神を増大させています。」と最後に水色の石が教えてくれました。そうか・・・ゼムスは男なんだ・・・。長髭・フースーヤ、セシルパパ・クルーヤに続いてゼムスまで男性でしたので月の民・かぐや姫には出会えずに終わりそうですね。

さて総合すると、次の目的地はバブイルの塔のバブイルの巨人ではあるものの最終決戦地はやはりここ月の民の館のフロア中央ってことになりそうですね。中心核って要するにこの衛星の核ってことで、小さい衛星とはいえ一つの星の全重圧を受けるような場所に封印されてなお、悪意を強めているタフネスさんがゼムスってことになります。現段階ではもうここに用事もないようなので、館を出ます。番人・フースーヤを連れて行ってしまいますが、しばらく8つのクリスタルに月の民の眠りのことも見張ってもらいましょうか・・・いや、フースーヤがいないことで隙ができて、ゼムスが復活する目も生んじゃいそうで怖いなぁ。でもバブイルの塔に立ち入れるのがフースーヤだけっていうのが悩ましい。月の地下通路をもと来たように引き返して魔導船に戻りながら、次の一手を模索しましょう。

フースーヤさんはLv.50で魔法は白も黒もいける口みたいです。HPは高くなさそうなので後列に入れた方がいいのかな。使い方がわかるまではケアル係として働いてもらう所存です。それで地球に戻る前に月の施設を巡っていきましょう。少なくとも、幻獣が一人来てそうなんですよね、こっちに。まずは丸いクレーターの中央に高台があるような地形の洞窟に行ってみました。クレーターの外側から歩いて入れるような坂がついてるみたいです。

中に入るとどうやらここが幻獣神の洞窟のようです。あの幻獣王よりも強いと噂の幻獣がいるんですね。界王様と界王神様みたいな関係でしょうか。知ってる限り破壊神→全王様と強さのインフレは際限ないので、これが最強とは確定できませんが、バブイルの巨人討伐の一助になってくれるならありがたい限りです。多分、消去法的にバハムート・・・ですかね、神。

そんで、ここの敵は暗黒魔道士とか月の女神とか人型が多くて、それぞれなかなか強いのでした。HPがあんまり削れない。で、油断してたらフースーヤさんやられちゃいました。・・・目を疑うような衝撃な事実です・・・月の民は・・・死ぬと平面人になります。二次元をこよなく愛する人々でもなかなかこうはなれないですよね・・・。最初、表示バグかと思ったんですが、FF界隈ではフースーヤがペチャンコになることは当然のこととして広く知られているようです。みんなどうやって受け止めたんだろう?みんなが月で眠っている間に一人番人役っていうのはやっぱ普通じゃないので、ドラゴン紫龍の師・童虎みたいに体に何らかのカラクリを仕込んでいるんじゃないかと思ってましたが、これはあれですかね、ゼムスみたいに意思の力を薄いガワに充満させて人の体を保っているとか?風船みたいに破れるとペチャンコになるフースーヤ・・・新しいタイプの生き方ですね。

そんなフースーヤさん、呪文はマジ得意みたいで、テラが苦労して放ったメテオなんかも使いこなしてくれます。万能なんだけど、呪文の選択肢が多くて選ぶのが大変です。あっ、しかもこの人MP190しかないんだ!?洞窟のB2Fで早くも燃料切れですよ、この野郎!

さて、洞窟を進んでいくと「げんじのよろい」が入った宝箱を発見しました。これは忍者・エッジくんにピッタリですね。今、両腕にそれぞれ「きくいちもんじ」を装備した二文字状態なんですが、いよいよ忍者じゃなくて侍感がでてきました。

その宝箱の近くの細道に入っていったらベヒーモスが出てきました。ベヒーモスがイスラム地域に伝わって生まれたのがバハムートらしいので、何かこの洞窟とは因縁深そうですね。左門君はサモナーでは象の姿をして食欲を煽ってましたが、こちらのベヒモス先輩は高い攻撃力で通常攻撃とカウンター攻撃をしてくるガチンコバトラーでした。途中でカウンター対策を考えるように作戦を切り替えたのですが・・・リディアさんのブレイク→NO EFFECT→カウンター「ミールストーム」でHP一桁になって壊滅しかけます。次の攻撃でセシルを欠き、リディアとフースーヤのMPが切れて、「せいしんは」を試してみるも時すでに遅く・・・いや、ここでローザさんのケアルガが炸裂し一気に盛り返します。が、しばらく戦えたもののローザさんが死んだだけで詰みました。全然死なないよ、ベヒーモス先輩!盗んだ「ねじりはちまき」もなかったことになっちゃいました・・・。

とりあえず、その先の「げんじのかぶと」だけ回収して、一度この洞窟を出るのでした。仕切り直しだ!