ギルバートとゴルベーザという男の名前が瀕死のアンナからでてきました。一人は愛する男、一人はダムシアンを爆撃して自分をこんな風にした男。今アンナにできることはこの二人の情報を愛する父・テラに伝えることなのです。ギルバートとゴルベーザという名前の音韻がちょっと合っているのが気になって調べてみたんですが、特に因縁めいたものはなかったです。むしろ赤き翼の後任団長として、セシルの方が因縁深いですね。「黒い異様な甲冑」「人とは思えない強さ」とギルバートの説明にありましたが、完全に暗黒騎士を習得していそうなゴルベーザは着実にセシルの居場所を侵食してきています。そんな男が育っていたなんて、ちっとも知りませんでした。私の中ではミシディア攻略からまだ数日しか経過していないという時間間隔なんですが、どうも士官級の暗黒騎士が一人急造されるくらいの時が経過しているのかもしれません。その辺はローザの意識が戻れば確認できそうかな。
クリスタル奪還後、ゴルベーザはダムシアン城に火を放ち、王と王妃を殺害。王子も殺されかけますが、向けられた矢を代わりに受けたのがアンナだったということらしいです。石造りの城でも延焼するんですかね?でも、ムービーで描かれているのは、露天した城の最上階です。一番上物には木材も多く使われていたのかもしれません。空爆への備えなんて、まだこの時代考えられてなかった・・・とか?
アンナ「お父さん、わがままな私を許して・・・。ギルバート。愛してる・・・。」
そう言って、娘は息を引き取りました。まぁ、無粋な話ですが、一応言わせてください。「ケアルせいっ!」
悲嘆にくれる一同。テラの憎悪のベクトルの対象はギルバートからゴルベーザに移動したようで、ゴルベーザ情報の深掘りが始まります。ちなみに主人公・セシルは一言も口をはさみません。ゴルベーザは最近バロンにやってきて、赤き翼を率いてクリスタルを強奪してるんだそうです。ダムシアンの諜報部隊からの情報なのかな?先代・セシルの強奪した水のクリスタルとダムシアンのクリスタル以外の他のクリスタルにも既に着手しているってことになるんですかね?もう4つ集まっているか・・・それとも今作のクリスタルが4個じゃないか・・・。メソメソグズグズナヨナヨするギルバートに対して、テラは「私がアンナの仇を討つ!」とセシルの制止も聞かずに一人で行ってしまいました。(やっと主人公が動き出した。)グイグイ一人で突っ走ってしまうところは親子っぽいですが、テラに勝算はあるんでしょうか。とりあえず、パーティーから一人抜けました。ゴルベーザ憎し、なので今後も共闘するシーンに期待できそうです。さて問題は、ギルバートの方です。こいつ、この王子様どうしよう。こいつなしにはローザが救えなさそうなので、なんとかパーティーにいれたいですが、アンナが死んで泣くばっかり。
リディア「弱虫・・・!」
口火を切ったのはリディアでした。「あなた男でしょ!大人でしょ!?」がんばってる女の子だけが言っていいセリフですね。母を亡くして、その直接の原因と同行しているんだぞ、こちとら。顔だけがとりえで、女の子に守られて生き延びて、「僕は弱虫さ!だからずっとこうしてアンナのそばにいるんだ・・・。」とか言っちゃうギルバートに怒りしか湧いてこないリディアですが、次の瞬間ギルバートから目を背けてしまいます。セシルがボコった!(多分平手打ち)先日、アカデミー賞の授賞式中、ウィル・スミスの平手打ち騒動があって、暴力に対する日米の反応の違いが話題になりましたが、ギルバートへのセシルの行為はみんなどう反応するんでしょうね。対外的には自暴自棄なギルバートに殴り掛かられる側のバロン出身者・セシルは「悩める暗黒騎士」にしては直情的な一面を見せてくれた気がします。「そんなことをしてもアンナは喜ばない。頼む・・・!今の僕らには、君の助けが必要なんだ。」殴っておいて、ローザのためにさばくのひかりが必要だから助けろと、直球を王子に投げつけるセシル。王子は王子で混乱しているのか、ゴルベーザに似た装束の人に殴られ、突然洞窟への協力を求められて、それでもなお「ローザは君の大切な人なんだね・・・。」と共感を示してきました。この王子の雰囲気に流されやすい薄っぺらい感じよ。従えるのチョロそうって思いました。
愛する人を失ったばかりで、情緒がおかしいところ恐縮ですが、アントリオンという巨大昆虫が生息する東の洞窟のことをご教示いただきます。さばくのひかりはその昆虫の産卵時分泌物からできているそうです。分泌物からできる宝石といえば真珠なんかが近いですかね?琥珀も樹液でできているので近いかな。シルエット的にはやはりアリっぽい姿をしてそうです。産卵がらみなのでやはり兵隊アリを倒しつつ女王アリを詰める流れになりそうです。念能力者がいなくてよかったね。ただ東の洞窟に行くには浅瀬を超える必要があり、ダムシアンの保有するホバー船がなければ到着できないそうです。なお、浅瀬を通るとカイポにも直通できるので地下水脈を飛ばしてアクセスできるそうですよ。そうやってアンナをドライブがてら駆け落ちさせたのか・・・。さっきの平手打ちはテラの分!
こうしてダムシアン王国 王子 ギルバート・クリス・フォン・ミューアがパーティーに加わりました。ファーストネーム以降はなんでしょうね。ミューアからきたクリス家のギルバートって感じでしょうか?ミューアがどこかわかんないけど、それっぽさが大事なので名家の男としてその名を振りかざしてもらいましょう。多分、カイポ辺りではブイブイ言わせられるんじゃないかな。次のシーンでフィールドに画面が切り替わり、ダムシアン城の脇の砂地の下からホバー船が現れ出ました。これで王族のみが浅瀬を渡って洞窟に行ける謎もわかりました。ホバー船技術もまた一般には浸透してないんでしょうね。エンジンと羽の研究が進めば、いつか飛空艇にも届きうる技術です。それを潰すのもバロンの目的だったかも。ただ、ちゃんと砂の下に匿っていたんですね。大事なものは一か所に集中させない、っていうのは鉄則ですね。で、さっそくホバー船に乗り込んだところ悪いんだけど、ダムシアンの回復の壺っていうのをまだみてないんでみたいです。死にかけた兵士がそんな壺の存在をにおわせていたんですよね。
一度、城に戻ると生き残った老人たちがカイポに逃げるかファブールがいいか避難先で迷っているようでした。ファブールに行くには寒風吹き付けるホブス山を越えなきゃならないようで、老人の体力では堪えそう。厚い氷に覆われてるのでなおさら・・・。地下水脈を通るカイポとどっちが安全だろう?っていうか王族としてホバー船でまずやるべきことは生き残った人々を浅瀬を通ってカイポに連れていくことですね。でも、王子はわけもわからず平手打ちされた怖い暗黒騎士の足になることを選ぶのでした。ええんか?
アンナの遺骸は既に片づけられていました。戦時下なので葬式の話も難しかな。肉親も敵討ちにどっかいっちゃったし。そんで、東の隅の壺が回復の壺らしくMPを回復してもらいました。HP回復の壺だったらアンナももしかして・・・(ケアルせいっ!ポーションないんか?)