巨大船インビジブル 巨大船インビジブル

国産RPGの二大巨頭「ドラゴンクエスト」と「ファイナルファンタジー」。ドラクエ派の自分にFFがプレイできるのであろうか?

できるかなファイナルファンタジー

« 無敵でした | メイン | 古代の残り香 »

Too big to fail

巨大船インビジブル

ご覧ください。古代遺跡を進むルーネスたちに前に立ちはだかるのは巨大船インビジブルの船体です。あまりに大きいので全貌が全く見渡せませんし、これでは木製の壁にハシゴがかかっているとしか思えません。これがウネさんの言っていた山をも越える船だそうです。船といっても巨大な飛空艇です。こんな大きなものが空を飛ぶなんて昔の人は思ったことでしょう。現代だってジャンボジェット機には乗っても、飛んでいる理屈がわからない人の多いかもしれません。ものすごい速さで前進すると浮き上がる力が発生するような翼になっているんですよね、確か。重力に勝ちさえすれば飛ぶのです。それを信じて乗り込むしかないのです。

インビジブルの中に入ると巨大なだけあって、中の設備も充実しています。豪華客船・・・と言えるような内容ではないですが、中に入ってウロチョロするくらいのことはできるみたいです。ルーネスたちが迷わないようにウネさんが船内の案内を始めます。まず、地上に戻るための階段があって、降りてから再搭乗するときにはAボタン。上昇してからもう一度Aボタンで高速回転になって山を越えることができると・・・。今更ですが、飛行機の運転って離陸と着陸がものすごく厄介そうなイメージなんですが、Aボタンで全自動化してしまっている古代文明すごいなって思いました。大概のことはAボタンで解決です。私のスマホにもAボタンをつけたいくらいです。それから、ウネさんはインビジブルの中のことにすごく詳しいのですが、過去にも乗船経験があるんでしょうね。もう大魔道師・ノアの時代のことがピンとこないのですが、古代とノアの生きていた時代とでは古代の方が古いっていうことでいいんですかね?ザンデに人としての生命を与えたくらいだから、ノアも3人の弟子も古代人とはまた違う超越的な生き物ってことなのかもしれませんが、歴史的な前後関係がまだうまく掴めていません。浮遊大陸やら飛空艇やら4つの石像やら古代人の知識もすごかったですが、ノアさんの魔力も相当すごそうなので、両者がどういう関係にあったのかというのは、「ウネさんとインビジブル」という組み合わせなんかから推測するしかありません。

運航中にBボタンを押すと一休みできるとのことで、外の世界のマップ画面から船内のマップに移動できるとのこと。船内の操舵輪から舵を切ると再び運航モードになります。ドラクエでもひょうたん島やら天空城やら海賊船やら乗り物であるとともに町でもあるみたいなケースはありましたので、混乱はありません。こういうところに小さなメダルが配置されてるとうっかり取り忘れることがあったりなかったり。ウネさんの説明は続きます。秘密基地的なせいかガキ大将気質のルーネスのテンションがやや高そうで、ウネの後をついて熱心に説明を聞いています。船内にはギルを入れるとアイテムが出てくるという自動販売機のような装置があり、しかも購入できる武器防具がかなり強いみたいです。そして「後ろに私が魔法でデブチョコボを呼んどいたよ。どーれ、出ておいで!」と自動販売機のある壁の反対方向にデブチョコボを召喚しました。サロニアの南西の町でもチョコボの研究者を自称する男がデブチョコボの召喚を自慢げにみせてくれたことがあったのを思い出しましたが、デブチョコボがいたところで何の用事があるわけでもなく、せっかくの広い船内を無駄に埋められてしまったなというのが率直な感想です。

インビジブルの中のデブチョコボ

役に立たないデブチョコボよりも何といっても自動販売機の方が俄然気になりますよね。だって、使ったギルは誰が徴収するのかって話ですよ。子供のころおもちゃの自販機みたいなのがあったんですが、それがおもちゃの硬貨を入れておもちゃの缶飲料を買うという遊び方でして、缶飲料を買い終わったらむなしいことに自分で硬貨を回収し、缶飲料を補充するという代物でした。子供に世の中の仕組みを教える知育玩具だったのでしょうかね。遊んで面白かったという記憶が思い出せませんでしたが、自販機から永遠に缶ジュースが出るわけではなく、誰かが手動で補充しているのだなぁと裏で働く人を想像できるようになったのはこのおもちゃのおかげかもしれません。というわけで、インビジブルにもギルを回収し、武器やアイテムを補充する人、あるいはシステムがあるはずなのです。そしてこれを作ったからには誰かに何かのメリットがあるはずです。おそらく古代ではこの船を戦地に赴く軍人の搬送に使っていたのでしょう。軍人は多分、今の軍隊のようには武器や防具を支給してもらえなかったのですね。傭兵のように私物を持ち込んで戦っていたのかもしれません。手持ちの武器のグレードを上げたり、破損した防具を買い替えたりするという用途でこの自販機が使われていたと推測します。多分、商品の在庫は巨大船の中にめちゃめちゃ積んでありますね。そうでなければ、補充する人がいないのでルーネスが買い物しまくれば欠品するかもしれません。・・・ん?ということは古代人の通貨も「ギル」だったということに・・・なるかな?ウネさんが過去にインビジブルに手を加えたというような事実がなければ、古代から使われていたこの自販機はギルを受け付けるように作られていたわけです。少なくとも1000年よりは前の古代から・・・通貨の価値も大分変動していると思いますが、古代の1ギルははたして現代の何ギルに相当するのでしょう?そのレート次第ではものすごい高価な買い物ができちゃうかもしれませんね。1000年も使われた貨幣の例を聞いたことがないので、想像するのが難しいところです。